クラージュせたがや ~Courage Setagaya~

元はベルマーレ応援サイト「STweb」の別館で2005年7月開始も、2010年12月の韓国赴任を機に半ば休業中。

練習環境の変化を乗り越えて迎えたプリンスリーグ開幕

2011-04-27 00:40:32 | ベルマーレ(ユース等)ニュースなど
いよいよ、ベルマーレユースの今年の重要大会の1つ・プリンスリーグ関東2部が始まります。
初戦は、29日(祝)11時から厚木・荻野公園陸上競技場(天然芝)で西武台高校戦。
プレーする選手たちにとって、待ちに待った試合だと思います。

さて、26日の朝日新聞WEB版に、「節電 何かを変えるヒントに Jユース」という記事がありました。

http://www.asahi.com/sports/column/TKY201104260222.html

夜間照明規制による練習環境の変化を描いたもので、
大森ユース監督、加藤望U-15平塚監督のコメントも入った興味深い記事です。

北朝鮮代表チョン・テセ著「ザイニチ魂!」にも
「環境に感謝することを忘れたら、そこでサッカー選手は終わりだよ」とありました。

そんな中で迎えるプリンス初戦は天然芝、スタンド付、ホームタウン内と3拍子揃った会場。ここまでに培ってきたものを発揮するのにこれ以上ない場所!
今の3年生、2年生のメッセージも入った色紙は、ここ韓国に赴任したときから部屋に飾ってあります。
1年生も含めたベルマーレユース選手みんなの活躍を、遠くからですが祈っています!



2011/4/17 Kリーグ-6 FCソウル1-1蔚山現代

2011-04-18 23:10:05 | アジア、韓国のサッカー
Kリーグ観戦2戦目は、4月16日(土)17時開始のFCソウル対蔚山現代(ウルサンヒョンデ)。(1戦目は、3月12日の城南一和0-1全北現代)
残念ながら仕事で行けなくなってしまったけれども、来る火曜日にACLで名古屋グランパスがここソウルでFCソウルと対戦するので、その偵察という意味も兼ねたりして。

FCソウルは、元々はLG安養(アニャン)というチームで、今もLGグループそしてそこから派生したGSグループがメインスポンサー。 安養時代には前園真聖が引退直前の一時期に所属。
2004年にソウルワールドカップ競技場へホームを移転するときに「FCソウル」と改称し、2010年にはついにKリーグ王者に。
今年の監督はファンボ・カン・・・日本では大分トリニータを発足直後から長く支えてきた選手・スタッフ・フロントで、2005年の一時期と昨年は監督。
来日前はイタリアW杯で得点した韓国代表FWで、韓国サッカー界では英雄の部類に入る方のはず。

対戦する蔚山現代ホランイは、日本サッカー界にとって手ごわい存在のチームの一つ。
1996年のアジアカップウィナーズではベルマーレが対戦し、ホームで1-0で勝利したもののアウェイで0-2で敗れてしまう。
2006年のA3チャンピオンズカップでは、東京・国立開催であるにもかかわらずガンバ大阪が0-6で敗れてしまう。
ちなみに親会社は現代重工業(今は現代自動車と別Gr)で、現・韓国サッカー協会会長で前・FIFA副会長チョン・モンジュンが前・会長。


FCソウルのホームスタジアム・ソウルワールドカップ競技場はソウル市の西の外れにあるが、地下鉄の駅の出口から見上げたらもうスタジアムが見える近さ。
スタジアムはショッピングセンターやシネコンもセットで、メインスタンドの下には日韓大会等のメモリアルコーナーもあり、パク・チソン(と松井大輔)の天皇杯優勝時の写真もありました。
北側入口(ホーム側ゴール裏)まで徒歩1分!さらに、スタジアム前ではチームショップや食べ物のテント、バンジージャンプやミニライブのアトラクションが揃っているは、その上ユニフォームへの背番号圧着が即可能だわ、とJリーグ並み、ある面ではJリーグ以上の受け入れ態勢。
先月訪れた城南(ソンナム)とはうって変わって、こうした雰囲気が私を試合に向かって盛り上げてくる(笑) 
ちなみにこの試合の入場者数は28,418人(収容人員は約67,000人)。昨年のチャンピオンシップや今年の開幕戦では5万人以上の観衆を集めたというが、それも納得できました。
ただ、試合前だけでなく試合中(!)に運営者側(スタジアムDJ)が応援を煽ってくるのはちょっと・・・火曜日のACLでもやってくるのか?
後半に至っては相手CKの時に「ブブゼラタイム」となり、あの南アW杯で話題になった「ブブゼラ」で圧力をかけるも、結局失点!


FCソウルは4-4-2の布陣で、中央=MF88ジェパロフ・DF19イ・ヒョンジンから両サイドに開いて、そこからパスやドリブル突破を繰り出してくる。
センターラインの外国人4人=DF8アディ・MF88ジェパロフ・FW10デヤン・FW11モリナに加えてMF21コ・ヨハンのドリブルが要注意。
前半途中からは試合を支配し、決定機も蔚山より多く作るが、ゴール前での一工夫が足りなかったように感じた。
球さばきだけでなく上下の豊富な運動量もみせていたジェパロフが58分ごろになぜか交代してからは明らかに攻撃が単調になり、デヤンにマークが集中。
対する蔚山も4-4-2の布陣で、自陣でボールを奪ってからタテに速くのカウンター攻撃が多くなるのは試合展開からしてもやむを得ないか。
キャプテンはDF5カク・テフィ(昨年は京都)で、日韓大会で活躍したFW10ソル・ギヒョンもいるが、彼がもっとボールをキープできれば得点数は違ったかも。

先制点は、65分ごろに蔚山がカウンター攻撃から得たCKで、左SB6チェ・ジェスが放ったいいクロスをファーサイドでカク・テフィが頭で流し込んだもの。
一方、ソウルの同点ゴールは、83分ごろ、敵陣CKから食らいかけたカウンター攻撃をハーフウェイ付近でカットしてからの再攻撃で左サイド→中央デヤンとボールがつながって最後はMF16ハ・デソンがゴール。
ロスタイム3分にもソウルは決定機をつかんだがゴールならず、試合は引き分け。ソウルは勝ち点6の12位、蔚山は勝ち点7の10位。


さて、韓国のKリーグのチーム数は16で、全て違う市をホームにしているので、Kがある街は16。
今の自分がKリーグを見に行くには、一番近くても水原(約60キロ離れている)、その次だと城南(ソンナム)、ソウル、大田(テジョン)まで行かなくてはならない。
近くでハイレベルのサッカーを見れる環境ってどんなにすばらしいんだ!と改めて思ったりもします。
(Jリーグ元年に万博の近くに住んでなかったら、私は多分ここまでサッカー好きになってなかったでしょう)
そんな中ではありますが、年間15試合=全30節の半分であり、月2試合ペースでもある=はあちこちで見ていきたいと思います☆ 
あとはこちらでもサッカー話で盛り上がれるコミュニティがほしいね。

大義が代表チームを、欧州組を、J1リーグを動かせるか・・・日本代表の南米選手権出場可否について・・・

2011-04-08 01:44:07 | サッカー(代表)
震災の影響で3月・4月のJ1リーグ戦の多くを南米選手権開催期間の7月に振り替えることになり、日本代表の南米選手権(招待出場)の12年ぶりの出場可否が注目されていました。
そんな中、辞退を申し入れるつもりで現地へ日本サッカー協会・小倉会長が赴いたところ、下に写したのプレスリリースにあるとおり、「今回の南米選手権を日本の復興に生かしたい」と開催国側から切望されたとのこと。


見方は色々ありますが、もし震災がなかったら、国内組中心のメンバー構成とせざるを得なかったことも十分ありえました。
今回の日本代表にとって、招待出場の南米選手権については選手召集のプライオリティがないうえに、奇数年ゆえに欧州のシーズン開幕も早く(偶数年の6月がEUROかW杯の為)、南米選手権の時期がちょうど欧州のチーム作りにあたってしまいます。
いくら欧州のチームに所属していようが、試合に出てナンボ。そのことを日本サッカー界がドイツW杯で痛感してからまだ5年も経っていません。
もし欧州組の召集ができなかったら国内組中心で、という方針は当然協会側にあったと思いますが、その方針を貫くことが震災によって難しくなりました。

そこに、開催国側から「今回の南米選手権を日本の復興に生かしたい」という大義を与えられました。
プレスリリースの通り、この大義は協会をさらに悩ませていそうですが、欧州組の召集をしやすくする為の大義にもなると思うのは私だけでしょうか。
欧州組が、所属チームを抜けることで開幕スタメンへ向けた競争で不利になるところがあるのは変わりませんが、少なくとも所属チームのマネージメント側や選手の召集に対する反応は違ってくるでしょう。

ただ、欧州組だけではまだスタメンが揃うかどうか。当然、Jリーグへの配慮も必要です。
そこで、キーになるのは6月上旬の代表マッチウィーク(いわゆるAマッチデー)の扱いだと個人的に考えます。というのも、現時点ではそのAマッチデーに日本代表は試合を組めていません。
平時だったら国内でキリンカップを開催の時期ですが、当面は親善試合の国内開催は絶望的でしょう。ということは、そのAマッチデー周辺にJ1リーグの試合を割り当てることで南米選手権参加による国内組所属チームの痛手を和らげないか。
現時点では6月5日にナビスコカップ1回戦の1stレグを開催予定ですが、代表そして日本サッカーのパワーを南米選手権に集中させるために、J1リーグと試合日程を入れ替えてもよいのではないしょうか。



日本サッカー協会「SAMURAI BLUE(日本代表)のコパ・アメリカ(南米選手権)出場について」
http://www.jfa.or.jp/jfa/topics/2011/66.html
「日本は、3月11日に起こった東日本大震災によって甚大な被害を受け、今もなお苦しい避難所生活を強いられている人が多くいます。
コパ・アメリカ2011アルゼンチン開幕まで3カ月を切った今、JFAの小倉純二会長は、日本サッカーが現在置かれている状況やスケジュール等について南米サッカー連盟(CONMEBOL)とアルゼンチンサッカー協会、ならびにコパ・アメリカ大会組織委員会に説明するため、急きょ、南米に渡航しました。
現地では、CONMEBOLのレオス会長やアルゼンチンサッカー協会のグロンドーナ会長、大会組織委員会のメイスナー委員長ら関係者と会談。アルゼンチン協会ならびに大会組織委員会は「今回のコパ・アメリカを日本の復興に生かしたい」と切望しており、小倉会長としてもこの厚意を汲んで、大会参加に向けて何とか問題を解決できないか再度、考えたいという見解を示しました。
現地の一部報道では、日本が大会参加を正式に辞退したというニュースが出ていますが、JFAとしては解決案を模索し、結論を4月15日までに出したいと考えています。」

ベルマーレユースの練習場所

2011-04-07 00:22:12 | ベルマーレ(ユース等)ニュースなど
ベルマーレ公式サイトに2011年4月のユースチーム練習予定が掲載されました。

(2011年4月のユースチーム練習予定)
http://www.bellmare.co.jp/?p=28664

かねてからの噂通り、今月から練習場所が産能大Gから馬入人工芝に変わりました。
事情はともかく、これまでの産能大さんのご厚意には御礼申し上げたいです。
馬入人工芝はU-15平塚と兼用しながらなので、スペース的な面などでの練習環境は厳しくなりましたが、トップチームと同じ場所に拠点が移ったことはプラスになりえます。

上記予定を見る限り、さすがに週末そして公式戦まで馬入とまではなかなかいかないように見えますが、馬入でトップチームが2部練習のときはその練習終了くらいの時にユースチームが練習開始することになります。高校が馬入に近い選手はトップチームの練習を見れるチャンスが増えるでしょうし、トップチームのサポーターがユースチームの選手を見かける機会も大きく増えるでしょう。
ユースチームの選手がいい意味での刺激を受けてほしいものです!


今月のACLは日韓対決

2011-04-05 00:30:22 | アジア、韓国のサッカー
3月5・6日に開幕節を終えたきりになっているJリーグは23・24日の再開を待つ状況。一方、3月1・2日に始まったAFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループリーグは先月の第2節の日本開催のゲームこそ延期になりましたが、大会は継続中です。
今月開催は第3節(5・6日)と第4節(19・20日)。この2節は鹿島のホームゲームで会場・時間の変更こそありますが、日・韓4チームがいずれもホーム&アウェイで対戦します。

第3節
4.5 19:30 済州(チェジュ)ユナイテッド2-1ガンバ大阪 (西帰浦(ソギポ)市・済州ワールドカップスタジアム)
4.5 19:00 セレッソ大阪1-0全北現代(チョンボクヒョンデ)モータース (大阪市・長居スタジアム)
4.6 19:30 水原三星(スウォンサムスン)ブルーウィングス1-1鹿島アントラーズ(水原ワールドカップスタジアム)
4.6 19:00 名古屋グランパス1-1FCソウル (名古屋市瑞穂陸上競技場)

第4節
4.19 14:00 鹿島アントラーズvs水原三星ブルーウィングス(東京都・国立競技場)
4.19 20:00 FCソウルvs名古屋グランパス(ソウルワールドカップスタジアム) 
4.20 19:00 ガンバ大阪vs済州ユナイテッド(吹田市・万博記念競技場) 
4.20 19:00 全北現代モータースvsセレッソ大阪(全州(チョンジュ)ワールドカップスタジアム)

この対戦結果がグループリーグ通過順位、そして決勝トーナメント初戦(ROUND16)のホームゲーム開催権獲得に大きく影響してくるはず。
せっかくの機会ではありますが、明日から4日間が会計士監査の為、韓国開催の4試合のうち、いけるのは19日だけですが、この地からも日本勢の勝利を信じております。
特に、震災の影響を少なからず受け、ホームを離れて国立での開催を余儀なくされた鹿島アントラーズには、今回は頑張ってほしいと思います。