以前から漠然と思っていた事だが
この「ヒルビリー・エレジー」に
そのことが直球で書かれていた
すなわち「米国における貧困」「ま
たは衰退」の原因は、〝周囲の人が
なんとかしてくれるべきだ〟と考え
ている点、と指摘している
〝自分の人生なのに、自分ではど
うにもならないと考え、なんでも
他人のせいにしようとする〟思考
回路にある、というのだ
勿論、米国の貧困層の人たち全員
がこういう思考回路ではないだろ
うが、大なり小なり「他人のせい」
にしている事が多い
(その筆頭が現大統領だが。とい
うより貧困層を代弁するポーズで
彼は得票を得た。自身は世界有数
の金持ちなのだが…)
そういった思考回路になった最大
の原因がキリスト教にある、と言
うと大いに反論はあろうが、この
事は私だけではなく、ハーバード
大学のクリストファー・クイーン
博士も述べている
「神が全てを造り、人間の運命も
神に委ねられている。キリスト教
世界に育った私は、それを信じ、宗
教の神髄は神を信じ、祈りを捧げ
ることにあると信じていました
神に祈り、天国に行くことばかり
を望む…。それが信仰と思い込ん
でいたのです」と
キリストの復活と同じく、祈りを
捧げていれば、いつかきっと〝神〟
がなんとかしてくれる…。(キリ
ストの復活を持ち出した意図は
それは永遠にあり得ないと私が
思っているからだ)
最後は天国に行かせて貰える…
徹底的に神任せの考え方は、カソ
リック、プロテスタント等の宗派
に関係なく、熱心な信者ほど心の
奥底に染みこんでいるという
「何処かの誰かが、なんとかして
くれる」という思考が、負のスパ
イラルから抜け出せない最大の原
因だったのだ
(「ラストベルト」の住民は、〝彼〟
に期待を掛けたが、住民の一人一人
自身が変わらない限り、期待は裏切
られる結果となるだろう)
そろそろ、その(神任せは間違って
いる)ことに、気づいてもいいと思
うのだが、そういう思考にならない
のも「子羊」だからか…?
この方程式はイスラム諸国にも共通
する。石油が採れる一部の国家には
「貧困」「衰退」は無縁と思われるだ
ろうが、実はそうはいかない。石油は
無限ではないからだ(事実、危機感
を抱く石油産出国は多い)
イスラム教信仰者の「身勝手な信仰
解釈」を止めない限り、紛争の歴史
は終わらないだろう
「何処かの誰かが、なんとかして
くれる」
実は、この思考回路は日本人の多く
にも見られる。特に「神道」系や
「念仏」系の信仰者に多い。その説明
は簡単だ。「神道」はキリスト教原理
主義と共通した〝神話〟をベースに
した原始宗教で、「神」が全ての采配
を握っていると考えているから、その
思想は「なんとかしてくれる」思考に
なるのは当然だ。「念仏」は、この世は
辛く厳しいが、死んだら極楽に行ける
と説いている。つまり、現実逃避宗教
だから、何もかも諦め、流され、なる
ようになる。いよいよになったら「誰
かが、なんとかしてくれる」となる
つまり、「負のスパイラル」の原因は
思想・信仰にあるのだ
もし仮に、「ラストベルト」の住人の
多くが「世間が悪いと嘆いても何も変
わらない。自身の幸せのために、自分
をどう変えていくか。人生をどう変え
ていくか。そのために、今何をすべき
か」という思考回路に切り変わったな
らば、人生の折れ線グラフは、急激に
上向いてくるに違いないと思うのだが…
この「ヒルビリー・エレジー」に
そのことが直球で書かれていた
すなわち「米国における貧困」「ま
たは衰退」の原因は、〝周囲の人が
なんとかしてくれるべきだ〟と考え
ている点、と指摘している
〝自分の人生なのに、自分ではど
うにもならないと考え、なんでも
他人のせいにしようとする〟思考
回路にある、というのだ
勿論、米国の貧困層の人たち全員
がこういう思考回路ではないだろ
うが、大なり小なり「他人のせい」
にしている事が多い
(その筆頭が現大統領だが。とい
うより貧困層を代弁するポーズで
彼は得票を得た。自身は世界有数
の金持ちなのだが…)
そういった思考回路になった最大
の原因がキリスト教にある、と言
うと大いに反論はあろうが、この
事は私だけではなく、ハーバード
大学のクリストファー・クイーン
博士も述べている
「神が全てを造り、人間の運命も
神に委ねられている。キリスト教
世界に育った私は、それを信じ、宗
教の神髄は神を信じ、祈りを捧げ
ることにあると信じていました
神に祈り、天国に行くことばかり
を望む…。それが信仰と思い込ん
でいたのです」と
キリストの復活と同じく、祈りを
捧げていれば、いつかきっと〝神〟
がなんとかしてくれる…。(キリ
ストの復活を持ち出した意図は
それは永遠にあり得ないと私が
思っているからだ)
最後は天国に行かせて貰える…
徹底的に神任せの考え方は、カソ
リック、プロテスタント等の宗派
に関係なく、熱心な信者ほど心の
奥底に染みこんでいるという
「何処かの誰かが、なんとかして
くれる」という思考が、負のスパ
イラルから抜け出せない最大の原
因だったのだ
(「ラストベルト」の住民は、〝彼〟
に期待を掛けたが、住民の一人一人
自身が変わらない限り、期待は裏切
られる結果となるだろう)
そろそろ、その(神任せは間違って
いる)ことに、気づいてもいいと思
うのだが、そういう思考にならない
のも「子羊」だからか…?
この方程式はイスラム諸国にも共通
する。石油が採れる一部の国家には
「貧困」「衰退」は無縁と思われるだ
ろうが、実はそうはいかない。石油は
無限ではないからだ(事実、危機感
を抱く石油産出国は多い)
イスラム教信仰者の「身勝手な信仰
解釈」を止めない限り、紛争の歴史
は終わらないだろう
「何処かの誰かが、なんとかして
くれる」
実は、この思考回路は日本人の多く
にも見られる。特に「神道」系や
「念仏」系の信仰者に多い。その説明
は簡単だ。「神道」はキリスト教原理
主義と共通した〝神話〟をベースに
した原始宗教で、「神」が全ての采配
を握っていると考えているから、その
思想は「なんとかしてくれる」思考に
なるのは当然だ。「念仏」は、この世は
辛く厳しいが、死んだら極楽に行ける
と説いている。つまり、現実逃避宗教
だから、何もかも諦め、流され、なる
ようになる。いよいよになったら「誰
かが、なんとかしてくれる」となる
つまり、「負のスパイラル」の原因は
思想・信仰にあるのだ
もし仮に、「ラストベルト」の住人の
多くが「世間が悪いと嘆いても何も変
わらない。自身の幸せのために、自分
をどう変えていくか。人生をどう変え
ていくか。そのために、今何をすべき
か」という思考回路に切り変わったな
らば、人生の折れ線グラフは、急激に
上向いてくるに違いないと思うのだが…