クラージュせたがや ~Courage Setagaya~

元はベルマーレ応援サイト「STweb」の別館で2005年7月開始も、2010年12月の韓国赴任を機に半ば休業中。

7試合ぶりの勝利で見えたもの(1-0水戸)

2006-09-30 23:35:10 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2006 J2第43節  2006/09/30 14:04キックオフ 平塚競技場
湘南ベルマーレ1-0水戸ホーリーホック
【入場者数】3,059人【天候】曇 23.8℃ 58%
【主審】田辺 宏司【副審】原田 秀昭/間島 宗一
【得点】31分永里源気(2)
SH:14 -10 CK: 7 - 7 FK:26 - 16
【警告】(湘南)なし
(水戸)49分時崎悠、70分椎原拓也、76分河野淳吾、79分小椋祥平



休日開催の試合での入場者数3,059人は、
湘南主催のJ2戦の中でもワースト5に入る少なさ。
3,000人前後まで落ち込んだのは、00年、01年以来となる。
しかもこの日は昼間で雨の心配が少なかったのに・・・

あと、平塚競技場では初の横断幕掲示。
私のダンマクのヒモが短く、かつ数が足りないので留めるのに不十分なようだ。
次回までにヒモを買わないと。文字を詰め込みすぎたダンマクではあるが、
ゴール裏のやや端(1ゲート寄り)に貼っても(昼間ゆえ)7ゲートの上段から
なんとか文字は見えたのはまだ救い。でも色構成が良くなく、見づらいのは確か。

他、試合前やハーフタイムにはベルマーレの普及部のコーチや
ユースの選手が「色素性乾皮症の難病指定」を求める署名活動を実施。
ユースの選手は手分けしてスタンドも回っていた。お疲れ様。
私は独身の上に祖父母が既にみんな他界しているので
父母と弟、そして自分の4人分しか書けなくて恐縮。
あと、さすがに私の周囲は殆どがスタンドに入る前に下のコンコースで
署名を済ませていたようだ。



湘南のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

         25植村慶

4村山祐介 22松本昂聡 3田村雄三 21尾亦弘友希

      15北島義生 7佐藤悠介 
10アジエル              8坂本紘司  
           
      19石原直樹 14永里源気   


SUBは
GK1伊藤友彦、DF31アマリウド、MF24加藤望、
MF26鶴見聡貴、FW29横山聡

選手交代は
85分:14永里→29横山聡
86分:8坂本→24加藤望
89分:19石原→31アマリウド



水戸のスタメンの布陣は以下の通り。

         1本間幸司

4河野淳吾 14吉本岳史  5時崎悠   18金基洙

      6小椋祥平  13椎原拓也 
25鈴木良和             29眞行寺和彦  
           
      19西野晃平 9アンデルソン   

SUBは
GK21武田博行、DF32大和田真史、MF22桑原剛、
MF30マルキーニョ、FW27岩舘侑哉

選手交代は
66分:25鈴木→22桑原剛
73分:9アンデルソン→27岩舘侑哉
80分:29眞行寺→32大和田真史

今回は普通に4-4-2で試合に臨んできた水戸だが
1点ビハインドで迎えた後半開始から水戸は3-3-3-1に布陣を変更したように見えた。
DFの「3」は4番・14番・5番で18番がMFに上がって13番と6番とともにその上の「3」を形成、
「1」はアンデルソン。
アンデルソンにボールをキープさせた上で後方からの飛び出しを催したかったのだろうが
結局はアンデルソン自体になかなかボールが入らないで彼が孤立する恰好になった。



試合展開について。前半は、ほぼ五分だったのではないだろうか。
湘南のほうがボール保持率は高かったが、ボールを失った後に
その攻撃をなかなか止められなかった。
特に村山。右SBでもスコーンと抜かれてしまう。おいおい・・・
しかし両CBやGKの奮闘で湘南は無失点でしのぐ。
前半31分、敵陣右サイド深くを侵攻した悠介からのマイナスの
グラウンダーのクロスを永里がニアサイドから直接シュート。
ボールはバーに跳ね返りながらもゴールインして湘南が先制点を得る。

後半は湘南が優勢。水戸はファウルでしか湘南の攻撃を止められなくなる。
しかし湘南も決定力がなく、4つか5つ続いたCKからも得点ならず。
2つ決定機を与えたがこれをしのぎ、1-0のまま試合を終えて
7戦ぶりの勝利を湘南が得た。


今回のマンオブザマッチは植村。サポーターから見ても異議ないだろう。
前半にはゴール右上隅へのミドルシュートを枠外へはじき出し、
後半には自陣左サイドを突破された後の決定的なシュートをセーブした他
自陣右サイド深くからのロングスロー→ニアサイドでのヘディングシュートも
枠上へはじき出す。声やジェスチャーもよく出ていて
DFとの意思疎通はよかったと思う。
あとはCB2人もよかった。3月、4月の頃の2人とは別人のよう。
田村は短いながらもパスがきちんとできるようになったし、
前よりはゆとりをもってプレーしているように映る。

あと、試合に懸ける意気込みで今年初めて水戸を上回っていたのではないか。
(7月の笠松はみていないが・・・・)
ここまでお礼参りに燃えて湘南を押さえ込んでいた時崎を
この試合では湘南が見事に凌駕した。



試合終了後の7ゲート・コーナーフラッグ裏付近での選手の挨拶。
普段どおりの勝利後の挨拶の後、
EFSの提案?で7ゲートの観客とともに選手・監督らが
肩を組みながらビクトリーウォーク開始。
(♪オーオオオーオオオーオオオ 湘南!ってやつ)
選手らとスタンドが一体で勝利を喜べるように、という思いからだろう。
前のホームゲームからEFSが一致団結しての応援を呼びかけているが
こういう一体感が味わえるということが伝わって賛同者が増えたらと思う。

9月に入っての6戦勝ち無しの結果、
既に前節をもって来季をJ1で迎える可能性はゼロになった。
観客はついに3,000人強にまでになった。
そういう状況でも、ピッチ内外で何かできることや
収穫を得ることができることが示されたこの試合だった。
来週の天皇杯3回戦(対関西大)は苦しい戦いとなるかもしれないが、
Jの看板がある限りは負けてはならない試合である。
ここまで6戦勝ち無しだった9月の最後の試合に勝利を得れた水戸戦。
天皇杯を前に、こういう試合ができたことはよかったと思う。


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