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アバスチン、進行肺癌で生存期間延長

2005-03-05 | 肺癌
3月14日NCIの発表によると、結腸直腸癌で生存期間を延長した血管新生阻害剤アバスチンが、NCIの臨床試験で前治療を行っていない肺癌患者(進行非小細胞肺癌)において生存期間を延長した。878人の被験者のうち、標準化学療法(パクリタキセルまたはカルボプラチン)にアバスチンを加えた群の生存期間の中央値が12.5ヶ月であったのに対し、化学療法のみの群は10.2ヶ月であった。
最も重大な副作用は致死的な肺からの出血であるが、発症は3%以下だった。この副作用の起こりやすい扁平上皮癌患者と、脳転移した肺癌患者は除外されていた。現在アバスチンは乳癌、腎臓癌、卵巣癌、などでも試験中。
NCI臨床試験結果-肺癌アバスチン


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