「生活・現実というものは、あくまでも大地に
足をつけていなければならない
辛くともたゆまず、大地にガッチリ足をつけながら
一歩一歩、努力をお願いしたい
名声とか人気、人々の評価などに基準を求める
自分がどこに所属し、何を所有しているかによって
自分の価値を推し量る
そして、他人と比べては一喜一憂する…
そうした虚栄の波間を漂う、はかない根無し草の
ような生き方があまりに多くなってしまった
悪戯に人目を気にし、世間の風潮に流され
揺れ動く人生ははかない
愚かであり、不幸である
君たちは一生涯“いかなる自身であるのか”という
問いを手放してはならない
そして今は、自分自身の精神の“根”を、人知れず
じっくりと張っていただきたい
長く激しいこれらの精神闘争にあって、何ものにも
翻弄されず、何ものにも侵されぬ確固たる自分
輝く“本物”としての自身をつくりあげてほしい」
このことは、私自身の指針とせねば
死ぬまで、精神闘争を続けよう…