教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

blogのもくじ11

2010-05-31 00:02:55 | もくじ
前回のもくじから50件くらい増えたのでもくじを追加した。



blogのもくじ11
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100531

人は人体でなくても好きになるか?
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100530

シューティングと物量と戦争
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100529

こんなNEETだったら・・・
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100528

未来予測の重要性
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100527

男の娘のほうが脱がしやすいのか?
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100526

婚活の実態とは・・・
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100525

[投稿] 千早にプロポーズしてみた第7話
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100524

60000HIT記念♪
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100523

金に価値ってあるのか
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100523

今期の自分のチョイスがダメすぎる件
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100522

役にたたなすぎるスローガン
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100521

転倒三宅雪子議員に抗議電話
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100520

紙の結び方の数学的条件
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100519

満足したら消える世界(Angel Beats!)
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100518

家賃スワップってできないもんか・・・
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100517

ガラスの艦隊の第1話がタダで見れる
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100516

神が降りてこない
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100515

不幸自慢の失敗例
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100514

ひんぬー + 和服
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100513

響き渡る声(ノベマス)
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100512

ギリシャが赤いんですけど
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100511

エロゲはリア充の日記ではない!
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100510

恋の共有という楽しみかた
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100509

乙女はお姉さまに恋してる
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100508

アキバ系とAKB48
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100507

彼女できない男のパターン…?
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100506

クソワロタ作品3つ
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100505

「月が綺麗ですね」を現代語訳してみる
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100504

貧乳は描きにくい
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100503

ニコニコ広告の新しい使いかた
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100502

メタセコイアに手を出してみた
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100501

不動産物件ラピュタに移住したい
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100430

オトコの娘マガジン「わぁい!」買ってみた
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100429

理想の相手とは…
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100428

特許と人材引き抜き
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100427

相手のHDDの中身を検索しろという話
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100426

東京建物インベストプラスってどうよ?
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100425

子ども手当:韓国人男性が554人分申請 孤児と養子縁組
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100424

表情を改造して遊ぶ
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100424

オトコの娘マガジン「わぁい!」
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100423

自殺をやめさせる方法を考える
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100422

虫姫さまふたり1コインクリア
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100421

不動産投資で全額失うしくみ
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100420

「イトカワをねらえ!」を見るんだ!
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100419

婚活という違和感
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100418

戦争とパンツ
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100417

TVの解像度を超えた9393を!
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100416

観客シューター
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100415

我はネトウヨ
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100414

二次創作で嫁を堪能する
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100413

シティ株
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100412

[投稿] 千早にプロポーズしてみた第6話
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100411

blogのもくじ10
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100410
(本もくじ記載分よりさらに古い記事のもくじは↑これ参照)

もくじ一覧はこちら

人は人体でなくても好きになるか?

2010-05-30 00:13:32 | オタネタ全般
誰か好きな人のことを想像してみよう。
いま好きな人がいなければ、かつて好きになった人のことを想像してみよう。

ここで1つだけ好きな人の生成条件を変更してみる。

その人の実態はプログラムだったとしてみる。
体はホンモノと比べても劣るところのない出来だが、しかしコンピュータグラフィックスで表示されるものとする。
音声は原音で出力されるが、しかしスピーカーから再生されたものとする。
会話は何不自由なく双方向で可能だが、しかし既知のアルゴリズムの組み合わせと有限長のデータベースを元にできているものとする。

これは人ソックリのモノだが、人ではない。
これに自我があるかどうかという問いに対する答えは現在の人類の哲学では見つかっていない。
しかし人格はそこに確実に存在する。



さて。
これではたしてその人を好きになるだろうか?

ふつうの人がそれにどう答えるのかは知らん。
だが、少なくともわたしは自信を持って答えられる。

わたしはそれでもその人が好きだ!
それは絶対だ。

なぜか!

だって、千早はもとからゲームのヒロインだし(笑)。



わたしの場合、この問いは初めから成り立っていない気がする。
では仮に、成り立つように問いを変更してみる。
わたしが好きな人、ようするに単なるゲームのキャラクターでしかない千早が、仮に現実の存在として生成され、ホンモノの人類になったとする。
そう仮定すれば問いは成り立つ。

さて。
これではたしてわたしはその人を好きになるだろうか?

答えに自信はないが、まず好きにはならんと思う。

なぜか。

そもそもホンモノの人類の女の子だったとしたら、最初から関心を持たない。
関心を持たない人のことを後から好きになるわけがない。

クラスメイトだとか、親戚だとか、ご近所さんだとかだったとしたら話をする機会くらいはあるかもしれないが、多分それ以上にはならない。
アイドルマスターのゲームの設定と同様に、千早がアイドルで自分が担当プロデューサーだったとしても、単なる仕事上の同僚以上には多分ならない。

…とまあ、結論だけは明白にわかる。
だが、なぜわたしはそう思うのだろうか。

1つの仮説がある。

わたしは恐らく人類が好きではない。
だから現物の人間だという時点で好きにはならない。

べつに人類に恨みがあるわけではないし、世の中や社会に強い不満があるわけでもないし、ハードエコロジストのように人間は悪だと思っているわけではない。
人は人で勝手に好きにすればいいと思う。

しかし人類に対する愛はない。
仮に正義の味方というボランティア活動をしていたとして、それで人類に虐げられたら、速攻で悪の組織の側に寝返る自信があるとは以前のべたとおりだ。(※1)
逆説的な話になるが、人類に対する愛があったとすれば、誰かを好きになって恋愛沙汰に苦悩するという青春もあったのかもしれないとは思う。



この結論を逆向きに代入してみる。

最初の問いに戻ってみよう。
好きな人が、実態がプログラムだがホンモノと遜色のない形で実現できたとして、果たしてそれを好きになるかどうか。

それは・・・
人類に対する愛がどの程度あるか。
仮想現実を受け入れる事に対する拒否感がどれだけあるか。
・・・そういう気分的なものが決定に対して支配的になるはずだ。



たとえどんな事になろうと、あなたが好き。
そう言えるのが理想なのは間違いない。

しかし、どんな事になろうと好きなままでいられる事にはまずならない。
人は収入の多寡や借金の有無でも容易く見る目を変えるのだから、なおさらのことだろう。



【※1 悪の組織の側に寝返る自信がある】

BLASSREITER と 正義ノ味方像
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20091130

シューティングと物量と戦争

2010-05-29 00:05:50 | シューティング
シューティングとは。
すなわち一騎当千である。

千倍する敵を前にして戦わなければならない。
しかも自機はたった1発の被弾で撃墜してしまう。

しかし!

与えられた機体は、性能をフルに発揮しさえすれば、敵軍の巨大戦艦と戦えるだけの実力を持つ極めて高性能なものである。

なぜ最初から敵と同じように千倍の味方をあつめて戦おうとしないのか?

大概の場合、そういうことができない事情になっているからだ。

なぜそうなっているのか?

物語の背景で決まっているものだ。

宇宙人に侵略された地球において、たった1機だけ残された高性能な開発試作機。
世界で唯一残された秘宝を組み込んだ、世界で唯一実用化した戦闘機。
脱走した兵器開発主任が自分の過ちを正すために創りあげた1品モノの最高傑作。

だいたいそういう具合にできているものだ。

つまるところ、それは何を意味するか?

量で圧倒する敵を、質で勝ることで解決を図るという意味だ。

これと同じものをどこかで見たことはないだろうか?

大日本帝国軍と同じではなかろうか。
たとえばゼロ戦だ。

ゼロ戦はなぜ強かったのか?

米軍の戦闘機は量産性を重要視していた。
だから無闇に品種を増やさなかったし、物量で敵を圧倒するために生産に手間がかかる構造は採用しなかった。

ゼロ戦は違う。
生産にはえらく手間がかかってしまう曲面を多用した。
しかし空気抵抗を最小にできた。
エンジン出力がかなり劣るにもかかわらず互角以上に渡り合うことができた。

米軍の戦闘機はパイロットの安全性にも配慮していた。
たかが1発被弾したくらいで墜落しないように設計が配慮していた。

ゼロ戦は違う。
パイロットの安全性はパイロットの腕前でカバーするものだった。
たかが1発被弾したくらいで墜落してしまう事もあった。
しかし安全性を犠牲にしたため極限まで旋回性能を上げることができた。
腕前のあるパイロットが操るゼロ戦は被弾しなかったのだ。

このやり方は正しかったのだろうか?

わたしにはわからない。
アメリカは物量で圧倒することを最も得意としている。
日本は物量で圧倒することが最も苦手だったし、熟練工を確保できたため、僅かに性能を上げるだけでも手間をかけることが許された。
それで良かったのかどうかはわからないが、自分たちの最も得意とする方法で挑んだという意味においては間違いはない。

これは大日本帝国軍だけの話ではない。
ドイツ第三帝国もそうだった。
ジオン公国もそうだった。
物量に劣る国はどこもそうなのだ。

この彼我の差を見てどうだろう。
先のシューティングにおける敵軍と自陣営の差にソックリだと思わないだろうか。

国民性というかなんというか、日本人はそういうモノが元来大好きなのだ。
単なる安いだけの量産品は好きではないのだ。

シューティングにおいてはこうだ。
千倍する敵を前にして一騎当千の機体を操り、1発の被弾で撃墜してしまう恐怖と隣り合わせで戦うのだ。

シューティングをするとある種の共感を感じる。
物量に劣る国が戦争せざるを得なくなったときは恐らくそういうモノを感じながら突入していったのではかろうかと。

こんなNEETだったら・・・

2010-05-28 00:01:13 | オタネタ全般
けいおん!!第8話にかくある。
「もう、ニートでいいや・・・ に~い~と~」

これを見てどう思うか。
「こんなニートなら我が家に欲しい!」
そう思ったのはわたしだけだろうか?

ふつうに考えたら、家族にニートがいたら精神的にまいるかもしれないとは思う。
しかし、そんなことはぬきにしてしまう。
唯のニートがいたら、唯のニートが我が家でゴロゴロしていてくれたら、たったそれだけでどんなに心が安らぐだろう。

何もしなくていい。
仕事も掃除も洗濯も料理もなにもしなくていい。
ただゴロゴロしてていいからさ。

唯のエサ代くらい、我輩が一生面倒みてやる。



・・・って、あれ?
なんかデジャブが?

よく考えたら専業主婦ってこれか?

そうか。
相手もいないのに、どっかの誰か女の子と結婚して幸せになりたいってのがこれか。

そして逆も然り。
相手もいないのに、どっかの誰か男と結婚してグータラして暮らしたいってのもこれだ。

おたがいのニーズがマッチしているわけなんだから、まあそれはそれでうまくやっていけそうな気がする。
いま初めて世の中の意味がわかった気がする。
世間はそうやって回っているのね。



ただ、1つだけ唯と現実が違うところがある。

結婚して10年たってウエストが2倍になった女。
しかも既にババア。

そんなのが家で一日中ゴロゴロしていているところを想像してみたらいい。
あげくの果てに
「稼ぎが少ないから欲しいギターも買えやしない!」
などと言われた日には、心が安らぐどころかブチ切れそうになるのは明白だ。

現実とはかくも儚いものか・・・。

未来予測の重要性

2010-05-27 00:00:13 | 経済/経済/社会
未来予測なんてできたら誰も苦労はしない。

しかし!

後で振り返ってみて、
「判断できる材料は整っていたのに、なんであの時こう思わなかったんだろう・・・」
なんて思ってしまうのが一番もったいない。

うまくいけば、しなくていい苦労は回避できるときもあるはずなのだ。
当たるかどうかはともかくとして、未来予測をやってみるのは重要ではないだろうか。
未来予測をしたけど外れて苦労するのと、未来予測をせずに必然的に苦労するのとでは、まだ外れたほうのヤツのほうがまだ高級かもしれないと思う。



例えばどんな時がそれに相当するのか。
わたしの祖父の例をあげてみたい。

祖父は戦争当時に満州にいた。
そこで満州鉄道の社員をやっていた。

日本は負けた。
負けた後しばらくして、日本への引き揚げ船が来るというニュースが来た。

みな狂喜した。
明日にでも帰るんだと意気込んで、すぐに私財を売り払って準備する者も少なくなかった。

しかし!

祖父は鉄道屋だったため、ある程度は物流事情に精通していた。
そこで、引き揚げ船なんて絶対すぐに来るわけがない。
そう予測した。

また、すぐに私財を売り払って準備するヤツがたくさん現れる事も予測していた。
投げ売りが始まると私財の価格が暴落する。
今すぐ売り払うのは損だと判断した。
引き揚げ直前まで小出しでしか売らなかった。
だから引き揚げ直前まで食べるのに困るほどの苦労は味合わなくてすんだ。

中には
「引き揚げ船が来ない!」
と業を煮やした者もいた。
朝鮮半島経由で釜山から日本へ渡ろうと考えた者もいた。

しかし、朝鮮人の住むところを通らなければならなかった。
朝鮮人は日本といっしょだった時には日本人の威を借りて中国人に対して好き放題やっていたし、終戦した途端に手のひらを返したように戦勝国の威を借りて日本人に対して好き放題やっていた。
だから朝鮮半島経由で帰るのは極めて危険だと予測した。
おかげでまともに帰ってこれた。

当時、祖父は成人してはいたものの、今のわたしよりは若かった。
自分の身内を褒めるのも何だが、若い割には実にいい読みをしていた。
現代から見てもかなり正解に近い。



では。
わたしも未来予測してみようか。

いまの日本は年寄りが増えていて、そのおかげで貯蓄率がどんどん下がっている。
でも国債発行残高はどんどん増えている。

するとどうなるか?

一見すると財政破綻しそうな気がする。
けど、それはまずない。

ギリシャと違って自分で書いた紙で借金しているから、どうしても困ったら1万円札を刷りまくればいいわけだ。

するとどうなるか?

国富は一定なのに万札ばかり増えるので、悪性のインフレになる。
悪性のインフレになるのがわかっていると、現金資産で持っていると損するから、みんながモノに変えようとする。
例えば不動産とか。

日本国政府もバカではない。
またたく間に悪性のインフレになるとは思えない。
国債が消化しきれなくなりつつあると、日銀が市場から国債買い取りを行ってバランスをとりつくろいながらインフレになっていくと思われる。
だから恐らくインフレになりはじめというのは一般人は気がつかない。

インフレになりはじめというモノはどういうモノか。
たぶん、国債が消化しきれなくなりつつある時だから、金利があがる。
ようするに借り入れコストが上がっている。
そのときになって不動産を買おうとしても金利が高くて買いにくい事になっているかもしれない。

インフレのヘッジをしようにも気がついたときには手遅れ気味。
そんな感じになりそうな気がする。



これが当たるかどうかは、あと30年はしないと判断できんだろう。

男の娘のほうが脱がしやすいのか?

2010-05-26 00:19:14 | オタネタ全般
ブロッケンブラッドの5巻を買ってきた。

ヒロイン(?)の男の娘たち3人が怪事件をおこした変態たちを退治するというギャグマンガである。
作者はユーベルブラッドの人だ。
あの絵のままでギャグマンガやってるから、なおさらイカす気がしてくる。

さて。
このマンガ、5巻になってやたら服を脱がされるシーンが増えているような気がする。
もちろん男の娘なので、脱がされても大変なものが見えるわけではない。
でもなぜかその脱げたシーンはグッとくるからフシギなものだ。

他のマンガでは、ふつうの女の子のヒロインが出てくるマンガでは、ここまで毎回は脱がされない。
エロマンガでもない限りそうそうありはしない。

なぜか?

女の子が脱がされてキャーキャー言うマンガは太古の昔から既に存在している。
たとえばハレンチ学園とか。
けっこう仮面とか。

だから太古の時代においても定番であり、既に使い古されすぎているのかもしれない。
女の子が脱ぐだけでは物語として成り立たないのだろう。

ある意味、その代表例はエロ同人誌である。
エロ同人誌の多くは2ページ目から全裸になっている。
そしてそういうモノにはストーリーが全く無い。
単にエロいだけで話がおもしろくないモノがかなりのウエイトを占めている。
これは単に脱がすだけでは物語として成り立たないという実例の1つではなかろうか。



しかし!

脱がすだけでもおもしろいモノが存在する。
男の娘である。

男の娘を脱がしてみよう。

相手は男の子なのにナゼかエロい。
脱がされたら憑き物がバレる。

・・・なにかがおかしい。
なにかがおかしいからこそ、単なるマンネリから逸脱した何かがそこに見てとれる。

それを利用すれば、単に脱がすという事だけで定番に陥らないネタを供給することができているのかもしれない。
だから男の娘はすぐ脱がされるのだ!



男の娘の代表格たる「はぴねす!」の準にゃん。
準にゃんのフィギュアはちゃんと脱がせるようにできている。
そしてアレが「ついてる」のもはっきり分かる仕様である。(※1)

もしこれがふつうの女の子のヒロインだとしたら、構図はベタすぎてつまらんかったかもしれない。
準にゃんだからこそ、このフィギュアは前人未到の高みへと到達できたかもしれないのだ!



【※1 準にゃんフィギュア】

【準にゃん】はぴねす! 渡良瀬準のフィギュアについて【男の娘】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8797999

婚活の実態とは・・・

2010-05-25 00:02:28 | 経済/経済/社会
先日、とある知り合いの女と以下のような話をした。



女「婚活ってしないの?」
俺「いや、まっっったくしてない」
女「ダメじゃん、それ」
俺「なんで?」
女「いまはそんなんじゃ相手見つからないんじゃない?」
俺「というかさ、誰か相手がいて、こいつと一生いっしょにいたいと思うから結婚したいと思うのが普通なんじゃないかと思うんだけどさ、相手もいないのに結婚したいとかって本末転倒な感じがするんだけど」
女「そうじゃないよ」
俺「どのへんが?」
女「結婚と恋愛は違うの!」
俺「そうなのか」
女「そうよ」
俺「ひょっとして、これか?」
 (といって、親指と人差し指で輪をつくってみせる)
女「そうよ」
俺「なんだ、やっぱりカネかよ・・・」
女「私の周りでも結婚したいって言ってる女の子たくさんいるわよ」
俺「ようするに誰かに養ってほしいわけね」
女「そう、みんな自分で働きたくないの、だから結婚したいって言ってるわけ」
俺「なるほどね、相手もいないのに結婚したい理屈がよくわかった」
女「みんなそうよ」
俺「でも、みんなそんなのでいいのかな・・・」
女「結婚したい動機が働きたくない事なんだから、そんなもんじゃない?」
俺「ならツジツマは合ってるんだけど・・・」
女「そういう人たちはみんな婚活やってるわけ」
俺「じゃあ、ますます婚活やる気なくなるわ・・・」
女「でもね、みんな若くてすっごく可愛いわよ」
俺「へー、そうなんだ? じゃあ、だれかいいのが余ってたら紹介してみてよ」
 (これは単なる会話の上での言葉のアヤであって、我輩が現物より二次元のほうが好きだとはこの女には言った事はない)
女「それは無いわね」
俺「男としていい男かどうかはともかくとして、俺はカタログスペックだけはいいぞ。相手に紹介しやすいと思うんだけどね」
女「そうじゃなくて」
俺「?」
女「そういう人たちはね、単に見た目が可愛いだけで中身が全く無いのよ、私が紹介できるような人なんて誰一人としていないの、みんな単に誰かに養ってほしいだけ」
俺「なんだ。いらんわ、そんな男のサイフしか見ないヤツは・・・」
女「でしょ?」
俺「ツラの皮の良し悪しなんて、せいぜい長くても10年くらいしか価値はないんだからさ、そんなヤツにとりつかれたら人生詰んでしまうわい」
女「でも、男の人って、結婚しないと社会的に何かないの?」
俺「いや別に」
女「結婚してない人だとどうだとかってさ・・・」
俺「周りにも結婚してないヤツはいくらでもいるし、今は昔と違って結婚しないからといって生活に不自由する事態に遭遇することはめったにないからなぁ」
女「ならいいわね」
俺「というか、結婚しないリスクより、ハズレをひくリスクのほうが高いと感じたよ」
女「一理あるわね」
俺「カミさんのエサ代がなかったら貯金もできるし、一人暮らしなら老後は余裕だし」
女「それもそうね、あなたはしないほうが良さそうね」
俺「俺もそう思う」
女「やっぱ婚活は興味ないんだ」
俺「そうでもないかな」
女「?」
俺「たまにさ、たいしたことない女なのに相手の年収700万だとか言ってる勘違い女が現れるから、そういうの見てる分には面白いからさ、ちょっとは注目してるかな」
女「たいしたことない女って?」
俺「あくまでもパッと見でしかないけどさ、どこにでもいそうな何の変哲もないヤツが年収700万とか勘違いしたこと言ってるのがおもしろいわけ。これがまだ誰が見てもすっごいいい女に見えるヤツだったら話は別だって事さ」
女「それは親が金持ちだって事じゃない?」
俺「まあそうかもしれんけど。だったら親にかけあって、親の知り合いの中から見つけてもらうべきだな」
女「きっとそれが嫌なのよ」
俺「確かにイヤなのかもしれんけどさ、親の能力は自分の能力ではないし、それは勘違いしていることには違いはないと思うよ」
女「でも、そういう人もけっこういるよ」
俺「そうなん?」
女「例えばさ、親の会社が傾いてさ、親のために取引先の息子と結婚したなんて人も何人か知ってるし」
俺「そんなのマジであるわけ?」
女「あるよ。でも全然幸せそうじゃなかったわ。お店ですっごいたくさん買っていってくれるんだけど、ちっともいい顔してないし」
俺「まさにマリーアントワネットだな」
女「なにそれ?」
俺「フランス国王の嫁だった人なんだけど、政略結婚だったし、結婚生活がうまくってなかったらしくって、それで街に出て贅沢三昧してウサを晴らしていて、それが国民を怒らせて、その結果フランス革命が起きたっていうアレ」
女「ああ、そんな感じする」
俺「そのさっきの人なんかも、案外こう、金持ちと結婚した私は人生勝ち組なのよって自分にも他人にも言い聞かせて暮らしているのかもな」
女「あー・・・」
俺「ハズレをひくリスクを考えたら、なまじ婚活などしないほうが良さそうだな」
女「男の人だったらそうかも」



・・・とまあ、そんな事があったわけ。
文中で既に感想は述べたので、それ以外に思ったことは特にない。

[投稿] 千早にプロポーズしてみた第7話

2010-05-24 00:42:35 | 描いてみた(他)


千早にプロポーズしてみた 第7話
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10824380



来た。
神が降りてきた。

またたく間に第7話のシナリオが完成した。
自分でももう無いのかもと思っていた第7話を投下することができた。

だんだん自分のノベマススタイルというのが確立されてきたような気がする。
文体と、特定の方向に変態チックなアレについて(笑)。

以前の投稿動画を見てくれた人の中には、
「あっ、ヤツか!?」
と思ってくれる人も多少はいるのではないだろうか。

金に価値ってあるのか

2010-05-23 00:03:55 | 経済/経済/社会
今さらあえて言う必要もないが、いま金(銭でなくてGoldのほう)価格が高い。
金は現物に裏打ちされた資産であって、国の信用で発行している通貨よりも安心な資産だとかいうヤツもいる。

ところで。
本当に金には現物に裏打ちされた価値があるのだろうか?

http://www.hs-sec.co.jp/cfd/study/column/20100407.pdf

↑これを見るとわかる。
金の工業需要など全体の11%くらいしかない。

とあるインチキ臭いセールスマンで
「金は携帯電話などの電気製品でたくさん使われています
 いまインドでその需要がすごいから、金価格はまだまだ上がります
 金は代替がきかない希少な資源なんです」
と言うヤツがいた。
もちろん間違いだ。

金の工業需要は先のように全体の11%くらいしかない上に、金の使用量もどんどん下がっている。

なぜ下がるのか?

工業需要としては、おそらくLSIのワイヤボンディングとコネクタなどのメッキ用で多分ほとんどだろう。
ワイヤボンディングのほうは金が高すぎるというので銅にあっという間に置き換わろうとしている。
コネクタのメッキはそれほどカンタンではないかもしれないが、パラジウムメッキでも多少代替がきく。
雄雌のどっちか一方はニッケルメッキのまま使うという事も十分考えられる。
あんまり金価格が高止まりしつづけるなら、PCB側の金メッキも低コストな部分金メッキ技術が開発されるかもしれない。

我々技術屋は金が急騰したらしたで何とかケチって安くあげる方法を考える。
実際に今までそうしてきたし、これからもそうするだろう。
ただし需要がゼロ付近にまで落ちることはないが。

金というのは実需があるから高いのではない。
紙幣とおなじで金に価値があると世界中の皆が思い込んでいる価値があるだけでしかない。

工業用金属として現物に裏打ちされた正味価値はどれくらいあるかってぇと、恐らく今の1/10くらいしかないのではなかろうか。



そもそもコモディティーの適正価格はいくらなのかの判断は極めて難しい。
まだ原油のほうが長期的には採掘コスト以下で低位安定にはならんだろうとか予測が立つが、金属のほうはさらにさっぱりわからん。
だから金などに投資などしたくはない。

そもそも金は持っていても増えないから、そんなものを投資と呼ぶこと自体に違和感がある。
ちなみに原油のETFは先物の差し入れ分を引いたのこりを高格付け社債とか米国債とかで運用するようになっているので、特定のものに関しては持っていても金利分から運用手数料を引いた分だけ僅かづつだが増えるようにできている。
これは同じコモディティー投資とはいえ、持っていても増えない金とは全く違う。

いまの金の急騰っぷりはこれからどうなるのか。
傍観の立場から狂乱っぷりを観察してみたい。

今期の自分のチョイスがダメすぎる件

2010-05-22 00:07:05 | オタネタ全般
みなさん。
今期(2010年春)のアニメは何を見ていらっしゃるだろうか。
わたしが見ているものは以下のものだ。

・迷い猫オーバーラン!
・いちばんうしろの大魔王
・Angel Beats!
・けいおん!!

以上4つだ。
ちなみに

・kiss×sis
・四畳半神話大系

上記2つは最初っから原作見ていたので今はアニメは見ていないが、目をつけていた事には違いはない。
(自分的に原作とアニメの違いを気にしなくて楽しめそうな気分になってから後で見る予定)



さて。
これを見てわかることがある。
どう見てもニャンタイプ誌(※1)で特集されそうな作品が全部入っているのだ(笑)。
ますますダメダメ化が進行しているわ、こりゃあ・・・。

ニャンタイプ誌というと、
「彼女にみつかったらエロ本よりひかれそうな雑誌は?」
というアンケートをとったら上位0.1%には確実に入りそうな、いかにも我輩の家にあって然るべきな、そんなアレな雑誌である。
ちなみに同じく上位0.1%には確実に入りそうなというと男の娘マガジン「わぁい!」だが、こちらも我輩の家にあるという徹底さを貫徹していたりする(笑)。



四畳半神話大系は(少なくとも原作では)萌え系ではない。
とはいえ、他にチョイスした上記作品はどいつもこいつも萌えアニメである。

アニメはいいね~。
会社から帰って、何もやる気がおきない時。
そんな時こそそんなアニメを見るべき時だ。
そこで女の子を好きになって、そこで片時の恋を楽しんで、そしてまた明日も生きてアニメの続きを見るための糧となる。

自分でも異常だと思うくらいハマっている。
そんな生き方を知らぬ一般人がむしろかわいそうに思えるくらいハマっているのだ。

とりあえず某氏には
「迷い猫オーバーラン!の都築乙女をチェックしとけ」
と言っておきたい。
イロイロとあずささんソックリすぎるんだけど(笑)。



【※1 ニャンタイプ誌】
http://nyantype.com/

役にたたなすぎるスローガン

2010-05-21 00:02:15 | 経済/経済/社会
スローガンが好きなヤツはどこにでもいるものだ。
とある会社の例をあげたい。

その会社では定常的なスローガンが2つある。
「フリーキャッシュフロー○円以上」

「限界利益率○%以上」
というものだ。

その会社の社員の知り合いの技術屋さん何人かに聞いてみたところ、フリーキャッシュフローと限界利益率の意味がわからんということだ。
技術屋だとそういうファイナンス用語など知らんで当然だからしかたあるまい。
フリーキャッシュフローというと、フリーライダー(タダ乗り野郎)のフリーかと勘違いするかもしれないし、限界利益率というと生産キャパ限界まで生産したときの利益率だと勘違いするかもしれない。
そんな社員ですら意味のわからんスローガンなどやめてしまえばいいのにと思う。

これは知らんほうが悪いのだろうか?

仮にそうだったとしよう。
けど、
「すいません知りませんでした」
と言うだけの事で、本質的には何も改善されはしない。

意味がわからんということは、その目標に対する努力など全く期待できないことに等しい。
それは読めない外国語で書いてあるのと何も変わらないではないか。

転倒三宅雪子議員に抗議電話

2010-05-20 00:06:48 | 経済/経済/社会
転倒三宅雪子議員に批判殺到 「わざとらしい」事務所への電話が100件以上も
http://blog.livedoor.jp/newskorea/archives/1220153.html



本当にケガをしたのかどうかは知らんが、本来ならケガさせたほうへ批判が来るものが、ケガしたほうに批判がくるというのもおもしろい話である。

なぜか?

最近の民主党は大衆迎合的なパフォーマンスが過ぎるため、
「またか?」
と思われたからではなかろうか。



では、民主党の大衆迎合的なパフォーマンスとは何か。

まず仕分け。
ひところは10兆円ひねりだすとか豪語しておきながら、ふたを開けたらその数%しか達成していない。

それから擁立候補。
人気のあるスポーツ選手にかたっぱしから声をかけて国会議員として立候補させようとしている。
そのスポーツ選手の中に政治や経済や社会問題について我々ふつうの人と同等を上回るプロにふさわしいほどの知識を持っている人が何人いるだろうか。
わたしの読みではめったにいないと考えている。

普天間問題もそうだ。
旧来の案をひっくりかえして大失敗している。
なぜ旧来の案をひっくりかえしたかというと、自民案だから自民党を否定すれば人気がかせげると安易に策を弄したところから始まるものだ。

そんななか、三宅雪子議員のことも
「またか?」
と思われるのも無理からぬことである。
もし本当にケガしていたとするとかわいそうな限りなのだが、こればっかりは民主党全体としては自業自得とも言えなくもない。



わたしは大衆迎合的なパフォーマンスは大嫌いだ。
ただ、日本国の利益を代表して話すのではなく、単にバカの人気取りをしているにすぎないからだ。

そもそも政策というものは全員にとってうれしい案というものはめったにない。
バランスからして施行したほうが全体的に価値があると判断するから政策は立案されるのが筋だ。

もし本当に自分が正しいと思うならば、そんな大衆迎合的なパフォーマンスにたよらずに首尾一貫したことを堂々と主張すればよろしい。
主張が首尾一貫していて筋が通っているならば、たとえそれに同意できなくても一理あるとは思われる。
そういうのが全く感じられない人には国政をまかせたくないと思うのはわたしだけではないだろう。

紙の結び方の数学的条件

2010-05-19 00:02:39 | 科学


呼び方は知らんのだが、上図のように結べる紙の条件をもとめてみた。
単に数字遊びをした結果のメモ書きなので、説明はかなり不親切だが、いくらかご容赦願いたい。



正方形の紙の1辺:a
正方形の紙の厚さ:h

とする紙を用意し、それをn枚重なるように同じ向きに折って短冊状にする。

紙の長辺:a
紙の短辺:a/n
紙の厚さ:hn

そのとき、最終形態で5角形になっている部分の1辺をxとすると、
x = a/sin(72°)
になっている。

短冊状の紙を中に通して組み立てていくと、右側と左側では中にくぐっている長さが少し異なる。
くぐっている代表長さをx'とすると、
x' = a{1/sin(72°)+1/tan(72°)}
になる。

紙は5角形になっている部分を4回通るので、紙の厚みが0ならばトータル長さは4x'になる。
しかし紙には厚みがある。
2段分折り返すところが2箇所、3段分折り返すところが1箇所あるので、トータル長さは厚みに対して(2+2+3)倍増える。
また、折り返した所は厚みがあれば外側にふくれる。
外側にふくれるところは3箇所あり、厚みの半分だけ長さが伸びたとすると、トータル長さは厚みに対して3/2倍増える。

よって5角形になっている部分の全長は
length = 4x' + (2+2+3)×hn + 3/2×hn
となるが、紙の長辺の長さはaなので
a ≧ length
は満たさなければならない。

これを分解すると
a ≧ 5.506a/n + 8.5hn
になる。
変形させると
8.5hn^2 - an + 5.506a ≦ 0
になる。

2次方程式の解の公式を使うと、等号のときのnの解は
n = (a±√(a^2-187.2ah))/(17h)
になる。
2次方程式の解の公式なんて日常生活で何の役に立つんだと良く言われるわけだが、こうやってアタマをひねって遊ぶのには使えるわけだ(笑)。

かろうじて結べる条件はnの解が実数になる場合であり、つまり
a(a-187.2h) ≧ 0
のときになる。
正方形の長さが0というのは解にならないので、現実的には
a = 187.2h
がとりうる最小の条件。

つまり、この結びを成功させたければ、紙の厚みは正方形の1辺の187.2分の一以下のものを用意しなければ折れないということだ。
思ったよりけっこう薄いものが必要になるらしい。

そのときの最適重ね枚数nは
n = a/(17h) = 11.01
となる。
最悪条件のときには11枚重ねるのがいいらしい。

短冊状に折った紙の断面のアスペクト比を見てみる。
幅はa/n、厚みはhnなので、その比は
幅/厚 = (a/n)/(hn) = (187.2h/11.01)/(11.01h) = 1.544
になる。

直感的には割と正方形に近くなるくらいまで折ったほうが条件が悪くても作りやすいような気がするわけで、それとさほど違いはないようだ。
ちなみに1.544の1.544乗はほぼ2になるが、だからといって何か意味があるわけではない。

満足したら消える世界(Angel Beats!)

2010-05-18 00:11:16 | オタネタ全般
Angel Beats!がおもしろい。
最初に設定見たときはタダの出オチかと思ったが、たしかに出オチではあったが、それはそれでおもしろいのだ。



Angel Beats!の世界とは。

既に死んだ者の行く世界。
その世界ではもう1度死ぬことはない。
天国でも地獄でもなさそうな、なんだかよくわからない世界。

そこへ行く者には1つだけ条件がある。
生きている時の人生に満足できなかった者だ。
そして、その死んだ後のその世界の人生で、そこで満足してしまうと魂が消える。



これはなかなか新しい設定だ。
そして、設定好きで直接書かれていないことをあれやこれやと勝手に想像して仮説を立てるのが好きなオタにとってのいいエサだ。
設定好きのわたしもアニメ版の第7話まで見て思ったことを書いてみる。

生きているときに満足した者は、天国なり地獄なり輪廻転生にそのままうつる。
生きているときに満足できなかった者は、Angel Beats!のその世界で満足して、そして天国なり地獄なり輪廻転生にうつる。
Angel Beats!のその世界は、恐らく人間の魂の救済装置として機能するものなのではなかろうか。

人が死んだあとに魂の救済装置が用意されているという事。
これは太古の時代から人類の宗教観に取り入れられてきたことだ。

たとえば
「悪いことをすれば地獄におちる。良いことだけをした者だけが天国にいける」
とか
「殉教者になれば天国で何人もの美女が与えられるからテロに参加せよ」
とかいう事にもそれが現れている。

それは、人類史においてずーっと永きにわたり、現在の人生の理不尽さを説明するための道具として使われてきた。
人生の理不尽さの説明とは、多かれ少なかれ恐らくそういう方法でしかなし得ないのだろうと思う。
だから天国だとか極楽だとかいう理想郷がまことしやかに想定されるのだ。

しかし!

本来はそうではなかろう。
生きているときの人生において幸せであることが本筋であろう。

Angel Beats!のその世界は、それを体現しているのではなかろうか。
つまり、生きているときに満足できなかった者たちが欲していた、何事もなく平和で平穏で楽しい生活。
いかにもなベタな天国ではない、ただの日常。
そんな何気ない人生をもう1度楽しむための場所がそこに用意されたのではなかろうか。

ただ、運悪く人生に恵まれず死を迎えた多くの者は、その学園生活でカンタンに順応してカンタンに満足してカンタンに消えてしまうだろう。
これを天国と言わず何と言おうか。

しかし!

満足して消えることを由としない者たちもいる。
彼らはあえて傍若無人で不良っぽい生活を送り、あえて自分の中に不満を溜め込む生活を送っている。
これは言いえて妙だが、その天国に永くとどまるためには、その天国で不満たらたらに生活するのが最も的を得た方法なのだ。
その方法にいち早く気付いたのが、死んでたまるか戦線のゆりっぺリーダーだということだ。



これからどういうラストに繋がるのだろうか。
重要人物の誰かが消えてなくなるという感動の大団円につながるのだろうか。
ラストで主人公が消えてみたところ、実は現世で死んでおらずに息をふきかえしたところに繋がるというのもありかもしれない。

いずれにしても、その世界のシステムの意味を説明することに注目したい。