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2017/11/30 monex証券 あおぞら銀行4330円・200株・手数料822円 売却

2017年11月30日 | 株式、税金、保険など
2017/11/30 monex証券 あおぞら銀行4330円・200株・手数料822円 売却
2017/11/14 monex証券 あおぞら銀行4215円・200株・手数料822円 買い

あおぞら銀行 4215円×200株=843000円
843000円+手数料822円=843822円 購入代金 
あおぞら銀行 4330円×200株=866000円
866000円-手数料822円=865178円 売却代金
865178円-843822円=21356円
21356円-税9093円=12263円 税引き後純利益

net news 日馬富士引退届、母国モンゴルにも衝撃広がる (読売新聞2017/11/30)

2017年11月30日 | ネット・ニュースなど

net news 日馬富士引退届、母国モンゴルにも衝撃広がる (読売新聞2017/11/30)~モンゴル社会のルールから逸脱した貴ノ岩。モンゴル社会からバッシングだね。

 【上海=吉永亜希子】日馬富士関の引退が伝えられた29日、母国・モンゴルでも衝撃が広がった。

 国営モンゴル通信は29日午前、「貴ノ岩関への暴行事件の責任を取って、横綱日馬富士関が引退することになった」などと日本の報道を引用し、今回の騒動を詳細に報じた。別のニュースサイトも「伊勢ヶ浜親方が日本相撲協会に横綱日馬富士関の引退届を提出した」などと報道した。

 ニュースを読んだモンゴルの相撲ファンからは「残念です」「帰国して国会議員に立候補して」などのコメントが寄せられた。


モンゴル社会には、モンゴル社会のルールが存在。
モンゴル社会のルールから逸脱した貴ノ岩。
モンゴル社会からバッシングだね。

貴乃花が被害届を提出したことが謎のひとつ。
貴ノ岩は、成人であり、日本語を話すことが可能。

貴ノ岩本人が、警察に被害の申告し、届け出するのが通常の行為。
日本語の記載が困難な場合は、警察官が事情聴取して被害届を代筆することが可能。
或いは、貴ノ岩から供述調書を作成し、被害申告を受け、被害届に代えることが出来る。

貴ノ岩本人は、警察に対し被害申告をしたかったのか、否か。
自ら、日馬富士を告訴し、当該傷害被害について、日馬富士の処罰を求めていたのか…
刑事事件としての取り扱いを希望?

或いは、日馬富士の処罰までは求めないが、治療費については支払ってほしいだけなのか…
民事的なものだけ、いわゆる示談で済ますことを希望?

今後、発言しても、貴乃花親方の意に沿う形になる?
親方には、逆らうことは、相撲界から逸脱。

貴乃花親方の主導で、被害届を提出した疑いも生じる。
貴乃花親方の行動の理由、動機は何?

私の想像、多分、不純な動機だね。
正義感を振りかざす、協調しないサイコパス。
自己の利益のみ追及、嫌な奴。
マスメディアを歓喜させる話題を提供した。

日馬富士が引退する。
近いうちに、警察が、傷害事件について発表するだろう。
引退で社会的な制裁を受けたので、軽い書類送検で終了。

貴乃花親方の相撲協会のルールに従わない行為に疑問。
相撲協会には、ルールが存在。
ルールに従って処断。

私は、相撲に興味なし。
私は、貴乃花親方に興味なし。

マスメディアのスタンスに関心があっただけ。
クソ・MCばかり。
クソ・コメンテーターばかり。
クソ・評論家ばかり。
寄生虫だらけのテレビ業界。

相撲業界よりテレビ業界がクソ、ダーティー。
この事案で、視聴率アップ、収入アップ。



日馬富士は33歳、若い。
不本意な引退だろうね。




関係ないけど…
シューベルト31歳没。
モーツァルト35歳没。
メンデルスゾーン38歳没。
3人の天才。
ショパン39歳没か、40歳没。
シンフォニーはないけど、ショパンを入れると、天才の四天王。
早死にしないと天才の範疇に入らない。
ベートーヴェンは偉人、そこそこ長生きしたので。

net news 尾木ママ、日馬引退で貴ノ岩に説明責任「27歳の一人の大人として」サンケイスポーツ (2017/11/30)~教育評論家の尾木直樹氏が、最もまともな意見、私は賛同。

2017年11月30日 | ネット・ニュースなど

net news 尾木ママ、日馬引退で貴ノ岩に説明責任「27歳の一人の大人として」サンケイスポーツ (2017/11/30)~教育評論家の尾木直樹氏が、最もまともな意見、私は賛同。

 “尾木ママ”こと教育評論家の尾木直樹氏(70)が29日、自身のブログを更新。相撲の平幕貴ノ岩(27)への暴行問題を起こした横綱日馬富士(33)が同日、現役引退を決めたことに、「日馬富士は引退と言う最大の結果責任を取った以上 貴乃岩関も27歳の一人の大人として何があったのか責任ある言葉 求められていると思います」(原文ママ)と沈黙を貫く貴ノ岩側に説明を求めた。

 暴行を受けた貴ノ岩の聞き取りは師匠の貴乃花親方(45、元横綱)が拒否しているため難航している。尾木氏はその点を踏まえ、「如何に親方とはいえ 大の大人を完全に保護してしまうのは世間的には違和感が大きいです」と批判。「これを機に角界全体が日本の伝統守りつつもっともっと『近代化』することが求められているように思うのは尾木ママだけでしょうか?」と訴えた。(2017/11/30)


 

クソMC、クソ・コメンテーターばかりのテレビ業界。
教育評論家の尾木直樹氏について、テレビ業界の寄生虫の一人と認識していたが……。
教育評論家の尾木直樹氏が、最もまともな意見、私は賛同。

net news 何も決められなかった横審 日馬自ら引退決断、貴乃花親方は「第3の診断書」で捨て身の賭けも(ZAKZAK 2017/11/30)~人間は社会的動物、ルールから逸脱したら排除。

2017年11月30日 | ネット・ニュースなど

net news 何も決められなかった横審 日馬自ら引退決断、貴乃花親方は「第3の診断書」で捨て身の賭けも(ZAKZAK 2017/11/30)~人間は社会的動物、ルールから逸脱したら排除。

 大相撲の平幕貴ノ岩関(27)=貴乃花部屋=を暴行して負傷させた横綱日馬富士関(33)=本名ダワーニャム・ビャンバドルジ、モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=が29日、現役引退を決めた。29日、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が明らかにした。27日の横綱審議委員会(横審)は「非常に厳しい処分が必要」とするのみで、日馬富士に引退を勧告する可能性を示唆したのみ。鳥取県警の捜査や日本相撲協会の調査が継続する中、横綱という地位の重みを考慮し、自ら責任を取る形で土俵を去ると決めたようだ。一方、頭部負傷で九州場所を休場した貴ノ岩は、12月3日に長崎県大村市からスタートする冬巡業も休場が濃厚。その場合、「第3の診断書」を日本相撲協会に提出する必要があり、このまま幕引きは難しそうだ。

 27日、両国国技館(東京都墨田区)。何も決められない横審だった。現役横綱による前代未聞の暴行問題を受け、会合は約1時間。相撲協会の危機管理委員会からの中間報告を受け、北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)は「非常に厳しい処分が必要だろうという意見は委員会の中であった」と言及、引退勧告やむなしの雰囲気が漂った。

 横審が「横綱としての体面を汚す」と判断した場合、全委員(9人)の3分の2以上の決議で引退勧告を行うことができる。2010年2月には、知人男性への暴行問題を起こした横綱朝青龍に対し「引退勧告書」を出し、結果的に自らの引退決断へとつながった。

 横審の不信感は、九州場所千秋楽で万歳三唱した横綱白鵬(32)=宮城野部屋=にも向けられた。40度目の優勝インタビューで万歳三唱したことに、北村委員長は「日馬富士問題で、これだけ協会が厳しい状況のなかで何で万歳ができるのか」と批判。膿を出すと発言したことにも「膿が何を意味しているのか。横綱として何かおかしいんじゃないか、という意見が多かった」と横綱としては厳罰とも言えるけん責、減俸も辞さない雰囲気が流れたという。

 さらに、貴乃花親方(45)=元横綱=に対する批判も強かった。協会理事でありながら、危機管理委による貴ノ岩への聴取要請を拒絶していることについて「理事という立場にあって、協会全体が進むことをぶち壊す。不可解、疑念とする声が大部分だった」と指弾した。

 問題発覚以降、一向に姿を現さない貴ノ岩。貴乃花親方は「貴ノ岩は(体調が)よくない」としており、今後、第3の診断書が提出される可能性がある。

 「本場所と同じで、巡業を休む際には基本的に診断書を日本相撲協会に提出することになっています。やはり直近の体調を医師の診察を受けてから提出することになるのではないでしょうか」と大相撲関係者。

 協会にとって巡業は、本場所に勝るとも劣らない重要なスケジュールで収入源でもある。簡単には休めない。今年の冬巡業は3日を皮切りに九州をめぐり、16、17日の沖縄県宜野湾市まで続く。

 飲み会の席で頭部殴打された貴ノ岩のけがの程度については、本人が事件発覚後、公の場に出てきていないために正確な情報がないのが実情だ。貴乃花親方は「普通に転んだり、普通に殴られてできるような傷ではない」と重傷を訴えているが、内容の異なる診断書が2枚存在していることが話を複雑にしている。

 1枚目は10月29日に鳥取県警に被害届とともに提出された。これに先立つ25日夜、鳥取市内の飲食店で頭部を殴打された貴ノ岩は、その後も巡業に出場していたが、29日になって鳥取県内の病院で作成された診断書を提出した。この診断書には骨折などの症状の記述はなかったという。

 2枚目は、貴ノ岩が11月5日から5日間入院した福岡市内の済生会福岡総合病院で作成された。この診断書は九州場所を休場するために11月9日付で協会に提出された。「脳振盪(しんとう)、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋(ずがい)底骨折、髄液漏の疑い、全治2週間」と症状が記された。

 最初の診断書よりも重い症状のようだが、診断書を作成した宮城知也医師は「(11月)9日の時点では状態が安定しており、相撲を取ることを含め仕事に支障がないと判断したので退院とした」と説明。「全治2週間」は受傷した10月26日から11月8日までであり「当病院としても、重傷であるように報道されていることに驚いている」とコメントしている。

 貴乃花親方は巡業部長でありながら、事件を日本相撲協会に報告する義務を怠ったことが批判を浴びている。同医師の説明と貴乃花親方の説明に食い違いがあることは不可解で、これが協会執行部に不信感を抱く貴乃花親方に何か特別な意図があるのではないかとの印象を与えている。

 「現在、姿をくらましている貴ノ岩だが、改めて診断書を受けるとなると、再度医師の診察を受けることになる。一体どの病院で診てもらうのか。どんな診断になるのか。往診に来てもらうこともできるだろうが、これまでの2枚の内容が食い違っているだけに3枚目はいやおうなく注目される」(相撲関係者)

 貴乃花親方にとって“3枚目”は捨て身の賭けにもなる。鍵を握る貴ノ岩は一体いつ、公の場に姿を見せるのだろうか。(ZAKZAK 2017/11/30)

 


人間は社会的動物、ルールから逸脱したら排除。
人間は、狩り、農耕など集団で行動し生存、ルールを制定、社会を形成してきた。
狩り、農耕などサボる行為を罰する。
社会から排除、社会的集団の存在を優先。
一定のルールを決定してきた。

サボる人が増大すると社会が崩壊し、生存できない。
その他ルールから逸脱したら、罰、ペナルティー。
これが社会。

日本社会から見た場合、相撲社会は、法律を尊重している。
傷害事件に対して、警察の捜査を待って、当事者を処分。
日本社会のルール、法律に従っている。
相撲協会に瑕疵はない。
貴乃花親方に瑕疵はない。

相撲社会は、相撲社会の生存のために相撲協会が存在。
相撲協会に一定のルールを制定について、付託している。
相撲協会は、力士を指導監督し統率している。

相撲協会のルールから逸脱した貴乃花親方。
相撲社会のルールに従わない貴乃花親方。
貴乃花親方にペナルティ。

貴乃花親方のペナルティーについて、反社会的でない限り有効な処分。
相撲協会の規則、ルールは、合理的な行為、法的にも合致。

一般社会が貴乃花親方を擁護しても関係なし。
非難しても関係なし。

相撲業界内の規範が存在。
すなわち、相撲協会。

放置したら、どうなる?
特別扱い?
それなりのペナルティーが相当。
相撲社会のルール。

net news 日馬富士「礼儀、直すのが先輩の義務だと」 引退会見(朝日新聞デジタル2017/11/29) ~テレビは、視聴率向上、新聞は、部数が増加。今後は、貴乃花理事長の行動の是非に集中。

2017年11月30日 | ネット・ニュースなど

net news 日馬富士「礼儀、直すのが先輩の義務だと」 引退会見(朝日新聞デジタル2017/11/29) テレビは、視聴率向上、新聞は、部数が増加。今後は、貴乃花理事長の行動の是非に集中。

 大相撲の秋巡業中にあった暴行問題で、日本相撲協会に引退届を出し受理された横綱日馬富士(33)=伊勢ケ浜部屋=が29日午後、九州場所の宿舎がある福岡県太宰府市で記者会見した。日馬富士は「世間を騒がせ、支えてくださった皆さんに迷惑をかけて本当に申し訳ない」などと語った。(朝日新聞デジタル2017/11/29)


テレビは、視聴率向上、新聞は、部数が増加。今後は、貴乃花理事長の行動の是非に集中。朝日新聞のスタンスは?


net news 「貴乃花の乱」はなぜ勝ち目がないのか?日馬富士事件を組織力学で読む(ダイヤモンド・オンライン鈴木貴博)~組織防衛の観点、納得。

2017年11月30日 | ネット・ニュースなど

net news 「貴乃花の乱」はなぜ勝ち目がないのか?日馬富士事件を組織力学で読む(ダイヤモンド・オンライン鈴木貴博)~組織防衛の観点、納得。 

なぜ貴乃花親方までもが槍玉に挙げられ始めたか?

 大相撲の横綱、日馬富士による暴行事件で、鳥取県警は年内に日馬富士を書類送検する方針を固めたようだ。日馬富士も、「拳とリモコンで殴った」などと、被害者である貴ノ岩の怪我の状態とも合致する内容の証言に変えたことで、刑事案件としては傷害罪としての証拠が固まってきているようだ。

 傷害罪で司直の手に委ねられている案件なので、あとは検察がどう処理し、起訴された場合はどういう判断が下るのかを見守ればいい話である。この事件は傷害事件としては「ここで終わり」でいい。ところがまだ、連日ワイドショーを騒がせている。事件と関連して日本相撲協会という組織の問題が取り上げられ、貴ノ岩の師匠である貴乃花親方を「処分すべきだ」という声も出始めたからだ。

「なぜ、貴乃花親方が処分の対象になるのか」と疑問をお持ちの方のために、この件を組織経営論の観点から解説してみたい。ただし今回の事件は、一部情報が錯綜しているため、ここでは「もしこれが、あなたの会社で起きた事件だったらどうなのか」という切り口に置き換えて考えよう。ここからは「架空の会社」の話である。

 ある社員が社内の同僚から暴行を受けて大けがをしたとする。当事者同士は大学の先輩と後輩であり、お互いの間では「事件はなかったことにしよう」と話がついていた。しかし、翌日出社した部下のひどく顔を腫らした様子を見た執行役員が、「それはおかしい。ちゃんと警察に被害届を出しなさい」と指導して、眼窩底骨折の診断書とともに被害届を出させた。

 ところで暴行した先輩社員は、会社にとってキーパーソンだった。普通の会社だと類似例を挙げにくいのだが、たとえばゲーム業界を代表するゲームクリエイターだったとか、人工知能開発の中心人物だったとか、中国政府の要人の娘婿だったとか、会社の業績を左右する特別な存在であったと想定してみよう。

 そして、その会社にとってかけがえのない重要人物が傷害罪で逮捕される(日馬富士の場合は逮捕を免れているが、一般人の場合には逮捕事案になるので、そう想定させていただく)という情報が、警察経由で経営陣の知るところとなる。

 このままでは、会社の業績が大きく下がることになりそうだ。被害届を出させた執行役員は営業本部長だったとしよう。そこで経営陣の中では、「営業成績が下がるようなことをしでかした営業本部長にお灸をすえてやらなければいけない」という話になる。日馬富士の暴行事件を普通の会社で起きた事件に置き換えると、だいたいそういうことになる。

 さて、それでは営業本部長はどうなるのか。読者の中には驚く人もいるかもしれないが、彼はまず間違いなく、会社から正当な手続きで責任を追及されることになる。理由は部下に被害届を出させたことではなく、その後、上司(基本的には社長ないし上席役員)に迅速に報告をしなかったことだ。

 ことは刑事事件であり、重大犯罪なので、部下に被害届を出させること自体は処分の理由にはならない。少なくとも建前上は、である。問題は、とはいえ組織の一員として、会社の業績に大きな影響があることが自明である行動をとったにもかかわらず、それを直ちに上に報告しなかったことだ。

 その情報を警察から知らされ、経営陣の打ち手が後手に回ってしまった。そうこうしているうちに、マスコミに話が流れて、会社の信用に傷がついてしまった。報告がもっと早ければ、せめてマスコミに嗅ぎつけられる前に、会社から世間に向けて何らかの発表をすることもできたかもしれない。だから営業本部長は処分されてしかるべき、という話になる。

 その結果、「一般の会社であれば」という想定で言うと、営業本部長には「報告義務を怠った」という名目で、けん責と減給という比較的軽い処分が下されるだろう。

部下に被害届を出させた上司はとりあえず軽い処分、次の人事で左遷?

 一方、逮捕された先輩社員のほうはどうか。彼は、仮に起訴されて執行猶予つきの有罪になったとする。傷害罪での逮捕なら、おそらく一般的な会社の就業規則にある「犯罪行為」に該当することで、懲戒解雇ないしは諭旨退職になる可能性はある。

 が、この処分は就業規則に則った形をとりさえすれば、最終決定は経営者が行うことができる。経営者が会社への貢献や本人の反省などを考慮して、情状酌量を加えれば、重たい方から3番目の「(3ヵ月程度の)停職」という処分に落ち着く可能性はある。なにしろ先輩社員は「会社の業績を左右するほどの社員」なのだから。

 さて、こうした処分が下された後、営業本部長と先輩社員の2人を取り巻く環境はどう変わるだろうか。営利団体の組織経営論の視点から語るとすれば、事態は読者が抱くであろう正義感とは逆の方向に動く可能性が高い。

 普通の会社であれば、営業本部長は「次」か「次の次」の人事異動で閑職に飛ばされるだろう。一方で先輩社員の処遇は違う。停職期間が終わったことでみそぎは済んだとされる。むしろこんなことでケチがつき、本人に転職されては困るということから、速やかに昇進させるなど、会社は彼の地位を固める処遇を考えることになるだろう。理不尽に思うかもしれないが、会社というのは本質的には営利組織なのである。

 念のために指摘しておくと、角界における日馬富士の場合、引退という処遇はあり得る。年齢も年齢なので、もう横綱としての活躍が期待できないということであれば、逆にここで幕を引かせたほうが組織も本人も傷つかないという判断があり得るからだ。つまりこの判断も、相撲協会という組織としてのプラスとマイナスに鑑み、計算ずくで判断が下されるのが「組織防衛」のセオリーである。

相撲協会にも当てはまりそうな「組織防衛」のセオリー

 ここまでの推論に「納得できない」という方は少なくないだろう。私も良い話だと思って解説しているわけではない。しかし相撲協会だけでなく、現実に多くの日本企業では不祥事をもみ消そうとしたり、内部告発者をつぶそうとしたりといった組織力学が働いている。現実には、こうしたことが日々行われているということをお話ししたつもりだ。

 それよりも興味深いのは、もみ消したりつぶしたりする側が、私利私欲からではなく「組織のため」という考えから、そのように動く点であろう。これは日本独自の社会風土である。だから、社員が法律遵守を建前にして反乱を起こし、古い経営の体質に問題提起を行ったとしても、会社組織には自衛本能が働く。

 相手が合法で来るなら、こちらもルールに則った対応で反乱分子をつぶしにかかろうというのが、日本の組織の自己防衛システムだ。前述したケースで執行役員が会社に事後報告をしなかったことは、この点において、抵抗戦術上の明らかなミスだった。

 ミスを見つけた上層部から一斉に、「警察に届ける前にまず経営陣に報告すべきだろう」「おのれの目的のために事件を利用するのはいかんなあ」「一番かわいそうなのはまじめに働いている一般社員だ」といった告発者に対する総攻撃が起きるのは、組織防衛の力学からであり、将来的に組織に立てつく恐れのある他の社員たちへの見せしめである。

 ちなみに、今回の事件で一番かわいそうなのは、相撲協会の評議員議長が指摘する「場所中の力士たち」ではなく、ボコボコに殴られた貴ノ岩だということは、念のために強調しておきたい。

(百年コンサルティング代表 鈴木貴博)