ぼ~ざん工房
ぼ~ざんのBLOGです。いろいろ体験・書籍等紹介します!

 TOPICS  『ぼ〜ざん工房』は望山(水野敦之)の個人のBLOGです。


「気づき」と「できる」から始めるフレームワークを活用した自閉症支援—すぐに使えるワークシート用CD‐ROM付
クリエーター情報なし
エンパワメント研究所

 
  【2013年度 自閉症教育・支援フレームワークセミナー予定(随時更新予定)】
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    ご紹介いただき、たくさんの方に読んでいただいたら幸いです。  



いろいろ古いデーターもあったので、プロフィール改善・追記しました。

http://blog.goo.ne.jp/bouzan0807/e/46108358bb2a17324e11b003d837340d

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まちかどネットワーク三輪社と学生ボランティアサークル有明会のコラボレーションによって実施した「発達障害児・者の余暇支援セミナー」無事に終了しました。まだアンケートは読んでませんが、まずまずの感想でホットしています。

今回、裏方で頑張ってくれた有明会と三輪社のスタッフにまず感謝です。(ずっとスタッフから詳細を教えてほしいという要望をごまかしてきました。なぜならば、それはスタッフにもリアルに学んでほしかったからです。)

当日、様々な媒体を通して、参加していただいた皆さんにも感謝します。もちろん有明会や三輪社の会員の参加者にも、有明会なんと40人来てくれた、本当に2人のスタッフの根回しと、学生の底力と関心しています。

さてお約束どおり、内容の一部をアップします。(参加されてない方は、わからないと思います。ご了承ください)

昨日は、自閉症脳の経験をしていただくキャップハンディ形式のプログラムでした。このプログラムの中で2番のプログラムについては、もう10年ぐらい改訂を重ねきたもので、かなりわかりやすいキャップハンディができます。(昨日の中役の方は、うなずいてくれていると思います。)


1.理解のアセスメント

(演習の概要)
・まず、ここに合わせた理解の仕方があることを経験していただきました。
・また、抽象的な概念の困難さについて経験していただきました。
・アセスメント(調べる、さぐる)が重要なこと。
・さらに昨日は、アセスメントは非文脈でみることまでディスカッションが進みましたね。

(演習を通して支援上のポイント)
  ○本人が何を理解するのかをさぐる
  ○本人にとって具体的に提示(絵でイメージできる提示)
  ○具体的にとりすぎる(字義どおり解釈する)に配慮する
  ○視覚的な情報は有効
     ・具体物
     ・写真、絵
     ・単語、文章  etc
  ○事前の準備も・・・
     ・インターネット
     ・パンフレット


2.情報処理の特性

(演習の概要)
  ・情報を無視することの困難さ
  ・情報を選択することの困難さ
  ・色々な情報を整理することの困難さ
  >>情報に優先順位を立てて注目することの困難さ。

(演習を通して支援上のポイント)
  ○提示する量にも配慮する。
  ○本人にとって重要な情報を他の情報と区別化をはかる。
   (マーキングしたり、本人用の情報ツールを用意する)
  ○視覚的情報は注目を助ける
   >>>どんなに知的な機能が高い自閉症の方でも、
      視覚化することで注目を助ける。
  ○切り替えの支援に効果がある。(今回説明してません)
  ○転導性の支援(今回説明してません)


3.短期記憶・作業記憶の維持の困難さの経験

(演習の概要)
  ・短期記憶・作業記憶を伝言ゲームを通してやってみた。

   事前の説明が悪く、ものすごく時間をかけて練習しながらやってので、
   かなり記憶の維持ができる状態だったので、演習効果がすくなかった。
   みんなで助け合いしながらやっているので。
   本来の演習効果は3グループに特化した。

(これが、セミナーの魔物で、参加者が実行機能の問題を起こす。本来は、うまくいかない感から、手だてを使ってうまく行く経験が趣旨なのに、そうではない部分、成功しなくてはに注目しすぎる。これは学生さんには教訓としてもっててほしい。学ぶときに趣旨と違う部分に注目しすぎると本当に学ばなくては、いけない部分が学べない。どちらにしても講師である私の段取りミスだ。)

(演習を通して支援上のポイント)
  ○視覚的なものは記憶の維持を助ける


4.注目することの困難さ

(演習の概要)
  ・注目しにくい視覚的な情報と注目しやすい視覚的な情報の比較

(演習を通して支援上のポイント)
  ○視覚的指示・・・本人にあわせた情報で指示
  ○視覚的整理統合・・・本人にあった整理した状態で提示
  ○視覚的明瞭化・・・よりわかりやすく明確に提示

  *見ればいいではなく「本人にとってわかりやすく」が大事
  *色を使えばいいではなく目的を明確に活用する。


以上です。

三輪社のメンバーの一人が「こんな若いうちから、こんな勉強ができてうらやましい」と言ってました。本当にうらやましい。

もし可能でしたら、三輪社にも興味をもってもらって良いし、またこのような企画を準備できたら、ネタはいっぱいあります。

 ・アテンションのキャップハンディ
 ・環境設定の演習
 ・氷山モデルを活用した演習
 ・行動支援シートを活用した演習  等

こんな感じです。
では、本当に皆さんお疲れ様でした。


まちかどネットワーク三輪社 HP

まちかどネットワーク三輪社 BLOG



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昨日、愛媛の講演が終わりました。

すごい雑多な講演になってしまいました。

何がきつかったかって、片道、6時間の移動は、さすがに疲れました。



午前午後ともに尻尾がバタバタとなってしまって。
よかったか心配です。


午前中は、トップダウンを視点にしましたが、
単純にトップダウンを視点として幼児期からの
指導の必要性だけでなく。

やっぱり、自閉症の特性に考慮した、トップダウンの思考が大事というのが、
本来伝えたかった部分。

特に般化の問題、関係理解の部分で、
偏って学ばないように、計画的に学びを支援することが大事。ということだったんです。
(たぶん、雑多すぎて、この部分が明確にならなかった。)

午後は、障害者全般で共通する就労支援プロセスを意識しつつも、

やはり、自閉症スペクトラムの特性を考慮した就労プロセスや支援の工夫が必要で。
それがないと、自己決定した上での就労支援なんて難しい。

あああ、愛媛の皆さん、ぷちすたっふの皆さん懲りずにまた機会をお願いします。

最後にNPO法人ぷちすてっぷの皆さんありがとうございました。
すごく熱いお父さん、お母さんたちは印象ぶかかったです。


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下記の内容で、まちかどネットワーク三輪社とボランティアサークル有明会が共催で実施します。

佐賀市近辺の方よろしくお願いします。

まちかどネットワーク発 発達障害児・者の余暇支援セミナー

ここ最近、「発達障害」という言葉をよく聞きますよね。
私たち「まちかどネットワーク三輪社」はその発達障害をもつ方の余暇を支援しています。
今回のセミナーでは発達障害をもつ方にどのように関わっていけばいいのか、またどのような支援が良いのか、そのノウハウや考え方を提供します。
興味のある方は是非、ご参加ください!!

日 時 : 11月22日(土) 14:30~16:30
場 所 : 佐賀県勤労者福祉会館 大ホール
講 師 : まちかどネットワーク三輪社代表 水野 敦之氏
内 容 : 発達障害への支援の基本、具体的な方法、

キャップハンディの疑似体験など

参加費 : 500円

定 員 : 100名

参加の方は、裏面の申し込み用紙をFAXもしくはEメールにて下記までお送りください
注)なお、定員になり次第申し込みを締め切らせていただきます
まちかどネットワーク三輪社 事務局  0952-32-2105  【宮崎充宏】

Eメール  miyamitsu-yuta@b1.bunbun.ne.jp

発達障害児・者の余暇支援セミナー 申し込みは下記のフォームで

氏 名

勤務先または自宅の住所



TEL FAX

Eメール


参加の理由

発達障害児・者と関わる年数
(職業、ボランティアにかかわらず)


申込先
まちかどネットワーク三輪社 事務局 【宮崎充宏】
 
Eメール  miyamitsu-yuta@b1.bunbun.ne.jp




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最近、よく言われる言葉です。

ここ数年サービス管理責任者や行動援護など、これまではなかなかアプローチできなかった領域で、講師やトレーナーになることが増えてきた。

どんな専門領域の仕事でも、一貫した障害理解で、一貫した支援をすすめることが私の仕事と考えているからだ。

しかし、必要だと思いつつも、反応はひややかで、きっと皆さん関しをしめしてくれないと想定している自分もいた。

しかし、最近、多くの業界、とくに行動援護や就労支援の方からの反応は想像を超えたプラスの反応なのである。

「正直難しいことが多けど、自立に向けたフェードアウトを意識してやってます」

「これまで、何を基準に支援をすればいいかイメージできなかった。でも講義をきいて、アセスメントに基づく個別化した支援をやってます」

「現場でのイメージか持ちやすくなりました。」
「講義がおもしろい」

とても光栄な言葉をいただいた。

多くが、現場の職員さんである。

個別支援計画が必要なのはわかるが、何からはじめていいかわからない。
本当に現場の真面目な職員さんが、「愛(愛情)さえあれば支援はできる」「情熱が大事だ」「障害特性なんて関係ない、みんな同じだ」のなんちゃって似非支援者の渦のなかで、もがき苦しんでいる。

しかし、行政や大学が引っ張ってるトレーニングは、現場に即していない。

事例討論会も必要だが、リアルに利用者のアセスメント、環境アセスメントと、自立にむけたプロセスは、しっかりとトレーニングしないと、現場では困る。

個別支援計画を書けばいい主義の自立支援法や、あの研修では話にならない。

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今日、たまたまカンブリ宮殿観たら。

日本理化学工業
大山泰弘(おおやま・やすひろ)会長がゲスト。

すごい。7割が知的障害者。。。


いくつか障害者雇用のポイントがあった。

・障害者雇用の肝は、やっぱりジョブマッチング。

・彼らの強みを仕事に結びつける。

・企業の障害者雇用の空気とか文化が大きい。

・障害があってもなくても仕事や役割があることは生きがい!!

・手立て、工夫次第!!
(将来、構造化なんてやってくれない、って言っている先生にみせたかった)

本当に、いろいろスタッフとディスカッションしたい内容が盛りだくさん。

みんな観たかな?


日本理化学工業については、こちらの本で!

日本でいちばん大切にしたい会社
坂本 光司
あさ出版

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今日は、広島県で、日中はコンサルテーション、夜は勉強会でワークショップ。

日中は東広島の施設のコンサルテーション。
ここんとこのハードスケジュールで、とても疲れていていた、
楽しかった。若いスタッフが確実に進化していくのが見えた。

私の厳しい言葉もしっかりと受け止める若いスタッフがたくましくも感じた。
ここには、まだワシの仕事があるんだなとも感じた。

実は、難しいプロセスではないのだが、
まだまだ、目的と基本軸について、伝えることが山ほどある。

本当に時間だった。


夜から広島自閉症治療教育・支援研究会及び広島市発達障害者支援センター共催の
連続講座で2時間のワークショップ。
もう疲れはピークで、脳もドロドロのはず。

しかし、この勉強会は、いつも向かい合っていただけるので、
本当に楽しい場所の1つになっている。

私の荒々しい実践や講義、演習にも、本当に付き合っていただける。

それと、今日は、はじまる前にとても、良い質問があり、良いディスカッションができた。
実は、そのディスカッションを続けたいという思いもあったが,,,。楽しかった。
内容は、構造化で重要なのは、形ではなく、目的と基本軸であること。


あの空間、本当にワクワクしてる自分に気付く、
義務とか、責任とか、ではなく、
その瞬間が楽しい学びの時間である。


こんな感じ、ちょっと忘れてたような気がする。

前向きに学び、多くの方とコミュニケーションしていく、
それが大切な願い。

とにかく、楽しかった。

「参加者の皆さん、本当にありがとうございます。
 あと1回というのがさびしいです。」

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