「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

これから「109人」も殺さなければならない者の憂鬱

2010年06月19日 18時53分43秒 | Weblog
 
今年の6月、アメリカ・ユタ州で
ある死刑囚が銃殺で刑を執行された
本来は薬物殺、もしくは絞首刑なのだが
判決で「銃殺」と決められたのだ
米国での銃殺刑は、96年に
同じユタ州で行われて以来14年ぶりという
どういう方法で刑を執行しようと
死刑囚が死ぬことには変わりないのだが
その方法に被害者の「憎しみ」の強さと
「報復」的要素の色あいを強調した
判事の思惑が垣間見える

これがヨーロッパやカナダ等の
死刑廃止国に住む市民からすれば
残虐この上ないと思うかも知れない
これでは、公開処刑で銃殺を行う
独裁的共産国の蛮行と同じではないか、と

これはユタ州という土地柄や
宗教的土壌が影響しているのかもしれないが
虐殺にしても薬物殺にしても
人間の命を奪うことに違いは無い
悲惨な殺し方であろうと
“優しい”殺し方であろうと
同じなのである
そして、その“殺し”を実際に行うのは
被害者や為政者や裁判官ではなく
ましてや、殺しに特化した「公務員」ではなく
世界中、だいたいが「刑務官」なのだ


さて、中国や北朝鮮などと同じく
日本にも死刑は存在する
そして現在、109人の死刑確定者がいる 
奇しくも煩悩の数(百八)をひとつ上回る数だ

既に刑が確定しているので
後は法務大臣がサインすれば
即、刑が執行される

そして、それを執行するのが刑務官だ

例えば、今の法相は死刑反対論者の女性だが
そうでない人物が大臣になり
被害者遺族の感情と
大量の死刑囚を放置することで発生する
スペース的な問題と予算的問題を考慮し
109枚の執行書類にバンバンと判を押せば
いっぺんに109人の執行を行う事態となる

全国の刑務官は震えあがるだろう
来る日もくる日も
人を殺す任務に明け暮れるのだ
こんな非人道的な仕事はない

戦地から帰った英雄であるはずの兵士が
酒や薬におぼれ、人生を棒に振る例が圧倒的だ
国の命令で、国を守るためと思い
“任務”をこなしたのに
彼らは呵責の念に耐えかね自滅する
それと同じことが、日本の刑務官たちに起こるのだ
国の仕事とはいえ、それは酷だ

だから、裁判員制度のように
「死刑賛成者」だけが登録し
その人間たちが順番で
臨時「死刑執行官」となり
銃殺でも撲殺でも好きな方法で
刑を執行すれば問題はなくなる
これは次の国会で是非論議して欲しい
死刑存続論者は「自らの手」で
それを実行する法律を提出すべきだ
自分では何もやらず
口だけ挟むのは民主主義ではない


因みに、僕は「死刑賛成者」の名簿には
絶対に入らない

どんな理由があっても
人間の命を奪えば
地獄の責めを負うと
堅く信じているからだ
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今年初のメロン&スイカ

2010年06月19日 14時38分55秒 | Weblog
 
まあ、なかなか美味かった

さて、明日から大阪だ
大阪は暑いだろーなぁ~ フゥ

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