とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

千年女優 視聴

2024-09-11 00:46:53 | 映像作品視聴感想
と言うことで今敏監督。
アマプラ400円。

なるほど、今敏監督は現実と虚構の融合が得意なのだ、と。

いやていうかあのおばあちゃん大好きだわ。

が、最後の最後で
「どっちでもいいのかもしれない。だってあたし、あの人を追いかけてるあたしが好きなんだもの」
がんん? と若干後味悪いものになった。

いや、追いかけている自分に健全なアイデンティーとレゾンデートルがあるのはいいよ? 
しかし、そいだら二人の愛は結実しなくてもいいとか言う放っぽりエンドになっちまうじゃないか、と。

このおばあちゃんのね、純真な様に心打たれて、時をかける少女のね、これまた純真な女子高生の心にこれもまた心打たれたりもしたけれども、いやこれらを通底してみるに、女性の気持ちってどこかあれじゃないか? 肝心かなめなところで要石を置かなくないか? みたいな。いや男性が作る女性の主人公像がこうなのか? 

その他:
・誠心誠意で土下座する傷痍軍人本当好き。この誠実な日本人感は現代からは失われた。いや本当こういう人いたんだよ。レアケースじゃなくて当時の日本人の大多数がこんな感じだった。これ同じことあったら自分もできるかどうか・・・
・あと高度経済成長期の日本家屋で掃除機かけるのが、発表当時はまだこれがモダンだという認識はうっすらあったと思うんだよ。
 ただ、今では当時をリアルに映す時代劇に完全になってしまった。
 掃除機をかける正統な時代劇! こういうのができてしまったかあ、と。
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