ぼ~ざん工房
ぼ~ざんのBLOGです。いろいろ体験・書籍等紹介します!

 TOPICS  『ぼ〜ざん工房』は望山(水野敦之)の個人のBLOGです。


「気づき」と「できる」から始めるフレームワークを活用した自閉症支援—すぐに使えるワークシート用CD‐ROM付
クリエーター情報なし
エンパワメント研究所

 
  【2013年度 自閉症教育・支援フレームワークセミナー予定(随時更新予定)】
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    ご紹介いただき、たくさんの方に読んでいただいたら幸いです。  



A1:成人期も基本はかわりません。(構造化等の支援が基本

幼児期からfirst, then~ まずはこれ、次は~の習慣やスケジュールやワークシステムによって、自分についての必要な情報に注目することを習慣をつかむことは重要です。

しかし、成人期からはじめても遅いとか、意味がないということではありません。

ただ成人期は様々な行動を様々な文脈に依存が強かったり、自己流の理解がパワフルで構造化に注目がいきにくかったり、時間がかかることはよくあります。

構造化や視覚的支援は訓練ではありません。

全体よりも細部に注目しすぎることによる、様々な整理して考えることを補う支援として個々にあわせて必要になってきます。

成人期に構造化は必要か?意味があるのか?・・・ではなく。

個々にどんな構造化が必要かと考えてみるとどうでしょうか。

余談ですが、私は幼児期は形ではなく気づきから入ることが重要とおもっています。成人期でも気づきからはいることは重要なんですが、生活づくりの中で形で学ぶのがうまい部分を活用することはあります。

【関連記事】
*構造化された指導(支援)とは
*「終わり」の話
*プロンプト依存について/支援プロセス


※講演やブログ等で質問を受けましたので、毎日少しずつアップします。

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自閉症教育において私たち支援者は、
発達の連続性を重要視する必要があります。

発達の連続性を無視した指導・教育は形上で様々なスキルを教えても本当の本人の気づきにならず、般化(応用)が難しいなどの影響をあたえます。

地域を見ていると基本的な自閉症理解が進まないことによる
発達の連続性を無視した指導があります。


●連続性を無視したスキルからの指導計画

自閉症の方は発達の連続性を無視したスキルの獲得がみられます。

例えばまだ理解コミュニケーションが成熟してないときに、表出のスキルが伸びていく場合があります。(自閉症児者の発達の偏り)

その時に、多くの支援者は表出中心の指導計画を立ててしまいます。しかし、発達の連続性を尊重するのであれば、まず理解の指導計画を重視していくことが重要です。

大切なのは発達の連続性を尊重したステップを本人の特性をアセスメントしながら指導していくことです。




●間違った発達保障

生活年齢に合わせた、本人がまだ達していないステップの無理な発達の機会を押しつけることは発達の連続性を無視した指導計画です。

例えば、まだ1つの場面でのスキルの獲得も進んでないのに、社会的な場面や様々な環境の中での般化を指導されるケースが多いです。

まずは本人の特性をアセスメントし、まずは1つの場面で能力・スキルを獲得し、スモールステップで様々な場面での般化を進めることが大切です。




【関連記事】
*無理な集団参加・般化の問題点

*「気づき」からはじめる

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法人の仕事としてもパーソナルブランドとしても様々なタイプのコンサルテーションをやっています。それぞれについて整理します。

・個人ケースに関するコンサルテーション
>個別ケースに関してのコンサルテーション。学校や施設全体の課題に影響を受ける。(でも個別の依頼・契約なので、全体の介入ができない)

・個別支援計画及び支援ミーティングに関するコンサルテーション
>アセスメントから計画、実施、再調整までのプロセスの長期にわたる一貫した支援につながりやすい。プロセスを支えるシステムづくり、スタッフ研修とコンサルタントに幅広い知識と経験のスキルが必要。

・学校(教育コンサルテーション)
>クラスや校内の環境整備から、校内のシステム、教育内容など、幅広い内容に精通する必要があり、学校文化(専門用語もふくめて)を知る必要がある。

・事業体コンサルテーション
>施設や学校全体のコンサルテーション、個別ケースに関するコンサルテーションと違い全体の体制に介入できる。全体を一挙に変えることはできないのでプランニングが重要。望山のコンサルテーション多いのがこのタイプ。

・自治体コンサルテーション
>都道府県、市町村などの自治体レベルのコンサルテーション。自治体の体制づくりで、その地域の文化や慣例に影響を受けやすい。広範囲で様々な分野のコンサルテーションで総合的な専門性が必要になる。今年から望山が取り組んでいるコンサルテーション。かなり難しい。

そのほかに、ホームコンサルテーションを含め、様々なタイプがあります。

これまでのコンサルテーションに関する記事を紹介します。
*コンサルタントはOJT
*新たなコンサルテーションのプロセス
*コンサルテーションの目的


私のコンサルタントとしての信念はGIVEではなく貢献です。

自分がしてやったとコンサルタントが主役になっているケースには疑問を感じます。

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この作品。なんとも言えない味わいです。

私すごく気に入っちゃって。

コンサル先の児童デイサービスの園児さんの作品です。

お母様より許可をいただいてブログに掲載させていただきました。

彼は同じ色、同じような色を好んでつかいます。

どうですか?「色々な色を使わないと」って彼に言えますか?

私には言えません。

この同じような色合いの重なりが味わいを出してますもん。

アートには様々な技がありますよね。(私専門家ではないのですが)

自動的にはそれらを経験しないし発展しません。

この児童デイサービスの先生方は、

塗りつぶしたり、トントンとスタンプ押し、スルーっと線を描くとか、ポタポタ描きとか、(ははは、え~専門用語知りません)様々なやり方を経験する機会をつくられています。

もちろん構造化や先生主導で材料の共有とか本当に丁寧に設定されてます。

なんとなぁ~くですが以前書き込んだ、「あまりに枠組みを作りすぎると発展しないし。枠組みがなさすぎても発展しない。」の答えと言うか方向感が見えてきました。

色々実践して彼らの良い味わいを引き出せたらいいなぁ~。

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島根県松江での講演終わりました。スタッフの皆さんありがとうございました。
ギリギリ会場入りでご迷惑をおかけしました。少し詰め込みすぎたかなと反省です。

演題『トップダウン視点での自閉症支援 ~幼児期から成人期の支援~
内容はいつかどこかで話したかった以下の内容でした。
(→※BOUZAN profile・講演依頼等はこちら)

自閉症の特性と発達の連続性を尊重する意味
自閉症の特性を考慮した教育内容と般化のプロセス(TEACCHトライアングルエフェクト)
トップダウンの視点にたった幼児期から成人期の指導と支援

参加者のみなさん是非コメントください。 答えられなかった質問事項に関しては、後日整理して話します。

今日の講演で最後の細かく説明できなかった部分はこちらの関連リンクをご覧ください。
● 興味関心の活用とルーティン
● 終わりで修正を教える
● ルーティンよりもルーティン+視覚支援
● 成長はやはり嬉しい
● 起動?権利擁護!
● 避難訓練の試み

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スライドのいくつかアップしておきます。(クリック!)
  

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先日は私がディレクターをしている児童デイサービスの避難訓練でした。
(私は小学校のコンサルテーションのために参加できなかったのですが。)

長い間スタッフのディスカッションを繰り返して今日を迎えました。
とにかくリアルな緊迫感・緊張感・怖さなどを排除し、良いルーティンをつくることを念頭に下の基本方針をもとにスタッフが計画を立てました。

1.指示があったら指示された場所に移動するルーティンを重視する
>時間は長くかかっても必ず避難する。(無理にひっぱらない)

2.必ず次の指示があるまで待つ
>次の指示があるまで先生の支援を受けながら待つルーティン。

3.指示で次の活動で移る(今回はそのまま指示で家に帰る計画で実施)
>パターン、流れで事業所内に戻るのは間違った習慣(火事場に戻る)を教える

4.個別の状態と避難困難者を整理する
>訓練では無理に避難させることをせずに一人ひとりの配慮事項と避難困難者の把握に努める。

避難困難者に関するシートのリンクを貼ります。(ダウンロードは良いですが、それを他にメール等で配るのはやめてください。権限放棄していません。)
PDF形式 hinank_mizunopdf.pdf 
WORD形式 hinank_mizuno.doc
※この記事を教えてください ※データの直接リンクはやめてください


今回の新たな試みとしては、避難訓練が終わったらまっすぐ帰るということです。避難したら戻るという習慣を作らない試みです。今後、実践を繰り返しながら方向性を確認、調整する必要があります。(個人的には、家にまっすぐ帰ったり、指示で戻ったりを繰り返す)

園児さん、少し時間がかかった方がいますが、基本はスムーズに良い習慣のスタートを進めたみたいです。スタッフがやってきた実践が良い、事前に指示を提示したうえでの習慣を事前に繰り返していたようで、本当に良い実践、良いチームです。

また、詳しい実践の様子(手立て等)をお知らせします。


【関連記事】
○避難訓練プロジェクト(その一部を紹介) その2
○ルーティンよりもルーティン+視覚支援
○ルーティンの活用(いつも同じは得意を活用)

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この記事は『見えない指示を見える形にする』(7月までのテーマ)の実践ヒントです。

”見えない境界を見えるようにする”

私たちは、自動的に1つ活動がどこからどこまでの範囲であるかイメージできます。

しかし、自閉症の方はそこが明確でないと混乱したり、不安を感じたりします。

例:

「どこからどこまでは遊んで良い場所か」

「このエリアは自分一人、このエリアは先生が働きかける、このエリアはお友達もいる」

「電車の中で座る時に座って良い雰囲気のスペース」

このようなことが明確になると安心したり、

気持ちの準備ができたいり、

集団、社会の中で適切な振舞ったり

につながります。

【関連記事】
物理的構造化 (場・環境の工夫)
「守られていること」を経験する重要性 その3:境界の意味
境界についての1つの考察

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うちの法人の児童デイも、コンサル先の児童デイでも
アート活動を取り入れていれています。
スタッフ本当に工夫してやってます。
ちゃんと社会的な場面設定も個別化して材料を共有にしたり、
終わりかたや活動の指示も明確にしたり色々工夫してるみたいです。


でもアートの支援って、難しいなぁ~っていつも感じます。

構造化によって分かりやすくするのは容易ですが、

味わいのある段階までなかなか進まない。

今、イメージしていることは、

まずはアートに必要な様々なスキルのアセスメントをすること。

・貼り絵ができるか?
・色が塗れるか?
・指定された場所を塗ったり、ステンシルできるか?
・写真や絵を見て表現できるか?
・風景の中から切り出してそれを表現できるか?
・様々な色を活用して進められるか?


等々

それをどのように組み合わせていくか。


あまりに枠組みを作りすぎると発展しないし。

枠組みがなさすぎても発展しない。

そこら辺は、導き手のセンスもあるのかなぁ~。

なんてことを考えています。

少なくとも場所、時間、そして終わりは明確にすることが大事。

アートの場合、できれば、「今日はここまで。続きは明日。」の設定があれば、積み重ねと深みのあるアートができるのだけど。。。

アートの機会は本当に重要なんです。


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世界一受けたい授業をみてます。
プロファイリング、すごく勉強になりました。
レシートを使ったプロファイリングが特に。
受講生がレシートしか見てないのに、
桐生先生は他の情報をかなり正確に情報をつかんでました。
ついつい自閉症支援でも問題になっていることばかりに目を向ける。
でも、アセスメントは多角的に見る。んんん、大切。

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世の中では、無計画で個別化していない「集団参加」や「様々な環境の中での般化」を進める専門家がいらっしゃいます。生活年齢を重視して、どの子にも同じ集団活動を設定されています。

それは様々な問題を含んでいると私は考えています。

自閉症の人は・・・・
*社会性の質的な障害をもち、社会的な状況をつかむことが困難
*環境刺激からの影響を受けやすく、活動や課題だけに注目するのが困難
*般化の困難さももちます
(1つの場面で学んだスキルを他の場面で応用するスキルに困難さ)

上記の特性を踏まえるて、無理な集団参加と般化を進めることがどんな問題を持つかのイメージをグラフにしてみました。下の図を見てください。



本人に混乱をあたえるだけではなく、本人が踏むべき社会性のステップや般化のステップを無視してしまうのです。


【まとめ】 個別化しない無理な集団参加や般化は・・・

・必要なステップを含めない引っ張る支援と同じ)※
・将来の般化にも影響をあたえますステップを踏んでないので応用できない

スキルや能力を1つの場面でしっかりと身につけ、少しずつ般化することが重要です。

個々の特性に応じた社会的な機会と様々な環境の中の般化のプロセスが重要です。


※引っ張る支援は恐怖心や強い自己防衛を生み、場合によっては行動面に悪い影響をあたえます。


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自閉症の支援の中で私が意識していることが、

「判断しているのか?それとも反応だろうか?」

という視点です。

例えば社会的な状況の中での不適切な言動を見ることがありますが、状況判断をした言動ではなく、反応に近い言動である場合があります。(意外と多い)

支援者はその言動に(本人の特性を判断できずに)反応し振り回されているケース、その言動の問題点だけに注意し、本人の反応した理由や判断できない理由に注目できないケースを目にします。

大切なのは本人が状況をどのように解釈、判断し次の同じような場面での対応策を考えることかです。対応策のイメージを本人が持たないと反応という手段が繰り返されることになってしまいます。

やはり言動への対応ではなく、将来につながる本人の気づきが大切です。

【関連記事】

 ●「気づき」からはじめる
 ●気づきからの「教える」プロセス


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【参考までに】
 就労場面でもこれまで本人が状況判断できないことで起こる反応をし、それに対応したことが多々あります。1つの事例を梅永先生監修の本に事例を載せています。

仕事がしたい! 発達障害がある人の就労相談
梅永 雄二
明石書店




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ええ~、買ってしまいました。
3WAYバック、欲しかったんです。
ポイントは、見た目はシンプル。
中にポケット、仕切りがいっぱい、
なんでも入れ込んで仕事にいく私には最高だと。
リュックになる部分もすっぽり収納。
今日来ました。んんん、良い感じです!

MANDARINA DUCK[コルボ]3WAYカジュアルビジネスバッグA25503(ブラック)
MANDARINA DUCK
メーカー情報なし


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本人の発達の段階を無視して、
生活年齢だけで集団参加のプログラムを計画するのはまずいです。
(→発達を尊重するとは!?

本人がまだ人や環境に気づいていなかったり、
気づき難かったりの状態で、無計画に集団に入れることは、
引っ張るのと同じで、人権侵害です。


集団の参加を否定はしていません。

本人の気づいている幅、社会性の特性に応じて、

計画的な社会的な機会をつくることが大切です。


【関係の参考文献】

自閉症とインクルージョン教育の実践―学校現場のTEACCHプログラム
G.メジボフ,M.ハウリー
岩崎学術出版社


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発達は連続するもので、それは尊重されなくてはいけません。
(ちなみに発達障害の方は、その連続と違うプロセスから発達の偏りをうむことがあります。でもやはり発達の連続性は尊重されないといけません。すごく大事なテーマですが、今日はとりあえず置いて話を進めます。)

世の中でご自分は発達を尊重していると主張しながら、「子どもは集団の中に入ってれば自然に育つ」と言われる。。。専門家がいらっしゃいます。それは「発達を尊重しているとは言えなでしょ」と私は考えます。

そもそも定型発達の成長も(周囲のお子さんの発達を見ててわかったのですが)、
いきなり集団で学ぶわけではなく、

・社会性のスキル
・コミュニケーションのスキル
・その他の状況判断に必要なスキル 等

を1つの場面で学び、少しずつその般化を広げていきます。つまり・・・

まずは1つの場面でスキルを身につけ、般化は後!

何でスキルの獲得に時間がかかっていて、
また様々な刺激・環境の中で学びにくい発達障害児に対して、
複雑な環境の中でスタートから般化を求めるような
指導・教育をしてるのか不思議です?
それは、すでに発達を保障してないのでは?

発達を尊重した指導・教育では、
まずは刺激の少ない環境の中で良いので、
しっかりと1つの場面でスキルを獲得し、
少しずつ、社会的な場面、様々な環境場面に
般化するプロセスが重要なんです。


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幼児期の支援で最近スタッフによく言っていることがあります。
(実は自閉症支援全般で重要なんですが…)

それは結果を求めるだけではだめ。

そこに行きつくまでのプロセスやステップを大事してほしいということ。


様々な活動がうまくいかない時に、自立を求めるがあまり、

そこのプロセスを押さえていない場合があります。


しかし、幼児期には(実はどの年代もですが)、

自立して1つの課題がゴールした結果よりも、

それまでどんなプロセスステップを通ったが将来つながる情報になるんです。


●どんなステップで自立したのか

●教える時に有効だった方法は何か(視覚支援やプロンプト)

●フェードアウトする時にどんな注意やタイミングが必要か

●文脈、プロンプト依存をつくらない方法は何か

等々


それらの情報をしっかりとデータとして残して移行していくことが重要です。


ちなみに教えるステップを説明してるのに、「それは私たちのやり方でやります」と謙虚に受けとめない専門家が多い…。


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