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キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

たとえば檸檬

2013-04-03 08:46:38 | Weblog
少し前になりますが、3月6日(水)に十三の
第七藝術劇場へ向かいました。
見た映画は 『たとえば檸檬』です。
母と娘の関係を描いた映画でした。







(記念に買い求めたパンフレット、読み終えるのに
 ちょっと時間がかかりました。)







しっかり理解するには、時間のかかるストーリーでした。



『依存し合う“母と娘”に魂の救いはあるのか――。
『アジアの純真』の片嶋一貴監督が描く、壊れた愛の物語
というイントロダクションがあって・・・。








(主演の韓英恵さん)







その続きには

母は私を愛しているのだろうか、
私は母を正しく愛せているのだろうか・・・。
これは、母親からの嫉妬、支配欲から逃れたいと思いながら
母に愛されたいと願う娘の痛みを生々しく描いた歪んだ母娘
の物語です。
年少期の母親との関係、母親との過保護や過干渉が原因で
ある場合が多い境界性パーソナリティ障害を抱える女性たちの
実体験をもとにストーリーが構成され、主人公の苦しみに
共感の声が多く寄せられている。


とも記されています。









(香織役の有森也実さん。名演技が怖かったです。)










有名人の感想には


どん底の世界に花開いた
美しいおとぎ話みたいな映画です。

よしもとばなな(作家)


 





(室井滋さんも出演です。)






片嶋監督のことを、ああ見えて
イイ人だと思ってましたけど、
本作を観て「あ、やっぱ、イイ人じゃねーな」と思った。
この映画、ホント面白かったです。

江口のりこ(女優)




母と娘。世界一近くて、世界一遠い存在のふたりが、
お互いの心を、人生をこんなにも支配するのは
なぜだろう。
これは数ある「母娘物語」の中で、もっともリアルで
もっとも残酷、そして、もっとも切ない傑作だ。

香山リカ(精神科医)











(カオリの恋人、綾野剛さん)






人は全て「親」ではないが、全て「子供」である。
女はやがて母の様になっていく恐怖、嫌悪、
肯定、否定などを、諦めという袋に詰めて持っている。
例えば母娘は、1個のレモンではなく、樹から離れた2個の
レモンなのだから、1つが腐っても もう1つは腐らない事が
可能なのに、心が連鎖する。
まるでレモン果汁が同じ「血」で出来ているかの様に。
と痛さ怖さを感じながら観ていたけれど、
見終わったら「あの指輪」が欲しい
「女の子」になっていました・・・

山崎ハコ(歌手)







(室井さんと母がしんどいの作家の田房永子さんと
 女医役の内田春菊さんとの対談も。)




この映画を観て、片嶋監督の『アジアの純真』も
機会があったら観てみたいなぁ~。と思っています。
コメント
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