「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

「世のため人のため」なんて嘘くさい?

2012年06月19日 18時10分48秒 | Weblog
 
ある著名人が公の席で以下のことを言った

『“自分探し”なんて、人を惑わせる言葉がある
更に、未来に何も見出せない若者に“やりがい”を
見つけろと大人は言う。冗談じゃないと私は思う
「皆のために」「地域のために」「社会のために」
というあやふやなモチベーションが、人間を本気
で仕事に向かわせられると思うのか? そんな言
葉で若者を騙してはいけない(要旨)』


彼は「皆のため」「社会のため」ではモチベーション
が上がらないのだろう。ひたすら「自分のため」に
生きて、有名人としての地位を築いたのだ
そんな彼の人生は批判しない。ただ、自分の狭量で
下衆な考えを、まるで正論とばかりに「若者」に訓
たれないで頂きたいと思う

世の中の若者全てが「自分のため」ばかりに生きていたら
「地域・社会」は、エゴの固まりと化し、結局は荒んだ住み
難いものとなり、そこに住む人々を圧迫し苦しめるものとなる

自らの幸せは、自分の周囲の人々や環境、具体的には家族
友人らの幸せ、そして住環境が清浄でなければ成り立たない
例えば、家族や友人が常に強盗、暴力などの危険にさらされ
ていれば、自分の安堵はないだろうし、住まいの周りが公害
だらけならば、健康的に生きることさえ難しい
だから、家族や友人らが安心し住みやすい地域・社会にする
ため「皆のために働く」ことは、自分の幸せにとっても
決して欠かせない「行動」なのだ

ミャンマーのアウン・サン・スー・チー氏は、自らの安逸の
ためだけに生きていれば、最愛の夫や息子たちと生き別れる
こともなかったし、欧州で幸せに暮らしていけたのだ
だが、「私は24年前、(民主化への闘いという)決して解放
されることのない任務を選んだ」
それは、国民が抑圧され不幸のままでは、自分も幸せでは
いられないという、実に崇高な精神からの行動なのだ

「人のため」に生きることは、自らを崇高にさせ他人をも
幸福に導くことが出来る最高の「生き方」だ。若者ならば
そういう生き方こそが正しい。そんな若者が圧倒多数とな
れば、社会は清浄で安心できるものとなるはずだ

それを否定する下衆の極みとしか言いようが無い著名人や
「国民のため」といいつつ、実は自らのことしか考えてい
ない傲慢な政治家、人の不幸の上に胡坐をかく経済人、嘘
の塊のメディア、戦争容認者、そして人の幸せを否定する
全ての人間たちと、僕らは言論による静かな戦いを続ける

下衆の言論が消えてなくなるまで、声を上げ続けていく

「あなたは間違っている」と…
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2 コメント

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Unknown (ぽんた)
2012-06-20 13:28:33
とんでみない著名人ですね。
こういう人間を見ると、腹立たしいですね。
今の若者は、昨年の大震災のときに懸命に救援に当たった自衛隊員やボランティアなどを見ても、自分のためばかりに生きている者ばかりではありません。
 我々、おじさん世代も、自分の欲望のためだけに生きている者ばかりではありません。
お互いにそういう傲慢なやからとは戦っていきましょう。
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Unknown (バル)
2012-06-20 15:33:39
頼もしい限り
ありがとうございます
返信する

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