ぼ~ざん工房
ぼ~ざんのBLOGです。いろいろ体験・書籍等紹介します!

 TOPICS  『ぼ〜ざん工房』は望山(水野敦之)の個人のBLOGです。


「気づき」と「できる」から始めるフレームワークを活用した自閉症支援—すぐに使えるワークシート用CD‐ROM付
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  【2013年度 自閉症教育・支援フレームワークセミナー予定(随時更新予定)】
  ☆ プロフィール講演・セミナー等の依頼について ☆ RSS readerをご活用ください!

  ※ このBLOG『ぼ〜ざん工房』はリンク・フリーです。
    ご紹介いただき、たくさんの方に読んでいただいたら幸いです。  



佐賀のぷれしゃすのコンサルテーションでした。

コンサルテーションの目的は、その後の事業所の支援体制にあります。

コンサルタントとしての私の役割も、ただアドバイスをすることではなく、その後コンサルティにつなげる必要があります。

コンサルテーションの成果は、コンサルテーション後にあります。

前回やそれ以前のぷれしゃすのコンサルテーションの成果が、今回のコンサルテーションで観察できます。

今回は特に、自分たちの療育支援の目的が明確になった環境整備とスタッフの動きの変化を観ることができました。



【フレームワークシートのラック】


【自立エリア】



今回のコンサルテーションでの私の気づきとしては、課題1つ1つの目的が明確でない部分があり、もう一度個別支援計画での本人の課題の設定のプロセスを確認しました。





【2012年度 自閉症支援に関する講演・ワークショップ等の予定】


【『フレームワークを活用した自閉症支援』のFacebookページができました】

【『フレームワークを活用した自閉症支援』を10倍活用する!(随時更新)】


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自閉症発達障害について地域や地域の専門職は、ポジティブに反応し対応しなければならないと考えています。

地域がポジティブに障害受容できてない地域では自閉症発達障害の人達は胸を張って生活する事ができません。

地域の専門職が当事者や親さんにオブラート包んだような対応をしたら、「この地域では自閉症発達障害は隠される存在なんだ」と感じる人もあります。

保健師や保育士、発達相談の心理士の初期の対応が、将来の当事者や親さんの障害受容に大きく左右されます。



保健師や保育士の先生方から「しかし、私たちは診断はできない」とよく言われます。

ポジティブに、オブラートに包まず話すことは、診断をすることとはまったく関係がありません。

今、分かっていることから、様々な可能性である情報をポジティブに丁寧に解説し、次のステップにつなげる必要があります。



「そんなことをしたら保護者に心理的な負担がかかる」「保護者から激しく反応されたことがある」と言われたことがあります。

それが地域の専門職の仕事であり、そこがスキルアップを進める必要があって、オブラートに包んで説明する理由にはなりません。

その反応も1つのプロセスにすぎません。


もちろん時には怒りを表現する親さんもいます。しかし、その多くが不安の意味合いが多い場合があります。

それもプロセスで、その不安にどのように寄り添い、どのように導くのかが私たちの仕事です。




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【いよいよ佐賀レベル2セミナー、募集、明日まで、ぎりぎり大丈夫です。】

【佐賀、ボランティア・サポーター研修も、募集、明日までぎりぎりOKです】

昨日は、発達障害市町サポートコーチ事業のサポートコーチとして、ある町に行ってまいりました。

保健師さん等の研修ということで、

2時間の研修で、

ビデオを観ながら特性に関するディスカッションを前半して、

後半は、そのビデオの対象児の保護者に発達障害、自閉症の解説をするというロールプレイとディスカッションをしました。

保健師さんからも色々意見がでて手ごたえのある研修でした。

「その行動は、知的な障害の部分ですか?自閉症の特性からくるものですか?」

「アイコンタクトは、定型発達の方と比べてどんな違いがありますか?」

「この場面は材料を整理できていると評価しますか?それとも整理統合の困難さがあると評価しますか?」

かなり具体的な突っ込みで、特性を観る練習をしました。

アセスメントは、1つの場面だけみないで、様々な場面を観て総合的に判断する意味をお伝えしました。なんとはじめてのパッケージで、ぶっつけ本番観点もやりながら考えましたが、かなりうまくいきました。


後半の保護者の説明は、私が保護者の役になって、保健師さん等に説明をしてもらうロールプレイでした。オブラートとに包むほど、ぎこちなく、違和感があることを感じていただいたし、ポジティブに伝える意味も伝えることができたのではと考えます。

また健診では、ただ保健師のスキルアップだけではうまくいかなくて、環境設定やシステムの見直しの必要性も伝えました。


これまでの座学研修では、なかなか現場に般化が難しいのが現実です。今回のようなロールプレイと、実際の場面のOJT(現場で教える)が必要になっていくことは感じました。

これまでの座学研修では、地域は変わらないと感じました。

実は、本日もある市で、個別支援計画、ネットワークづくりのワークショップです。

【各地でロールプレイのあるレベル1~2の研修を実施しています】


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様々な地域で障害福祉のリーダーシップをとっている方に会います。(国レベルや都道府県レベルの先駆者(?)だとされている人)

そこで少し考えるのは、

哲学を唱える人が、良い支援者とは限らないということです。

障害福祉で、ノーマライゼーションとは逆行している施設が地域の哲学をつくっていることもよくあります。

もちろん基本の哲学、基本の概念を学ぶことは重要です。

ただ、理屈っぽい哲学を唱える人たちが、地域でその哲学を具現化しているかというと、それは反対で、いい芽をつまんだり、抵抗したりしているように思います。

自分たちの逆行した支援を、正当化し、さも自分たちがこの地域の哲学をつくっているような発言をされます。地域が具現化できない理想論によって衰退しているのを知ってか知らないでか?

具現化できない理屈を言うよりも、シンプルな視点で具現化する方が地域にとってはプラスのように思うことがあります。

国や都道府県レベルで、そこモデルにねるのか?その人本当に講師としてふさわしいのか?と疑問に思う場合も多いのです。


時々悩みます。

哲学をもつ人が良い支援者とはかぎらないのか??

良い支援をできてない人は哲学が無いのか??

んんんん、後者だな。やっぱり支援を具現化できない人に哲学は感じない。

繰り返しますが哲学は重要です。



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課題・活動の自立を指導・支援するときには、その活動・課題を全体を観るだけではうまくいきません。

課題・活動のアセスメントする力は、全体と細部を両面を観ることが重要なんです。


全体を観る力は、なんとなく全体を観るのではなく、いくつかのフレームで観る力が必要になります。(『フレームワークを活用した自閉症支援』P.68~76)


細部を観る力に関しては、まず課題・活動を細かく分けるスキルが必要になります。(『フレームワークを活用した自閉症支援』P.77~81)

「ああああ、工程分析(課題分析)」と思われた方、それもありますが、しかし、その視点だけでは十分ではありません。さらに細かく分けるスキルが必要です。

それを含めたアセスメントのスキルが必要になります。

詳しくは『フレームワークを活用した自閉症支援』を読んでいただけるとわかるのですが。


全体の視点で観るアセスメント力は、レベル1のワークショップで経験できるようにしています。(今年度は終了しました)


細分化してアセスメントする経験に関しては、レベル2のワークショップを用意しています。是非ご参加ください。

9月30日 ぷれしゃす(佐賀)自閉症支援フレームワークセミナー(レベル2)

10月13日 NPO法人夢(青森)基礎セミナー(レベル2)


【レベル2】
・自閉症の特性のアセスメント
・理解についてのアセスメント
・工程がたったり複雑な課題・活動のアセスメントと支援(事例は学齢後期~移行期)
・支援計画全体のイメージを参考にした演習
・年代別の課題設定(2)
*特性・支援シート、自立課題アセスメントシート、自立課題シート

  
霧島でのレベル2の様子です。




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自閉症の人は様々な理由で自分の気持ちを伝えることが得意ではありません。

その理由もいろいろなことが考察されます。

いくつか書き出してある程度の方向を書き出してみます。


●そもそも自分の気持ちを伝えることがはじまらない(スイッチがはいらない)

相手に自分の気持ちを伝えるのは、そこに必要性をイメージできているからです。

また、相手は自分の気持ちをエスパーのようにわからない、自分で伝えないと相手にはその情報は伝わらないということを知っています。

そのようなことが、自閉症の人は難しいのです。(コミュニケーション、社会性の困難さ)

【方向性】

・計画的に必要な場面を設定し、もしくは抽出して、機会を作る必要があります。

・個々の認知によりますが、言語や文章の理解のある人には、相手に自分の気持ちを伝えることの意味を伝える必要があります。(なぜ必要か、相手が伝えないと情報をもたないこと、伝えることにはどんな利点があるのか)

・いつ、どのようなときに、どのようにコミュニケーションするのか



●伝え方、内容、タイミング、瞬時にイメージを作って、実行することが難しい

自閉症の人は、優先順位を立てて行動することが難しいのです。周囲の状況や、自分の状況を整理し、優先順位を立て、相手に伝える行動、内容、タイミングを決めていくことが困難なのです。

伝えたいことはあっても、それをどのように、どんな内容、どのタイミングで伝えたら良いのかがイメージできないと、相手に伝えることが困難になります。

【方向性】

・ハードルの低い機会を設定し、様々なコミュニケーションの経験をすることは有効です。はじめからハードルが高い内容であると、経験が少なくなり、相手に伝えることが習慣になりにくくなります。また、ハードルが高いと失敗やできなかったことが経験として脳に刻まれます。

・視覚的な手立て、代替コミュニケーション、リマインダー等を活用します。低いハードルをさらに低くする作業が必要です。

・どんな場面で、どのような内容を伝えれば良いかをリストなどにします。どんなに表出する内容をもってても、それを伝える状況との整理がうまくいかなければ伝えることができません。判断と表出コミュニケーションを助けるリストが必要になります。


んんん、今日はこのぐらいで、また浮かんだら書き出します。



自閉症のコミュニケーション指導法―評価・指導手続きと発達の確認
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岩崎学術出版社




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札幌での講演会終わりました。本当に楽しかったです。

会場でもたくさんディスカッションできましたし、受講生もたくさん反応していただいて、気持ちよく楽しく講演を終えることができました。

K先生が言われたように、ずっとテンションが高いままで講演を続けることができました。(あど何歳まで、こんな講演を続けられるか??)

就労支援に関してと、ユニバーサル設定・個別の設定が時間がありませんでした。すいません。就労支援については、実は教育内容の時に概要は説明しています。ユニバーサル設定は、レジュメにかなり書いています。

1つ思ったのは、まだまだ色々な地域では、情報を持たないことで指導・支援で苦労されている親御さんや支援者がいるということです。それはあわせて、当事者もそのことにより理解されなかったり、適切な支援が受けられなかったりしていることがあるということです。


夜の部も楽しかったです。たくさん良い感想いただき、海の幸いっぱいいただきました。

また、機会があったら札幌、北海道おじゃまします。

本当にありがとうございました。


講演中に、本を紹介すると言って説明しなかったのが下の本です。

また、講演後、高機能の方のコミュニケーションの指導についての質問をうけましたが、自閉症全般の「なんで自分の気持ちを伝えることが難しいのか」ということで、後日、ブログでアップします。すいません時間を少しください。

自閉症のコミュニケーション指導法―評価・指導手続きと発達の確認
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岩崎学術出版社




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自閉症の人でも「聴覚優位」の方にも視覚支援が有効であることを書いて書いています。

「聴覚」による情報には欠点があります。それは短期記憶、作業記憶を補う情報としては弱いのです。どんなに「聴覚」でのインプットが得意な方も、多くの人間がメモをとります。

それは「視覚」の情報は消えないという長所をいかしているからです。

「聴覚優位」の自閉症の方も視覚的な情報を整理して伝える構造化を活用することは、記憶を維持することができます。

どんなに聴覚情報を記憶できたとしても、細部を強くみる特性による刺激の影響をうけますので、やはり記憶し、注目するには視覚的な情報を活用することが重要なんです。

繰り返します。

「聴覚優位」を理由に構造化の指導をこばむのは、心理的な感情が見え隠れします。あえて、言語性・動作性の差異の表現をさけて、「聴覚優位」という表現を使っているのが、対「視覚優位」を協調させます。しかし、聴覚優位にしても、言語性が高いにしても、視覚的な構造化を使わない理由にはなりません。

視覚障害をもち、視覚的な情報が読み取れないかたも、具体物、点字などで、やはり構造化を活用します。

下手な小細工で構造化された指導を否定する専門家※もいますので、その時は

「全人類に構造化は有効です」を思い出してください。

※そんな専門家は、そもそもプロではないのでは?




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#自閉症 #発達障害 #相談支援

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自閉症の人でも「聴覚優位」の方にも視覚支援が有効であることを書いて書いています。

視覚支援・構造化の必要性を話すときに「視覚優位」を強調される場合があります。(私はあまり強調しませんが)

もちろん、自閉症の人かたが視覚的な物に強く注目することが多く、それを活用することは重要とも考えています。

しかし、視覚支援や構造化を活用するのは、視覚優位だからではなく、

時間や空間、様々な状況の整理統合の困難さを補うためではないかと考えます。

時間や空間、様々な意味に視覚的に境界をイメージして様々な活動を自立することを伝えることが重要と考えます。境界つまり大事な注目すべき部分と無視して良い部分です。

視覚的に優先順位をつけ、注目すべきこと、無視して良い部分を明確に伝えるのが構造化なアイデアです。

だから「聴覚優位」の方にも??視覚的に整理して伝える視覚支援や構造化のアイデアは必要なんです。




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#自閉症 #発達障害 #相談支援

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講演や様々な現場で質問やご意見をいただきます。

「聴覚優位だから構造化はいりません(か?)」ということです。

私は、間違った視点と考えています。

聴覚優位でも視覚支援は有効です。

例えば定型発達の方には聴覚的な優位さを持つ方多いのですが、やはり視覚化、構造化はしっかりと使いますよね。

「聴覚優位だから構造化はいりません(か?)」の言葉は。

構造化を受け入れられない気持ちの表現である場合があります。

また、聴覚優位も曖昧なアセスメントで、感情的な判断をしている場合もあります。


もちろん発達障害児者の中では、線画の認識、空間の認識などなどが苦手な場合があります。

しかし、それも構造化を使わない理由にはなりません。

本人にあった構造化、視覚的な提示の仕方を検討します。


そもそも自閉症・発達障害児者に対する構造化された支援、視覚支援を活用しているのは、視覚優位であるからだけではありません。

それについては、、、また明日です。




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#自閉症 #発達障害 #相談支援


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【「何を」「どのくらい」「どうなったら終りか」「終わったら何があるか」の情報を伝える 】

『フレームワークを活用した自閉症支援』関連ページ:40-43,124ページ

目的・解説:1つの場面で、いくつかの活動を提示するときに活用。「何をするのか」「どれくらいするのか」「どうなったら終わりか」「終わったら次に何があるのか」の情報を伝える。

※スケジュールは、一日全部の活動の提示。ワークシステムは1つの場所(例えば作業エリア)、またはスケジュールで提示された1つの活動(例えば一人で勉強の時間)でのいくつかの活動の提示です。」

関連する自閉症の特性:時間の整理統合。見通しの持ちにくさ。終わりが理解できないことによる不安や混乱。

a)何をつたえるのか
・何をやるのか
・どれだけの量をするのか
・いつ終わるのか
・終わったら次に何をするのか

b)ワークシステムの種類
・左から右、上から下
・終了箱の利用
・マッチング(同じものをあわせる)
・色、形、文字、数字など
・書かれたラベル/文字による指示


【左から右のワークシステム】

   
【マッチングを活用】     【興味関心の活用】


【書かれているラベル(スケジュールとのコンバイン)】



個別化のポイント:視覚化のタイプ(色、数字、リスト等)。提示する量。形態。個別化が必要。終わりの提示の仕方も個別化する。移動型にする(確認しながら行動)。

地域での支援:テーマパークのアトラクション、ボーリングやカラオケの終わりの提示。(付箋などを活用)


【アトラクションに貼られている数字が「何をやるのか」の情報】



この記事は、次の参考文献を参考にしています。>自閉症関係 BOOKS

★他の構造化の記事はこちら(近日、再更新予定)
 *構造化全般について(再更新済)
 *物理的構造化とは?(再更新済)
 *スケジュールとは?(再更新済)
 *ワークシステムとは?(再更新済)
 *視覚的構造化とは?
 *ルーティンの活用とは?


この記事は、次の参考文献を参考に作成しています。 >自閉症関係 BOOKS




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【『Brighter Steps@対馬』のコンサルテーション記録】

 日曜日は対馬の『Brighter Steps』という幼児・学齢期の発達障害者を対象にしたNPO法人のコンサルテーションでした。今後の事業展開(児童発達支援事業)に向けての情報提供を含めてのコンサルテーションでした。スタートしてからのコンサルテーションよりも準備からのコンサルテーションというのは重要で、発達障害の特性をよく理解している事業所であることがよくわかります。



 『Brighter Steps』の代表は、もと同僚で、team BOUZANの後任トレーナーです。まだスタートした事業所ですが、とても閉鎖的な環境の地域の中で、自分たちの役割を探りながらよく頑張っていました。

 今回のコンサルテーションでは、ここが重要な視点で、自分たちの役割によって、事業所の環境や支援体制が変わることを確認しました。とくに利用者の実態を含めて、全体の設定と個別化の設定イメージを深めることをディスカッションしました。

 
スタッフ各自の『フレームワークを活用した自閉症支援』は、書き込みやラインがぎっしり、うれしかったなぁ~!


 
課題も絵辞書の活用や、違いがわかりにくい分類課題など良い視点がいっぱい。


 
たくさんの課題内容を設定するためのファイリングタスク等




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#自閉症 #発達障害 #相談支援

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 『フレームワークを活用した自閉症支援』の特色を考え、新たな視点をお伝えします。それは、「サポートブック」との相性です。「フレームワークシート」「サポートブック」は相性が良いと考えています。

 サポートブックの中にフレームワークシートを追加しても良いですし、フレームワークシートの何種類かをまとめたものをサポートブックとして活用できるのではと思います。

 サポートブックは、様々な移行に対応した一貫した支援を支えるアイデアとして尊重すべきアイデアです。しかし、家庭によっては以下のような問題が起きていると聞きます。

*更新されてない、継続されない状態
*容量が多くて書き出せない
*文章化できない
*専門家とコラボレーションできていない

この現状を「フレームワークシート」のメリットが、「サポートブック」を支えます。

【フレームワークシートのメリット】

*実践の計画・記録がそのままサポートの参考資料(サポートブック、支援マニュアル)になります。(例:自立課題シート、行動支援シート)

*実態、支援、参考情報がフレームで分かれていますので、ゼロから文章を組み立てる必要がありません。

*ある程度のトレーニングを受けた専門家はフレームワークシートの意味合いを理解できるように記入欄をもうけていますので、フレームワークを知らない専門家ともコラボレーションできます。例えばシートを見せてアドバイスをもらうなど。

*フレームワークシートには、大雑把な計画を立てる「特性シート」「構造化・支援シート」「生活支援シート」があり、まずはここからコンパクトなサポートブック、支援マニュアルになります


*フレームワークシートには、具体的な実際の支援場面の細かいアセスメントによる実態と計画、経過記録により、同じような支援場面の有効な支援資料を作ることができます。
是非、家庭で作っているサポートブック、様々な支援現場の支援マニュアル『フレームワークを活用した自閉症支援』の「フレームワークシート」を活用ください。


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#自閉症 #発達障害 #相談支援

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佐賀のセミナーが近づいてまいりました。霧島の講演でも皆さんによろこんでいただいた内容です。ぜひご参加ください。

9月30日、佐賀で噛めば噛むほど味がでるセミナー(比喩です)『自閉症支援フレームワークセミナー・レベル2』が開催されます。主催は佐賀の『」ぷれしゃす』さんです。



【自閉症支援フレームワークセミナー・レベル2の内容はこちら】

◆日 時◆平成24年9月30日(日)受付9:00~開始9:15~16:00
◆場 所◆佐賀市文化会館・三階大会議室
佐賀県佐賀市日ノ出1丁目21-10 TEL0952-32-3000
◆内 容◆ ・自閉症の特性のアセスメントと活用
・理解についてのアセスメントと活用
・工程のある複雑な課題・活動のアセスメントと支援
・フレームワークシートを複数活用したアセスメント
・年代別の課題設定
※予定は変更する場合があります。
◆受 講 料◆ 8,000円
◆定 員◆ 40~50名(受講審査あり。H24,5月セミナー受講者優先します。ご了承ください)

佐賀『ぷれしゃす第2回セミナー』での様子はこちら

  






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#自閉症 #発達障害 #相談支援

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【9月30日 ぷれしゃす(佐賀)自閉症支援フレームワークセミナー(レベル2)】
【10月13日 NPO法人夢(青森)基礎セミナー(レベル2)】
【10月21日 NPO法人未来図(岡山県・倉敷) 実践セミナー(レベル2)】

土・日曜日、霧島でのセミナーが終わりました。

1日目(土曜日)の様子はこちらです。

2日目(日曜日)は、様々な活動・課題を自立させるための支援についてのレベル2のワークショップでした。

レベル2では、工程があったり、複雑な課題に関するアセスメントと計画、実施、再構造化を経験していただきます。


とにく今年度からレベル2の目玉が、アセスメントの準備と実際のアセスメントを受講生に経験していただきました。


【受講生によるアセスメント】

【受講生全員が囲んでアセスメント】

今回、ある現象を発見しました、それはフレームワークシートに慣れてない方がシートを使わずにまず自分のノートに書い考える方が数人いらっしゃいました。

しかし、実際は、何もないところ自分の今までの経験に引っ張られて、大切なエッセンスを見落としがちになっていました。

本人の理解の仕方が、本人にとって具体的な情報を意識できない場面もありました。

フレームワークからはじめることは、慣れないうちは大変かもしれません。しかし、大変でも、ぜひフレームワークシートから書いて、何回も書き換えながら実践してみてください。

自分のノートからはじめる衝動の理由は以下にあります。

・シートには完ぺきな答えを書きたい。間違いたくない
(フレームワークシートは、何回も書き加える、修正して使うシートです)

・今までの視点でやった方が楽です
(大切な視点に意識がいかなくなります)

・用語が難しい
(用語はさほど難しいものは使っていません。耳慣れしないというのが事実です。用語の解説は本人に載っています。フレームワークを繰り返しつかって用語の勉強をするぐらいで実践してください)



自閉症支援フレームワークのセミナーの面白い部分は、グループごとに学ぶテーマが変わることです。

例えば今回は、

・注目や衝動性に対する支援

・本人にとって具体的情報は何か

・抽出して教える必要性

など、グループごとに違います。

だからこそ、数回受講していただくと、より効果的な学びになると思います。



数人の受講生から感想をいただきました。

「他のセミナーにくらべるとダメだしの多い研修。だからこそ日ごとうまくいかないポイントが見える研修」

ありがたい感想です。ダメだしは多いかもしれませんが、失敗ではありません。何を気づいて、現場にもって帰っていただけるかを大事にした研修です。



レベル2のセミナーは佐賀、岡山、青森で開催します。まだまだ余裕があります。資料もリニューアルしていますので、ぜひご参加ください。



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