2008 J2リーグ第42節 2008/11/23 15:34開始 大阪市・長居スタジアム
セレッソ大阪2-1(前半1-1)湘南ベルマーレ
【入場者数】21,200人【天候】晴 14.3℃ 43%
【主審】吉田寿光【副審】中井恒/金田大吉
【得点】05分(湘南)アジエル(8=PK)、31分(セレッソ)酒本憲幸(FK)、
46分(セレッソ) 香川真司
SH:20 -8 CK: 11 -1 FK:17 - 22
【警告】(セレッソ)40分前田和哉、75分酒本憲幸
(湘南)33分田村雄三(9)、43分坂本紘司(9)、44分斉藤俊秀(6)、89分アジエル(5)
湘南のスタメンの布陣は以下の通りにみえた。
上がGK、下がFW。
25金永基
32鎌田翔雅 3ジャーン 2斉藤俊秀 21鈴木伸貴
6田村雄三 8坂本紘司
10アジエル 35菊池大介
11石原直樹 20原竜太
SUBは
GK1伊藤友彦、DF19山口貴弘、MF14永里源気、
MF24加藤望、FW18阿部吉朗
監督: 菅野将晃
選手交代は
60分:35菊池→24加藤望
73分:20原→18阿部吉朗
80分:32鎌田→14永里源気
セレッソのスタメンの布陣は以下の通りにみえた。
上がGK、下がFW。
21山本浩正
5前田和哉 2羽田憲司 4藤本康太
6濱田武 10ジェルマーノ
17酒本憲幸 18ジウトン
31乾貴士 26香川真司
15小松塁
SUBは
GK1相澤貴志、DF23山下達也、DF34平島崇、
MF25黒木聖仁、FW9古橋達弥
監督:レヴィー・クルピ
スコア上は2対1ですんだが、シュート数20対8が示すとおりの完敗。
ホームチームに21,200人の観衆の前で勝たせてしまった。
・・・あまりに無策であった・・・
出だしは湘南がよかった。開始5分、敵陣浅めからのFKのこぼれ球のまたこぼれ球を
PAのすぐ外で田村が拾ってPA内をゴールから遠い方向へ突進しようとしたところを
相手18番がファウルで止めてPKゲット。そしてアジエルがPKを決めて先制。
しかしセレッソも攻撃のペースをあげてくる。
ちなみにセレッソの布陣は3-6-1(両サイドはMF1人ずつのみ)、湘南の布陣は4-4-2。
(1)左のジウトンが湘南の右側(アジエル、翔雅)の守備の不慣れさを突いてどんどん仕掛けてくる。
(2)ついで湘南の中盤中央(田村、坂本)を速いドリブル、パスワークで翻弄してファウルを稼ぎ、
その中の1つから31分に酒本が直接FKを決める。
(3)さらには前半のうちに田村、坂本、そして斉藤さんが警告を受ける。
(4)後半立ち上がりは湘南のキックオフではじまったが、やがて相手陣内で相手がボールをもち、
そのボールが湘南陣内で香川にわたって香川が右から中にドリブルで自在に切り込みながら
PA外からシュートを決めて逆転。
後半開始1分、味方キックオフからノーホイッスルで相手ゴールを許してしまうとは
あまりにも情けない。中央の3人が警告を既に受けていてファウルで止めづらかったことも
このゴールの一因であるが、結局前半の上記(1)(2)による劣勢ぶりからの修正ができないまま
後半に入ってしまったがゆえの失点ともいえるのではないか。
ハーフタイムで選手交代も布陣変更もなかったのが私にとっては驚きだったし。
中盤を厚くすることもなければ、相手の3バックに対して
FWを3人にしてぶつけて脅かしにいくこともなかったし。
選手交代は3人あったが、いずれも同位置での入れ替えだけといっていいのでは。
勝てなければほぼ終わりなのに、リスクを負おう、勝ちにこだわろう(こだわらせよう)
という姿勢は少なくとも指揮官からはまるでうかがえなかった。
少なくとも個々の選手は力の限りは頑張っていたが、頑張っても相手のほうが上のこともある・・・その時にどうやって力量の差を埋めるかが指揮官の腕の見せどころのはずだが・・・
結局、後半もほぼセレッソペース。追加失点がなかったのがせめてもの救いだった。
後半にはアジエルが低い位置でボールを運び捌くのが目立ち、湘南の攻撃の停滞を示していた。
チャンスは敵陣で得るFKからだが、決定的なチャンスはつくれず。
そして、前半ロスタイム4分、後半ロスタイム3分の末に敗戦・・・。
セレッソ戦は今季3試合いずれも順位を懸けた直接対決であったが
(対戦前はいずれも湘南が上位)、結果はすべてホームチームの勝利。
さらに今回はセレッソに4位の座を明け渡してしまった・・・。
試合終了後にゴール裏へ来る選手たちは、いつになく足取りがとても重く感じた。
最初の挨拶の時の(スタンドへの)向く方向が普段とは違ったのも確か。
ひょっとしたら「あまりに申し訳なさすぎてサポーターたちに顔向けしにくい」という思いだったのかもしれないが・・・
さて、湘南を除く上位5チームが相手のアウェイゲーム計9試合の結果は1勝1分7敗。
アウェイ側に湘南側が多く駆けつけた時、普段7ゲートにいる方だけでなく
メインスタンドにいる方の割合も多くなる。
(今回は少なくとも先月の山形ほどの人数ではなかったが・・・)
その時、普段はどこにいようがアウェイで一丸となって応援する雰囲気を
もっと強くしていかないといけないのだと思う。
ちなみに、1勝は鳥栖、1分は仙台。
ともにただでさえ濃密な雰囲気になりやすい球技場である。
昨日仙台が引き分けていたので、辛うじて湘南にも入れ替え戦への可能性は残った。
気分は全然違うが、残り2節となった段階での湘南とほぼ同じ位置でもある。
数字上は6位鳥栖(勝ち点61)まで入れ替え戦の可能性がある。
3位仙台(勝ち点67)はその鳥栖とアウェイで対戦(30日13時から)。
セレッソ(勝ち点63)はアウェイで草津(29日17時から)。
湘南は岐阜とホームで30日14時から試合。その節では一番遅い試合開始である。
特に1時間先に進んでいる仙台戦の経過・結果は気になると思うが、
自らが勝たなければはじまらない。ましてや今季最後のリーグ戦ホームゲームなのだ。
来週日曜日15時55分ごろ、平塚競技場が歓喜の声で満ちていることを切に願う。
セレッソ大阪2-1(前半1-1)湘南ベルマーレ
【入場者数】21,200人【天候】晴 14.3℃ 43%
【主審】吉田寿光【副審】中井恒/金田大吉
【得点】05分(湘南)アジエル(8=PK)、31分(セレッソ)酒本憲幸(FK)、
46分(セレッソ) 香川真司
SH:20 -8 CK: 11 -1 FK:17 - 22
【警告】(セレッソ)40分前田和哉、75分酒本憲幸
(湘南)33分田村雄三(9)、43分坂本紘司(9)、44分斉藤俊秀(6)、89分アジエル(5)
湘南のスタメンの布陣は以下の通りにみえた。
上がGK、下がFW。
25金永基
32鎌田翔雅 3ジャーン 2斉藤俊秀 21鈴木伸貴
6田村雄三 8坂本紘司
10アジエル 35菊池大介
11石原直樹 20原竜太
SUBは
GK1伊藤友彦、DF19山口貴弘、MF14永里源気、
MF24加藤望、FW18阿部吉朗
監督: 菅野将晃
選手交代は
60分:35菊池→24加藤望
73分:20原→18阿部吉朗
80分:32鎌田→14永里源気
セレッソのスタメンの布陣は以下の通りにみえた。
上がGK、下がFW。
21山本浩正
5前田和哉 2羽田憲司 4藤本康太
6濱田武 10ジェルマーノ
17酒本憲幸 18ジウトン
31乾貴士 26香川真司
15小松塁
SUBは
GK1相澤貴志、DF23山下達也、DF34平島崇、
MF25黒木聖仁、FW9古橋達弥
監督:レヴィー・クルピ
スコア上は2対1ですんだが、シュート数20対8が示すとおりの完敗。
ホームチームに21,200人の観衆の前で勝たせてしまった。
・・・あまりに無策であった・・・
出だしは湘南がよかった。開始5分、敵陣浅めからのFKのこぼれ球のまたこぼれ球を
PAのすぐ外で田村が拾ってPA内をゴールから遠い方向へ突進しようとしたところを
相手18番がファウルで止めてPKゲット。そしてアジエルがPKを決めて先制。
しかしセレッソも攻撃のペースをあげてくる。
ちなみにセレッソの布陣は3-6-1(両サイドはMF1人ずつのみ)、湘南の布陣は4-4-2。
(1)左のジウトンが湘南の右側(アジエル、翔雅)の守備の不慣れさを突いてどんどん仕掛けてくる。
(2)ついで湘南の中盤中央(田村、坂本)を速いドリブル、パスワークで翻弄してファウルを稼ぎ、
その中の1つから31分に酒本が直接FKを決める。
(3)さらには前半のうちに田村、坂本、そして斉藤さんが警告を受ける。
(4)後半立ち上がりは湘南のキックオフではじまったが、やがて相手陣内で相手がボールをもち、
そのボールが湘南陣内で香川にわたって香川が右から中にドリブルで自在に切り込みながら
PA外からシュートを決めて逆転。
後半開始1分、味方キックオフからノーホイッスルで相手ゴールを許してしまうとは
あまりにも情けない。中央の3人が警告を既に受けていてファウルで止めづらかったことも
このゴールの一因であるが、結局前半の上記(1)(2)による劣勢ぶりからの修正ができないまま
後半に入ってしまったがゆえの失点ともいえるのではないか。
ハーフタイムで選手交代も布陣変更もなかったのが私にとっては驚きだったし。
中盤を厚くすることもなければ、相手の3バックに対して
FWを3人にしてぶつけて脅かしにいくこともなかったし。
選手交代は3人あったが、いずれも同位置での入れ替えだけといっていいのでは。
勝てなければほぼ終わりなのに、リスクを負おう、勝ちにこだわろう(こだわらせよう)
という姿勢は少なくとも指揮官からはまるでうかがえなかった。
少なくとも個々の選手は力の限りは頑張っていたが、頑張っても相手のほうが上のこともある・・・その時にどうやって力量の差を埋めるかが指揮官の腕の見せどころのはずだが・・・
結局、後半もほぼセレッソペース。追加失点がなかったのがせめてもの救いだった。
後半にはアジエルが低い位置でボールを運び捌くのが目立ち、湘南の攻撃の停滞を示していた。
チャンスは敵陣で得るFKからだが、決定的なチャンスはつくれず。
そして、前半ロスタイム4分、後半ロスタイム3分の末に敗戦・・・。
セレッソ戦は今季3試合いずれも順位を懸けた直接対決であったが
(対戦前はいずれも湘南が上位)、結果はすべてホームチームの勝利。
さらに今回はセレッソに4位の座を明け渡してしまった・・・。
試合終了後にゴール裏へ来る選手たちは、いつになく足取りがとても重く感じた。
最初の挨拶の時の(スタンドへの)向く方向が普段とは違ったのも確か。
ひょっとしたら「あまりに申し訳なさすぎてサポーターたちに顔向けしにくい」という思いだったのかもしれないが・・・
さて、湘南を除く上位5チームが相手のアウェイゲーム計9試合の結果は1勝1分7敗。
アウェイ側に湘南側が多く駆けつけた時、普段7ゲートにいる方だけでなく
メインスタンドにいる方の割合も多くなる。
(今回は少なくとも先月の山形ほどの人数ではなかったが・・・)
その時、普段はどこにいようがアウェイで一丸となって応援する雰囲気を
もっと強くしていかないといけないのだと思う。
ちなみに、1勝は鳥栖、1分は仙台。
ともにただでさえ濃密な雰囲気になりやすい球技場である。
昨日仙台が引き分けていたので、辛うじて湘南にも入れ替え戦への可能性は残った。
気分は全然違うが、残り2節となった段階での湘南とほぼ同じ位置でもある。
数字上は6位鳥栖(勝ち点61)まで入れ替え戦の可能性がある。
3位仙台(勝ち点67)はその鳥栖とアウェイで対戦(30日13時から)。
セレッソ(勝ち点63)はアウェイで草津(29日17時から)。
湘南は岐阜とホームで30日14時から試合。その節では一番遅い試合開始である。
特に1時間先に進んでいる仙台戦の経過・結果は気になると思うが、
自らが勝たなければはじまらない。ましてや今季最後のリーグ戦ホームゲームなのだ。
来週日曜日15時55分ごろ、平塚競技場が歓喜の声で満ちていることを切に願う。