「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

「尿が出ない…!」

2009年02月05日 19時07分58秒 | Weblog

健康診断に行って来た
慎重や腹回りのサイズを測り
体重を量り、血圧を測るなどし
レントゲンやその他
いろいろ検査した

それら検査の前に
「お小水とりま~す」
と看護士からいわれ
検尿カップを渡され
トイレに入ったのはいいが
全然出ないのである

病院に行く前
うっかり家でトイレを
済ませてしまっていたのだ

右手にカップを持ち
無心になり、心の中で
「シ~…シ~」を繰り返してもダメ

10分ほど粘った後
ドアがノックされ
「出ませんか? じゃあ
 それは後にしましょう」

で…前述の検査の数々



検査の前に水をガバガバ飲んだ
これで少しすれば なんとかなるだろう…

最も苦手な採血の時間の
なんと長かったことか…
ま、それはそれとして

再び 検尿
右手にカップ
左手に…

その情けない姿のまま
僕は「出る」のを待った
尿意がない時に
放尿に集中するというのは
難しいものだ
なんとか出そうと
いろいろ考えるが
考えると尿意が引っ込むので
何も考えない努力をする
ひたすら、尿意を連想し
「シ~ シ~」と言ってみる
この、「シ~」が聞かれると恥ずかしいので
「シ~」は しーずかに言うのである

「シ~ シ~…」

「シ~ シ~…」

どれくらい時間が経ったろう
ドアの外では 
看護士が僕の“オシッコ”を待っている
これがないと検査が終わらない

“オシッコ待ち”だ

それを考えると
よけい出ない
焦り始めたその時
子供のとき
1回だけしたオネショのことを思い出した




たしか小学3年生のときだったと思う
いつもの そんなことを言わないのに
父が夜勤に出かける際
「今日は お父さんの布団で寝てもいいよ」
と言ったのだ
自分の寝ているセンベイ布団と違い
父の布団はフカフカで分厚かった
父の許しを得て僕は
フカフカの布団で寝た…が
夜中に不快感で起きてしまった
オネショをしてしまったのだ

失態に落ち込んだ
あの時ほどタイムマシンが欲しかったことはない
父が帰って来たとき
とんな反応をしたか記憶がない
ただ、僕は父の布団を汚してしまったことに
心底落ち込んだのだった

そんなことを思い出していたら
尿意が起こり
無事に「放尿」できた

半分ほど入ったカップを手に
僕は「やりました」と満面の笑みで
それを看護士に渡した

看護士は笑顔でそれを受け取り
「おめでとうございます」
「よく頑張りました」
くす球が割られ
紙ふぶきの舞う中
僕は拍手で送られたのだった

なんてのは嘘…だけど
ともかく、出るまで長かった
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