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自閉症の支援体制の中で、医者や専門家が安易に「グレーゾーン」という言葉をつかいすぎることを懸念しています。
定型発達から自閉症の状態の流れは、連続した流れ、つまりスペクトラムです。
とするならば、自閉症の診断がでている圏内で、グレーゾーンの方は、定型発達とのスペクトラムの流れの中では、かなり色あいをもつ、早期に療育が必要になります。
しかし医者や専門家の「グレーゾーン」という言葉は、親御さんや支援者に以下のようなイメージを伝えます。
・ほどほどの配慮がいらない
・できるだけ普通に接すればいい(この子はほぼ定型発達だ)
・世の中は普通の状態であることを求める(障害を認めないのが世間)
さらに問題なのは、医者や専門家の中には、以前「自閉的傾向」と言ってたのを、「グレーゾーン」とか「白に近いグレー」とか言っています。私が出会ったグレーとは言えないニーズを持たれる方も多くの方が医者や専門家から「グレーゾーンです」などといわれ、成長とともに、その所見が変わっています。
そんなケースで、親御さんの障害受容がなかなか進まない場合も多いと思います。
実際は、自閉症支援の支援体制は、本当にグレーゾーンの方の支援もイメージする必要がありますし、福祉窓口部分だけではなく、一般窓口の対応ですむケースもあります。
しかし、今の医者や専門家が言っている「グレーゾーン」の表現は、親御さんや支援者に誤解を与えて、本当に必要な配慮も見えなくなっているように思います。
黒か、グレーか、白に近いグレーか、白か、ではなく。
障害特性が現在と将来にどのように影響を与え、どんな支援が必要であるのかの総合的な視点で伝えていただきたいと考えています。
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