カミサンに頼まれて
自転車でエッチラコッチラ
サミットに浄水を汲みに行った
時間的には、ちょうど今年の流行語大賞が
「政権交代」に決まっている頃だ
（因みに、今年の我が家の流行語大賞は
「絶対勝利っ！」と「目指せ卒業！」だ）
その帰り道…
横断歩道を渡ろうとしたら
右から欧州車がススーッと出てきて
横断歩道を遮った
僕は思わず運転手をグッと睨み
「危ないなぁ」と声を出した
（なかなか抜けない修羅の生命）
と…
その運転手の顔に見覚えが
近所の高級マンションに住む
お笑いタレントの青木さやかさんだ
一瞬 「ヤバッ」と思った
タレントを睨んでしまったのだ
これは大変と思うのは
芸能畑に長くいた習性だ
だが次の瞬間 思い出した
僕は芸能畑を辞めたのだ
「あ、そうか
もう気にしなくていいんだ」とホッ
さらに次の瞬間
「何 睨んでんのよ！」と
芸風そのままに言われるかと身構えたが
彼女、凄く爽やかな笑顔で
「どうもすいません」とペコリ
引っ込みが付かない僕は
無言で小さく礼
そして その場を立ち去ったのだが
すぐにまた「ヤバッ」と思った
彼女、確かナイーブなのだ
「マジでヤバッ…」
どこかで会わないことを
または僕の顔を忘れていることを
必死で祈ろう…
教訓
どんな時も、いつも笑顔で
