松尾清晴オートバイ夢ひとり旅・世界走行中・5年10ヶ月・102ヶ国(訪問111カ国)・28万km走破・総集編

2000年10月~2008年11月まで5年10ヶ月・102カ国(訪問111カ国)1500ccで28万km走破

オートバイひとり旅・シベリア横断~モスクワ~中央アジアの旅6 ハバロフスク

2012年07月24日 | 赤道直下と陸路国境148か所
2003年6月28日土曜
朝起きがけにベッドの中できょうやらなければならないことを頭に入れた。
①国境で使う書類の「コピー」
②オイル交換。(オイルフィルターここにはないだろうな)
③サインペンを買う(行った先々でオートバイにトランクに書いてもらうため)
9時過ぎに起きてフロントにいって「コピー」を頼む。まだ「カラーコピー」はないようだ。とりあえず必要なコピーを頼んだ。白黒A4=6枚=200円。えー高けー。

オートバイの駐車場から出して洗車する。洗車場で話しかけてくる人に「オイル交換」「オイル交換」と聞く。すると「そこにだよ」「やっている」のはとホテルの前を指さしながら教えてくれる。洗車を終わらせてそこに行くと、ここも「洗車場・・?」オイル交換・オイル・・・わからないようだ。オートバイを指さしてオイル・・「マースロ」とオイルのことを言うらしい。そのマースロ交換は隣りでやっていると話す。

暗い倉庫みたいなところは自動車修理工場だった。オイル交換とオイルフィルター交換もできた。トータル2000ルーブル=8000円。ちょっと高いぞ―と思うがオーナーの顔を見るとごまかすような人には見えない。うん大丈夫だ。どこでも同じだろうと自分を納得させる。しかしお金がない。若い従業員をオートバイのうしろに乗せて銀行まで降ろしに行く。

午後13時ホテルに戻る。Nさんもいていっしょにビールを飲む。これから走るハバロフスク市内からチタ方面の道を確認するために17時過ぎオートバイで下見にひとりで出かける。
最初ハバロフスクのセンタ―につきロータリー広場でハガキなど売っているおみやげ屋など見て回る。売店の人に名刺を差し出してこれからモスクワまでなどと自慢話を一方的にする。売店の人は「すごい」みたいな言葉で応じてくれる。

目立ちたい気持ちはどこに行っても直らない。話しかけられた人の迷惑などかまわないのだ・・。そのあと再びにぎやかな場所に止まった。軽食など数軒あってくつろぐ場所かなりの人が休んでいる。するとなれなれしく話しかける男二人女ひとりグループがいた。なんだかんだと聴くふりして近づいてきた。どうも普通の人と「様子が変だなー」ハハ―ンこいつらは「スリ集団」ではないかと直感。「オーノーサンキュウ」と右手をあげてバイバイ。

市内からチタ方面に入る標識まで走って下見の確認ができた「よし」「OK」だ。これでひと安心。きょうやらなければならないことが考えた以上にはやく済ませることが出来てホッとする。

ロシアのサイドカー。そのサイドカーに乗って子どもたちと遊ぶ