教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

不動産物件ラピュタに移住したい

2010-04-30 00:00:35 | オタネタ全般
ラピュタって何だろうか。
無論、天空の城ラピュタに登場する不動産物件ラピュタのことだ。

“メゾン・ド・ラピュタ” とか “ラピュタ高輪台” とか書くとホントに不動産物件っぽくなるな。
まあ、それはいいとして。

我らがヒーローたるムスカ大佐によると
「ラピュタはかつて、恐るべき科学力で天空にあり、全地上を支配した恐怖の帝国だったのだ」
との解説がなされている。

あながち間違いではない。
というか、最も的確な答えであろうとすら思う。

しかし、これだけでは説明のつかないところもある。
ラピュタのあの居住空間としての快適さを追求したところだ。
あの構造は軍事的な有用性を最優先して作ったとは考えがたい。

まず、上半分はふつうに人が住めるようなっぽい構造になっている。
最上階のドームは室内庭園になっていることから、これはかなりの高級住宅街だったであろうと推測される。

さらに、都市空間の中に池が作られている。
パズーが覗いて驚いていたところだ。

わたしの推測では、あれは勝手に水がたまってできたものではない。
人の居住スペースを水も漏れないほど密閉して作るというのも考えにくい。

毒ガス攻撃や放射能汚染をも想定した先見性のある構造というのなら話は別だが・・・。
ムスカ大佐いわく恐るべき科学力を持ったという都市国家ラピュタ同士の全面戦争が起こりうるとされ、それに具えた構造だというところまで仮定をたてるならそれもなりたつが・・・。
まあその線は飛躍しすぎなので置いておこうか。

では何かというと・・・。
恐らく、都市空間側から水の中を観賞したりダイビングして遊んだりするための構造だろうと考えるが、どうだろうか。
現代風にでも言うなら、高級マンションの共有スペースに住人専用の水族館があるようなものか。
ドバイだったらマジにありそうだな(笑)。



さて、この不動産物件ラピュタを見た人はどう思うだろうか。

シータはラピュタが入居率0%となっているのを見て
「土から離れては生きられないのよ」
と答えた。

キホン的にジブリは説教臭いのが好きな傾向があるので、これがジブリの公式見解にかなり近いと考えて良いだろう。
「土に根をおろし、風と共に生きよう
 種と共に冬を越え、鳥と共に春を歌おう」
そう説きたいのだろう。

しかし!

ここであえて反論してみる。
土から離れて生きるのがある種の理想であると。



まず、先に解説したラピュタの構造をもう1度考え直してみる。

あの構造はどう見ても地上にある自然を再現したとしか思えない構造になっている。
わざわざ空中にいるのにだ。

なぜこんな構造をとったのか。
空中で地上を再現しなくても、単に地上に住めばいいではないか。
なんというムダなことをしているのか。

実はわたしはこれを説明するための1つの仮説を持っている。

あのラピュタの構造は、地上にない楽園を作ろうとしたものではないかと思うのだ。
地上ではないところに地上を模した地上以上のものを作り上げようとしたのだと思うのだ。

先に説明したように、デザイナーズ物件ラピュタの設計コンセプトは「自然」である。
現代日本においては「自然」というと「環境にやさしい」とか「癒し」とか「調和」だとかいうプラスイメージが強いが、実はこれは偏った解釈でしかない。
ホンモノの「自然」というのは人間が暮らすにはあまりにも過酷すぎる。
人間は自然の過酷な環境で生活したくないからこそ文明を発展させ、そして多くの死や飢えの問題を克服してきたのだ。
家を買うときには日当たりのいい物件が欲しいとか言っておきながら、いざ生活してみると自分が直射日光にさらされるのはイヤだからめったに日の光は浴びやしない、・・・なんてのも自然の解釈が偏っていることの良い例である。

ではどうだろう。
自然にはあまり係りたくない。
だから自然の真っ只中という環境だけは排除したい。
だからといって自然を完全排除してしまうとどうなるか。

そうなると逆に自然のプラスイメージ側である「癒し」とか「調和」だとかいうモノが恋しくなる。
だからマンションのベランダで植物を育てるような本末転倒的なことをする人が現れるのだ。
自然の完全排除というのもベスト解にはなりえないということだ。

ではベスト解とは何か。

人間の手で高度に管理された人工的に再現した自然。
それがラピュタ設計者の答えなのだ。
人間の手で管理しているという時点で、もはや既に自然のような何かでしかないわけだが、そのコンセプトは十分に達成できたと言えるだろう。

シータが言うように、人間は土から離れては生きられないから、それに違反したラピュタの滅びが必然だったという解釈は必ずしも正しいとは限らない。
ラピュタは理想郷の追求のため、あえてそういった構造をとっていたのではないかとすら思えるのだ。



この世に普遍的に存在するものは全て、良い面と悪い面を持っている。
だから良い面だけを取り出すために、人工的にそれを再現する。

自然というものに対してそれを行ったものがラピュタ。
ラピュタの生活というのはかなりいい線いっていたのではないだろうか。

しかし、ラピュタは理想に近いとはいえ、それは真の理想ではない。
ホンモノの自然というものに憧れるヤツも中にはいるかもしれない。
それがシータやムスカの祖先であり、最初に地上に戻ってきた世代だと思うのだ。

きっと彼らは苦労したろう。
あまりの農作業の過酷さに驚いたろう。
冬の寒さや不作の飢えに苦しんだろう。
はじめに掲げた理想論を悔いたろう。

ムスカの家系はいつかラピュタに戻ることを夢見ていた。
それは無関係なことではないかもしれない。

わたしもラピュタに移住したいと思うのだから、彼らの気持ちは良く解るのだ。

オトコの娘マガジン「わぁい!」買ってみた

2010-04-29 00:01:58 | オタネタ全般


公式:
http://www.ichijinsha.co.jp/waai/



先日ちょいと書いた(※1)ように、オトコの娘マガジン「わぁい!」が近くの本屋に売っていたので試しに買ってみた。

さて。
「わぁい!」を買ってみて、1つわかったことがある。



もともと男の娘とは、野郎どもが一風変わった女の子を感じて楽しむという、萌えの一形態だと思っていた。

しかし!

実はそれだけではなかった。
もう1つの解釈がそこにあったのだ。

男の娘とは、野郎ども自身が女装するシチュエーションを感じて楽しむという、新たな切り口まであったのだ!

世の中にはそういうモノがあるという事はウワサのレベルで知ってはいた。
ただ、その意味が理解できてしまうモノにめぐり合ったのはこの雑誌をおいて他にはない。
だいいち、この雑誌の広告からして詐胸用の偽パーツまであるのだから、そのあたりは初めっから徹底して怪しすぎる。



この雑誌、ブッとんだオマケ(ブルマ)がついているおかげでページ数の割にやたら高いのが困ったもんだ。
とはいえ、見たことのない世界の深淵を味わうことのできる、2つとない貴重な雑誌でもある。

だから、いいからとりあえず買っておけ!
買って損したとガッカリするのは買った後だっていいじゃないか!



最後に、創刊号最大のとんでもないセリフを転載して終わりにしたい。

「なんなら ボクのも見てみる?」



【※1】
オトコの娘マガジン「わぁい!」
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100423

理想の相手とは…

2010-04-28 00:03:53 | オタネタ全般
理想の男性像「年収1000万円以上で非同居」 | web R25
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/jikenbo_detail/?id=20100419-00002115-r25



↑これの引用元動画と思われるもの
http://www.youtube.com/watch?v=xznSsIbmVuY



いや~、これは笑わせてもらいましたわ。
ニコニコなら確実に「これはひどい」タグがつくなこれは。

これはwebでさんざんバカにされているっぽいので、ここで追加で何か言うことはやめておこう。

わたしがここで思うのは、理想の相手って何なのだろうという事だ。
わたしは男なので、「俺が選ぶ理想の女性像」みたいなのとでも言えばいいヤツの話かな。



・・・ということで。
少しばかり考えてみた。

しかし。
全く思いつかん。

例えばの話、家事はできないよりできたほうがいいとか、そういう二者択一であったほうがマシ的なモノならいくらでも挙げられると思う。
そうでなくても、「年収1000万円以上で非同居」とか言いくさるバカ女はいらんとか、そんなネガティブ要素の列挙ならいくらでも挙げられると思う。
しかし、これだ!という要素が全く思いつかんのだ。



もちろん、誰でもいいというわけではない。
というか、誰でもいらんと言ったほうがいい。
誰でもいらんからこそ、これだ!という要素が全く思いつかんのだろうと思う。

今のわたしはアイマスの如月千早が大好きだ。
今のわたしは千早を毎日見て愛でて暮らしている。
これ以外の誰かに切り替えるということは受け入れがたい。

理想の女性像といえば如月千早。
千早「のような」女の子ではない。
如月千早「だけ」がいいのだ。
だからこそ、これがいいと言えるような条件など出てくるわけがないのだ。

そもそも、こんなに千早が好きなのに、他の誰かに手をつけるなんてありえない。
第一、相手だって
「俺はおまえより千早のほうが好きだ」
なんて真顔で言われたらブチ切れるに決まっている。
仮に口には出さなかったとしても、それでも相手に対して大変失礼だと思う。



わたしは思う。
理想の男性像/女性像などという概念は本来存在すべきでは無いモノではないだろうか。

理想像とは、好きな人ただ1人を死ぬまで毎日見て愛でて暮らすことである。
家事ができるとか、年収がいくらだとか、そういったモノには左右されないものがそこにはある。
年収で選ぶ女なんて、本当はこれまでの人生において誰かを好きになったことが無いヤツらなのではなかろうか・・・?

特許と人材引き抜き

2010-04-27 00:00:16 | 経済/経済/社会
ちょい前、とある会社から連絡が来た。
「いい会社があるから転職しないか?」
ってぇ話だ。
ようするに引き抜きだね。

いったいわたしの何に目をつけたのかを聞いてみると、
「とある特許が求めている人材にマッチしていて、他の特許もいい感じだから」
ってぇ話だ。

さいきんは特許で人材の引き抜きをする時代なんだね。
それもこれも、最近はネットを使えばタダでカンタンに特許を検索できるようになってしまった事が主な要因だ。
ここに特許データベース構築の思わぬ落とし穴を見た気がする。
特許データベースが整えば整うほど人材流出に拍車がかかってしまうのだ。

そのうち検索キーワードにひっかかった特許の発明人に自動で
「うちに転職しませんか?」
とかメール配信するバカタレも出てくるかもしれんな。

相手のHDDの中身を検索しろという話

2010-04-26 01:27:42 | オタネタ全般
どっかの聞きかじりなのだが・・・
恋人(男)がどんな人なのかを見るにはHDDの中身を検索しろという話をどっかで聞いたことがある。

画像と動画を全検索してひととおり見てみろとのことだ。
どうせきっと、どんなAV女優が好きだとか、どんなプレイが好きだとか、そういうのがバレバレだという意味だろう。



世間の男どもはともかくとして・・・
実のところ、わたしだけは言い逃れできるヘリクツがある。

「俺のPCには、女の子のエッチな写真とか、女の子のハダカを撮影した動画とか、そんなものは一切入っていない!」
と、胸を張って断言できる。

うん、ウソではないな。
その代わりエッチな同人誌のキャプチャ画像やらエロゲやらは入っている。
そんなヘリクツで言い逃れできるとも限らんが、でもウソはついていないよ。



でもどうなんだろうな・・・。

女の子のエッチな写真を1枚も持っていないという、一見すると健全極まりない聖人君子のような男。
しかしその実、ホンモノの女よりも絵に描いた女のほうがいいというような不健全極まりない男だという。

こういうのを無いモノねだりとでも言うのだろう。
きっと、適度に不健全なのが現実的な最適解だというところに落ち着くに違いあるまい。

東京建物インベストプラスってどうよ?

2010-04-25 00:16:49 | 経済/経済/社会
東京建物インベストプラス
http://www.ttfm.co.jp/index.html



東京建物インベストプラスという投資商品がある。
小口の不動産投資商品ということで、どれかってぇとREITに近いものだ。
要約すると、
「30%減までは元本保証」

「予想利回り2.4%」
というのが最大の特徴だ。

わたしはべつに買うつもりは全くない。
とはいえ、ビジネスモデルとしておもしろそうなので資料を取り寄せてみた。
インベストプラス7の資料が手元に届いたのでそれを読み解いてみたい。



まず解ったこと。

東京建物側が30%の劣後出資をしている。
だから30%減までは元本保証のようだ。

しかし劣後出資をしているからこそ、東京建物側には優先出資(お客)側を上回る期待リターンがなければ成り立たない。
幸いにも決算ハイライトみたいなのがあるのでそれを眺めて探ってみる。

そこには利益と優先出資者への分配額がのっている。
それの差が東京建物の取り分だ。
優先出資と劣後出資の比は7:3なので、それで割ってやればリターンの比が出てくる。

そこで出てきた答え。
それは東京建物は約2倍のリターンが得られているということ。

これがボッタクリなのかどうなのかはわたしには分からん。
しかし劣後出資ということを考えれば、そんなとてつもなく変な値ではなかろう。



裸の利回りを見てみる。
賃貸売り上げ1年分を不動産の簿価で割った値だ。

結果は3.7%。
物件は全て平成19年製で新しいが、裸の利回りで3.7%というのはいくらなんでも低すぎる。

REITが買っているレジ物件では、同じ年式でも5%ちょいくらいにはなっている。
ということは30~40%くらい価格のゴマカシがあると疑われてもしかたあるまい。

これって、劣後出資をもう食いつぶしてるんじゃないかい?
まあ、レバレッジかかってないからいいようなものの・・・。



まだ気になることがある。
費用の面で減価償却費が入っていないということだ。

REITの決算書にも減価償却費は必ず入っている。
でもインベストプラスの決算にはそれがない。
ナゾだ・・・

このナゾは物件の評価額の算出式にもかかわりがある。
評価額は賃貸利益のみから計算され、物件の築年数には一切左右されない形になっている。
ようするに、いくら物件がボロくなろうが、評価額はいっこうに変わらないのだ。

評価額をこのように定義してしまうと、決算の中に減価償却費が入っていると計算が合わなくなってくる。
だからこそ減価償却費を計上しないのだろう。

このままいくとどうなるか?

このファンドの運用終了の日が来たら、また次のファンドにそのままバトンタッチするような運用を恐らくするだろう。
ということは、机上の上では評価額などいくらであってもかまいはしない。

しかし。
あるとき、外部に物件を売却してファンドの運用終了とする日が来たとすると、そのときはほぼ確実に元本割れを起こす。
先に述べたように、そもそも30~40%くらい価格のゴマカシが入っているからなおのことそうだ。

自分が預けている間にババを引かないよう天に祈るような金融商品など、それっていったいどうよ?



問題はまだある。

このファンドの組み入れには5件ほどある。
そのうちの2件は反社会勢力とおつきあいがあったという事で倒産させられたスルガコーポレーションが倒産直前に建てたものだ。

さらにいうと、5件中2件は3月竣工だというのも問題だ。
4月からの新生活にそなえて引越し需要が増えるのがこの時期なわけで、運用側は是が比でも3月竣工で間に合わせたい。
だから、リスク回避をしたいなら3月竣工の物件は買うべきではない。
しかしこのファンドはポートフォリオの40%がその3月竣工だという・・・。



まだある。

このファンドの運用期間は2年9ヶ月だ。
ちなみに申し込み手数料は出資額の1.05%とる。

ということは、手堅い商品だという大本営発表の説明にもかかわらず、年換算で0.38%もの申し込み手数料になっているのだ。

これは高い!
(申し込み手数料を含まない)期待リターンが年2.4%なのだから、結果的に2%しか利回りがない。

ちなみにわたしは似たような投資商品として風車ファンドを持っている。
これは運用期間15年で申し込み手数料は出資額の1.05%だった。
年換算でいえば0.07%にしかならない。
それくらいが妥当なところなのでは?



まだある。

監査法人の報告書がついている。
「だから安心ですよ」
という触れ込みだろう。

しかし!

「お金の出入りは正しく行われていますよ」
という事しか書いていない。

そしてよくよく読んでみると
「監査意見は表明しない」
と書いてある。

ようするに、このファンドの会計方法が妥当であると自分の責任のもと公言したくないということだ。

まあ、少なくともREITと同様の会計でやっていれば、どっかしら会計方法が妥当だとハンコ押してくれる監査法人はあるだろう。
しかしそうはなっていないんだよな~。
これってどういう事を意味しているのかな~。



・・・ということで。

東京建物インベストプラスは絶対買うな!

子ども手当:韓国人男性が554人分申請 孤児と養子縁組

2010-04-24 16:57:53 | 経済/経済/社会
> 兵庫県尼崎市に住む50歳代とみられる韓国人男性が、養子縁組したという554人分の子ども手当約8600万円(年間)の申請をするため、同市の窓口を訪れていたことが分かった。
> インターネット上では大量の子ども手当を申請した例が書き込まれているが、いずれも架空とみられ、同省が数百人単位の一斉申請を確認したのは初めて。



子ども手当:韓国人男性が554人分申請 孤児と養子縁組
http://mainichi.jp/select/today/news/20100424k0000m010117000c.html



さすが韓国人。
ネトウヨが
「韓国人ならやりそうだ!」
と言っていることを必ずやる。

表情を改造して遊ぶ

2010-04-24 00:17:28 | 描いてみた(他)




先日の記事(※1)でトレースで描いた顔を改造してみた。

まゆげを±15°回転させるとか、そういったお手軽を通り越して手抜きな改造なんだが。
とはいえ、意外にそんなんでも表情を変えられるのがおもしろい。

こういうのはjpgとかpngとかで拾ってきたのではカンタンにはできんだろうなぁ。
本来存在しないヘンテコな表情を作ってそれをノベマスで使えれば、意外に他のノベマスとの差別化になるかもしれん・・・。



【※1 先日の記事】
TVの解像度を超えた9393を!
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100416

オトコの娘マガジン「わぁい!」

2010-04-23 00:01:53 | オタネタ全般


公式:
http://www.ichijinsha.co.jp/waai/

フラゲ情報:
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/51015053.html



また1つ、とんでもない雑誌が世に現れた。
オトコの娘マガジン「わぁい!」である。

男の娘とは、もちろん女の子とは異なる生命体である。
かといって、ガチホモとは全く違う。
シーメールとも全く違う。
完全なる架空の生物だ。
これについてはかつて書いたのでそちらを参照願う。(※1)

まあ、単品の本になることはありえるかもしれん。
だが、それが定期的に発行される雑誌として世に現れるというのはオドロキを禁じ得ない。
さすが日本というか、なんというか・・・。

おもしろそうだから近くの本屋にあればVol.1の1冊くらい買ってみようかと思う。



さて、ふと思ったことがある。

男の娘とは、萌え属性の1つである。
萌えとは、男が女の子を見て愛でるときに生じる感情のことを指す。
しかし、男の娘はそもそも女ですらない。

これはなかなか興味深い現象だ。
男の娘というものの意味を理解した者は、そこに自己矛盾があることを理解し、その上でそれを楽しむのだ。

これは
「女の子とは何か?」
という、その定義自体を書き換える可能性がある問題だとすら思う。



実はこのたぐいの自己矛盾は男の娘に限る話ではない。
そもそも二次元の萌えキャラ全般にそれは当てはまるものだ。

わたしの好きな女の子はゲームの中の登場人物。
もちろん実在のモノではない。
そんなことは百も承知の上で、にもかかわらず実在の女などそっちのけでゲームの中の女の子のようなモノに夢中になる。

この場合は女の子であるかどうか以前に生物ですらないのだ。
これも同じように
「女の子とは何か?」
という問いの発生する課題だ。



萌えを魂で理解し、そして二次元世界へと到達した者にとって、女の子とは何を指すのだろうか。

我々にとって女の子とは、単に生物学的な方法で分類したとある集団を指すのではない。
生物学的特長ではない、我々の魂を揺り動かす何かを備えたものが女の子である。

その「何か」とはなんだ?

その答えを言えるところにはわたしはまだ達していない。
しかし男の娘や二次元の女の子には、現物の女の子以上にその「何か」が多く含有されている事には疑いの余地は無いのだ!

わたしは男の娘を観察することでその答えを得られそうな気がすると思っている。
男の娘という存在は最も大きな自己矛盾をかかえつつ受け入れられた存在だからだ。

いつの日か自分のなかでその答えを見つけてみたい。



【※1】
男の娘の難易度ランク
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20091204

自殺をやめさせる方法を考える

2010-04-22 00:02:00 | 経済/経済/社会
予め言っておくが、実はわたしは自殺については消極肯定派である。
よく考えてそれでも自殺がいいというなら自殺を選択してもしかたがないと思う。

しかし!

環境が劣悪なせいで自殺に追い込まれることもままある。
というか、かなりの割合がそうではなかろうか。
そんなことで自殺を選択することは本末転倒的であって、消極肯定派のわたしでさえ本来そうあるべきではないと思う。

大人の場合には自分でリスクコントロールをすることで選択肢の幅を広げることができる。
だから自分の環境が特別気に入らなければ別の環境に移ることも可能である。
たとえば転職するとか国外逃亡するとか離婚するとか、そういったことがそれにあたる。

ところが子供はそうではない。
子供の世界は狭い。
子供には、自宅とクラスメイトと学校しか世界がない。
だから些細なことで大人が思うよりもはるかに大きく思いつめる。
なぜなら、子供は親を選択することはできないし、小学校を選択することもできないからだ。

わたしは出身中学で尊敬に値しない教員にあたりかなりいろいろとアレな思いをさせられた。
自殺を考えるほど意気消沈してはいなかったが、当時はかなり過激で凶暴だったがために、少なくとも自殺するなら相手を殺害してから自殺すべきだとは思っていた。
中学が3年間だからこそ刃傷沙汰にならなかっただけで、仮に30年間だとしたら90%近い確率で刃傷沙汰になっていたと当の本人でさえ思う。
こういった刃傷沙汰が起こりかねない原因の1つに、子供には自分の今いる世界を選択できないという事があげられると思う。

これを解決する方法はある。
たとえば公立の小中学校の間である程度自由に転校できる制度をつくることだ。
わたしは高校生になってあの中学校教員からオサラバしたおかげで凶暴ではなくなりまっとうに生きることができた。
それと同じことをやりやすくすれば良いだけの話である。

もちろん反対意見もある。
一般的にありそうな反対意見としては
「校区に関係なく学校を自由に選択できるようにしてしまうと一部の学校に人気が集中して不公平が生じる」
というものがあるだろう。
そしてこれは日教組が言い出しそうなことの典型例でもある。

しかし考えてみてほしい。
子供には自分の今いる世界を選択できる余地が全くない。
これは会社がイヤなら転職すればいいという大人の感覚とは全く違う重さの深刻さだ。

共産主義のごとく労働者に転職禁止令を課すのがどれだけキチガイじみた事かはいくらなんでも日教組でも理解していると思う。
だが対象を子供に限定すると、実感がない分だけにどれだけキチガイじみているかを大人が理解する事が難しくなる。
これも問題の解決を困難にしていることでもある。

クラスメイトや教員がクソだという、たかがそれくらいの理由で思い詰めるのはもったいない。
しかし、世界の選択の自由があればそう思い詰める必要もない。
そういう事情を大人はわかってやるべきだと思う。

虫姫さまふたり1コインクリア

2010-04-21 00:01:41 | シューティング




虫姫さまふたり(初期型:オリジナルモード)の1コインクリア達成!

いや~、初期型の1コインクリアは時間かかったよ~。
初代虫姫さまでならマニアックモードすら1コインクリアできるにもかかわらず、虫姫さまふたり(初期型)はオリジナルモードすら今まで1コインクリアできなかった。

ちなみに初期型でなければ実は比較的簡単なのだ。
初期型は最初のほうはヌルすぎて集中できずにケアレスミスで被弾してしまうほどカンタンだ。
しかし最後のほうは初代のマニアックモード以上に難しい。
それに対しVer.1.5とブラックレーベルは全体的に難しさが平準化されている。
おかげで早々に1コインクリア達成できた。
これらは似てはいるものの事情は全く違うものだ。



こうやってゲーセンでシューティングを1コインクリアすると実に気分がいい。
1コインクリアできた自分を誇らしくすら思う。
(シューターから見れば別段うまいというほどのものでもないけどね)

考えてみると言いえて妙なものだ。
いまどきゲーセンでシューティングやってるヤツなどほとんどいない。
にもかかわらずシューティングの1コインクリアというものは、ゲーセンを徘徊する男にとって最も高い意味をもつものの1つでもある。
格ゲーの1コインクリアとは全く意味が違うのだ。

シューティングだけは格別の意味をもつ。
だからシューターは誇り高いのだ。

シューティングといえど、たかがゲーム。
しかし、たかがゲームで遊ぶ自分に誇りを感じるものは他にいったい何があろうか!

不動産投資で全額失うしくみ

2010-04-20 00:06:06 | 経済/経済/社会
米ゴールドマン、不動産ファンドがほぼ全資産失う=FT
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-14856720100416

米Mスタンレーのファンド、54億ドルの損失出す可能性=WSJ
http://jp.reuters.com/article/domesticEquities2/idJPnJS867112720100414



最近なんだかこの手のニュースがネット上で騒がれている。
それを読んだふつうの人は
「不動産投資で全額失うのはあり得ない」
と思い、
「どうやってほぼ全資産を失う羽目になるんだ?」
とフシギに思うらしい。
少なくとも多くの掲示板についたレスにはそう書いてある。

ちなみにこれはフシギなことでも何でもない。
ごくあたりまえに起こり得る。
その仕組みを書いてみたい。



不動産は持っているだけで安定的な収益を生む。
マンション経営でいうところの家賃収入である。
家賃相場が突然ゼロになるなんて事はあり得ない。

これは会社経営とは違う。
会社の儲けは景気に左右されるから本質的に安定しないものだ。

そして会社はそれ自体の価値も安定しない。
収益が安定しない以上、会社の価値も安定しないのも当然だ。

しかし不動産はそうではない。
建物はちょっとづつボロくなっていくから価値は下落していくが、姉歯物件でもないかぎりいきなり価値がゼロになるということはあり得ないわけで、価値の下落は予めある程度の試算ができる。
土地にいたってはボロくなって価値が下落するという事はあり得ない。

しかし不動産には致命的な欠点がある。
単価が高いことだ。

株であればそれこそ1万円から投資できる。
不動産は最低1000万円くらいは用意しないと何もできない。

そこでどうするか?

自前で用意できない分は借りてくればいい。
1000万円の投資なら、300万円だけ自前で用意して、700万円は銀行から借りてくればいい。
収益が年50万円だとすると、自前で1000万円出したら5%の収益だが、自前で300万円出して残りの借り入れ利息が2%だとすると、なんと収益は12%にまで増える。

会社経営でも借金して金策することはよくあるが、先に記したように会社経営は不安定であり、あまり借金を増やすと後で首が絞まることになりかねない。
しかし不動産は安定的な収益を生むため、入金より利払いのほうが少なければ少々借金しても後で首が絞まることになりはしない。

・・・というのがハマりパターンなのだ(笑)。



で、なぜこれでハマるかというと。
不動産は安定的な収益を生むとはいえ、多少の変動はある。
特にオフィスビルとかは顕著だ。
景気が良くなれば事業拡大をしたい企業が増えてくるため、オフィスビルの需要が増え家賃が増加傾向になる。
家賃が増えれば利回りが良くなるため、物件価格が上昇する。

・・・ということなら万事うまくいくのだが。
景気が悪いときにはその逆パターンになる。

オフィスビルの物件価格が2007年の最高値と2009年の最安値で3割違うとかいうことはあり得る。

1000万円の投資のうち700万円は銀行から借りてきたはいいが、物件価格が3割下落してしまって元本がパアになった・・・というのがこの現象の本質だ。

さらにもう1つ事情が悪いことがある。
ファンドの場合は運用期間をあらかじめ決めてある場合も少なくない。
例えば、2005年にファンドを設定し、5年間は物件を運用し、2010年に物件を売却して銀行からの借金を返すことに決めている・・・というようなパターン。

こういった場合は市況がいくら悪かろうが必ず物件は売らざるを得ない。
とはいっても予定を変更して続けようにもうまくいかない。
最初に貸してくれた銀行も、5年で返してもらうつもりで借り換えに応じないつもりで貸している場合も少なくない。
だからじっとしていれば安定収益をもたらすものの、イヤでも全損になるのが目に見えていても売らざるを得ない場合もままある。
不動産なんてカンタンに換金できないため、そもそも不動産ファンドは途中解約不可になっているケースも少なくなく、途中解約不可なのに運用期間20年とか言われてもお客は困るからせいぜい5年くらいしか設定できず、そういう環境もまた全損を生む土壌にもなっている。

もちろん、自腹で全額出して長期運用するつもりで不動産に手を出すなら、そういう全損の心配などする必要はない。
そういうことを前提に考えていたら、不動産で全損するなんてありえない異常に運用ベタなように思えてしまう。

問題はこれには限らない。
不動産に限らずたいがいのものは、後から見ると失敗したものでも当時の状況を分析すると妥当に見えたとしてもしかたがないような何らかの理由がある。
そういうのを理解せずに運用ベタあつかいすると自分がやるときも同じようにハマる事になりかねない。
サラリーマンのマンション経営だって、気付かぬうちにハマりパターンに陥っていて20年後に大損こいている事にようやく気付くことだって十分ありうるだろう。

昨今のリーマンショックにおいて欧米の大手金融機関が大失敗した理由を観察しているとじつに興味深い。
サブプライムローンの問題だって、ただ単にバカだったから起きたのではない。
ちゃんと理論があってツジツマを1つづつ理解していって、当時そう考えてもしかたがないという理由を自分で理解できるところにまでなるとおもしろい。

これは最近になってようやく経済はおもしろいと感じるようになった理由でもあるのだ。

「イトカワをねらえ!」を見るんだ!

2010-04-19 00:03:27 | 科学




【探査機はやぶさ】 「イトカワをねらえ!」【MMD】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8542502

【探査機はやぶさ】 「イトカワをねらえ!」第二話【MMD】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10301677

【探査機はやぶさ】 「イトカワをねらえ!」最終話【MMD】
(たぶん製作中)



これは泣いた。

結果は分かっているのに!
どうなるか分かっているのに!
でも泣いたんだ!!!

1度見たあと、もう1度見てみた。
でも泣いた。
でも1度泣いたんだ!!!

だからこれを見るんだ。
今日はこれを見れて幸せだ。
あなたともこの感動を是非とも共有したい!

そして、最終話で帰ってきたはやぶさへ、いっしょに「おかえりなさい」と言おう!



関連:
日本技術者の変態力
http://blog.goo.ne.jp/styui-gdb/e/f63aa28e07403901ded7612021cc49d2

婚活という違和感

2010-04-18 00:01:35 | 経済/経済/社会
さいきんは婚活というものがはやっているらしい。

この言葉をはじめて聞いたときには誰もが何とも言いようのない違和感を感じたと思う。
でも、何が原因で違和感があるのかが良くわからない。
そこでちょいと考えてみることにした。



とりあえず婚活はおいといて。

そもそも人生とは何か?

何かというのをズバリ答えるのは難しい。
あえて言うならば、死ぬ直前になって
「あ~、楽しかった♪」
といって死ねるのを目標にするものが人生だろう。

ここで楽しかったかどうかを決められるのは自分自身だけだ。
人一倍がんばって蓄財したことで気分よく終えられる人もいるかもしれない。
孫がどこの大学に合格したというのが嬉しくて、それが最大の冥土のみやげだという人もいるかもしれない。
結局のところこれらは他者比較評価にしかすぎないわけだが、それでもOKかNGかの判断は少なくとも自分が下すものだ。

人生の大半はそういうものに紐付けして説明できるようにできている。
たとえば大学にいくために勉強するのも、高校を卒業してすぐは働きたくないとか、希望する職業では大卒が必須だとか、統計的に考えて大卒のほうが給料が良くなるはずだからとか、まあいろんな理由はあると思う。(ちなみにわたしはこの3つとも該当する)
結局は自分の人生の自己評価額を上げるための活動だと思うのだ。

しかし!

そうではないもののように見えるものがある。
たとえば婚活だ。

婚活というのは、他人から見た自分の評価額を上げるための活動である。
客観的評価の高い他人(多くの人が結婚したいと思うような出来のいい他人)から好評価を受ける(求婚される)ことを目的としている。

これは先の
「自分の人生の自己評価額を上げるための活動」
という目標とは相容れない活動だ。

こんなものに何の価値があるというのか。

二次元にしか恋をしたことがないわたしから見れば、すでに異性にもてようとする努力自体がアホらしい無駄な努力だと映るわけだが、婚活というものはそれに輪をかけてアホらしい無駄な努力に見えてならない。
これに違和感を感じずにどうしろというのだ。
オスのくじゃくがメスの前でいっしょうけんめいに尻尾を広げてアピールしているのと全く同じことを、バカバカしいことに婚活で人間様がやっているということだ。

あらためて考えてみてわかった。
この違和感が何に起因するものなのかがね。

戦争とパンツ

2010-04-17 00:12:53 | オタネタ全般
正史であれば第二次世界大戦まっただ中の1944年。
ストライクウィッチーズの世界では、人類はネウロイという外敵と戦っていた。

正史であれば、全ての列強が
「この戦争に負けたら国家が滅ぶ」
という危機感のもとに人類同士で殺し合いをしていた。

ストライクウィッチーズの世界では、全ての列強が
「この戦争に負けたら人類が滅ぶ」
という危機感のもとに人類が結束して外敵と殺し合いをしていた。

人類全体と敵対する外敵が現れたおかげで、人類は人類同士では殺し合いをせずにすんだ。
しかし、やっぱりそこでは人類は代わりの何かと殺し合いをしなければならなかった。

何と皮肉なものだろう。
第一次世界大戦の後の時代には、何らかの戦争は不可避であったということがそこに暗に示されているわけだ。



わが日本国も当時そこで表舞台のど真ん中に立っていた。
そして酷いことになった。
殺すのも殺されるのももうゴメンだ。

しかし考えてみれば妙なことに、日本の最も輝かしい時代はそこにあったかもしれないのだ。

世界最強を誇っていたロシアのバルチック艦隊を空前絶後の完全勝利で破り、
攻略不可能と呼ばれた旅順要塞を攻略し、
イギリス最強の戦艦プリンス・オブ・ウェールズを瞬殺し、
世界で唯一アメリカとタイマンで戦争し、
赤道の向こう側まで領土を広げてみせた。

この頃は1990年代のバブル期よりもさらに日本の成長を目の当たりにできた時代でもある。
そして自分が何とかしなければ国が滅びるという使命感もまた今の100倍はあったであろうと考えられる。
今の日本にはないものだ。

実はこれもストライクウィッチーズのもう1つの側面でもある。
多くの人が日本は衰退しつつあると感じる今、この作品はかつての日本の輝かしい時代をふりかえり懐かしむアニメでもあるのだ。
単に金回りが良かっただけで終わってみれば「アレは何だったのか」というご覧の有様なバブル期とは全く異なる栄光がそこにあったのだ。

これからはそういうアニメが増えるかもしれない。
別に戦争モノとかいう意味ではなく、かつてあったと言われている輝かしい日本を描くアニメが。



しかし、こういうのは単なる娯楽作品として見るにとどめておくべきだ。
あまり深入りしすぎるのも良くない気がする。
輝かしくなるはずの日本をこれから作るのは我々が成す事なのだから。