ぼ~ざん工房
ぼ~ざんのBLOGです。いろいろ体験・書籍等紹介します!

 TOPICS  『ぼ〜ざん工房』は望山(水野敦之)の個人のBLOGです。


「気づき」と「できる」から始めるフレームワークを活用した自閉症支援—すぐに使えるワークシート用CD‐ROM付
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  【2013年度 自閉症教育・支援フレームワークセミナー予定(随時更新予定)】
  ☆ プロフィール講演・セミナー等の依頼について ☆ RSS readerをご活用ください!

  ※ このBLOG『ぼ〜ざん工房』はリンク・フリーです。
    ご紹介いただき、たくさんの方に読んでいただいたら幸いです。  



地域よっては、刺激の統制のレベルが高く段ボールのビルディング状態の教室も多く見ます。

様々なセミナーで、自立課題に注目できないと、迷わず「周囲の人に影響を受けているので、パーテーションを入れる」という発言を聞きます。

もちろん刺激の統制は、課題そのものに注目する重要な支援です。

しかし、その自立課題の手立て、つまり視覚的構造化、またはそれを用いた教えるプロセスを検討することをまず考える必要があるのではと考えます。

まずは、本人が気づける状況づくりが重要と私は考えます(繰り返しますが、刺激の統制は重要な支援です。必要な刺激の統制は入れる必要があります)。

将来、様々な刺激や地域移行を目指すのであれば、ある必要以上に、また安易に刺激の統制をすることは問題があると考えます。

先日、佐賀のトレセミで周囲のスタッフより「刺激の統制」の必要性がトレーナーである私に伝わってきました(考えを伝えることは重要で、さすが佐賀と言う感じです)。しかしトレーナーとして佐賀の地で刺激の統制を安易に変えることを受講生に見せたくなかったので、視覚的構造化、ルーティンの工夫をしました。結果、2面の刺激の統制を変える必要がありませんでした。

ジョブコーチとしても、刺激に影響を受けやすい自閉症の方が、刺激の多い現場実習先で、ジョブマッチングと明確な仕事内容、明確な指示があることで、いつも以上に自立的だったことは何回も経験しています。

児童発達支援事業の中で、ある程度フラットな中でも、明確な境界とその他の構造化によって自立的に活動できています。

とにかく安易な刺激の統制は注意が必要というのが私の視点です。





【2012年度 自閉症支援に関する講演・ワークショップ等の予定】


【『フレームワークを活用した自閉症支援』のFacebookページができました】

【『フレームワークを活用した自閉症支援』を10倍活用する!(随時更新)】

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 構造化は個別化が必要です。特性や理解に関するアセスメントにより物理的構造化、スケジュール、ワークシステム、様々な課題の構造化(視覚的構造化)の計画を立てていきます。だから理想としては、様々な構造化のタイプを知るよりも、アセスメントにより個別化することだと考えています(いました?)。

 しかし、ゼロからアセスメントだけで構造化の計画をして準備をするのは難しいことです。様々な構造化のタイプ(バリエーション)を知らないとイメージができません。

 人によっては、手順を提示する時は「めくりのタイプ」と個別化しないで使ってしまう方もいます。

 書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』には、たくさんのタイプの構造化のアイデアを載せています。もちろん載せることができなかったアイデアもたくさんあります。しかし、現場で活用できるある程度の幅の構造化の解説とタイプの写真を載せていますので、構造化の計画を立てる時に、じっくりと写真も参考にしていただくと嬉しく思います。

  
【まず構造化をはじめるときのいくつかのアイデアを写真で紹介】


 しかし、書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』では、物理的構造化、スケジュール、ワークシステム、様々な課題の構造化(視覚的構造化)の各アイデアの写真が色々なページに分散しています。関連ページだけではなく、他のページもご覧ください。



【2012年度 自閉症支援に関する講演・ワークショップ等の予定】


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2012年度延岡のトレセミ報告を重要な6つの視点で書いています。(随時更新中)



実践のヒントにもなると思います。参考にしてください。

【イノベーションを目指すトレセミ】

【基本その1:自閉症の特性を軸にする】

【基本その2:個別化する(支援)】

【基本その2:個別化する(課題の設定)】

【基本その3:アセスメントからはじめる】

【基本その4:実証された方法を使う(1)】

【基本その4:実証された方法を使う(2)】

【基本その5:自立が目的】

【基本その6:親やチーム間の協働】


今回整理しました6つの視点を勉強する『フレームワークを活用した自閉症支援』を活用したトレーニングセミナーが2013年2月23~24日霧島で開催されます。是非ご参加ください!



今回の目玉はポイントは、幼児期グループと移行期グループと募集をわけて、IEP(教育計画)とITP(移行支援計画)をイメージしていただく実践セミナーの予定です。




【2012年度 自閉症支援に関する講演・ワークショップ等の予定】


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みなさん、いよいよ!霧島トレーニングセミナーついに申し込みスタートです!

『フレームワークを活用した自閉症支援』を活用したトレーニングセミナーが2013年2月23~24日霧島で開催されます。

2日間、しっかりと自閉症教育・支援フレームワーク及びフレームワークシートを使った実践が経験できます。

今年度は、どの地域の方も参加できる『フレームワークを活用した自閉症支援』のトレーニングセミナーは霧島だけになります。遠方の方でも意味ある研修づくりのために準備を進めています。

今回の目玉はポイントは、幼児期グループと移行期グループと募集をわけて、IEP(教育計画)とITP(移行支援計画)をイメージしていただく実践セミナーです。

幼児期の自立と般化のプロセス、移行期の事前訓練・現場実習のプロセスをじっくり同じ協力児・者で経験していただく設定になっています。コーディネートしている私がドキドキ・ワクワクのトレーニングセミナーです。

是非、是非ご参加ください。



 



【昨年度の宮崎トレーニングセミナーの様子】


 

【青森で実施した移行支援セミナーの様子】




【2012年度 自閉症支援に関する講演・ワークショップ等の予定】


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2012年度延岡のトレセミ報告を重要な6つの視点で書いています。(随時更新中)
【イノベーションを目指すトレセミ】 【基本その1:自閉症の特性を軸にする】
【基本その2:個別化する(支援)】 【基本その2:個別化する(課題の設定)】
【基本その3:アセスメントからはじめる】 【基本その4:実証された方法を使う(1)】
【基本その4:実証された方法を使う(2)】 【基本その5:自立が目的】
【基本その6:親やチーム間の協働】


基本の考え最後が「親やチーム間の協働」についてです。


重要視しているのは、それぞらが持っている情報を尊重し、そこからはじめるという視点です。

時には、親御さん、もしくはチームのメンバーも、違った考えをもつことがあります。それをネガティブに考えるのではなく、違いを確認し、そしてそこから協働作業をスタートするということです。

トレセミでは親御さんとの協働場面の設定と、グループでの協働の設定があります。


【トレセミでの親御さんとの協働】

親御さんとは、連絡帳と終わりの報告の時間で、1日の様子の中で、本人が見せる困難さ、その困難さに対してグループで行った支援について受講生は解説をします。トレセミの中でうまくいったことは、親御さんにとっては重要な情報です。

また、親御さんとのディスカッションの中で家庭での様子、親御さんの思いなどを確認し
支援計画にいかすというプロセスを受講生に経験していただきます。




【グループでの協働:役割を明確にする】

トレセミの中で受講生はそれぞれ役割を持ちます。役割を意識した上でグループに働きかけていきます。

 



【グループの協働:フレームワークの有効性】

私がコーディネートしているトレセミの良い部分は、『フレームワークを活用した自閉症支援』の書籍と、その中で紹介されている自閉症教育・支援フレームワークシートを活用するために、グループでの協働の中で同じ視点でのアセスメント、計画、実施、調整することができます。




いかがでしたでしょうか。

ちょっと大変でしたが、どうにか6つの基本にそって延岡のトレセミのまとめができました。

今年度中に、まだ4回のトレーニングセミナーがあります。また報告します。



※鹿児島のトレセミに関して、鹿児島のトレセミは、私の講義・ワークショップを経験した方を優先することになっていますが、そうでない方にもわかるように設定していますの、是非応募してみてください。

●お知らせ
『自閉症教育・支援フレームワーク』のトレーニングセミナーは、2013年2月23~24日霧島で開催されます。延岡と同じプログラムです(一部違いがあります)

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keyword: 自閉症 特性 構造化 トレーニングセミナー 個別化 TEACCHアプローチ


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2012年度延岡のトレセミ報告を重要な6つの視点で書いています。(随時更新中)
【イノベーションを目指すトレセミ】 【基本その1:自閉症の特性を軸にする】
【基本その2:個別化する(支援)】 【基本その2:個別化する(課題の設定)】
【基本その3:アセスメントからはじめる】 【基本その4:実証された方法を使う(1)】
【基本その4:実証された方法を使う(2)】 【基本その5:自立が目的】
【基本その6:親やチーム間の協働】


 様々な教育・支援の目指すところ、目的は自立です。本人にあった必要な支援があっても良いので、自分で気づいて、自分ではじめ、自分で終わることを目指していきます。また、自立は1つの場面、状況での自立ではなくて、様々な場面、状況での般化が重要になります。

 しかし自閉症の方は、整理統合の困難さ、実行機能の困難さ、般化の困難さのために、自立や般化にハードルがあります。

 トレーニングセミナーでは、低いハードルを選ぶ練習、そのハードルをより自立的に超えるように視覚的構造化をとりいれる経験を受講生にしていただきます。自立させたい領域の材料を準備し、その中で芽ばえ反応の課題を選び、その課題に視覚的構造化を入れていきます。

 また、トレーニングセミナーでは自立のための2つのプロセスを2日間で経験していただきます。1つは、前回お話した再構造化のプロセスです。(詳しくはこちら)



そしてもう1つは「1対1→自立エリア→地域エリア」のプロセスです。

【1対1エリアでアセスメントする】
 
→アセスメントをもとに構造化の計画を立てます



【1対1エリアで視覚的構造化を用いて教える】
 
→できいるようになったら自立エリア
できなかった再構造化


【できるようになったことを自立エリアで自立】
 
→自立できたら、地域エリア
→できなかったら再構造化してもう1度1対1で教える


【自立エリアで自立したスキルを地域エリアで般化】
 

→様々な地域エリアでスキルを活用する
→できなかったら再構造化してもう1度1対1で教える



【幼児のグループは遊びの般化のプロセスを経験】


 この自立と般化のプロセスは、どのような自立課題にも応用できます。例えば、遊びも、いきなり自然な地域エリアで教えるのではなく、まずは1対1からはじめて、自立エリア、地域や社会的な場面、様々な刺激の場面に般化していきます。延岡では、1つのグループはそれを経験していただきました。


【アドバンスチームの方は実際に学んだスキルをレストランで実施】


の般化プロセスを2日目に経験していただきます。


この再構造化のプロセスと般化のプロセスこそ地域で実践するうえで重要なイメージになります。やはり書籍やブログで知るだけではなく、実際にトレーニングセミナーで経験していただきたい部分でもあります。(是非、鹿児島お越しください)


※鹿児島のトレセミに関して、鹿児島のトレセミは、私の講義・ワークショップを経験した方を優先することになっていますが、そうでない方にもわかるように設定していますの、是非応募してみてください。

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2012年度延岡のトレセミ報告を重要な6つの視点で書いています。(随時更新中)
【イノベーションを目指すトレセミ】 【基本その1:自閉症の特性を軸にする】
【基本その2:個別化する(支援)】 【基本その2:個別化する(課題の設定)】
【基本その3:アセスメントからはじめる】 【基本その4:実証された方法を使う(1)】
【基本その4:実証された方法を使う(2)】 【基本その5:自立が目的】
【基本その6:親やチーム間の協働】


今回も「実証された方法」についてで、再構造化に関して解説します。

前回書きましたように受講生は、実証された方法の1つとしての構造化について、様々な形で経験していただきます。(詳細はこちら)

それらの設定の中で、2日間という短い時間で聞いて、観て、アセスメントし、実際に体を動かして、繰り返し経験していただくのはが再構造化です。

まず重要なのはトレーナーはセットアップから完ぺきな設定をしません。受講生の観ている前で、物理的構造化スケジュールワークシステム、課題などを再構造化していきます。




受講生は1日目にアセスメントして作った課題を1対1のエリアで実施して、再構造化しまた1対1のエリアで実施します。


【指示・整理統合を本人にあわせた再構造化】


【より具体的な設定に再構造化】


【テンプレートの指示の再構造化】


受講生は、繰り返し再構造化の場面を観て、実際に実施して経験することで、再構造化の重要性を知ります。そしてさらに継続的にアセスメントをすることの重要性を知ります。


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【イノベーションを目指すトレセミ】 【基本その1:自閉症の特性を軸にする】
【基本その2:個別化する(支援)】 【基本その2:個別化する(課題の設定)】
【基本その3:アセスメントからはじめる】 【基本その4:実証された方法を使う(1)】
【基本その4:実証された方法を使う(2)】 【基本その5:自立が目的】
【基本その6:親やチーム間の協働】



今回は「実証された方法」について解説します。

自閉症の教育・支援の中で、重要な実証された方法として私が考えているのがTEACCHの構造化のアイデア※と応用行動分析による行動から考える視点です。もちろん、様々な有効なコミュニケーションや本人理解の実証された方法を活用していきます。

しかし私がコーディネートするトレーニングセミナーでは、TEACCHの構造化のアイデアを中心にしています。2日間という短い時間で、たくさんの実証された方法を学ぶことは受講生にとって混乱を生みます。絞り込んで学ぶ機会を設定しています。

※構造化のアイデアは、TEACCHだけではありません。しかし、教育や支援の現場で、皆が一貫した視点で、アセスメントし、計画を立てる場合、TEACCHの5つの構造化の視点が一番整理されていて、現場主義のトレーニングにはぴったりと考えています。

受講生は、実証された方法の1つとしての構造化について、様々な形で経験していただきます。主には下の内容になります。


【座学で特性と関連付けて基本の構造化について知る経験】



【座学研修でもたくさんの構造化を写真で観る経験】


 
【設定されたクラスルームで構造化についての解説を聞く経験】



【協力児者が構造化をつかっている場面を観る経験】


 
【実際に課題のアセスメントをして計画する経験】


  
【構造化された課題を設定する経験】


 
【1対1の場面、視覚的構造化をつかって教える経験】



【スケジュールやワークシステムを準備し本人の活動の移行を支援する経験】


様々な経験を通して、実際に現場に戻ってそれをはじめてただくように、設定しています。


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昨日、倉敷で自閉症教育・支援フレームワークの行動支援・自己認知支援の研修がありました。(文章の間にでてくる写真は昨日の様子です)

連続でこられた方、はじめての方、参加者の皆さん、熱心に参加いただきました。

今回の研修では、本当にフレームワークシートを進んで書き込む場面が増えてきました。フレームワークシートは考えて書くシートではなく、書いて考えるということが少しずつ浸透してきた感じでした。

 


今回の研修では、少し目的を絞って設定させていただきました。

・1つは全体よりも細部に強く注目する特性から、何に注目しているのか、何に注目できてないのか、また注目すべき部分と無視する部分の境界の困難さ、などについて繰り返しフィードバックさせていただきました。

 


・今回は、氷山モデルシートと自立課題シートの複数のフレームワークシートの使い方も重要な学びになっていました。受講生の方から「氷山モデルで整理したものを、さらに自立課題シートでまとめることで、より具体的な計画になるイメージがわいた」と感想をいただきました。

 


・行動支援・自己認知支援の共通する今回のポイントは、事例を通して学ぶ視点でした。どのように事例を踏まえて、そしてスモールステップで本人の理解を支援するイメージを伝えました。少し難しかったかな。

倉敷のセミナーは、NPO法人未来図主催で一番弟子もいますし、スタッフも私の研修をつんでるので、本当にグループの良い潤滑油になってくれて、助かります。楽できてますと言うと怒られそうですが、本当にらくできてます。


さて、今回のセミナーは今年度、佐賀でも実施します。

2月11日 ぷれしゃす(佐賀)自閉症支援フレームワークセミナー(レベル3)で実施します。案内できしだいアップしますので、是非ご参加ください。



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【イノベーションを目指すトレセミ】 【基本その1:自閉症の特性を軸にする】
【基本その2:個別化する(支援)】 【基本その2:個別化する(課題の設定)】
【基本その3:アセスメントからはじめる】 【基本その4:実証された方法を使う(1)】
【基本その4:実証された方法を使う(2)】 【基本その5:自立が目的】
【基本その6:親やチーム間の協働】


【まずはアセスメント】
 トレーニングセミナーの中でアセスメントからはじめていないプロセスはありません。まだ協力児・者と会いする前であるセットアップの時も、聞き取りのアンケート等を参考に構造化等のアイデアを組み立てクラスルームを設定します。

【フレームワークを活用したアセスメント】
 多くの全国で行われているセミナーでも、様々なシートが活用されています。トレーナーと受講生が同じ視点でアセスメントできるように設定されています。
 私がコーディネートしているトレーニングセミナーは、もう8年ほど前から『フレームワークを活用した自閉症支援』で紹介した「フレームワークシート」を使った演習を実施しています。
 昨年度の念願の『フレームワークを活用した自閉症支援』の出版により、トレセミで研修し、その後、教育・支援現場に戻っても同じ視点でアセスメントできるようになりました。トレセミで、実際に経験するアセスメントをいくつか紹介します。

 
クラスルームの中で様々な視点のアセスメント


ホワイトを使ってトレーナーと受講生で整理

【自閉症特性のアセスメント】
 自閉症の特性に関しては、一人の協力児・者の様子を観察しながらずっと続けていきます。実際にクラスルームの中で観察しながらアセスメントしますので、現場での応用とその重要性を実感される受講生が多かったです。構造化に関する整理もシートでしますので、その結びつきも明確です。

 
様々な場面での行動・様子から特性をアセスメント


【基本のアセスメント(自立課題 等)】
 トレーニングセミナーでは、繰り返し自立課題に関する基本のアセスメントを実施します。基本のアセスメントに関しては『フレームワークを活用した自閉症支援』なかで解説しています。
 基本のアセスメントは、構造化されてない材料を提示した、1対1のエリアでの設定されたインフォーマルなアセスメントです。これに関しては『****』でふれましたように、年代にあわせた1つの課題領域を5~10個程度準備して実施します。芽ばえ反応をの内容の1つを課題にして視覚的構造化の設定をして教えていきます。

 
1つの領域を決めて、1対1のエリアでアセスメントします

【構造化されたアセスメント】
 基本のアセスメントでは、構造化は入れませんが、2日目にグループによっては、少し整理統合を助ける構造化を入れたり、視覚的指示のあるアセスメントを実施します。今回の延岡のトレセミでは、この部分の「構造化を入れなかったり」「入れたり」することの基準についての質問がありました。それについては、トレセミの中で解説しています。(ブログで書くほどの自信がない解説です)

ボーリングのアセスメント、道具はバスケット


金額の視覚的指示のあるアセスメント


【理解のアセスメント】
 私がコーディネートしているトレーニングセミナーでは、数年前から本人が何によって理解をするのかのアセスメントを基本のアセスメントと同時に実施します。それは、理解のアセスメントの段取りのモデルを見せる意味と、課題を作る時の参考にしていただく意味があります。

文字、絵、写真、具体物などの指示を準備して理解アセスメント

【設定されたアセスメントと継続的アセスメント】

 トレーニングセミナーの中では、自立課題の支援のための上記の設定されたアセスメントの重要性を伝えていきます。偶発的に、観察するのではなく、1対1の場面でアセスメントすることが重要であることを繰り返します。

 しかし、それで終わりではなく、上記のアセスメントを参考に計画し、作成した課題(タスク)は、実施した上で見せる彼らの様子によって再構造化していきます。また1対1で教え、できるようになれば自立エリアで、さらに地域エリアで実施し、それぞれのステップで継続的に本人の自立度合い、様子を観察し、指導・支援を調整します。アセスメントは常に継続していきます。この継続的なアセスメントの重要性も受講生に繰り返し伝えていきます。

【『フレームワークを活用した自閉症支援』の関連ページ】
・「特性と指導・支援の整理」 12~21ページ
・「本人の理解に関する情報」 30ページ
・「自立を支えるフレームワーク」 68~100ページ
・「自立課題のアセスメントの実際」 84~91ページ

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【基本その3:アセスメントからはじめる】 【基本その4:実証された方法を使う(1)】
【基本その4:実証された方法を使う(2)】 【基本その5:自立が目的】
【基本その6:親やチーム間の協働】



今回の延岡トレセミでは、『個別化』の重要性を再認識した象徴的な場面がありました。
ベーシックコースの成人期(IHP)のCさんと、アドバンスコースの方が支援された移行期(ITP)のBさんは、セットアップ時(最初の設定)の課題の準備・設定の仕方がとても似ていました。トレーナー間で使う文言で言うと『課題の視覚的整理統合のタイプ』が似ていました(※1)。

※1:トレーニングセミナーでは、できるだけ様々なタイプの構造化を観ていただくためにタイプが同じになることは少ないのですが、今回はBさんの設定をアドバンス方が計画されたので同じなっています。

類似するポイントは2つです。
・離れた場所に課題もしくは課題の材料があり、準備に移動を伴う点
・テンプレート(※2)に材料・道具を並べる時に、単語のラベルを手掛かりにしている点

※2:テンプレートは、課題を準備するための視覚的整理統合のためのアイデアで、材料や道具を置く場所がシートもしくは机等に直接の指示されたものです。

しかし、BさんもCさんもこの設定では課題への注目と遂行が難しく、本人が自立的に進めることができませんでした。再構造化の必要性がありました。

そこでBさんの支援をしていたアドバンスグループとまず、ディスカッションしました。

ディレクターの私がアドバイスしたのは「彼にとって重要なことは、ラベルを観ることでも、離れた場所から道具をとってくることでもないのではと思います。今、彼に大切なのは、注目できる明確な指示に注目し、自ら自立的に課題の準備をし、活動を自信をもってスタートすることだと思います。」

その後、アドバンスグループが行った再構造化はテンプレートのラベルに違った色をつけ、1対1エリア、自立エリアから手が届く場所に課題を置いて準備のための距離をなくしました。


【Bさんの課題のテンプレートの再構造化】


その後、これまで注目が散漫で、課題への興味関心を示していないBさんは、まるで今までの様子とは別人で、毅然と凛とした雰囲気で仕事に取り組みはじめました。アドバンスコースの方が行った素晴らしい実践です。

 
【準備のための距離をなくし、自立度があがったBさん】



その後、Cさんに対応しているトレーナーとディスカッションしました。ディスカッションでは、Bさんと同じように色を付けることも案としてでました。結論として話し合ったのが以下の内容です。

・Cさんは、IHPの時期ではあるが、今後就職も視野にいれた作業をするうえで、ラベルそのものに注目することは重要な本人の課題であること

・注目を助けるものが必要がBさんのように、それぞれ色を付けるとラベルを意識することはむしろできなくなる。それは明瞭化というよりも指示になってしまう。明瞭化するのであれば、ラベルそのものに明瞭化する必要がある。

ということで、どのラベルにも同じ赤で強調する再構造化を実施しました。そして、これによって自立度は上がり、Cさんがラベルを意識する部分が増えていきました。


【Cさんの再構造化のプロセス】

個別化は、特性や理解、そして課題になっている部分など、様々な視点が必要であること、そして再構造化もやはり個別化が必要であったのかという気づきにトレーナーだけではなく、受講生と確認できました。

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【『フレームワークを活用した自閉症支援』のFacebookページができました】
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keyword: 自閉症 特性 構造化 トレーニングセミナー 個別化 TEACCHアプローチ

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更新中の2012年度延岡のトレセミ報告をご覧ください。(随時更新中)
【イノベーションを目指すトレセミ】 【基本その1:自閉症の特性を軸にする】
【基本その2:個別化する(支援)】 【基本その2:個別化する(課題の設定)】
【基本その3:アセスメントからはじめる】 【基本その4:実証された方法を使う(1)】
【基本その4:実証された方法を使う(2)】【基本その5:自立が目的】


前回に続き今回も延岡トレーセミナーの報告の中で、未来につながる自閉症支援の基本視点について報告します。今回「個別化する」の2回目として課題の設定』です。

課題の設定には以下の3つのエッセンスを受講生に注目していただく必要があります。


【芽ばえ反応に着目する】

TEACCHの基本の視点として芽ばえ反応を課題にする視点は大事です。本人が何に気づきはじめているか、合格の方向を向いているスキルはなんであるか、これらをアセスメントして、個別化した課題を設定します。


【年代にあわせた課題の設定】
 トレーニングセミナーでは、幼児期の協力児(IEP)、成人への移行期(ITP)及び成人期(IHP)の協力者にご協力いただきました(本当に良い先生でした。受講生に様々な年代の協力児・者の方の教育・支援に関わっていただくのが目的です。)。

 その中でTEACCHトライアングルエフェクトの視点によって個別化された課題の設定をしていることを受講生に気づいていただくトレセミになっています。

IEP(幼児期・学齢前期)は、基本的な内容を幅広く設定する必要があります。無理に機能的な内容にするのではなく、文脈に引っ張られない様々な意味の理解や行動等を学ぶことが重要になります。

   
IEPの協力児の課題:基礎概念、道具の使用、片づけ、微細運動などなど



ITP(移行期)は、成人期に向けての移行を目指すプログラムです。これまで身につけて基本的なものから、機能的(実用的)な内容を、トップダウンの視点(将来から今の課題を整理する)で課題を設定します。


ITPの課題内容(今回はアドバンスコースの受講生が考えています)


IHP(成人期)は、何か新しく課題を設定するよりも、本人の持っているスキルから生活づくり、ジョブマッチング、生活マッチングをする時期になります。

 
IHPの協力者の課題


 
アセスメント内容も年代にあわせて
(IEPの組み立てアセスメント、IHPの事務のアセスメント)


ITP、IHPでは、応用的な材料・道具の準備が重要な課題になりました。



【自立と般化のプロセス】
 上記「年代にあわせた課題の設定」の年代にあわせた設定のもう1つ重要な視点は、これもTEACCHトライアングルエフェクトの視点ですが、自立の広げ方の設定の違いです。

IEP(幼児期・学齢前期)は、1つの場面でしっかりと自立し、自立した内容を限定された場所でいいので般化するステップを繰り返す時期です。無理に般化を進めるのではなく、丁寧に自立する場面を増やしていきます。

  
1対1でアセスメント→1対1で視覚的構造化を使って教え→自立エリア



ITP・IHP(移行期・成人期)は、自立した場面をクラスルーム内、学校内、地域エリア、就労(現場実習先)などに般化することを念頭におきます。しかし、地域エリアで無理に教えるのではなく、やはりスキルを1対1で教え、自立し、般化します。もしも地域エリアでうまくいかなかったら、やはり1対1からの自立のステップにもどって、確実に自立と般化できるように促します。

 
1対1でアセスメント(右:ITP、左:IHP)

 
1対1で教える(右:ITP、左:IHP)

 
右:ITP:会場内の地域のシュミレーションエリア
左:IHP;スタッフルームで般化


実際の地域で同じ手立てを使って自立(右:ITP、左:IHP)

自立から般化することを目指す



※TEACCHトライアングルエフェクトに関しては、まだまだ勉強不足ですが、以下のブログのページに掲載しています。また『フレームワークを活用した自閉症支援』の96ページに掲載しています。


●お知らせ
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久しぶりに本を紹介します。トニー・アトウッド博士の教師や保護者に書かれた入門的な本です。

 アトウッド博士のたくさんの症例の中で、教師や保護者、支援者が知る必要があるエッセンスを「なぜこの行動をとるのか?」の理由とその対策・方向・どのように考えるのか、本当に具体的でイメージしやすい内容になっています。

 アトウッド博士の本を読んでいつも思うのは、本当に具体的に書いてあるのに、とても基本の軸がしっかりと学ぶことができることです。私も講演でできるだけ具体的にと話すのですが、具体的な事例に基本が隠れることがあります。でも、この本も、多くのアトウッド博士の本が具体的で、基本で、即実践に切り替えることができるのです。

 もう少しおすすめポイントを書きますと、重要なエッセンス、活用できるポイントがリストになっている点です。振り返りがしやすいのです。

アトウッド博士の 自閉症スペクトラム障害の子どもの理解と支援―どうしてクリスはそんなことをするの?―
クリエーター情報なし
明石書店


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2012年度延岡のトレセミ報告を重要な6つの視点で書いています。(随時更新中)
【イノベーションを目指すトレセミ】 【基本その1:自閉症の特性を軸にする】
【基本その2:個別化する(支援)】 【基本その2:個別化する(課題の設定)】
【基本その3:アセスメントからはじめる】 【基本その4:実証された方法を使う(1)】
【基本その4:実証された方法を使う(2)】 【基本その5:自立が目的】
【基本その6:親やチーム間の協働】


前回に続き今回も延岡トレーセミナーの報告の中で未来につながる自閉症支援の基本視点について報告します。今回は「個別化する」です。

自閉症障害はスペクトラムで、一人ひとりの特性の色合いが違います。また、知的な障害を持つ方もいれば、そうでない方もいます。そこで自閉症支援の実践の中では、個別化が重要になります。(『フレームワークを活用した自閉症支援』P.)

今回のトレーニングセミナーでは、3人の協力児・者が受講生の研修にご協力いただきました(親御さんはじめ、多くの関係者の方に感謝いたします)。

3人の協力児・者は以下の視点で違いがあり個別化が必要になりました。

・自閉症の影響の受け方、注目の仕方などの特性の違い
・理解(認知)違い、持っているスキル
・幼児期・移行期・成人期の年齢の違い
・興味関心の違い
・これまでの経験の違い
・作業記憶・短期記憶の維持の違い などなど


今回はその中で「構造化された指導」についてスライドにしています。

トレセミでは事前の情報と実際のセッションを通してのアセスメントによりスケジュールやワークシステム、視覚的構造化やコミュニケーションシステムなど個別化をします。



幼児期のAさんの構造化です。
写真を中心にして視覚的指示を活用しています。



成人期のBさんの構造化です。
簡単な文章+記号等を活用した構造化になっています



アドバンスコースの方も、学齢・移行期のCさんのアセスメントによって、
3日間で構造化を整理されました。詳しくは『実証された方法』の時に説明します。

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