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ヤマアイ・1~雄花

 トウダイグサ科ヤマアイ属の「ヤマアイ(山藍)」。山地のやや湿った場所に群生する多年草で濃緑色の葉が特徴。雌雄異株で、写真は雄蕊が20本程度見られるので雄花だろう。名前は山に生える “藍” の意味で、昔は染料として使われていた。タデ科のアイ(藍)による藍染めが遣唐使によって伝えられるまでは、日本における最古の染料だったようだ。ヤマアイの色素には、タデ科のアイに含まれている藍色の色素のインディカン(indican)が含まれておらず、ヤマアイから出来る藍色は緑色に近いという。
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