「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

神か法か

2011年08月09日 14時56分54秒 | Weblog
 
あることに気づいた
キリスト教にしてもイスラム・ユダヤにしても
“神”という存在が教義の中心であり全てだ

その神は、モワッとした“人のようなもの”だったり
キリストのように実在の人物だったり
イスラムのように偶像化は禁止されているが
しっかりとしたキャラクターは存在するなど
ともかく、“ある存在”なのだ。それを絵画などで
表現する時、決まって神々しい“人”が描かれ
その神が宇宙を創り生物を創ったという教えだ

日本の神道もそうだ
キリストやイスラムは一神教で、神道は多神教
という違いはあるが…
(いわゆる「八百万の神々」である
 800万という数字に、ある興味を覚えるが
 それはそれとして…)

便所の神に始まる800万の神には、それぞれ
キャラクターがある。それを絵にしたものもある
つまり「擬人化」可能な神が中心なのだ

一方、大乗仏教の本尊は、所謂“仏”だが
もともとの教義では、釈迦仏などの仏は
拝む対象ではなかったのだ。実際に釈迦は
「自分を拝め」とは言っていない
拝むべきは“仏”の説いた“法”だったのだ
仏は、この法を広める故に尊い存在であり
法を広めるから仏たりえたのだ。そこが
キリスト教などとは異なるところだ
(法を脇においている仏教は本来の教えから
大きくそれていると指摘する学者もいる)

さて…世界で、絶え間なく戦争が繰り返されているが
その国々の思想的背景を見ると、殆どが“神”を崇拝
している。“法”を基準においている国では、戦争は
極端に少ない…という説がある

ここに、何か重要な鍵があるように思うのは僕だけか…


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