「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

老人たちを描いた昼のドラマが終わったが…

2017年09月30日 16時14分18秒 | Weblog
超大物脚本家・倉本聰氏が書いたテレビドラマ
「やすらぎの郷」が終わった。私は録画して毎回
欠かさず観たのだが、読後感ならず観後感は、
スッキリとしないものだった。理由は、登場人物
の多くが、そして主人公が、実に俗っぽく志が低
いと感じたからだ。これが今の老人たちの実相だ
としたら、なんともやるせない。
また、「死」の扱い方も合点がいかない。死は全
ての人間に訪れる最後の事実だ。最後の事実が忌
み嫌う不幸だとしたら、人間は不幸になるために
生まれたことになる。更に、80歳を過ぎた主人公
が、20代の女性に微かだが下心を持つ設定も、な
んとも汚く感じられた。
聖人君子を描いて貰いたいわけではないが、若者が
尊敬できるような老人が観たかった。

私の周りには、尊敬できる老人が何人もいる。現役
時代の職業は、大工、教師、会社員、商売人と様々
だが、彼らの人生に対する姿勢が清潔で真摯だ。他
人のために少しでも役立ちたいという思いに溢れて
いる。そういう老人たちを描いた物語を、いつか誰
かが書いてくれると良いのだが…

コメント
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