ぼ~ざん工房
ぼ~ざんのBLOGです。いろいろ体験・書籍等紹介します!

 TOPICS  『ぼ〜ざん工房』は望山(水野敦之)の個人のBLOGです。


「気づき」と「できる」から始めるフレームワークを活用した自閉症支援—すぐに使えるワークシート用CD‐ROM付
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  【2013年度 自閉症教育・支援フレームワークセミナー予定(随時更新予定)】
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    ご紹介いただき、たくさんの方に読んでいただいたら幸いです。  



【『フレームワークを活用した自閉症支援』Facebookページができました。】

※ブログ『BOUZAN NOTE!』では、『フレームワークを活用した自閉症支援』を活用した全国の実践の様子を掲載します。本日はコンサル先の滝乃川学園市川さんより報告です。

 社会福祉法人滝乃川学園は1891年に創立された日本最初の知的障害児者のための社会福祉施設です。(ホームページはこちら)

 児童・成人の入所施設、グループホーム・ケアホーム、生活介護、短期入所、居宅介護事業、相談支援事業等の事業をおこなっています。

 滝乃川学園はお一人おひとりにより充実した人生を送っていただくために自閉症の方に、フレームワークを活用した自閉症支援』のフレームワークシート(以下フレームワークシート)を活用し支援をしています。

 学園内のケース会議をする際にフレームワークシートを用いて、その方への視点がぶれないようにし、ご利用者様の情報の共有をしています。また、地域での相談支援をする際に、ご家族や学校・地域の事業所と情報やイメージの共有のためにも活用しています。



 フレームワークシートを使った自閉症支援をすすめていくと、「(不必要な)言語指示が減った」「自閉症の特性を意識するようになった」「何か起こった時に、自分の思いつきよりも、特性に立ち戻って考える習慣がついた」というのが現場のスタッフの感想です。

【事例紹介:スケジュールの習慣がつきにくい】

 スケジュールに戻る際にトランジッションカードをつかいましたが何度お伝えしても、カードをすぐ近くにあるフィニッシュボックスに入れる行動がありました。



 『WS009氷山モデルシート』を用いて課題となる行動について整理し、支援方法を変更しました。今はトランジッションをする際の合図には指示のあるボールを用いています。



 下の写真が現在のスケジュールです。ご本人の注目しすぎるもの、イメージしづらいものを配慮しています。ご本人が発している言葉を文字にして写真につけています。



【事例紹介:余暇・具体的な活動の設定】

色に興味関心が強いご利用者様の自立課題について話している場面です(滝乃川学園女子寮)



ひとつの入れ物に4本までしか入りません。だめだったら別の入れ物に入れることができています。



まずは、本人が注目して、興味をもっている部分から活動を具体化しています。



【BOUZANコメント】
 今年で3年目のコンサルテーションです。2年間の研修やコンサルテーションを支えたのが自閉症支援フレームワークです。
 滝乃川学園は歴史ある施設であり、利用者さんへの真摯さが伝わってきます。そんな真摯さ・誠実さがフレームワークシートの活用で、さらにその精神を具現化した支援が広がっていると思います。
 ケースでは、シンプルな活動内容ですが、フレームワークシートを継続的に使って生活全般での具体的な活動、質の高い生活内容につながることを期待します。
 滝乃川学園の皆さま、市川さん、事例提供ありがとうございます。


※『フレームワークを活用した自閉症支援』を活用したことによる事業所・地域の良い変化の報告をお待ちしています。小さな実践例で構いません。個別のケースの時は個人情報に充分配慮してご連絡ください。(直接的な個人ケースではなく、事業所・地域の変化をお知らせください。上記の滝乃川学園の実践報告、個人ケースの取り入れ方を参考にしてください。

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【『フレームワークを活用した自閉症支援』を10倍活用する!(随時更新)】

【2012年度 自閉症支援に関する講演・ワークショップ等の予定】※セミナーの内容は自閉症に特化しています。

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