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ギンリョウソウ・1~中山

 中山地区の雑木林は今まで行ったことのない区域だが、地元の方から細い山道が繋がっていると教えて頂き、少し探索してみた。その山道で迎えてくれたのは「ギンリョウソウ(銀竜草)」の群生。薄暗い林の中のその姿は「ユウレイダケ(幽霊茸)」の別名がピッタリする。
 ギンリョウソウはツツジ科(←イチヤクソウ科)ギンリョウソウ属の腐生植物で、葉緑素を持たない。一般的には枯れ葉などの腐葉土に生育するとの説明があるが、腐葉土から直接栄養を得ているわけではなく、ベニタケ属の菌類が周囲の樹木と外菌根を形成して共生し、それによって分解されたものを栄養として得ている。
 この界隈では、一昨年まで小山内裏公園で見られたが、去年はなぜかその姿が見えなかった。もしかしたら花期に見逃したとも考えられるので、今年はもう一度確認してみよう。
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イヌドクサ・1~道端

 上柚木地区の道端に生育している「イヌドクサ(犬砥草)」。先月の “イヌスギナ” の記事のコメントで、イヌドクサなるものがあるのを知り、それが当地区にあるとの情報を頂いていた。
 イヌドクサの茎はトクサよりもずいぶん細く3~5ミリ程度。時に分枝し、茎の下部の節から輪生する枝を出す。これに対して、トクサは分枝せず輪生枝も出さない。胞子嚢は確認できなかったが、これから時々観察を続けてみよう。イヌドクサはトクサ科トクサ属のシダ植物。
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