ぼ~ざん工房
ぼ~ざんのBLOGです。いろいろ体験・書籍等紹介します!

 TOPICS  『ぼ〜ざん工房』は望山(水野敦之)の個人のBLOGです。


「気づき」と「できる」から始めるフレームワークを活用した自閉症支援—すぐに使えるワークシート用CD‐ROM付
クリエーター情報なし
エンパワメント研究所

 
  【2013年度 自閉症教育・支援フレームワークセミナー予定(随時更新予定)】
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  ※ このBLOG『ぼ〜ざん工房』はリンク・フリーです。
    ご紹介いただき、たくさんの方に読んでいただいたら幸いです。  



自閉症の方は様々なことを整理したり調整することが得意ではありません(整理統合の困難さ)

自分の生活を組み立てる、つまりデザインすることにも支援が必要になります。

それは被災地でも同じです。

被災地では、障害をもたなくても生活をデザインすることが困難だと思います。

しかし自閉症の方は定型発達の方が困難な状況でも自然に生活をデザインが困難です。

いくつか思いつくまま書きます。

・自分のいて良い場所

・自由な時間の使い方

・共同生活している方との関わり方

・暗黙のルール

・健康管理
   などです。


生活デザインの支援が必要です。


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災害時の自閉症支援に関して書いています。

自閉症支援で重要なのは活動を具体的に設定することです。

自閉症の方は曖昧で見通しのない自由な時間が続くことは得意ではありません。

詳しくはこちら

具体的な活動を「いつ」「どこで」「何を」「どのように」「どうなったら終わりか」「終わったらなにがあるか」の情報で伝えます。

避難所で具体的な活動を見つけるのは大変と思います。避難所の実情も知らないので、難しい部分もありますが、具体的な活動を書きます。

【役割】
・在庫管理、陳列
・清掃やごみ処理
・荷物の運搬
・ものの配布
・ファイリング

【遊び】
・車や落下のおもちゃ
・ペットボトルなどに水と小さいチップを入れたもので視覚感覚
・折り紙
・数字とマークを書いたカードをつくって神経衰弱などのゲーム
・手書きの迷路
・本、地図
・お絵かき(広告のうらなど)
・絵に書いたものを切ってパズルにする

【勉強】
・廃材を利用して作成
・ペットボトルにチップを入れるプットインタスク
・容器に物をいれる
・手作りの問題集
・電話帳や辞書調べ

【運動】
・簡単なストレッチ体操
・散歩・ランニングコースを決める
・狭いルートであれば周回数をチップなどで提示する
・下の物を上に置く作業(屈伸)
・右の物を左に置く(ひねり)
・ペットボトルでボーリング

もちろん内容も、提示の仕方も個別化が必要です。

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災害時の自閉症児・者の支援についてまとめました。
緊急時に、そのような余裕がないこともあると思いますができる部分で参考にしてください。

以下の内容は個別化が必要です。

*終わりを明確にする

*環境を整理します:特に本人の活動場所とその境界を明確にする

*周囲に障害受容を求める:必要な配慮をしてもらうことと、少し距離を保ってもらうこと

*緊急時の視覚支援のポイント:書けばいいのではなく、あるもので個別化

*具体的な活動の設定:役割、体操 など

追記記事*活動を具体化します:具体的な活動の例を【役割】【勉強】【余暇】【運動】であげています

*習慣をつくります

*OKで伝えます!:場所と活動を明確にする支援の意味「これOK」を伝える。



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【はじめてブログをご覧の皆様。まずこちら

自閉症支援について書いてます。

聴覚、視覚、嗅覚などがごったがえす中では自閉症の方は優先順位をたて情報に注目するのが得意ではありません。

そこで重要なのは、注目して良い部分と注目しなくて良い部分を伝えることです。

これは今は注目として、活動や活動の場所を明確にし、その終わり(注目しなくて良い)を伝えることが大切です。


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自閉症支援の対策として様々な記事によく書かれているのが、

これは○ これは× という提示ですが、、、

ある特定の発達障害の方に有効だと思いますが、

それを理解するのが難しい方っていると思います。

その中で、

周囲の環境、現状が複雑な時に、これやってしまったら、

「我慢しなさい」だけが伝わります。

環境や整備し、生活を具体化することで、

「ここにいていいよ」(本人の場所を確保し、境界を明確にする)

「これは終わり」(例えばフィニッシュボックスを活用する)

「これをやっていいよ」(活動を設定する。見通しを伝える)

そして、これらを習慣化していくことが必要になります

私は、自閉症であっても「これはダメ(NO)」ということを伝えることはできると思います。実際の実践でも伝えてきました。しかし、それは個別の方法で伝え、できるだけ「これOK」という肯定的な情報で伝えます。例えば「ダメ」も「これはおしまい」と「これはやっていい」で伝えます。


【避難所等での自閉症児者支援】はこちらです。緊急時に、そのような余裕がないこともあると思いますができる部分で参考にしてください。

被災地の皆さん、心よりのお見舞い申し上げます。


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周囲の人役割っていろいろですよ。


守ってくれる人。。。


支援してくれる人。。。

新しいことを教えてくれる人。。。

近くで温かく見守ってくれる人。。。

通りすがりの人。。。


今、どこにいて良いか教えてくれる人。。。

一日のシナリオを作ってくれる人。。。


自分の苦手なところを周囲に伝えてくれる人。。。


さりげない手助けがありがたいことがあります。。。

見守って、大丈夫ってうなずいてくれるだけでありがたい時があります。。。


こうしなさい、ああしなさい、

これはOK、これはダメ。。。。。?????(大事なことだが?)


シンプルなんです。周囲の理解。支援。。。



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今回のような災害、その他に引っ越し、進級、進学など。

様々な形で世の中には変化があります。

変化がない世界はありません。

自閉症の人は変更が苦手として、変更しないようにすることは不可能です。

いくつかの視点を書いておきます。

*できるだけ変化を予告をする(災害はここが難しいです)

*変化があった時に本人あわせ具体的に伝える

*普段から変更の習慣をもつ(例:視覚的な合図を決めておく)



*変化があったときに、できるだけ変化の連鎖をつくらない



大きな変化は本人にとって様々な心理的なダメージを受けます。

しかし、大きな変化の後にも、自分の人生が大きく揺らがなかった経験は将来の自信にもつながることがあります。

だから丁寧に変化を伝え、変化しない部分も丁寧に築く必要があります。

変わる部分と変わらない部分を丁寧に伝えることが大切です。

まずは環境、そして周囲の人の冷静な対応、活動の設定(支援の樹の部分)で生活づくり。

その上で見通しを伝えたり、変化を伝えていきます。


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被災地の皆さん、心よりのお見舞い申し上げます。

災害時の自閉症児・者の支援について書いてます。
緊急時に、そのような余裕がないことも承知ですが、
周囲の人に少しイメージを作っていただきたいので書いています。

これまでの記事はこちら避難所での自閉症・発達障害者の支援


避難所での生活では、1つ1つの活動が曖昧になってきます。

そのような緊急の事態であることは確かです。

終わりが提示し難い状況です。

しかし、自閉症の方にとってそれが続くことはフラストレーションがたまります。

できるだけ終わりを伝える方法を習慣化させてください。

避難所でできる終わりの提示は以下です。

*材料などがなくなったら終わり=活動のはじめるときに量を提示してください

*フィニッシュボックスの利用=活動を終わる時に、箱を見せ「終わり」と言ったり、手がかりでうながしてください。

*支援者が「終わりです」と言ったら終わり=終わりの伝えからを一貫させてください。

   ・注意喚起をして「おしまい」と言う
   ・「終わり、次を見て」とスケジュールを見せたり
   ・声かけではなく、文章やマーク(NOマーク)絵(片づける絵)で伝える

終わりと同時に、次の活動を伝えることも大切です。


(繰り返します。被災地で想像絶する困難な場面にいる皆さんにお伝えするのはどうかと悩みながらアップしています。参考にしていただければ幸いです。)



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被災地の皆さん、心よりのお見舞い申し上げます。
避難所での自閉症・発達障害者の支援についてまとめています。


先日は高知県立の盲学校の先生方や親御さん、近隣の親御さん方に個別支援計画に関する話をしました。

自閉症の特性があり、視覚障害知的障害などの重複した障害がある方の支援について整理する良い機会になりました。

当日は、難しい概念の多い研修にも関わらず、皆さん真剣に聞いていただきました。

整理した一部を過剰書きにします。

*重複した障害障害がある場合、ごちゃ混ぜにして1つの個性として考えるのではなく、1つ1つの障害特性を整理して考える

*自閉症の特性は整理統合の特性を意識する

*視覚支援というよりも、本人が強く理解できる媒体を活用すること



これまで数人の視覚障害をもつ自閉症の方の支援に関わらせていただきました。

例えば、白黒反転や点字でのスケジュールの活用、具体物を接触して確認するスケジュールを活用してきました。

本人の強みやもっているスキルで空間や時間を整理して伝えることが大事になります。


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災害時の自閉症児・者の支援について書いてます。
緊急時に、そのような余裕がないことも承知ですが、
周囲の人に少しイメージを作っていただきたいので書いています。

災害時は、変更が多く見通しが持ちにくくなります。

視覚的見通しをもたせることにも限界があります。

大事なのは、こんな時だからこそ、規則正しい習慣をつくることです。
(被災者の立場で言えば無茶なことを言っています。すいません)

具体的な活動を設定したら、いくつかの内容をいつするか決めてください。

時間が固定しにくいもの(食事とか)もありますので、一部で良いです。

感覚的な活動、体操、課題など、時間やできれば場所を選んで実施してください。

毎日繰り返される活動があることは、本人の安心につながる場合があります。

体操やリラックスの方法、感覚的な活動は、できるだけ安定した時間に設定してください。



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災害時の自閉症児・者の支援について書いてます。
緊急時に、そのような余裕がないことも承知ですが、
周囲の人に少しイメージを作っていただきたいので書いています。

避難所などで、難しい部分も現状が難しい部分もありますが。

できるだけ具体的な活動を設定してください。

つぶやきで「やっていいこと、やっていけないこと」を視覚的に提示するという書き込みがあってますが。

災害時にやっていけないことはいっぱい増えますが、やっていいことが具体化しません。

自閉症の方は、曖昧でイメージがない時間がつづくのは得意ではありません。

そこで、できる範囲で具体的な活動設定していただきたい。

以下は、知的障害を重複してもつ方の緊急時に実施した内容です。

・役割を探す(物を運ぶ など)

・課題を設定する(ペットボトル等でプットインタスクをつくる)

・好きな活動(広告の裏などを使って絵を書いたり、折り紙など)

・体操・リラックス(簡単な体を動かす活動を、モデルを見せて)

・感覚的な活動(クッション、小さなチップを箱に入れる)




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災害時の自閉症児・者の支援について書いてます。

緊急時に、そのような余裕がないことも承知ですが、

周囲の人に少しイメージを作っていただきたいので書いています。

繰り返しますが、本人の理解にあわない視覚支援は(紙に書いて見せるなど)、こちらからの要望だけが伝わり、内容がわからないので押しつけだったり、恐怖だったりします。

緊急時に、あるもので視覚支援をするのは大切ですが、

・紙文字に書いてみる
・紙に絵に描いてみる
(・デジカメや端末:電源の問題があるので難しい場合があります)
・物を並べる

もっと重要なことは具体的な活動の設定と習慣づくりです。

緊急時だからこそ、より具体的な提示が必要です。

しかも、できる部分でです。









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被災者の皆さん、心配しています。何もできず無力です。

今日も、高知で講演で今は自分の仕事を続けるしかありません。

少しずつ被災地で想定される自閉症・発達障害の支援を書きとめます。

被災の現場の経験は少ししかないので、参考程度で工夫してください。


今はどんなに視覚的に伝えても変化が多い時です。

場合によっては、視覚支援が「我慢しなさい」となるかもしれません。


まず必要で最善策を考えるのは以下です(完璧は難しいでも最善策です)。


まず環境の確保です。様々な刺激がすくない方がいいですが。しっかりと本人の場所を教えてください。座布団でも「○○の場所」と書いて境界線をつけてください。

周囲の気持ちの変動を少なくしてください。変化も怖いですが、変化したことで、次々に色々なことが変わるのが怖いのです。だから周囲は冷静に。(すいません、難しいですよね。)

周囲に障害受容を。大事なのは必要な配慮をしてもらうことと、少し距離を保ってもらうことです。

この状況で無茶を言ってます。すいません。

とにかく

変化の連鎖を少なくすること

守られていることを障害特性に考慮して伝えることです。

関連記事です。



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ここ数週間、利用者のPEP―3を実施する機会がありました。

もう大分慣れてきて、ある程度の進め方が習慣になってきました。もちろん個々の状態に合わせて進め方を変えています。

習慣化したので、メタルラックへの並べ方もすごくパターン化しました。

とっとっと、ところが、この前、メタルラックに検査具を並べるのを、スタッフに任せたら、気を配って並べてくれてたんですが、微妙に違う。

その微妙な違いがギリギリで分かっていつもの流れと微妙に変わり、

ななななんと記憶が飛んだ部分があって、例えば「デニムの袋に入れるもの」いつもならさっとイメージできるけど、マニュアルにかえってしまった。(検査結果に影響はありませんよぉ~)

やっぱり習慣は大事だな~と。

習慣と記憶の関係は今後も実践研究をしたいネタです。

しかし、TTAPよりもPEP-3をすることが多いなんて、夢にも思わなかったですよ。

PEP-3からの教育内容を考えるプロセスですが、スタッフとのディスカッションはすごい楽しいです。

PEP-3用としてではなく、フォーマルアセスメントインフォーマルアセスメントをまとめるシートもかなりシンプルで良いものになってます。

PEP-3にしても、TTAPにしても自閉症の特性及び支援をつかんだ上で、しっかりと教育内容や設定につながることを念頭におかないとと考えています。

関連記事【フォーマルアセスメントのメリット】


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自閉児発達障害児 教育診断検査―心理教育プロフィール(PEP‐3)の実際
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自閉症スペクトラムの移行アセスメントプロフィール―TTAPの実際
クリエーター情報なし
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本日で2回目です。

今日は、行動支援でした。

なかなか難しかったと思います。

やっぱり特性を書き出すのは難しいみたいです。

でも、完璧ではなく、書いてみるのが

フレームワークシートのスタートです。

今日のスライドの間違いをアップします。



明日から高知に行きます。土曜日に盲学校のPTAに呼ばれています。

なんと生活デザイン思考のワークショップです。

ネタは現地で探ります。

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