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ニガキ・1~花

 ニガキ科ニガキ属の「ニガキ(苦木)」。その名の通り、樹全体に苦みがあることから名付けられている。この葉を齧ってみると、しばらく口からその苦みが消えない。センブリの葉と良い勝負だろう。ニガキの樹皮を乾燥させたものが漢方の “苦木(くぼく)” で健胃の薬効がある。ちなみに、お酒好きの私が日頃お世話になっている “太田胃散” の箱に表示されている成分表を見てみると、ケイヒ、ウイキョウ、ニクズク、チョウジ、チンピ、ゲンチアナ、ニガキ末の名前があった。
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ヤセウツボ

 1977年(昭和52年)、アメリカでTVドラマ 『Roots(ルーツ)』 が大ヒットし、日本でも放映されたので、ご記憶の方も多いだろう。主人公の黒人少年クンタ・キンテを始祖とする親子三代の奴隷物語で、その後、ドラマの影響で自分の “ルーツ探し” がずいぶん流行した。
 私はリタイヤして時間が出来たら、自分のルーツを調べてみたいとも思っている。以前、苗字解説本で私の姓を調べてみたら、桓武平氏に繋がるという記述があった。まさかそこまで遡れないだろうが、江戸時代あたりまでなら、期待できるかもしれない。
 最近は家系図調査をビジネスにしている行政書士もいれば、家系図作成の無料ソフトまで出ているようだ。実際、自分で調査するとなると、戸籍謄本や本家の菩提寺にあると思われる “過去帳” などを調べることになるのだろうが、そこは遠隔地なので、おいそれと行けない。
 写真はクローバーの群生の中から顔を出している「ヤセウツボ(痩靫)」。ハマウツボ科ハマウツボ属の寄生植物で、葉緑素を持たず、マメ科、セリ科、キク科などの植物の根に寄生して養分を吸収する。去年、この根(ルーツ)を掘り返して調べたが、確かにクローバーの根と繋がっていた
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