「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

ハリウッド映画にみる米国人の正義

2017年08月10日 15時55分31秒 | Weblog

ハリウッド映画に出てくる悪人は
良心のカケラもない完全悪として
描かれる事が多い。エイリアン等
の宇宙人や殺人鬼などだ。だから
その悪人を「正義」の名の下に殺
しても、観客の心に安堵こそあれ
罪悪感や後悔などはない
正義の味方が悪を退治すれば、皆
が拍手喝采なのだ。それもえげつ
ないほど徹底的にやっつける程、観
客は喜ぶ。そういう映画を観て育っ
たからか、米国人の善悪に関する
意識は実に単純だ
(単純だからハリウット映画的なも
 のを作ったとも言えるが)
そして重要なのが、悪を退治する方
法が「力」「暴力」という点だ

70年以上前、国家神道の黒い沼に墜
ちた日本は、愚かにも米国に宣戦布
告した。それも真珠湾奇襲という方
法で。それに怒り狂った米国は怒濤
の反撃に出る。「極悪非道・完全悪の
日本人を皆殺しにしろ!」と、罪の
無い市井の日本人が住む各地に爆弾
を投下し、日本を火の海に変え、更
には広島と長崎に人類史上最悪の兵
器・原爆を投下した
原爆で亡くなった20数万人を含む
80万人の民間人が犠牲になった
(一説には100万人以上とも…)
大勢の〝ジャップ〟が死に、米国が
戦勝したことに国民は驚喜乱舞し
司祭たちは肩を抱き合い喜んだ
「正義が行われた」と…

彼らの正義で、私の祖父を含む市井
の民80万人が命を失ったのだが、そ
のことに関して米国人から「謝罪の言
葉」を聞いたことがない。それは、彼
らに罪悪感がないからだ
「何故、罪悪感を持つ必要がある?」と
彼らは不思議そうに聞いてくる
そう、彼らは「正義」を行ったのだ
彼らにとって「正義」とは「力=軍事
力=暴力」だ。それが「悪」とは微塵
も考えない。だから未だに、暴力解決
モノの映画が大勢を占めているのだ

そんな彼らが、最近狙いをつけている
のが北朝鮮だ。確かに、ジョンチャン
だかジョンソンだか知らないが、国の
トップは最悪だ。しかし、全く罪のな
い2500万人の市民が暮らしているのだ
北朝鮮の国のトップは大嫌いだが、だか
らといって北朝鮮の人々が殺されるのは
我慢ならない。いい加減、「正義=問題
解決=暴力」という幼稚な考えは捨てて
貰いたい…が、最近のハリウッド映画を
観る限り、無理だろうなと思うばかり

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