教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

二次創作で嫁を堪能する

2010-04-13 00:02:36 | オタネタ全般
わたしはアイマスの千早が好きだ。
千早メインのノベマスを投稿してしまうほど好きだ。(※1)

さて。
ふと思ったことがある。

オリジナルのゲーム内の千早と、わたしのノベマスの中の千早、この2人は似てはいるけどどう見ても全然違うのだ。
話の都合上、キャラが勝手に動いてこんなのになってしまったという側面はあるものの、
ワザと変態ネタにふったからそうなってしまったという側面はあるものの、
それを加味しても違いはかなりあるような気がするのだ。

別にこれはわたし個人のノベマスに限る話ではない。
他の人のノベマス作品や同人誌を見てもそれはある。

妙に従順でなついた犬千早。
妙に変態的になった痴早。
アンドロイド化をはたしたメカ千早。
同人誌にありがちなエロエロな千早。

どれも原作に忠実とは言い難い。
しかし、そのどれもがいい!

わたしは思う。
これらは、二次創作で表現したいものを持った作者の心のなかに住んでいる千早が現れたからそうなのだと。
だから原作とはかなり違うにもかかわらず、千早スキーにグッとくるモノを与えるのだと。

とはいえ。
表現したいものを持たない作者が作った千早もある。
いわゆるゼノ千早だ。
ゼノ千早はいろんな意味で大きすぎる。
あれは同姓同名の別人であるとしか言いようのないものだ。
あれはきっと千早スキーではない者が作ったものだろう。
だから千早スキーにグッとくるモノを何ひとつ与えない。
まあ、アイマスの名を冠していなければ良い作品なんだけどさ。

これは別にゼノ特有の問題なわけではない。
一般的に商用作品で別の作者が作ったメディアミックス作品というのは、どうも魂がこもっていないように見える作品が少なからずあるように思う。

典型的なのは「BASTARD!! 暗黒の破壊神」だろう。
これのメディアミックス作品は魂がこもっているモノとこもっていないモノの差が極めて激しい。
そしてオリジナルの作者にまで、どれは正史でどれは偽で…とまで分類されてしまっている有様なのだ。

風と共に去りぬの別人が書いた続編、いわゆる「スカーレット」も賛否両論…というか悪名しか聞かないわけで、恐らくこれもその類に違いあるまい。
(わたしは続編には手をつけたことがないので、本当に悪名にふさわしい出来なのかどうかまでは知らん。)

イマイチなメディアミックス作品ができやすいのは、恐らく出版社の都合で原作ファンでもない人が担当に割り当てられてしまうからとかいうようなオトナの事情がからむからではなかろうか。
誰が何の原作ファンだというような情報を事前に察知するのもそう容易いことではなかろうし、これは多少しかたがないかもしれん。
しかし、ファンでもない者がメディアミックス作品を作るのは本来禁じ手であるべきだと思うのだ。

だが、二次創作はそうではない。
少なくともファンでなければ二次創作はしない。
二次創作の作品は著作権的に問題があるものでもあるし、商用作品と比べれば完成度はとても高いとは言い難いわけではある。
だが、二次創作のほうが我々ファンの魂を鷲掴みにして離さない魂のこもった作品がある。
だからニコニコの徘徊はやめられない。



さて、わたしはというと。
ノベマスの千早でいえば、わたしは照れ怒りしているツンデレな千早が好きだ。
意図せずしてノベマス内の随所にそんな千早が現れてしまったのは言うまでもない。
これを見て何かを感じる人が1人でもいてくれれば幸いだと思う。



【※1 千早メインのノベマス】

てとろでP さんの公開マイリスト
http://www.nicovideo.jp/mylist/17582659