クラージュせたがや ~Courage Setagaya~

元はベルマーレ応援サイト「STweb」の別館で2005年7月開始も、2010年12月の韓国赴任を機に半ば休業中。

(日本語訳)ハン・グギョンへのインタビュー「夢の舞台 ワールドカップ、必ず行かなければならない」

2014-01-05 02:22:26 | アジア、韓国のサッカー
韓国のサッカー雑誌「BEST ELEVEN」2014年1月号の新年インタビューの一つが、
ハン・グギョンに対するものでした。
以下に記者の質問とそれに対するグギョンの答えを拙いながらも日本語訳して紹介します。



-会えてうれしい。会うたびに、他の選手と比べて特色あるミッドフィルダーだという気がする。
「真空清掃機」を連想させるほど、本当にタフな守備を繰り広げた。
だけど、本来はこのようなスタイルの選手でなかったと知っている。

「大学に入る時までは、ゴールもわりあいに入れる攻撃型ミッドフィルダーだった。
当時、反町康治 湘南ベルマーレ監督が、守備型ミッドフィルダーとしてプレーすることを望んだ。
その時は、自分のポジションにこだわれば、試合にでることができなかった。
当然、最初は難しかった。そこまでしなければならないのかという考えもあった。
しかし、結果的によくやったなあと思う。
プレーしながら、自分のようなスタイルの選手が多くなく有利そうだという気がした。
サミー・ケディラ(レアル・マドリード)・ハビエル・マスチェラーノ(バルセロナ)等、
このポジションの大家たちのプレー見ながら学ぶべき点を学び努力してみたら、
このポジションに対して次第に味をしめるようになった。
パートナーをもう少し引き立つようにすることは自分の使命だと感じていて、
毎試合最善を尽くそうと思う。
今は自分に与えてくださったポジションがとても魅力的な気がする。

-ブラジルワールドカップに出ようという希望がとても大きいだろう。
しかし、先に直接ぶつけてみると、競争がどれだけ熾烈だろうか?
特に、キソンヨン選手を誰が後ろで支えるかにファンの大きな関心が集まっている。

「どうかな・・・。
どのチームでも、中央ミッドフィルダーはとても重要なポジションだと思うし、よい選手が多い。
まして代表チームだ。
一緒に競争してみたら、すべての個性が浮き出ているようだ。
自分が万一キソンヨン兄と一緒に対を成すなら、パートナーの守備負担を減らしてあげる為に
任務を遂行するけど、最善を尽くすだろう。
似たスタイルでプレーするなら、ややもすればバランスが崩れることもあるから、
アシストを上手にする自信がある。
しかし、チームメイトの能力も高い。
ハデソン兄、パクジョンウ、イミョンジュ、チャンヒョンス等、どの選手が出ても大きな違いはなさそう。
よって、競争構図というよりは、我々のチームにスタイルが多様な選手が多い点を申し上げたい。
ホンミョンボ監督が相手と状況に合わせて選手をお使いにならないかと思う。

-今も十分に素晴らしいけど、欲がありそうだ。
どんな選手として進化したいか?

「今は相手のパスを切ってチームメイトにボールを渡して自分の位置へ帰るプレーに集中しているけど、
力があればチームメイトがゴールを入れられるように良質のパスを入れてあげたい。
無論、勝負所でゴールを入れてチームにプラスになりたいという気持ちも大きい。」



「本当に上手くプレーする自信がある」

-この前、2014ブラジルワールドカップ 組み合わせ抽選会があった。
相手が決まって、そろそろ実感が出てくると思う。

「翌日試合(※大宮戦)があって直接見ることはできなかった。
個人的にワールドカップが開かれる時ごとに組み合わせ抽選結果に大きな関心があったけど、
今度のように緊張しながら結果を待ったことはなかったと思う。
周囲で最上の組に入ったというけど、ワールドカップでは弱いチームなどと対戦しない。
どのチームと対戦しても緊張しなければならない気がする。」

-実力差が大きくなく、さらに難しくもなりうる。

「同感だ。ブラジルやスペインのような強いチームが混ざってグループ2位争いをすることが
もっと楽ではなかったかと考えもした。
しかし、今は実力差が大きく表れない結果を速断することはできない。
我々が4位で脱落することもある反面、1位でベスト16へ上がることもある。
個人的には、所々チームが発展しているから、2位以上になることはできるでしょう。
ホン監督はまだグループ3~4位レベルだとおっしゃったけど、同感だ。
しかし、時間が残っているから、もっと強いチームに生まれ変わることもできると確信する。」

-地域予選で厳しい戦いをした為に、それでも難しいという悲観的見通しもある。

「予選で厳しい試合をしたことは事実だ。
だから、そのような反応も理解する。
そうではあるが、2012年ロンドンオリンピックの時も誰も我々がそのような成績を出そうとは期待していなかった。
今も同じだ。
能力あるコーチングスタッフと選手がいるから、本選で良い結果を出すことができると思う。」

-愚問だ。選手としてワールドカップ出場に対する夢が大きそうだ。
いつからその夢を見始めたか?

「サッカーを初めて始めるようになったきっかけが1998年フランスワールドカップの時
父と一緒に試合を見た後からだ。
小さかったときから、国家代表になってワールドカップに出たいと思う夢に向かって駆け抜けてきた。
ワールドカップが遠かった分、出る瞬間まで最善を尽くすつもりだ。」

-オリンピック最終エントリーで脱落した痛みゆえ、もっと熱心に準備しそうだ。」

「そうだ。大会開幕2日前に負傷で落馬した。ニューキャッスルから韓国行き飛行機に乗った時、
よく眠れないほどにつらかった。
とめどもなく一息だけゆっくりと休んだのを思い出した。
その時、サッカー選手としては無論、一人の人間として本当に多くを学んで、成長することができたと思う。
今は痛みは忘れた。夢見てきた大会だから、逃したくはない。
頭から足まで100%の状態でブラジルへ行きたい。」

-最後の質問だ。自身が必ずワールドカップへ出なければならない当為性を付与してほしい。
また、ワールドカップへ出れるようになったら、どんな選手として全世界のサッカーファンにアピールしたい?」

「本当にワールドカップの舞台を踏みたい。念願だ。
他の選手がこの質問にどのように答えるかわからないけど、自分は誰よりもチームの為に犠牲になる自信がある。
本当に、失望させることはしない。だから必ずワールドカップに出たいし、出なければならない。
万一、出れるようになったら、チームの為に全身をいとわない位に狂ったようなプレーを見せる選手、
韓国選手がこのように情熱的だという点を全世界に見せたい。」


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