BOOK、CDなど

1 BOOK、CD、DVD、LP、コンサート、音楽鑑賞サークル、筋トレ等のメモ
2 失念防止のためのメモ

北海道・苫小牧の男児死体遺棄:1カ月放置、1歳児殺害の母追起訴

2008年01月02日 | ネット・ニュースなど

北海道・苫小牧の男児死体遺棄:1カ月放置、1歳児殺害の母追起訴、生米で4歳兄生存

 北海道苫小牧市で2月に発覚した男児死体遺棄事件で、札幌地検室蘭支部は6日、母親の同市高砂町1、無職、山崎愛美(よしみ)被告(21)=死体遺棄罪で起訴=を殺人罪で札幌地裁室蘭支部に追起訴した。死亡した三男青空(そら)ちゃん(当時1歳)が自らの世話なしでは生存できないと認識しながら、殺意を抱いて約1カ月放置したと地検は判断した。

 起訴状などによると、山崎被告は昨年10月30日ごろから12月4日にかけ、青空ちゃんを当時住んでいた市営住宅に放置し、餓死か低体温症で死亡させた。発見時はミイラ状態だった。山崎被告は「子供たちの世話が面倒になり、殺してしまえと考えた。好きな男性と暮らしたかった」と供述しているという。

 青空ちゃんと一緒に放置された長男(4)は台所にあった生の米やマヨネーズなどを食べて無事だった。部屋の暖房はついていた。地検は長男に関しては、保護責任者遺棄罪での追起訴を検討している。

放置「餓死するはずだった」/2児遺棄事件

チャーハンが「最後の晩餐」/生ゴミ食べ生きていた長男
幼子を2人きりにすれば2人とも餓死するはずだった。

 苫小牧市の民家の物置から幼児の遺体が見つかった事件で、死体遺棄と殺人の罪で起訴された山崎愛美(よしみ)被告(21)は、当時1歳と3歳の男児の育児に嫌気がさし、昨年10月末、2人を残して家を出た。その前夜、冷蔵庫の残りものでつくったチャーハンを「最後の晩餐(ばんさん)」として食べさせた。

 山崎被告が自宅に戻ったのは、1カ月余り後の同12月4日。2人を置き去りにして、交際相手の家で暮らしていたが、1歳の青空(そら)ちゃんの遺体の腐乱化が進み、近所から悪臭の苦情が寄せられ、家の明け渡しを迫られていたため、通告されていた退去日に仕方なく戻った。

 ドアを開けると。死んでいると思った長男が、飛び出してきて抱きついた。冷蔵庫の中にあった残飯やマヨネーズ、米、水、さらに生ゴミを食べて、生き延びていたのだ。冬だったが、昼間は暖房が自動的につくアパートだったため、凍死することもなかった。

 3歳の長男は、自らの命をつなぐことはできたが、弟の世話まではできなかった。おむつもとれていないハイハイ歩きの赤ん坊の青空ちゃんは、1週間ほどで死亡したとみられる。暖房で腐乱化が進み、近所に悪臭が漏れた。

 札幌地検の調べに対し、山崎被告は、「夜の仕事が楽しく、交際相手と一緒に住みたかったので、子どもを殺してしまおうと思った」と供述しているという。


 地検は今後、長男に対する保護責任者遺棄罪での起訴も検討する。

2007年当時、21歳。