今月、九州を襲った記録的な大雨で、JR九州の複数の路線が土砂崩れなどの被害で運転を見合わせています。このうち、鹿児島本線の川内−鹿児島中央間の復旧は、来月上旬になることをJR九州が発表しました。
JR九州によりますと、今月の記録的大雨で、橋が流されたり線路に土砂が流入したりするなどの被害が、九州全体の17路線で少なくとも345か所確認されています。 鹿児島県内では、鹿児島本線の上伊集院駅と広木駅の間と、木場茶屋駅と串木野駅の間の2か所で土砂崩れが発生し、今月3日から川内駅と鹿児島中央駅の間で運転見合わせが続いています。土砂の撤去作業は先週から始まっていますが、復旧には来月上旬までかかる見込みです。
2018年度の川内−鹿児島中央間の1日平均利用者は、およそ7400人ですが、JR九州は「利用状況に合わせたバスの台数が確保できない」として、代替バスなどの運行を行っていません。このため、全校生徒のおよそ半分がJRを使って通学する日置市の伊集院高校では、独自で臨時のバスを走らせる対応をとっています。
高校生の通学にも影響が出ています。
今年は新共通テストへの移行もあり、さらにコロナで授業が遅れた上に豪雨被害で受験生はかなり焦っていると思います。
文科省はなかなか方針が打ち出しませんが、混乱は必至です。
新しい生活様式ということをいうのであれば大学入試のやり方も抜本的に考え直す必要がありそうです。