ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

民主党は第2自民党と言われるが

2006年02月28日 23時32分22秒 | Weblog
今回の「送金メール」騒動は民主党にとって大きな打撃だった。単なるトラブルではなく、民主党という党の根本的な弱さを明確に示してしまったからである。
それは党首討論の際の前原代表の発言からもうかがえた。小泉総理は自衛隊をイラクへ派兵する際に「大量破壊兵器が見つからなかった云々」と発言したが、その本人の言葉を使って「送金疑惑の証拠が見つからなかったからと言って、送金疑惑の証拠がなかったと言えるのか」ぐらいはかまして欲しかった。いったん揺さぶりをかけられるとぼろぼろになってしまう。
それでも前原執行部に続投してほしいと言われるのは、野党としての性格、もっと言えば看板文句の責任政党としての自覚が全くなく、政権がほしければいつでも連立を組まさせてあげますよ程度のリップサービスでしかないのに、相変わらず優柔不断。余計に足元を見られた。
民主党はよく第2自民党と言われるが、こんなていたらくでは第2自民党どころか、自民党予備軍党でしかなく、これで2大政党としての緊張感が保たれるのかと言いたくなる。
「改革の競争だ」などと改革に当たっての根本的な理念(自民党の言う改革路線との対抗軸としての)を明確にしないままに走ってきた党のあり方に問題があると思う。
ただ今回のメール騒動で民主党に救いを見いだすとすれば、最後まで情報源を守り通したということだと思う。政治は情報の確かさが重要だ。情報源が何者かは分からないが、形なりとも守り通したということは、今後民主党に対して情報提供者の信頼感を作ってくれるものだと思う。
別に民主党を応援しているわけではない。自民党が嫌いだから自民党をなんとかへこませてほしいと願っての言葉だ。
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