チョー楽しいメンタルフローな組織創り

企業文化、環境変化を利用した自然な人づくり、心理的安全性、フロー、社員研修、アドラー心理学などを中心に投稿

『やってもらって当たり前なことなど何一つない・当たり前なことなど何一つ存在しない!』進化を頭において言語化し続けると組織の中で使う言葉が大きく変わる!

2023年11月27日 | 伝え方

【落合陽一】16万部超の話題作『生物はなぜ死ぬのか』の著者・小林武彦と語る、私たちが「死ななければならない」理由と人が「生きる」本当の意味とは?


『生物の進化、生き残りの本能に振り回されながら生きていることが解ってくると、言葉の使い方も変わってくる!?』

星空を眺めたり、大自然に触れていると、日常で抱えている悩みが、いかにちっぽけなことであるかが見えて来て、

一気に悩みがなくなってしまうことがあるように、時には大きな視点で捉えてみると、物事の意外な本質が見えてきたりすることがあります。

今回も、宇宙の誕生に匹敵するくらい大きな視点、生物の誕生や、進化という大きな視点を普段から持っていると、

毎日の、コミュニケーションで使う言葉の選択が変わってくるというお話です。

僕が今、取り組んでいる、カルチャーチェンジの取り組みが、場の空気や、雰囲気を変えていくことで、

その空間に入ってくる人達のマインドや、行動に変化を起こしていくという取り組みです。

そこで大事になってくるのか、その空間内で普段から使われている
『言葉!』になってきます。


相手を勇気付ける、要素が入っている言葉にいつも触れることの出来る、空間を作れれば、

自然に目的に向かって、協力しあい、助けあう、生産性の高いチームが、創られていきます。

そこで、僕が意識して使っていることばの一つが、

「当たり前な事など、何ひとつ存在しない!」

「やってもらって、当たり前な事など何一つない!」

です。


                 
            参考文献:『生物はなぜ死ぬのか』小林武彦著』



『当たり前』を辞書で引くと、

誰が考えてもそうであるべきだと思うこと。当然なこと。

普通と変わっていないさま。と記載されています。

「当たり前のこと」とは何か?を、ChatGPTくんに訊いてみると、こんな風に答えてくれました。(事実未検証)

一般的には特に考える必要がない、疑問視されるべきでない、普通に行われることや共通の理解を指します。

これは文脈によって異なるいみに捉えられたり、文化や使う状況に左右されることがあります。以下にいくつか例を挙げてみましょう:

  1. 自明な事実: 例えば、「太陽は東から昇り西に沈む」というのは天文学的な事実であり、多くの人が当たり前のこととして理解しています。

  2. 日常のルーチン: 朝に起きて歯を磨く、食事を摂る、仕事や学校に行くといった日常の行動は、多くの人にとって当たり前のことです。

  3. 共通のマナー: 礼儀正しい行動や社会的なマナーも、一般的には当たり前のこととされます。例えば、他人に対して挨拶することや、感謝の言葉を述べることなどが含まれます。

  4. 自明な理解: ある文脈や状況において、特定のことがどうあるべきかについて、多くの人が同じように理解している場合、それが当たり前のこととされます。

ただし、文化や個々の経験によって、何が当たり前とされるかは異なることがあり、

また時として疑問を持つことが重要な場合もあります。当たり前のことであっても、

その背後にある理由や意味を考えることで、新たな視点が得られることがあります
以上・・・・。

普遍的、一般的、普通と共通していることのおおい、当たり前と言う言葉ですが、

広く認められている、と言う概念が分かりやすいと思います。

最後の3行の説明にあるように、
例外を認めないと言う使い方でないことに、着目してほしいと思います。

しかし、残念なことに、ビジネスの現場で使われる、


「当たり前」の使い方は違うものになってきます。

例えは、

「何でこんな簡単なことも出来ないんだ!こんなこと出来て当たり前だろ!」

「出来て当然、当たり前、普通でしょ、みんな出来てるよ!」

例外を認めない、圧力のかかった、〇〇だ!、ねばならない!の

決め付けの言葉として使われています。

この決め付けと強要には、人類の社会性が生まれてきた背景が関わっていて、

生物的には、体の脆弱な人類が、自立するまで長い時間が必要な人間の赤ちゃんを育てるプログラムを、

コミュニティーで協力して育てるシステムにシフトしていく課程で、同質性や、共通の認識をもとめられ、

生まれてきたものと考えられます。

         
『生物が生まれてきた背景を大きな視点で捉えると、人類が生まれ、生き残ってきたこと、私が今ここに居ること全てが、天文学的確率の偶然の繰り返しであったことが判って来る、そこに当たり前な事は何一つなかった!』

地球が誕生から46億年、生物誕生が38億年前、哺乳類誕生が2億3000万年前、ホモサピエンスが現れたのは、わずか10~20万年前と言われています。

人類が生き残ってきたのは、地球の歴史から考えると、本当に偶然以外のなにものでもありません。

そして、あなたの祖先、あなたの両親が生き残ってきたのも偶然ですし、あなたという人間が、ご両親の基で生まれてきたのも、

天文的な確率のなかでの偶然にしか過ぎません。

そして、偶然存在した職場に所属し、偶然集まっていたメンバーと一緒に働く事になったのも、天文学的な確率の中で生まれた、奇跡といっていいでしょう。

そこに当たり前なことなど何一つなかったのです。


そこで、

『やってももらって当たり前の事など何一つない』と感謝の考えを伝えることで、組織の雰囲気や、所属する人に、どんな影響を与えることが出来るのか?

ChatGPTくんに訊いて、考えられることをまとめて貰った。


「やってもらって当たり前のことなど何一つないと思う」
という感謝の考え方を伝えることで、周りの人に与える影響は様々です。


1、モチベーションの向上: 社員が自分の仕事に対して当たり前だと思っていた部分に改めて感謝されることで、仕事へのモチベーションが向上します。
感謝の言葉が示すように、その仕事が当たり前ではなく重要であると認識され、自己価値感が高まることが期待されます。

2、自己成長への動機付け: 経営者が感謝の意を示すことで、社員は自身の仕事において成長し、スキルを向上させる意欲が高まるでしょう。
これは、新しい挑戦を積極的に受け入れる姿勢を生む可能性があります

3、チームワークの強化: 経営者が感謝の意を表明することで、社員間の協力やチームワークが強化される可能性があります。お互いに仕事を支え合う文化が育まれ、結果として効率的な業務遂行が期待されます。

4、職場のポジティブな雰囲気: 感謝の言葉が行き渡ることで、職場全体の雰囲気がポジティブになります。
社員が自分の貢献が認められていると感じることで、ストレスや不満が軽減され、良好な労働環境が築かれるでしょう。

5、企業文化の構築: 経営者が感謝の言葉を重視することで、企業文化において感謝や評価が重要な価値となります。
これが従業員にとって魅力的な職場環境を形成し、優れた人材を引き寄せる一因となる可能性があります。

6、ストレスの軽減: 社員が感謝されることで、仕事へのストレスが軽減される可能性があります。
適切な評価や感謝の表現があることで、仕事への負担がより持続可能なものとなります。

7、組織忠誠心の向上: 経営者の感謝が社員に伝わることで、従業員の組織への忠誠心が向上するでしょう。
感謝される環境は、従業員が企業に対して継続的な貢献をしたいと考える要因となります。

8、イノベーションの促進: 社員が自分の仕事に対して感謝される環境では、新しいアイデアやイノベーションが育まれやすくなります。
自信を持って新しい提案やプロジェクトに取り組む意欲が高まるでしょう。

これらの影響は、組織の健全な成長と共に、社員の働きがいや満足度を向上させ、結果的に企業全体のパフォーマンスに寄与することが期待されます。

 
※赤い文字で記載されている項目は、実際に現場で、結果が出ている項目です

【落合陽一】『わざと殺す』遺伝子が存在!「人類が長生きなのは“毛”がなくなったから」“寿命と死”をベストセラー生物学者が解説!なぜ『必ず』死ぬ?ゲノムが明かす『進化の謎』と生きる意味「老害と言うが…」

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『電話応対をトラブルなくスムーズに行うために心がけたい究極の3選!言葉づかいに気を,,つけていてもトラブルは発生するのはなぜか?』

2023年10月26日 | 伝え方

絶対にやってはいけない『電話応対3選』【ビジネスマナー】仕事で損する電話応対と改善策


『電話応対をトラブルなくスムーズに行うために心がけたい究極の3選!』

1、ひとつ目は、自分の常識や、当たり前に捉われず、心から受け入れて、丁寧に聞くです。

1000人規模の施設の電話交換業務の応対
研修を平均年齢65歳の委託職員さんにしていて、気付くことがいくつかあります。

そのひとつが、丁寧な言葉遣いではたから見ていると完璧な対応をしている、専任の電話交換のプロ職員さんが、かなりの確立で、

電話相手を怒らせて、トラブルに見舞われている事です。

施設の担当者からは、お手本にしてほしいといわれている人材で、

その中のひとりは、別の会社で、電話交換の指導をしていた人材が携わっていたりします。

ではなぜ、そんな電話交換のエキスパートであるにも関わらず、苦情に至ってしまうのか?ということなのですが、

その要因のひとつ
は、この施設には、一般的な電話交換業務にはない、電話相手に要求し、守ってもらう、

施設独自のルールが多数存在するからなのかも知れません。

例えば、この部署は8時から電話をつなぐ、この部署は8時半から、一般的な相談や質問は午後の〇〇時からお願いするなど、

細かなルールが存在します、きっとあなたの会社にも同じようなルールがあるかも知れません。

それらのルールが、電話相手の要求と、相反することも多く板ばさみになってしまい

大変難しい対応を迫られることになります。

そして、外から見ていると、その時は一瞬で訪れます、

言葉遣いがどんなに丁寧でも、ルールの説明を聞かず、受け入れない電話相手に対して、

『一瞬ですが、今、イラットしたなと感じられる、声のトーンがあった瞬間、

相手の言葉のトーンも明らかに変化します』

一瞬です、何度も、何度も、検証しているので、ここだけは、間違いありません!

今回の施設だけでなく、それぞれの企業にはルールや、文化というものが存在します。

そこに在籍して、仕事に取り組んでいるうちに、

業務遂行の性質上、○○でなければならない!という思い込みが生まれやすいのですが、

この決め付けの感情が出てしまうと、相手にも感情が伝染して、あっという間に苦情になります!

言葉遣いでなく、非言語コミュニケーションが相手の感情を決定します。

自分は正しい、相手は間違っている、だから相手は私の主張を受け入れるべき!

という、価値観の押し付けが、この瞬間に起こっているからです。


そしてこの時、電話の相手先が言ってくる苦情内容は、


「あなたの会社の社員は、言葉遣いが悪い、態度が悪い」となります。

その人の真実は、『私の主張を聞き入れてくれななったことに対して、腹が立った』なのですが、

主張を聞き入れてもらうために、事実はねじまげられます、

おちろん、意識してやっているモンスタークレーマーも、一部いますが、大半の方は、

感情の高ぶりにより、記憶がすり替えられ、本気で言葉遣いが悪かったように感じています。

ちゃんと横についてしっかり聴き取りしていますので、間違いないですが、失礼な言葉など一言たりとも発してはいません。

このことが、きちんと検証しない管理者に伝わってしまうと、

「言葉遣いに注意してください!」という案内ひとつで、

苦情を起こさないための電話応対の対策が終わってしまい、

何度も同じパターンで苦情を発生させてしまう原因になっています。

一般的にも、敬語が大切、言葉遣いが重要、相手の立場に立った態度を心がけるなどが顧客対応のスタンダードなっていますよね!

物事をシンプルに捉えることは重要です、統一した方向性を打ち出すことができ、やるべきことを絞り込めるからです。

ただ何度もいっているように、このことだけでは、一定の効果はあったとしても、苦情自体を効果的に減らすことは出来ません。

最重要なのはそこではなく、

人間の物事の捉え方には偏りがあり、視野が狭くなったり、自分と違う価値観を受け入れることは苦手だたりします。

いい悪いではなく、人間の生き残りの本能がそうさせています。


そうならないためには、普段から、

自分の持っている常識や、周りから聞こえる当たり前を、


「それって本当に本当?」と常に疑ってみることです、自分で一次情報を取りにいったり、

事の経緯や成り立ちを過去にさかのぼって、自分で調べてみたりすることです。

すると、解っている気になっていた、他人の本当の考えや気持ちはわからないし、

すべての人に共通する常識なども存在しない


学術分野で
科学的根拠言われているものにも大抵は相反する理論が存在するなどなど、


思い込みや常識といわれるものに、自分が振り回されて生きていることに気付けます。



人間のことが少しずつ理解できるようになってくると、当たり前なことなど何一つないし、

当たり前で退屈な同じことの繰り返しに思えた日常が、すべてはじめてで、

奇跡の出会いの連続で、本当に貴重な宝物であることも見えてきます。

こんな気持ちで毎日を生きていると、電話越しに聞こえる相手との会話も、

自分の命の時間を使っている大事な時間に思えて来て、相手も、相手の言葉も、

心から受け入れやすい、こころの状態や、

場の空気、場の雰囲気がかもし出されるようになってきます。


                 
参考文献:安達裕哉著『頭のいい人が話す前に考えていること』


2、言葉を額面どおりに受け取らない、非言語コミュニケーションの変化に着目し、本当に何がしたいのかを聞き出す!

少し電話のコミュニケーションから離れます。

あなたは、KSGGって何のことかわかりますか?

私の、娘たちが、よく使う言葉です。KSBBこちらは使っているところ見たことないです。

実際には、日常でこんなやり取りをしています。

次女「明日使うけん、黒のズボンと、白のシャツ洗っとけや!クソジジイ」

私「知らんわ、成人なんだから自分で洗えや!」

娘「まっじ無理!」

オーマイゴット!

なんと品のない、バイオレンスなやり取り、(ーー;)失礼しました。 そうKSGGとはクソジジイの娘の別の言い方のバリエーションなのです。

我が家では、家族の衣類の洗濯は、私が基本的にやってきました。

子供たち(娘2人)が小さなころからずっと私の仕事なのです。

さらに、今年から理学療法士として、働き出した長女が病院から帰ってくると、いつもこんな感じです。

長女「あー疲れた!もう限界、今週後3日も勤務、終わったわ!仕事やめてぇー」「パパ、肩揉んで、肩!」

私「なに若者が言ってんの、パパも仕事で肩こって・・・ないな・・と、でも年に1回くらいは、この老人の肩を揉んでくれてもいいんじゃない!」

長女「無理!」・・・・毎度おなじみのやり取りです。

で、なんだかんだで、肩、腰、首、頭、ふくろはぎなどをマッサージします。

うちの奥さん、下の娘もマッサージしますので、我が家では、私がホームトレーナーでもあります。

実際に、長女の方は、ゴリゴリにこっていて、マッサージをしながら、「ストレスかかってんなー」

などと声をかけながら、今日一日であったこと、人とのやり取りがストレスになっている話などを聞きます。

たいがい、いつの間にか寝てしまっていますが、基本的にはこちらかから、アドバイスをすることはなく、

「そうだよね!そうだよね!」と話を聞くだけです。

前述の次女とも、駅までの送りむかえや、買い物に一緒に行くなどの移動時、やはり話を聞きます。

以前こんなことがありました、次女が、持って行ったお弁当を残す日が続き、家でのご飯もあまり食べない日が1週間ほど続いたある日、

「パパ、私もう死にたい!」

ショックな言葉でした。

でも、様子がおかしいことには気付いていました。

話を聞くと、今選んでいる今後の進路が、自分の希望の方向性ではないというのです。

学校の推薦で受験して、合格してしまったので、断れず今の学校に行ってはいるが、

本当は、医療系に進みたかったのではなく、まだ将来どんな仕事に着きたいか、全く決まっていない、

本心は大学にいきたかったそうで、止めたいと思っているという事だったのです。

もう、お金もたくさん出してもらっているし、いまさら止めても、やりたいことがあるわけじゃないし、

もうこのまま進んで行くしかない、それだけでなく、世の中にあるれている情報も、友達とする話しも、

将来に希望が抱けることは何一つない、だから死にたいと感じているということだったのです。

僕は、彼女にこんな話をしたと記憶しています。

『確かに君の言うとおり、同じ年代の若い人たちの将来に明るい希望があるなんていう情報はあまりない、

逆に厳しいと思えるような事の方が多いかも知れない、でもこれだけは覚えといて、たとえ、どんな道を選んで、

どんな方向に進んだとしても、君は一人じゃないから、パパとママの娘だから、いつでも全力で応援するから、心配しないで!』と・・・・


ここから何が見えてくるかというと、表に出ている、言葉と、心の中の気持ちは同じではないということ!

電話の応対の話に戻して、例えば、こんな風に電話がかかってきたとします。

「3番の窓口につないで!」

ここから何を感じ取るか?なのですが、

「はい、承知しました、3番の窓口にはどのようなご用件ですか?そして、失礼ですが、どちらさまでしょうか?」

額面どおりに受け取るとこのような対応になるのではないでしょうか?

用件を聞かないと、いろいろなルールがある職場の場合であれば、スタッフが忙しくて、つなぐことが出来ない時間帯であることもありますし、

内容によっては、名前やこの施設との関係性まで確認しないと、電話を受け取ってもらえないケースも考えられます。

ルールに着目して、対応するとこんな方向性になります。そしてクレームになっていきます。

なぜか? 確かに言葉だけを見ればそう思えるかもしれません。

しかし、相手は何故名乗らなかったのか?

何故3番窓口につないでいただけますか?ではなく、つないで!なのか?

そのときの言葉のニュアンスは、ぶっきらぼうな感じだったのか、怒っている様子だったのか?

それともつかれた感じなのか?声の大きさは?、言葉のスピードは?、抑揚は?、

声質は、優しい感じ、無機質な感じ、明るい感じ?、

口調は、ハッキリした口調、口ごもった感じ、あせって言い間違えたりしていないか?

わずか、短い言葉ですが、いろいろな情報が詰め込まれています

この施設が仮に総合病院だったとしましょう、そして、3ばんの窓口は、外来の内科系の窓口または、事務系の文書作成の窓口だとすると、

一般的にはこんな対応になると思います。

「おはようございます、申し訳ありませんが、当院には3番の窓口と言えるものが2つありまして、

ひとつは、外来の窓口、もうひとつは、書類作成のご案内をしている窓口になりますが、どちらに電話をおつなぎしたらよろしいでしょうか?」

するとたいていの場合こんなやり取りに発展します

「いいから、3番窓口につないで」ここで、ジ・エンドです。

「ですから、ご用件がわからないと、どちらにおつなぎしたらよいか判断できませんので、お手数ですが、教えていただけませんでしょうか?」

「だからあなたは、3番の窓口知らないの、事務員さんがいるところ、私の言っていること解る、馬鹿なのあなた!」

理不尽じゃないかと思うかも知れませんが、研修をしていると何度も当たり前のように、この場面に遭遇します。

このやり取りの中で、想定の中に全く抜け落ちている、着目点があります。

本当に当たり前のことですが、電話がかかってくる相手は、基本的に患者さんで、何らかの病を抱えているということです。

身体が痛くて我慢できない人、気分が悪い人、思ったことを言葉に出来ない人、うまくしゃべることが出来ない人、

耳が悪くて聞き取りが難しい人、認知症で記憶やコミュニケーションに問題を抱えている人、

精神的な病で視野が極端に狭かったり、考え方の偏り、感情のコントロールに問題をかけている人etc・・・

ですから、こんな対応に変化します、

もしも少しでも、きつそう、急いでいる、痛そうなニュアンスが言葉から感じ取れれば、お体のことについての相談、または受診したいとなるので、

「すぐに3番窓口におつなぎいたします。お体の調子が悪いのではないですか?」または「お体は大丈夫ですか?」となります。

すると、

「今日一度受診したんだけど、具合が悪くて、先生からは、悪ければすぐに電話をしてくださいといわれたので・・・」となるのです。

また、何か怒っている感じ、言葉が強い、急いでいる、といったことが感じられるときは、外来での対応や、書類ができた連絡がないなど、

苦情につながる電話であることが考えられるので、両方に関連している、外来窓口への苦情を前提に、切り分けをします。

「すぐに3番窓口におつなぎします。恐れ入りますが(ちなみに)本日は外来にお見えになって何か不具合があったのですね?」

するとこんな回答が帰ってきます。

例えば診断書が出来たとの連絡が来ていない場合

「いえ、今日外来にはいっていないけど、前回の診察時、診断書を頼んでいて、2週間で出来るといっていたのに、

3週間になっても、何の連絡もないので、どうなっているんだと思って!」

例えば、当日の診察時の説明に納得がいかない、先日の検査の結果の連絡が来ないなどの場合こんな回答かもしれません、

「さっきまでそちらにかかっていたんだけど、説明に納得いかないので、もう一度診てほしいんだけど」とか、

「今日は行っていないけど、先日受けた、検査の結果、電話くれるといっていたのに、まだないんですけど、どうなってんの!」となります。

何が違っているかなのですが、まずは相手の望んでいることを、全面的に受け入れる対応をしています。

「すぐに、3番窓口におつなぎします」です、このことは表向きのことで真のやってほしいことではないですが、それを聞き出すために、

全面的に受け入れる応対をいれています。

迎合するわけではありません!


まずは受け入れ、自分でなく、相手のやりたい事にフォーカスを向けているのです。

だから、その後のこちらからの質問も受け入れてもらえる確立が高くなります。

こちらがすべて受け入れたので、相手も受け入れてくれたのです、『受け入れの連鎖』というものです。


そこで初めて、相手の本当にやってほしいことを聞きだす質問を繰りだしていけるのです。

順番が大事です、まずは相手の興味関心、やりたいことは何なんだろうに、スポットをあてて、

相手の状態を観察して、質問をします、その後に、自分が聞きたいこと、お願いしたいことを投げかけます。

心理学の方法論でYes,and話法、Yes,how話法
といったりします。


              
    書籍紹介:三浦 崇宏著「言語化力」


3、ことば使いでなく、ことば選びが納得感を作り出す!

今回、姿の見えない電話対応であるにも関わらず、唯一ハッキリ分かる、ことば使いや、ことば遣いを除外したかのように、

お話してきましたが、決して、敬語がどうでもよいということではなく、昔から長い間言われてきている、マナー偏重意主義のような考え方だけでは、

苦情を減らすことは出来ない事をお伝えしたかったわけですが、本当に長々と書いてしまいました。

タイトルが、電話応対をトラブルなくスムーズに行うために心がけたい究極の3選!ですから、

きっと、ワンポイントや、キーワードのようなものを教えてもらえるのでは?

と期待していた方もいらっしゃると思います。

わずか3選なのにすでに12000字以上の文書量になっているのを見て、ぜんぜん簡単に出来る内容じゃない!

シンプルな方法に見えるような誤解を生むような書き方は止めてくださいと、突っ込まれそうですが。

本当にすみませんでした。

そのとおりなんです、簡単ではないんです、知識も、知恵も必要ですし、出来るようになるには、練習も必要なんです。

一般的な考えでも、形から入る、マナーも極めて行けば、本当に相手を認めて、尊敬するところに至ると思いますが、

トラブルなくスムーズにを極めようとすると、どの道をえらんでも、大変難しいところに行き着いてしまうのです。



実は私自身が、つい先日、マナー研修を受けてみたのですが、なんと最初に言われた、気をつけることは、

『セロトニンを出すことで、自分を整える』でした。

その後も、ドーパミンや、オキシトシンなどの脳神経伝達物質の話が続きました。

以前なら形から入るマナー研修が、現在では、なぜ、その形を実践するのかを、

脳科学の知見を導入してふかぼりし、解説しているのです。

一緒に受講していた方も、これがマナー研修と驚いていましたが、

私自身も、大変よい刺激をいただきました。





最後に、紹介するのは、ことばの選び方というか、視点の軸足を相手に置いた、対応の方向性の選び方をお話します。

これが今回紹介する中では、案外簡単で一番やりやすいものかもしれません。

例えば、前述でも紹介したように、電話相手から「3番窓口に繋いで!」と言われたときに、どう言葉を選択したかというと、

自分視点で考えたときは、『困ったなー、窓口は2種類あるし、名前も名乗ってくれないし、どんな用件かも分からない。

でもなんか、ちょっと変な感じの人だし、怒られるのいやだから』ということで出てきた言葉が、

「承知しました」ということになります、とても事務的なことばです。

『繋いでほしいという依頼は確かに聞きました、でもこのままではすぐにつなげないけど』

という気持ちがその後の『ご用件』などの言葉の使い方と合わせて、相手に伝わってしまいます。

そして、それとは別の、相手のやってほしいことに軸足を移して、

覚悟を決めて相手の依頼に、真正面からこたえた言葉の選択で、

「すぐに3番窓口におつなぎいたします」です。これはもう、相手に対して言い切っています。

言い切ることで、あなたの言葉はしっかり聴いています、軽く受け止めてはいないですという、意思が伝わります。

この言い切る、応対方法を最初に実験し、使い出したのは、

4年くらい前からです。

最初は研修でこの手法を案内しようかどうか、ちょっとだけ迷いました。

このフレーズの後に相手に質問して、本当に何をしてほしいか?聞き出すわけですが、内容や流れによっては、窓口に繋ぐことが出来ない場合も発生します。

そんなにはっきり言い切ってしまったら、繋ぐことが出来ないときに、

「すぐに繋ぐといったのに、つないでくれないんですねと言われるに決まっている、

言い切るのはトラブルになるので、そんなフレーズ使うのは間違いだと思う!」

と受講者に必ず指摘されると思ったからです。

しかし、この4年間で、数千件実験して来ましたが、

今までに1件たりともご指摘を受けトラブルになったことはありません。

案外やってみたら、なんてことはなかったということ、あなたも結構多いと思います。

心配するよりまずは直ぐに実験、行動してみるようにしましょう。

考えすぎて、完璧を目指すあまり、動けなくなる方が本当に多いです。

現在のやり方を継続しても、結局、指摘を受け、クレームにいたっているわけですから、

新しいやり方を模索し、実践し試してみて、うまくいかなければ、さらに改善すればいいだけのことです。

いろいろ考えすぎて行動しなければ、命の大事な時間を無駄遣いするばかりで、何も変わりませんし、改善もしていきません。


では、もう1件だけ、事例を紹介します。

どこの施設でも、内容によって、時間指定で電話を回すことがルールになっているところ案外多いと思います。

ルールに従って、自分視点で繋ぐとするとこんな感じになります。

「〇〇のご相談をお繋ぎできるのは、〇〇時から〇〇時のあいだになります、

お手数ですが、その時間帯にもう一度、お電話いただけないでしょうか?」


でもこの対応では、一定数、ルールを守らない人が出てきます、そして、どうしてもその時間には電話が出来ない、

または、ごり押しで繋げ!と言って来
る方が、かなりの数出てきて、

電話のやり取りに、通常以上の時間がかかるだけでなく、現場スタッフの貴重な時間も奪うことになります。

そして、相手の怒りに油を注ぎ、対応を混乱させる対応がこれです。

「現在外来は込み合って大変忙しいので、体調が悪い方やお薬のご相談以外、外来へはおつなぎできません、恐れ入りますが、・・・」です。

こんな反応が返ってきます。

「こっちだって忙しいし、時間がないなかで電話かけてんの、あなたはつながないって言うの、名前はなんていうの教えて・・・」

いそがしいか、忙しくないかは、こちらの感覚ですし、こちらの都合でしかありません、相手はこちらの都合を一方的に、

押し付けられたと感じ反発が高まり、怒り、さらに苦情につながる可能性を引き上げるだけになってしまいます。




では、どう言葉を選んだら、そういった患者さんが減るのか?なのですが、

「この時間は緊急の処置等を行っていることが多いので、お電話を

おつなぎすることは出ません、ご相談のお電話は、午後の〇〇時~〇〇時の間でおねがいしています。

皆さんその時間にお電話を下さっていますので

お手数ですが、もう一度その時間帯にお電話いただけないでしょうか?」

ポイントは、赤字の部分になってきます。


緊急の処置等を行っていることが多い
のでですが、まるで、今、目の前でことが起きているかのように言ってイメージしていただきます。


あなた様のご用件より今、より患者様のお体にとって、緊急の用件を扱っていますよと、暗に言ってイメージさせています

もちろん現場ではいつも、緊急処置を行っているというわけではないのですが、多い、少ないという概念は、それそれの人で感じ方が違うので、

決してうそを言っているわけではありません。

実際に、外来の現場で働いているスタッフさんたちは、電話対応するよりも優先順位の高い仕事が発生しているので、

時間を指定して、体調以外のご相談を受けるように、ルールを設けているのです。

そして、日本人の長いものにはまかれろ、赤信号みんなでわたれば
的な根源的な考え方を利用して、

「皆さん」というフレーズを使っています。このキーワードは、日本人を動かすには、強力なパワーを発揮します

この案内を使うようなってからは、物理的につなぐ時間が限られる人以外、無理を言う人は一切いなくなりました。

ただこの技術が使えるのも、最初に相手を心から受け入れているからです。

ただ簡単だからとこの形を実践しても、決してうまくくいくという事ではないですし、言葉だけ真似ても決してよい結果は出ないと思います。


僕ってこんな人です!(^_-)-☆

コア1:『周りとは違うやり方で自分軸を大切に自分の人生を生ききる!!』
コア2:『周りとは違うやり方で、97%の人が忘れている、そしてやってない、
     人は皆上を向いて自分の人生を歩いていいんだ!』という事に気づいてもらえる研修をやりたい!』


ミッション:周りの人、事に捉われることなく、本当の自分の人生を、
      歩いていいんだ!という気づきを広めていく!


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【 右腕創りコンサルタント 】

コンサルティンググループ 大分メンタルフロー研究所 匠

      代表  石川 保幸

 連絡先 : 携帯電話 090-1366-4882
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『採用広告にも受け取る人目線で何をやっていきたいのか!何ができるのかをストーリーで伝えることが大切!』

2023年01月11日 | 伝え方

【メルカリPR▶︎スタートアップCCOが伝授】採用広報は共感を得るために「業界の負」を伝える/採用ページで差をつけるPR思考法とは?【大木優紀×中澤理香】(STAR SKILL SET)


『コモディティー化した業界でも、地方の中小零細企業でも、業界をを変えるを発信できるチャンスが今来ている!?』

案外知らない人が多いかもしれない事実がある。

経済指標では、すべて下がりつつけて、


先進国の中では、最低ラインに落ちていると、言われ続けている、日本ですが、

高齢者の就業意欲は、先進国の中でナンバーワンなのです、以外だったですか?

しかし国が掲げる、70歳定年や、一律処遇でない、実力に即した評価制度の構築などは、

なかなか進んでいかなというのが、実際のところのようです。

なぜなら、病気や、怪我、体調が不安定などの理由で、若い年齢他と比べて、就業状態が不安定なのをはじめ、

目、耳、記憶力、理解力、言語の不明瞭化など、年齢による、能力の衰えに対応した、仕事環境の整備や、

仕事の仕組みの変更など、手間と、コストが若年層の雇用と比較して、多くかかってしまうことがあげられるからです。

そして、まだまだ有効なロールモデルが確立されていない分野であることも、各企業の腰が引ける、原因になっていると思っています。

ではどうしたらいいのか?

例えば、ビルメンテナンス業や、警備業といった、コモディティー化された業種をを考えてみると、

こういった業種では、元々業種的にも高齢者雇用が多いのですが、

地方ベースで検証してみると、現場に出ているスタッフの

ほぼ全員が高齢者といったことも、珍しいことではないのです。

そして、そんな会社の経営陣にインタビューすると、新卒や、若年層の人材をターゲットに、採用していきたいといった希望

持っていて、それがなければ、会社の将来もないと思っていると、口をそろえておっしゃっている、その希望と現実のギャップに驚かされます。


今後、75歳まで働く時代が訪れるとすると、

2030年くらいまでは、生産労総人口を現在の水準以上に確保できることになります。

ここで、視点を変えて、高齢者雇用のエキスパートとして、高齢者が、生き生きと、生産性高く、働いていける環境と、仕組みを新たに作る出す観点で、経営を見直してみてはどうでしょうか?

人材をコストと捕らえると、問題点しか見つからない、高齢者の雇用ですが、

人材を、資源として捕らえて、資源から得られるものをすべて利用して、そこから学び、新たなものを生み出すチャンスと捉えると、

高齢者しか現場にいない、地方の、メンテナンス業、警備業などは、大企業や、都市にある企業では見つけることのできない、

宝の宝庫ということになります。

そして、そこで生まれたノウハウや、知見を、同業他社や、大きな企業に提案していく、将来は、高齢者の増えていく、

海外にも利用者を作っていく事も不可能ではないかもしれません。




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