ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

今の武漢の姿は、2月末の日本の姿になっているかもしれない。

2020年02月08日 22時25分30秒 | Weblog
 今年の正月早々1月3日の時点で、武漢の保健委員会は、肺炎と診断された 44人のうち 11人が危篤状態にあると発表していました。
 中国で「SARSと似た謎の感染症」が香港にも入ってきたことから、香港政府は警戒レベルを上から2番目の「厳重」に引き上げ、香港保健当局は、空港に到着した乗客の体温をチェックするため、空港に体温チェックのための赤外線画像システムを設置しました。香港と本土を結ぶ高速鉄道の駅では、体温チェックの担当者を増加させていました。

 支配者階級では病気に対する情報と危機感を共有していたのでしょうが、それが報道レベルに乗ることは許されず、個々人が発する病気に関する情報は当局の要請によって握りつぶされました。
 「謎の感染症」の発見者である李医師は、発信したが故に当局に取り調べを受けた上に、発信した情報は削除されました。そして、亡くなってもまた、まだ「生きている」とされたりしました。そして、未だに「有害な情報を厳重に抑え込む」として病気の拡大に関する情報には制限が加えられ、むしろ病気が沈静化しつつある等の「前向き」な情報を前面に押し出そうとしています。
 これってアリですか? そんな状況ではありません。中国という国は中国人民の命と健康よりも国家体制の堅持が優先されています。その結果、中国人民の命と健康は極度に脅かされ、結果として全世界に拡散した病気は、世界を震撼させています。

 WHOの病気に対する対応もおかしいです。中国当局によるロビー活動の成果なのでしょうか。
 テドロス事務職長の中国当局びいきな言動・対応には、詳細な情報を有しない私たち一般市民も疑念を持たざるをえません。医療関係者から「事務局長辞任」を求める声があがるのも当然です。

 こんな対応が続く限り、病気が沈静化することは期待できません。
 
 冒頭、正月の中国の状況を紹介しましたが、1か月跡の今、全世界がたいへんなことになっています。
 後1か月の後、今の中国の姿が「感染者数№2」の日本の姿になっていないことを祈るばかりです。
 
 ちなみに、今日、所用で鹿児島中央駅に行きましたが、どう見ても行き交う方々の2割もマスクを着用していません。
 クルーズ船の発症者は鹿児島に上陸し、あちこち行っています。
 「新型肺炎」としての認知がなされないままに、キャリアが拡大していることは十分に想像しうることですが・・・
 ぞっとしました。
コメント
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