お雛様

先日の新聞に挟まっていた広告のチラシの中に、雛人形のチラシがありました。


お正月が過ぎたから、もうお雛様の宣伝も始まるのだな～と何気なく見ていましたが、目に留まったのはその並べ方。

以前、お雛様とお内裏様の並び方に、関西風（？）と関東風（？）があることを知り驚いたので、今回は驚きませんでしたが、広告のチラシにもどちらの並び方も使っていることに驚きました。

お内裏様が左（向かって右）でお雛様が右（向かって左）の京雛。


お内裏様が右（向かって左）でお雛様が左（向かって右）の関東雛。


さきほどのチラシの裏面に２０対のお内裏様とお雛様が載っていますが、２０対のうち１５対がお内裏様が右（向かって左）の東京式でした。



表面は一対ずつ京都式と東京式のどちらもありましたね。（一番上の写真です）

子供の頃、やはり並べ方がわからなくなってチラシや写真を見ながら並べた覚えがあるのですが、２通りあって迷うことはなかったことから、東京では東京式が多かったのでしょう。ここは静岡県だから東京式と京都式がチラシにも両方載せてあるのでしょうかね？

お内裏様、お雛様とつい書いてしまいましたが、本来はお内裏様というのは、内裏にいらっしゃる方、つまり、お殿様とお姫様のお二人を指すから、お内裏様、お雛様と言うのは間違いだという説とお内裏様というのは、天皇の男雛を指し、内裏雛と言う場合は、男雛と女雛のお二人を指すという説明もありました。

今回の記事のポイントは、ここが静岡だから新聞チラシに京雛と関東雛の両方が掲載されているのかな～？というところなので、お内裏様が二人を指すのかどうかというところは置いておきます。