松尾清晴オートバイ夢ひとり旅・世界走行中・5年10ヶ月・102ヶ国(訪問111カ国)・28万km走破・総集編

2000年10月~2008年11月まで5年10ヶ月・102カ国(訪問111カ国)1500ccで28万km走破

第7次・70才・オートバイひとり旅・アラビア半島~中東~東欧~アゼルバイジャン 6月21~24日 

2014年06月25日 | 赤道直下と陸路国境148か所
10年前・・アゼルバイジャンとジョージア国境・・緩衝地帯の・・写真と今回の写真の比較・・・
ジョージアの国境事務所は300mぐらい先にあったのが、すぐそこまでに移っていたので止まって
写真が撮れなかった。












アゼルバイジャンから・・ジョージアに戻る
2014年6月24日火曜    はれ   くもり    はれ
朝5時30分アゼルバイジャン・ゲストハウスを出発、ジョージアトビリシに戻る。来るとき
時間がかかったので少しでも早くと出発した。

きのうバクー市内からの郊外に出るM2に乗る幹線道路の下見は終わらせて・・いた。つもり
だったが「太陽が正面に出てきた」背中にあるべきなのに・・道が違っているな。

ガススタンドに入り道を確かめる。「戻って」「右へ」と教えてもらった。大きい商店が入って
いる・・場所に来た・・そこに入りこんで・・バスが止まっているところで再びM2・60Eの
道を聞いた。

「そこの道から右へ」地元だから「そこ」がわかるがわたしにはわからない。もうひとりの人が
「そこの見える橋」「くぐる」「手前から」「右に曲がって」あとは「づーっと真っすぐ、真っ
すぐだ」手ぶりだけど、わかりやすい・・ありがとうございました。

3車線のいい道が続く・・・デコボコ道が出てくるのは200キロぐらいだろうな・・疑いなが
らいい道を走り続ける。

10年前に来た時、たしかこの道だったはず・・カスピ海がすぐそばにあった・・今は埋め立て
られている。風が相変わらず強い。

10年前当時・・片側1車線でイランに向かう別れ道にきた・・今は立体交差になって右にう回
しながらまわりこみイランに向かう道になっている。

300キロを越えてもまだいい道が・・片側3車線から2車線になって続いている。来た時の道
と違って平原の道でほぼ直線の道が続き走りやすい、反対車線はひっきりなしに車が来る。

片側1車線になって・・いよいよデコボコ道に入るのか・・工事中で右に入ったり左に入ったり
しながらもいい道が続く・・。

前回10年前に走った時は塩みたいな白いものが両サイドにづーっと続いて見えてきたがいまは
ない。

分離帯の反対車線を走っている車が「こっちに来いと」合図している・・おれが間違って走って
いるのか・・タクシーが・・話ししたいために呼びよせているのだろう・・

いつものことだ・・無視して走る。ロータリに出たところでさっきの車が寄ってきた。なんだお
まわりじゃないか。

「パスポート」「さし出す」・・「車の座席に座れ」と・・無視する「おれが何をしたんだ」と
日本語で怒鳴り始めた。

パラパラとパスポート見ながら。オレに返した。なんだ反対車線を逆走しながらの不良警官・・。
そばにいた地元の人たちに「とんでもないポリスだ」と「鼻をちぎってすてる」しぐさをして見
せると・・

笑いながら「そうだそうだ」・・日本にもいるんだ制服を着ると偉くなったように錯覚する人間
が・・。地元の人が国境まで100キロと教えてもらった。「ウーウ」パトカーがうしろにきた。


続けて二回目だ・・止まると、、「右端に寄せろ」・・「スタンドが傾き過ぎるので」「寄せられ
ない」・・右に「寄せろ」アゼル?語と日本語のやり取り合戦。

おれは寄せられないから「あんた自分で動かせ」・・・「パスポート」をだせ・・渡すと「パトカ
ーの中にはいれ」、さーはじめよう「俺が何をしたのとゆうのか」日本語で怒鳴り始める・・

「マイジャニーズオンリ」・・相手はわからない・・こっちもパリスの言っていることがわからな
い、日本語で怒鳴り続ける。

潮時だな・・「パスポートいらない」「おまえにくれる」・・出発しようとヘルメットをかぶり始
めたら「持って行け」とパスポートを急ぎ足でもってきた。

まだ「ワイロ」ほしさの悪い警官がまだ横行しているのか・・「ヘっへへ」お前らの手には乗らな
いのだ・・ザマー見やがれ。

何事のなかったような顔してオレの出発を見送った。それにしてもいい加減な警官がお金を巻き上
げて庶民を困らせているのだろう。それにしても気分が悪い・・。










とうとう最後までいい道が続いた・・あーよかった。トラックが並んで待っている・国境だ、どこ
の国境も同じ光景だから国境とわかる。バクーから515キロの標識が立っている。

トラックを追い越して車を追い越して国境入口まできた。どこの国境でもオートバイは優先的通し
てくれる、ここでも係官が前に進めと・。国境事務所が新しくなっているようだ・・。

年配の国境係官に10年前は「階段を上がった右側にカスタム事務所があった・・「そうだ・そう
だ」と笑いながら応えくれる。

出国手続き・・10分で終わる。よし、よし次はジョージアへ・・ここの国境も新しく移って緩衝
地帯が短くなっている。すみやかにわからないように前回撮った同じ場所で写真を撮った。

ジョージア入国手続きもスムーズにすんだ。両方合わせて30分。今14時20分。国境を出たと
ころで年配のタクシー運転手に・・国境が移りましたね・・もっと向こうにあったような・・「そ
うだ・そうだ」トビリシまで60キロを教えてもらう。

前回国境をでてすぐの丘・・丸太の上で肉をナタで切ったいた食堂はなかった。地形はそんなに変
わっていないけど・・10年前の面影は国境近辺だけであとは記憶がなくなってしまっている。

ホテルに着いたは15時30分。帰りは10時間で来ることが出来た。行きと違って道路もよかった
ので疲れもそんなにはない。






2014年6月23日月曜      はれ       はれ
きょうは銀行で ①T/Cトラベルチェックカードを両替しに行く・  ②郵便局で切手を買いに行く・。
銀行の名前を書いたメモ・・ホテルのおばさんが連れていくと・・バスが来た・・いっしょに行くのか
と思ったら違った・・

運転手さんに何かを言っておばさんは引き返した。ええーッ帰りはどうするんだ。どこに行くのかわか
らないバス・・しばらく走って・タバコを吸いながら「ここだ」と運転手。

ここならまだあるいて帰れる距離でよかった。タクシーの運転手さんに「メモ」を見せて銀行にむかう、
大きい銀行が並んでいる一軒目だめ、旧い建物のメモの銀行に行くがやっぱりダメだった。

T/Cトラベルチェックはもう、どこでも扱っていないんじゃないかとも思うぐらい反応がない。T/Cを見
せても銀行員は見たことがないような顔になる。

しょうがない・・ホテルに戻ろう。カスピ海が見える範囲だから帰る道の見当はつく。大きい目印はヒ
ルトンホテル・・を目指して歩く・・

ポスト、郵便局のビルじゃないか・・ちょうどよかった、切手を買ってかえろう、オフィスの奥で切手
を売っていた。セットになっているのを5,6セット出してもらい・・

歴史のあるものがほしかったがなかった・・2セットを買った2400円。きょうの予定はすべて終了
した・・あとはビール飲むだけ・・。











2014年6月22日日曜   はれ・・強風    はれ強風   
朝からものすごい風が吹きまくっている・・10時にタクシーを予約している・・ガスが燃えている
「地獄谷」を見に行く。

どんな所なのか興味がある。実はアゼルバイジャンに来た目的は燃え盛る地獄を見たかったのだ。トルク
メニスタンでは地球の割れ目からガスが燃え続けているのをテレビで見たことがある。

一度見てみたものだと思っていた。アゼルバイジャンにも規模は小さいけどあるらしいと聞いた。どうゆう
ものなのか・・30分ぐらいで街から離れた丘に着いた・・入場料250円ぐらい。

丘の地面から炎が強風にあおられながら燃え盛っている・・が規模が小さい。黒くなっている岩の幅は5,
6m・・燃えているのは3mぐらいだった。規模は小さいけど・・何年も燃え続けていることが不思議で
ある。

ホテルに戻り・・オートバイのスタンドの修理・・止まったままにしていると・・どんどんアスファルト
でも突き刺さり倒れそうになる。下駄をはかせるためにタクシーに頼んで溶接屋に向かう。

溶接屋でちいさい鉄板の下駄をこしらえてもらいスタンドにはけた・・オーヨシヨシ・・これで喰い込ま
なくなって安心だ。次はフロント・シートを新しく継ぎ足した部分が目線と同じで気になるので中央部分
を3センチほどカットしてもらった。

これで走りやすくなった。全部で2500円。ホテルに戻ると・・アレーッオートバイのシートカバーが
ない・・どうしたことか・・溶接屋まではあったのに・・戻るとき・・強風で飛ばされてしまったようだ、

あぁーどこかに吹き飛んでしまったのだ。仕方がないどこかの国で手に入れよう。当面は荷物カバーに使
っている・使わなくなったテントをばらして作った防水カバーをシート代わりに使おう






2014年6月21日土曜   はれ    はれ
ジョージアとは1時間の時差、ジョージア12時・・アゼルバイジャン13時。7時市内の散歩に出かける
・・5,6分でカスピ海に出た。

茶色であまりきれいな海ではない。両サイド湾岸工事のせいだろうか。銀行カードが使えないでイラン・
マシュハドからアゼルバイジャンに2000キロ4泊5日かかってやってきたのが2003年10月だった。

なんとなくなつかしい。その時はアゼルバイジャンからジョージアにまわってトルコ・・そしてイランに戻
りパキスタンに向かった。

きょうは一日休養日。あした日曜日・・ガスが燃え続けてい「地獄谷」を見に行って・・オートバイスタン
ドに下駄をはかせに行くことにしている。