教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

不況だと手のひらを返すヤツがわかる

2010-04-01 00:01:58 | 経済/経済/社会
今回のリーマンショックに始まる不況を経験してよくわかったことが1つある。
不況だと手のひらを返すヤツが誰なのか、それがよくわかったことだ。

たとえばREITに注目しているとそういうのがよくわかる。

今回は不動産市況が劇的に悪化したこともあって、財務体力がよくなかったり親会社が倒産スレスレだったりするREITが少なからずある。
そういうところが銀行に新規融資を申し込みにいっても、銀行はバランスシートを縮小して自己資本比率を上げたいから、そもそもハナから相手にもしない。
いきおい、前から借りているところから借りかえるしか手段がなくなる。

ところが!

前から貸してくれている銀行は、そのREITが他の銀行にいってもオコトワリされるのを良く知っている。
ヤツらは人の足元を良く見ている。
だから金利なんかの条件で目ん玉ひんむくようなフザけた条件を提示しやがる。
自分とこから借りかえできないと倒産することを知っているからそうやりやがる。
金利負担が大きくなると財務体力ももっとなくなり、そしてさらに他の銀行に嫌がられ、さらに足元を見られて次からの金利負担が増えてしまうという、ひどい悪循環に陥ることになる。
もちろん一部だけだがそんなREITは存在するし、もちろん一部だけだがそんな銀行も存在する。

我々は不況のときにはそういうのをよくチェックしておきたい。
人の足元を見る銀行がどこなのかをよくチェックし、次に自分が動くときには、少しばかり条件が良くてもその銀行は使わないように気をつけなければならない。



最近だと、わたしも株持っているところでいうと、FCレジデンシャル(8975)などがそんなヤツらとかかわっていたパターンに当たる。
ここは比較的マトモな財務状況だが、諸事情で某銀行に足元を見られていた。
2009/10/28のプレスリリースを見た時はあまりにも条件が酷くてビックリしたものだ。

しかし最近になって、ここは人の足元を見やがるフザけた某銀行とは縁を切ることに成功した。
比較的マトモな条件で貸してくれるマトモな銀行とお付き合いすることができるようになった。
直近では追加融資まで引っぱってくることに成功し、それで不動産を買い、過剰に低かったレバレッジの解消にもつながった。
株主としても分配金も増えるし株価も上がるし、みんなハッピーになった。

これもそれも全てがうまく回るのは、あのフザけた某銀行と縁を切ることができたことにある。
そして未だに縁を切れないで足元を見られ続けているREITもまた別に存在する。

イヤだね、人が困ったとたんに足元を見るヤツは。