
おれ派遣、おれを撮る…26歳「岩淵監督」が映画化(読売新聞) - goo ニュース
2006年4月から埼玉の工場で派遣労働者として働いた記録を映画にしたという作品。読売新聞が記事にしたことで一気に脚光を浴びることになりました。時期が時期だけにタイムリーだったのでしょう。
監督自身は表現したいことがあったからあえてその道を選んだのでしょう。
>「自分は自分の意志で今の生き方を選んでいる。苦しさを社会のせいにしたくない」。その気持ちがぶれることは最後までなかった。
しかし、やはり皮肉なことに描き出される現実から、日本の格差社会の現実であるわけです。
「もっと社会を見ろ」とむしろ周りがけしかける。
>「自分の置かれた状況が、たまたま現代の問題と合っただけ」。上映会ではそんな冷めたことも語る。「自己責任で片づけるな」「社会を見ろ」。観客から説教されることもしばしばだ。
いや作り手として、この醒めた観点が大事なのでしょう。岩淵監督は、かつて村上龍氏が言った「良いフリーター」と「悪いフリーター」がいるといううちの「良いフリーター」ということでしょうか、将来の夢をもってフリーターをやっているわけですから。
周りに、ほんとうに現実に押しつぶされている若者も見てきているわけで、そのあたりが、やはりこの作品から伝わってくるのでしょうね。観るのが楽しみです。
『遭難フリーター』仮公式サイト
岩淵弘樹監督自身のブログ:In distress
第35回 VIDEO ACT! 上映会 ~「遭難フリーター」完成試写会~ 報告文
3月にユーロスペースでやりますね。
>公開は3月下旬に渋谷ユーロスペースでロードショー公開の予定です!ぜひ劇場に足をお運びください!当時の日記の書籍も公開前には発売予定です。こちらも是非!
ユーロスペース|EUROSPACE
webDICEの骰子の眼にかなり詳しく出ています。写真はそちらでどうぞ。webDICEっていいですよ、あまり盛り上がってはないようですが、アートに渋いです。前にアカウントを作りました。
webDICE - 骰子の眼 - 現代日本が生み出した“格差社会”を見よ!『フツーの仕事がしたい』 『遭難フリーター』まもなく公開