とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

人口と技術革新の相関・非相関

2018-11-03 10:41:26 | 哲学・社会
以下は私の個人意見メモ。

人類の歴史を通観すれば、そこには、技術の発達の累積があったことが誰にも認められるだろう。
厳密には、中世の暗黒期に、ローマで発達した土木技術や知体系の喪失があったわけだが、今では返り咲いている。

ユヴァル・ノア・ハラリが著書「サピエンス全史」で述べるに、技術の発展とその維持・運用には、ある程度の人口が必要と述べる。
失敗したのがタスマニアだ。人口が少ないがために、生活道具、狩猟道具については、劣化の一途を辿った。

一方で多すぎる人口も、技術革新を阻害する。
有名なのは、上記で挙げたローマである。
ローマは当時の最新・最先端の技術を持つ技術大国であったわけだが、一方で労働力となる奴隷が多かったがために、奴隷の労働力を削減するような効率的技術は発達しなかった。

同様の例が日本でも起こっている。
科学ジャーナリストのマット・リドレーは、著書「繁栄」で、日本での家畜と車輪を用いた馬車・牛車が運搬手段として発達しなかったのは、その人口と必要労働力の関係性だとした。
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