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キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

浮浪児 1945

2015-09-24 02:40:35 | Weblog
9月22日(火)に読了。

読んでいて辛くなるような本でした。

でも、読み応えはありましたねぇ~。

1945年に戦争は無条件降伏の形で終わりましたが、

余りにも多くの犠牲を国民に強いることになりました。









(作者の今伝えなければの意気込みも 感じられて。)









一番の犠牲者は、やはりか弱い子どもでした。

戦災孤児となり、いつもお腹を空かせて、上野駅の地下道や

その周辺で生活した浮浪児の実態を炙り出しています。









(寝るのは、布団の中ではありません!!)







小学生くらいの子どもが物乞いをし、屋台の売り物を盗み

スリを働き、などなど・・・。

生き延びた事実が生々しく描かれていました。



戦争孤児たちの年老いた今をルポして

幸せとは、程遠い生き様を行間から滲ませています。










(貧しい食事でもあれば、いい方。)







途中で余りにも悲しくて涙してしまうことも・・・。

人間をやっているのがイヤになるような本でした。








副題に 『戦争が生んだ子供たち』 とあります。

そして、裏表紙には 『War&Children』 の表記も。










(どの子も、上は裸です。)







安倍さんは、今どこを向いているのか?

分かりませんが。

安倍首相には、二度とこんな子供たちを生まないように

してもらいたいです!!!

しっかり、日本丸の舵取りをしてくださいよ!!









(宮城まり子さんの 『ガード下の靴みがき』 の歌を

 思い出します。)







これは、思想が右よりとか左よりとか そんなこと以前の問題です。

自分の息子や孫にこんな辛い思いは、絶対させては

いけない!! と思っています。









(子どもを親に優る愛で育てた、数少ない良心的な施設の一つ 『愛児の家』 )





作者は、以前の浮浪児たちに何回もインタビューし、

丁寧にその言葉を記しています。

そして、温かく、その人生を見つめているように

感じました。




読んでよかったと思える本でした!!!




コメント
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