教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

自殺をやめさせる方法を考える

2010-04-22 00:02:00 | 経済/経済/社会
予め言っておくが、実はわたしは自殺については消極肯定派である。
よく考えてそれでも自殺がいいというなら自殺を選択してもしかたがないと思う。

しかし!

環境が劣悪なせいで自殺に追い込まれることもままある。
というか、かなりの割合がそうではなかろうか。
そんなことで自殺を選択することは本末転倒的であって、消極肯定派のわたしでさえ本来そうあるべきではないと思う。

大人の場合には自分でリスクコントロールをすることで選択肢の幅を広げることができる。
だから自分の環境が特別気に入らなければ別の環境に移ることも可能である。
たとえば転職するとか国外逃亡するとか離婚するとか、そういったことがそれにあたる。

ところが子供はそうではない。
子供の世界は狭い。
子供には、自宅とクラスメイトと学校しか世界がない。
だから些細なことで大人が思うよりもはるかに大きく思いつめる。
なぜなら、子供は親を選択することはできないし、小学校を選択することもできないからだ。

わたしは出身中学で尊敬に値しない教員にあたりかなりいろいろとアレな思いをさせられた。
自殺を考えるほど意気消沈してはいなかったが、当時はかなり過激で凶暴だったがために、少なくとも自殺するなら相手を殺害してから自殺すべきだとは思っていた。
中学が3年間だからこそ刃傷沙汰にならなかっただけで、仮に30年間だとしたら90%近い確率で刃傷沙汰になっていたと当の本人でさえ思う。
こういった刃傷沙汰が起こりかねない原因の1つに、子供には自分の今いる世界を選択できないという事があげられると思う。

これを解決する方法はある。
たとえば公立の小中学校の間である程度自由に転校できる制度をつくることだ。
わたしは高校生になってあの中学校教員からオサラバしたおかげで凶暴ではなくなりまっとうに生きることができた。
それと同じことをやりやすくすれば良いだけの話である。

もちろん反対意見もある。
一般的にありそうな反対意見としては
「校区に関係なく学校を自由に選択できるようにしてしまうと一部の学校に人気が集中して不公平が生じる」
というものがあるだろう。
そしてこれは日教組が言い出しそうなことの典型例でもある。

しかし考えてみてほしい。
子供には自分の今いる世界を選択できる余地が全くない。
これは会社がイヤなら転職すればいいという大人の感覚とは全く違う重さの深刻さだ。

共産主義のごとく労働者に転職禁止令を課すのがどれだけキチガイじみた事かはいくらなんでも日教組でも理解していると思う。
だが対象を子供に限定すると、実感がない分だけにどれだけキチガイじみているかを大人が理解する事が難しくなる。
これも問題の解決を困難にしていることでもある。

クラスメイトや教員がクソだという、たかがそれくらいの理由で思い詰めるのはもったいない。
しかし、世界の選択の自由があればそう思い詰める必要もない。
そういう事情を大人はわかってやるべきだと思う。


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