とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

日韓海底トンネル構想について(雑感)

2022-06-13 21:04:14 | 海外・国内政治情報等


・ない。
・もしこれが良い方向への機転となるなら、以下の条件が必要になり、その後の発展は以下になると思う。
 【条件】
 ①日韓ともに互いを敵対視せず、どうやっても戦争が起きないと言う社会状況である。
  地政学的に安定しており、戦争は起きない。
 ②社会における物資生産分担が決まっている。
  例えば、片方が原材料生産国でもう片方が加工国など。

 【発展する結果の想定】
 ①ほぼ物資流通=経済と考えて良いので、日韓ともにほぼ沿岸の国と言う構成であるので湾岸交易系は発展するだろう。
 ②特性のある隣接する国同士が協力し合うので、経済の相乗効果はある(特に韓国側における半導体産業)。

 ここで②の部分は現況において、日本が半導体の基本製造装置や材料を抑えていて、韓国が加工国、と言う立場なので、この部分は満たしている。
 一方において①は絶望的に溝が深い。比較的日本に対する距離感が近い尹政権であっても、韓国国民内における日本に対しての心理的な溝は埋まらないだろう。

いま現状を振り返れば、韓国では日本からの輸入は海上輸送でまかなえているし、昨年度に何度も報道されていた「韓国国内の半導体製造のための材料は自国製造が成功した」と言うニュースがあったので、この辺りは韓国国内的には問題ないのでは=韓国産業の視座観点においてもトンネルを製造する意味はない。

興味深いことに、この日韓トンネル構想においては、韓国国内でも否定派がかなりの多数を占める。
韓国国内の否定派の意見として、「そんなに巨費を投じて何の意味が? 」と言う疑問や「相手国の脅威がある」など、日本国内で持つ否定派の意見と似たりよったりなのが面白い。

それと、水をさすようで悪いが、私が予想するに、恐らくこの計画は頓挫する。
いや、実質的に永久停止なのだが、体裁としては「一時的に見送り」と言うのを続ける(永久に)。
元々韓国国内で発表される事業計画は最初の声だけ大きくて、あとは雲散霧消するパターンが少なくない。無論、成功する事例も多々あるが、韓国の事業計画発信の掛け声はちょっと異なるようだ。
日本で言えば、「〇〇の事業計画をする」と言うならば、それはもう8〜9割の確率でほぼ完遂するんだろうな(もし途中で頓挫するにしても、半分以上できたところで、資金繰りや天災・戦争など何らかの不可抗力のトラブルに見舞われてモノを残して中止する)、と言う感覚だ。
だが、どうも韓国のそれは事情が異なり、掛け声が大きくて途中で有耶無耶になって、「計画はかなり立派なのだが、そもそも資金がない」と着工前に頓挫するイメージである。
トンネル計画で頓挫した過去の事例としては、済州(チェジュ)島への KTX海底トンネル乗り入れ構想である(2014年)。
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