メガソーラーではなく、前の伊東市長の逮捕、判決に関するニュースです。執行猶予がつくのかつかないのか、伊東市民は興味津々で今日をむかえたと思います。伊東市民でない方にとっては、なんでこんなにいくつもの報道を?!と思われると思いますので、どうぞスルーしてください。
Daiichiテレビのnews every.しずおか から。
伊東市の土地購入をめぐる贈収賄事件にからみ前の伊東市長が収賄の罪に問われた裁判で、東京地裁は懲役2年の実刑判決を言い渡しました。
佃被告は裁判長から実刑判決を言い渡されると表情を変えることなく小さく2回うなずいていました。
判決を受けたのは伊東市の前の市長佃弘巳被告(72)です。判決によりますと、佃被告は2015年に不動産会社が所有していたホテルの跡地を市に購入させるなどの便宜を図った見返りに、不動産会社元社長から現金1300万円を受け取ったとされています。
今日の判決で東京地裁は「地位を私利私欲のために悪用したものとみるほかなく、社会の信用を大きく失墜させる悪質性の強いもの」と指摘。さらに「佃被告は賄賂の金額を決めるなど贈収賄を自ら計画し、首謀した」ものであり、「手口も巧妙かつ狡猾で刑事責任は相当に重い」として、佃被告に懲役2年(求刑:懲役3年6か月)、追徴金1300万円の実刑判決を言い渡しました。(2019.03.18 Daiichi テレビ news every.しずおか)
SBS イブアイしずおか の動画ニュースです。
市の土地取引をめぐる贈収賄事件で、収賄の罪に問われた前の伊東市長に対し、東京地裁は懲役2年の実刑判決を言い渡しました。
「市長として3期12年間を務めた佃被告はですが、判決の間、力のない表情でじっと前を見ていました」(増田剛記者)
判決を受けたのは前の伊東市長の佃弘巳被告(72)です。起訴状などによりますと佃被告は市長だった2015年、市内にあるホテル跡地を市が購入するよう便宜を図った見返りに、不動産会社の元社長から現金1300万円を受け取ったとして収賄の罪に問われました。東京地裁で開かれた3月18日の判決公判で、永渕健一裁判長は「自らわいろの具体的な金額を決めた上、偽装を計画するなど贈収賄事件を首謀した。手口も巧妙かつ狡猾で刑事責任は相当重い」などとして、懲役2年、追徴金1300万円の実刑判決を言い渡しました。判決を受けて佃被告は即日控訴しました。
一方、判決を受け伊東市は会見を開き、小野市長が謝罪しました。
「今回大きく伊東市の信頼は著しく失落しているが、信頼回復は私が先頭に立ってやっていく」(小野達也市長)
伊東市では刑が確定次第、佃被告が3期12年務めた退職金、合わせて約5400万円の返納を求める方針です。 (2019.03.18 SBS イブアイ動画ニュース)
NHK たっぷり静岡の前半部分は他の報道と同じようなので割愛しますが、後半の小野市長の記者会見の部分で、市が佃被告に返納を求める金額や、副市長他の幹部の自主返納金のことなどが詳しかったので、そこだけご紹介。
伊東市の小野市長は前の市長の実刑判決を受けて、記者会見を開き、陳謝しました。
伊東市の信頼を著しく失落させるものであり、今回の判決につきましては非常に重く受け止めているところであります。あらためまして、市民の皆様をはじめ多くの皆様に多大なるご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
その上で、市が買い取った土地の価格が「贈賄側の会社と合意していた金額より実際には高くなっていた」として、刑が確定した場合には、その差額分1500万円の損害賠償を請求するほか、佃被告に対し退職金5400万円全額の返納を求める考えを示しました。
このほか若山克副市長と幹部職員のあわせて11人が「道義的責任がある」として、1か月分の給料の10%にあたる約50万円を自主的に返納するとしています。
市では再発防止のマニュアルを早ければ来週中にも公表することにしています。(2019.03.18 NHK たっぷり静岡後半部分)
副市長ほか幹部11人の道義的責任の自主返納の金額ですが、1か月分の給料の10%にあたる約50万円というのは、11人の1か月分のお給料の合計が約500万円でその10%にあたる約50万円ということなのでしょうか?だとすると、11人で約50万円、つまり、一人あたり約4万5千円ということでしょうか?? 明日の伊豆新聞で確認しましょう。
静岡朝日テレビの動画ニュース。
伊東市の土地取引を巡る贈収賄事件の裁判で、収賄の罪に問われた前の伊東市長・佃弘巳被告に対し懲役2年の実刑判決が言い渡されました。
前の伊東市長の佃弘巳被告(72)は、在任中の2015年に市が取得したホテル跡地の売買で便宜を図った見返りに、不動産会社の元社長から現金1300万円を受け取った罪に問われています。
検察側は懲役3年6カ月を求刑する一方で、弁護側は執行猶予付きの判決を求めていました。
きょうの判決公判で東京地裁は、「市長の地位を私利私欲のために悪用し公務の公正と信頼を大きく失墜させた」などとして、佃被告に懲役2年の実刑判決を言い渡しました。執行猶予付きの判決も予想されましたが、裁判所は、佃被告が事件を主導したことや、賄賂額が1300万円と同種事件と比べて高額な点などを重く見て実刑判決を下しました。
弁護側は判決を不服として控訴しました。
伊東市は佃被告に対して、土地購入費の差額1500万円の損害賠償請求や、退職金5400万円の返納を求めていく方針です。
伊東市・小野達也市長:「今回、実刑判決が出た。社会的にも大きな問題になったと認識。信頼回復については私が先頭に立っていきたい」
(2019.03.18 静岡朝日テレビ 動画ニュース)
nhk news web 静岡 にも動画ニュースが出ています。
前伊東市長に懲役2年の実刑判決
静岡県伊東市の前の市長が不動産の売買で便宜を図った見返りに1300万円の賄賂を受け取った罪に問われた裁判で、東京地方裁判所は「業者に賄賂を要求し、市長の地位を私利私欲のために悪用した」と指摘して懲役2年の実刑を言い渡しました。
静岡県伊東市の前の市長、佃弘巳被告(72)は4年前、地元の建設会社が所有するホテルの跡地を市が買い取る見返りに、会社の元役員から1300万円の賄賂を受け取ったとして収賄の罪に問われました。
18日の判決で東京地方裁判所の永渕健一裁判長は「市への土地売却が持ちかけられると、前市長自らが交渉窓口となって売り主側に賄賂を要求し、市長の地位を私利私欲のために悪用した。自らに逆らえない無関係の仲介業者まで巻き込むなど、贈収賄の首謀者で刑事責任は重い」と指摘し、懲役2年の実刑を言い渡しました。
この事件で、贈賄の罪に問われた建設会社の元役員と、収賄ほう助の罪に問われた会社員は、ことし1月、それぞれ執行猶予のついた有罪判決が確定しています。(2019.03.18 静岡朝日テレビ 動画ニュース)
テレビ静岡news の動画ニュースでは、去年7月の様子ですが車に乗り込むときにドアに顔をぶつけてしまって車内に倒れこんでいるのがうっすら見えました。今日の映像なの?とびっくりしましたが、去年7月と出ていました。
土地の売買をめぐり現金を受け取ったとして、収賄の罪に問われた伊東市の前の市長に対し、東京地裁は懲役2年の実刑判決を言い渡しました。
記者「判決を聞いた佃被告は、裁判長に向かって2回頭を下げたあと、淡々とした表情で法廷を後にしました」。
判決を受けた佃弘巳被告は、伊東市長だった2015年、建設会社が所有する土地を市が購入する見返りに1300万円を受け取った収賄の罪に問われていました。
裁判で、佃被告が「当時は、賄賂と思わなかった」と主張してきたのに対し、永渕健一裁判長は、18日の判決公判で「主張が不自然・不合理であるのは明らか」としました。
また犯行は、佃被告が計画・首謀し「地位を私利私欲のために悪用した」と指摘しました。
そして、退職金返納の申し入れなど反省の態度を示しているが、「刑の執行を猶予すべき事案とは認めがたい」として、懲役3年6ヵ月の求刑に対し、佃被告に懲役2年の実刑判決を言い渡しました。
(2019.03.18 テレビ静岡 news)
弁護側は控訴したという報道が、SBSと静岡朝日テレビにありました。控訴すると、つまり今現在佃被告はどこにいるのかしら。
アディーレ法律事務所のHPでは、下記の説明がありました。
「なお,身柄事件の場合については,保釈されていなければ,判決が言い渡されるとそのまま拘置所で身柄拘束(勾留)され,判決確定後に刑務所に行くことになります。
保釈されているときは,実刑の判決が言い渡されると保釈の効力が失われ,そのまま収監されてしまいますので,一度家に帰ったりすることはできず,判決確定後に刑務所に行くことになります。
なお,控訴・上告する場合には,あらためて保釈を請求し,これが許可されなければ,身柄拘束(勾留)されたまま裁判が進むことになります。」
横浜ロード法律事務所という法律事務所のHPに分かりやすく説明されていました。
保釈中に、実刑判決が出ると、その場で身柄が拘束されるのですか?
佃被告は保釈中だったはずだから、控訴とともに再保釈申請をしなければならないということでしょう。
素人がネットで調べているので、間違っていたらご容赦を。
さすがに、前の市長の逮捕の実刑判決ですから、地方のニュースではなく全国新聞に出ていますね。
日本経済新聞
産経新聞