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シロバナカタクリ・2~小山田端自然公園

 早春の日曜日の1日だけ、ゲートが解放されてカタクリの群生を観察できる公園がある。ここは以前はカタクリの自生地だったが、ニュータウン計画で開発されることになり、それを地元の方々が長年に亘って保全を働きかけてきたお陰で、平成16年に小山田端自然公園として発足した。開発予定地になった頃は、放置された林にアズマネザサ(東根笹)が繁り、カタクリや林床の植物がほとんど見られなくなっていたが、保全が決まり、アズマネザサが刈られ、林床に陽が当たるようになると、カタクリや在来の植物が蘇ってきたという。この公園の総面積は約6,500坪はどあるが、そのうち約800坪がカタクリの自生地として、ふだんは閉められている。林の向こうには道路を挟んで大型スーパーなどが立ち並ぶが、この一角には、カタクリのほか、アマナ、シュロソウ、シモバシラ、キンラン、ギンラン、イカリソウなどが生育しており、近所のボランティアの方々の手によって守られている。写真の「シロバナカタクリ(白花片栗)」は、去年、初めて咲いたと聞いたが、今年は2株見ることができた。
 さて今日の午前中は、多摩市陸上競技場で開催された “多摩ロードレース10K” に出場してきた。競技場をスタートしたあと、尾根幹線を走るコースだが、アップダウンが激しくかなりタフなレース。2週間前の横浜マラソンの疲労は取れていたと思っていたが、繰り返すアップダウンで、5キロ過ぎから脚が急に重くなり、下り坂でもスピードが全く上がらない。去年は気温が低かったため54分5秒と健闘したが、今日は気温が20℃にもなったこともあり、記録は57分10秒と過去の10キロレースではワースト記録になってしまった。
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ソメイヨシノ・3~法則

 都心の開花宣言から遅れること4日、我が家の「ソメイヨシノ(染井吉野)」が、昨日開花した。八王子市の標本木は市役所北側の浅川沿いにあるソメイヨシノだが、この樹も昨日咲いたとのニュースで、去年に続き、我が家の樹と同じ日に開花した。
 さて、3月23日に開花した都心の標本木と合わせて、600℃の法則、400℃の法則を検証してみよう。
 <600℃の法則>
 2/1~開花日までの最高気温積算
 都心:600℃超は3/22の600.9℃=誤差1日
 八王子:600℃超は3/26の609.1℃=誤差1日
 <400℃の法則>
 2/1~開花日までの平均気温積算
 都心:400℃超は3/26の404.0℃=誤差3日
 八王子:3/27現在、334.7℃=誤差1週間?
ということで、都心や八王子では600℃の法則のほうに軍配が上がった。参考までに去年のデータを調べてみると、600℃の法則は、都心でピタリと当たり、八王子は誤差1日。一方、400℃の法則は、都心では誤差1日で、八王子では誤差8日だった。皆さんの地域ではいかがだろう。気象データは気象庁ホームページから簡単に調べられる。
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ワルナスビ・2~富士見台公園

 富士見台公園の北エントラス付近の草むらで見つけた直径7~8ミリの黄色い果実。これには果柄だけが残っており、初めは樹から落ちた果実のように思えたが、頭上にそれらしき樹の枝は無い。それでは子供がどこからか採ってきてここに放置したかとも思ったが、周りの地面を見てみると、かなりの数の果実が半分土に埋もれたような状態で散乱している。
 どうやらこれは「ワルナスビ(悪茄子)」の果実で、地上部の茎や葉は枯れたため、果実がそのまま地面に残ったようだ。この果実にはソラニンという毒素があるため食べるのは厳禁だが、おそらく野鳥や小動物も食べないのだろう。ワルナスビはナス科ナス属の多年草。
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ヒサカキ・2~紅色

 蓮生寺公園めがね橋付近の歩道脇に植栽されている「ヒサカキ(姫榊)」。サカキ科(←ツバキ科)ヒサカキ属の常緑小低木で、花が紅色のものを「ベニヒサカキ(紅姫榊)」と区別することもあるようだ。花径は6~7ミリで、常緑の葉に隠れて枝に下向きに咲くため、下から覗き込まないと見逃してしまいそう。しかしあたりに漂う独特なガス臭でその存在に気付くことが多い。
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フユザキニオイカズラ・2~色

 小山内裏公園大田切池畔に植栽されている「フユザキニオイカズラ(冬咲き匂蔓)」。去年は花の終わり掛けだったが、今年はちょうど満開を見ることができた。スイカズラ科スイカズラ属の半常緑低木で、花の長さは1.5センチほど。名前の通りさわやかな香りを漂わせ、スイカズラと同じように、咲き始めは白く、日が経つにつれて黄色く変化する。「ロニセラ・フラグランティシマ(Lonicera fragrantissima)」と呼ばれることのほうが多いようだ。
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