教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

シーシェパードの加害行為まとめ

2022-06-26 08:14:24 | オタネタ全般
シーシェパードの加害行為について調べてみたが、こいつは酷いという感想しかない。
これを支持する人ってどうなん?



シーシェパードがメキシコの漁船を攻撃して漁師を殺害した。
https://www.afpbb.com/articles/-/3324591



シーシェパード創設者のポール・ワトソンはドイツ当局に逮捕されたが保釈中に逃亡し国際指名手配中。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%83%88%E3%82%BD%E3%83%B3



シーシェパードはポルトガル、アイスランド、ノルウェーなどで捕鯨船を沈没・破壊した。
https://kotobank.jp/word/%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%89-188772



シーシェパードはアメリカで調査捕鯨の妨害行為を差し止める判決を受けたにもかかわらず違反して罰金刑を課された。
https://newsphere.jp/world-report/20170830-3/



シーシェパードは南極海でナイジェリアの船を追跡中に沈没に追い込んだが、自沈したと語る。
https://jp.mongabay.com/2016/01/%E3%80%8C6%E4%BA%BA%E3%81%AE%E7%9B%97%E8%B3%8A%E3%80%8D%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%8D%97%E6%A5%B5%E6%B5%B7%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%83%AD%E5%AF%86%E6%BC%81%E3%81%AB%E7%B5%82%E6%AD%A2%E7%AC%A6%E3%81%AF/



シーシェパードは日本の捕鯨船を攻撃し、そのさい火災で日本人が死亡した。
シーシェパードの船はマルタの漁業会社からの通報によりイギリスで拘束された。
https://en.wikipedia.org/wiki/MY_Steve_Irwin



シーシェパードはアメリカで海賊行為と認定された。
https://www.afpbb.com/articles/-/2931351



シーシェパードはデンマーク・フェロー諸島での威力妨害行為により12人が逮捕。リーダー格5人が有罪判決を受けた。
別の事件でも5人が逮捕され、有罪判決を受けて強制送還。
https://www.sankei.com/article/20150831-RXYF5YFB7ZLPVBJBXDRMMPUDME/



シーシェパードはアメリカの裁判所に提訴された結果、鯨研に賠償金3億円支払いで合意
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000052257.html



(財)日本鯨類研究所と共同船舶(株)は、米国第九巡回控訴裁判所が2012年12月17日に発出した妨害差止め命令に違反しているとして、現地時間2013年2月11日にシー・シェパードに対し法廷侮辱の裁定の申し立てを行った。
https://www.icrwhale.org/130212ReleaseJp_h.html



シーシェパードは捕鯨船に対しロープを投入。その結果、スクリューにロープが絡まった。
https://www.icrwhale.org/140202ReleaseJp_h.html



シーシェパードは異常接近し船舶の運航に必要不可欠な燃料の補給を妨害した。
https://www.icrwhale.org/130220ReleaseJp_h.html



シーシェパードは接近警告用のブイを切断した。
https://www.icrwhale.org/130215ReleaseJp_h.html



シーシェパードの戦術には、オーストラリア・ニュージーランド政府の一部の高官など、捕鯨を非難する人々でさえも反対している。
ポール・ワトソンは、シーシェパードが10隻の捕鯨船を沈め、数百万ドル相当の機器を破壊したと述べている。
シーシェパードはカナダで少数民族の狩場に近づきすぎたとして逮捕され、後に有罪判決を受けた。
タスマニアではシーシェパードがオーストラリア木造船祭りに参加することを禁止された。
シーシェパードは接近禁止命令を解除するよう米国最高裁に上告したが、上告は却下された。控訴裁判所は「まさに海賊行為の典型」であるとし接近禁止命令を支持した。
マルタの首相はクロマグロ産業から賄賂を受け取っていると主張したことに対し政府がシーシェパードの創設者に対して名誉毀損訴訟を起こすと発表した。
シー・シェパードは法的罰金や駐車料金を支払わずカナダ政府に船を押収された。
https://hmong.ru/wiki/Sea_Shepherd

ラブライバー函館旅行記

2022-06-01 17:03:48 | オタネタ全般
わい、何か知らんけど会社から勤続何周年とかで休みをもらう。

して、本来なら海外旅行でも行きたいところだが。
しかし今はちょっと難易度高い。

なので国内のどこかにしようかいな。
北海道だけは行ったことないし。
昨今は新幹線もあるから函館なら行きやすいし。

……と思っていたところ。





これだ!!!
……ということで函館に決定。





新幹線は大宮から新函館北斗まで。
だいたい4時間弱。

飛行機に対して新幹線の競争力があるのは4時間が限界という話だ。
しかも函館は新幹線の駅が遠く、空港が近い。
本当は新幹線で行かないほうがいいかもしれない。

しかし!






なぜここに駅を作ったと誰もが思う生きる伝説の「奥津軽いまべつ駅」を見物せねば。
(さすがに下車はしなかった)





そして。
夜ノヤッターマンの聖地、青函トンネルをぜひとも体験せねば。






そして青函トンネルを抜けた!






ついたるは新函館北斗、ではなく、その1つ手前の木古内駅。

ちなみに木古内駅の前にある道の駅、ここに何か知らんけど名物があるっぽいのだが、行列ができていたので華麗にスルー。
そんなのはどうでもいい。
堪能したいのはそれじゃあない。





道南いさりび鉄道!





昭和だこれーーー!!!!





函館が見える。
この路線、景色の良さでは新幹線を遥か上回るだろう。

でもなんでこんな路線がいまだに存在するんだろうね……って思っていたのだが。
どうやらこれ、貨物が本来の用途っぽい。
青函トンネルまで貨物の路線を通すやつ。






函館駅についた。

この駅はとてもおもしろい。
全路線が行き止まりになっていて、駅の入り口から1度も階段を使うことなく乗車できる。
江ノ電鎌倉駅とかそうだね。
ヨーロッパではよくある。
日本でも私鉄だとたまにある。
でもプラットホームが何個もあるJRの駅でこんなん見たことがない。





で、さて北海道きたことだし海鮮丼でも食うかいなと思ったのだが。

市場のメシ屋、ほぼ全部閉まってやがる!!!





1店はあいてたからまあいいや。
海鮮丼食べまくりツアーといこうかいなとも思っていたのだが、けっきょくこれしか食ってない。





夜景を見るのに少々時間がありそうなので、ロープウェイ入口に近いところにある護国神社らしきところにもついでに行ってみようとしたのだが。

うげぇ。
これ歩いて登るんかい。





ついた。






箱館戦争で亡くなった戦死の墓。

某おとなりの国では、負けたヤツをボロカスに叩きまくることで自分が正義の側にいることを証明するという風習があるが、そういうのは感心できないと思うのだ。






けものフレンズに出てきそうなナイスなゴンドラ駅。






日が暮れるまでずっと景色を見物していようかと思ったのだが……

しかし。

日暮れ直前にめちゃくちゃ混雑しはじめた。
もういいいやこれでって帰る。

ちなみに。
ロープウェイで降りた後の1本道で変な女にエンカウントしてしまう。

わいの前を歩いていたのだが。
しょっちゅう走っては振り返ってを繰り返している。

なんだこやつ? もしかして知的障害?
3歳児と同じたぐいで、走って遊んでるけど後ろにいるお母さんがいなくならないかって確認してるのか?

……と思ったのだが。

どうやら我輩から逃げたかったらしいのだが、足が遅くて体力もなくて走って逃げるが10メートルしか走れず、走ったがために体力を消耗し、さらに足が遅くなり体力もなくなり、わいに追いつかれつつになりさらに走って逃げるが10メートルしか走れず……というのを繰り返していたらしい。

知的障害かどうかは知らんがアホなのは確かだな。
だいたい1本道なんだからついてくるとか考えがよぎるのすらおかしい。






そして夜の目玉その2。
ラブライブ!サンシャイン!!の聖地、夜の赤レンガ倉庫。





そして宿。

もちろんはこだて割を使う。
はこだて割の限度額いっぱいをつかうのであれば、1泊2万のホテルしかない。

だからここ本来2万とかするプチ高級ホテルなのだが、はこだて割を使って1万で泊まれる。
これ1万なら絶対に悪くない。





最上階は展望つきの温泉。
日に何度も利用したが、他に客がいる率がかなり低い。

これはいい宿だ。
宿にとっては良くないけれど。





翌日。
五稜郭と五稜郭タワー。






こういう構造の戦略性みたいな話わりと好き。





しかし表門はともかく裏門は作りかけだったんかいと思わせる。





昨日にひきつづきまた坂を登る。





有名な写真スポットで、そしてラブライブ!サンシャイン!!の聖地でもある。





おなじ地点の反対側。
この坂も函館聖泉女子高等学院のSaint Snow発祥の地で聖地。

カメラもってずーっと待機しているおじさんたくさん。
車がまったくいないタイミングを見計らっているのだろうかね。






で、そこから歩いてすぐのところにある喫茶店。





「奥の部屋もございますが、そこはファンのかたがしょっちゅう覗きにこられると思いますので(やめといたほうがいいですよ)」

「ぜひそこ使いたいですね」

「男性のかたラブライバー(ご案内)です!」

そういう案内なんかいwww







しかし、ついぞ他のラブライバーとはエンカウントしなかった。






しかしフシギなことに、修学旅行の自由行動組と思われる高校生のようなのが何十人かそのへんにいたのだが、この喫茶店には誰も興味を示さず。
他の店でソフトクリーム買って食っているという有様。
ちかごろの若いもんにはラブライバーおらんのんかい。





旧函館区公会堂。
これもすぐそばにある聖地だが、ふつうに観光地でもある。






明治だ。

なおこのあとにペリー広場とか函館北方民族資料館とかに行ったけど省略。





公会堂においてあったパンフレットによるとここもラブライブの聖地らしいのだが、これ人間が入れるレベルの雑草じゃねえ。






ラブライブとゴールデンカムイの聖地だが。
ただの廃屋で、表は完全にふさがっていて、スキマからカメラつっこんで撮るのがせいいっぱいだった。





さて。
函館に来たラブライバーは1度は挑戦しようと夢見て、そして現実の狂気に躊躇するというあれを食わねば。
1600円のビックリバーガーである。






席で待っていると。

チリン!チリン!チリン!

なんやねんどっかで結婚式でもするんか!?

いや俺の席だ。
このスペシャルメニューを頼んだ剛の者の勇気をたたえる鐘なのか。

でもね。
なんかこれアニメよりすごくないですかね!?

周りのヤツらも「すごいね」ってヒソヒソ言うとるし。





無論、完食。
これくらいどうということはな、いや、どうということはあった。

店の人も
「すごいですね。4個分ありますからね」
って言うとった。

完食したらすごいもん出すとは。

いや、多くのラブライバーが挑戦し、そして散っていったのだろう。

さすがに完食したわいも晩飯はいらんかった。
晩飯に海鮮丼を食いにいく余裕なし。





北海道名物、距離感がおかしい道路案内板。

北海道にいけばロシア語の道路案内板があると聞いて楽しみにしていたのだが、ガチもののロシア関係建造物にしかロシア語は書いていなかった。

いいかげん歩きどおしだったのでもう今日はこのへんで。









ホテルの朝食、まったく期待していなかったのだが、とびきりすばらしかった。
晩飯でもいいくらい豪華だが、しかしこれで朝飯である。
前日にカメラ持ってこなかったのが悔やまれる。






函館駅でたたまたエンカウントした豪華寝台列車「四季島」。





でも乗ったのはこっち。





大沼公園駅で降りて遊覧船に乗る。

が、人がいない。

発車ギリギリに老夫婦が1組来たが、乗客1人になるところだった。
本来なら50人は入りそう。

40分インターバルの運行で、1人税別1,200円だから、1時間5,400円の売上しかない。
職員は4人はいることは確認済。
これはきびしいな……。





観光風景はこんな感じ。
雨ふってるから遊歩道は無し。
本来は冬に来てウィンタースポーツやらワカサギ釣りやらを楽しむもんらしいが。






帰りの新幹線の駅までの電車がこれ。

昭和だこれーーー!!!!





新函館北斗駅。






なんか知らんけどケンシロウがいた。
北斗市だから?

ちなみにここのウニ弁当買ったのだが。
ウニのわりに安かったけどそんなにうまくはなかった。





さらば函館。

函館は観光地として名前が有名ではあるが、人口でいえば太田市やら松本市やらより少し人口が多い程度しかない。
2泊でちょうどいいくらいかな。

でもまたいつか来よう。

熊のプーさんによる台湾/沖縄軍事侵攻のシナリオ

2021-10-11 00:32:20 | オタネタ全般
熊のプーさんによる台湾/沖縄軍事侵攻のシナリオを考えてみた。



中国の息のかかった変な団体(名称はだいたい沖縄県民の人権を守る平和の会みたいなの)が沖縄や台湾で少数議席をとる。
今の沖縄みたいに選挙のたびアパートの1室に何百人もの極左プロ市民が住所登録されるような状況なら、地方行政府のどこか1議席くらいなら余裕で取れる。



フシギなことにその変な団体はマシンガンなどの警察が対処できないレベルの重火器を保有しており、武装蜂起を行い地方の行政府の建物を武力占拠する。
もちろん名目は「日本政府による沖縄県民の人権蹂躙に反対する平和デモ」とか。



占拠したのちに
「我々は平和的なデモを行い、平和的に行政府に受け入れられた」
と白々しいことを言いだす。



中国政府は秒速で
「平和的なデモを支持する」
と白々しいことを言いだす。



自衛隊や中華民国国軍が出動しはじめる。



武装集団は
「我々は平和的なデモを行ったにもかかわらず、武力鎮圧を受けている。世界の平和を愛する皆さま助けてください」
と涙ながらに白々しいことを言いだす。



中国政府は秒速で
「戦争を憎み平和を愛する我々は、平和的な解決を実現するため、やむを得ず人権を蹂躙されている平和団体への支援を行わざるを得ない」
と白々しいことを言いだす。



その日のうちに沖縄や台湾に電撃的に軍事侵攻。
もちろん米軍到着より早く占領。



……とまあ、こんな感じかな。

あくまでも相手側の行政府からの要請であり、平和維持活動のためにやむを得ず派兵した、というソ連のアフガニスタン侵攻のような体裁をとると想定する。
沖縄本島は米軍がいるから沖縄の場合は島嶼部限定だな。

秋葉原・地下アイドルライブ潜入レポート

2021-09-25 21:39:58 | オタネタ全般

https://sakura-cinderella.com/index.html

秋葉原の地下アイドルのライブに行ってきた。

なぜか?

1,200円のアルバムがついていて、ソフトドリンク飲み放題、ちゃんと着席できる、それでなんと1時間のライブが1,000円。

安い!!!!!

ということで、潜入。

おまえは内容じゃなくて値段で決めたんかい……というツッコミはさておきだな。

で、どうだったかというと。


https://www.youtube.com/watch?v=lUydvtmEz4I

へーーーっ
って感じだな。

別にディスってるわけではない。
だいたいアイドルモノとは全体を包含してコンテンツなのであり、いきなりライブいってファンになれというのが無理である。

でも、いろいろと見ていて気がついた。

人気がありそうなヤツとモブキャラそうなヤツは見たらわかる。

なぜか?

人気がありそうなヤツは生き生きしていて、ダンスに少々のアドリブを入れてそいつだけ微妙な別行動していても許され、なんか浮いている。
それ以外のヤツは、練習したダンスを必死にこなしている感じだ。


https://bunshun.jp/articles/-/48342


なるほどね。

私のほうがダンスがうまくて顔も良くてスタイルも良くて歌唱力もあるのになんでこの娘のほうが売れるのよ!!!

というのはこういうリクツなのか。

で、ライブはあっという間に終了。

べつに比喩で言っているわけではない。

本当に「あんた1時間のライブって言ってたけど、これ絶対1時間たってねえだろ」
っていう意味のあっという間に終了だ。

しかし!

このライブは、地下アイドルの本質を垣間見るための序章に過ぎなかったのだ。

ライブは終わった。

でも9割の客は帰ろうとしない。

「いやこれ絶対まだ何かあるよな……?」

と思っていたところ、やっぱり何かが始まった。

ではその何かとは?

チェキである。

2,000円の課金を行うと、お気に入りのアイドルを指名でき、そのアイドルといっしょに写真を撮ることができ、40秒ほど会話を楽しめる。

しかし高いだろこれは……。
だいたい秋葉原のボッタクリメイドカフェでさえ1時間(3600秒)1万円程度だ。
ボッタクリより18倍ボッタクリである。

だが!

しばらくシステムを見物していたのだが、列がいっこうに短くならない。

なぜか?

何度も列に並んでいるヤツがたくさんいるのだ。

なるほど。
これこそが、1,200円のアルバムがついていて、ソフトドリンク飲み放題で、ちゃんと着席でき、それでなんと1時間のライブが1,000円を実現できる本質だったのだ。
ライブで儲ける必要などなかったのだ。

ちなみにわいはどうかというと。
Lineに新規登録したら今回だけタダにしてやると言われたのだが、そもそも誰1人として名前わからんし断った。

しかしそれにしても、このシステムはAKB同様にとても残酷である。
ライブの際にこいつは人気がありそうだというヤツはやっぱり何度でも呼ばれる。
2/3くらいは顔の区別がつかないままライブを終えたのだが、メンバーの下位は1度もお呼びがかからないままだったのではないかと思われる。
チェキ2000円の売り上げの半分は歩合給としてアイドルの懐に入るのかもしれないし、お呼びがかからなかったら生活に困るという面はありそうだが、残酷なのはそこではない。
1度もお呼びがかからない日が何日も連続すると辞めたくなるだろうというところだ。

これは運営が手を汚さずに不人気メンバーを入れ替えるのに適するという意味もある。
さらにそれ以上に、
「不人気の側にいるあの娘をボクが応援してあげなければ!」
という謎の使命感を呼び起こさせるのに適している。

これこそがチェキ2000円を何度も課金させ高収益を売るというライブの本質だ。
実にすばらしい。
これを発明したAKBの秋元康はマジ天才だ。

我輩、大変なカルチャーショックを受けて帰った。
1000円でライブを堪能するだけで帰るという不届き千万な客だが、40秒でもいいから会話を楽しみたいというヤツの見当をつけられなかったのだから許してくれ。



以上、レポートを終える。

バイデンのアメリカがどうなるか

2021-01-14 10:53:49 | オタネタ全般
バイデンになったアメリカがどうなるかを予想してみよう。
こういうのはだいたいヤマカンに近いものでしかないが、何かが起きてから慌てるよりは役に立つはずだ。

そもそもバイデンは親中なのか反中なのか?

世の中には、民主党のほうが共和党よりも人権を大切にするので、共和党よりも対中政策は厳しくなるはずだ、という人が一定数いる。
これは90%の確率で間違いだ。
そもそも論的にいって、共和党は親日・反中、民主党は反日・親中の傾向がある。

しかし実はそんなことよりももっと重要な状況証拠がある。
国防総省と国務省の動向だ。

国防総省はバイデンへの政権移行手続きに対する事前協力を拒否した。
これは何を意味するか?

国防総省はバイデン本人かバイデンの側近の誰かがキンペーの操り人形になっているという確信があるからだろう。

国務省は台湾に対する外交の自主的な制限を撤廃した。
これは何を意味するか?

バイデンになったら親中になると確信しているので、バイデンが何かしようとしたら「ほらやっぱりバイデンは親中じゃないか」と揚げ足とれるように嫌がらせしているのだろう。
これはロシアゲートでさんざん民主党が騒いでトランプのロシア外交に制限をかけようとしたのと同じ手法である。

ほら。
ここまで見てそれでも、人権を大切にする民主党のほうが対中政策は厳しくなるはずだ、なんて思える人いるだろうか。
人権を大切にする民主党なんてのは、自分が見たいものだけ見ている民主党の自画自賛に過ぎない。

いっぽうロシアはどうか?

親中の隠れ蓑として、さんざんロシアの脅威を声高に叫び続けることになるに違いない。

では民主党は反露なのか?

そういう傾向にあるが、必ずしもそうではない可能性がある。

なぜか?

ロシアは原油価格が下がって金ないので、実際のところ、金融制裁が強力になるより、シェールオイルの採掘を続けられるほうが嫌がる。これは間違いない。
バイデンが地球環境のためとかいってシェールオイルの採掘にとんでもないコストのかかる環境対策を強いてしまい、原油価格が高騰し、ロシアとイランが大喜び、ついでに環境問題に関心があると自負がある意識高い系(笑)の民主党極左狂信者も大喜び、という未来も十分想定されうる。
こうなったらもう、左手でプーチンにジャブ打ちながら右手でプーチンのポケットに札束つっこんでるようなもんで、これのどこが反露なんですかって話である。

そうはいってもまあ、対中国や対ロシアで戦争が起きることはないだろう。

なぜか?

最近の民主党は、何らかの理念を実現するための方法論にこだわりすぎる傾向がある。
たとえば、トランプの任期があとちょっとだというのに、国会の多大な労力をかけて弾劾決議を出そうとするとか。
こんなもん、いつまでたっても何も出てこないのにもかかわらずモリカケサクラの話しかしない日本の某野党のごとくで、労多くて益なしの代表格でしかない。

そうなるとどうなるか?

理念を実現することにこだわるのではなく、方法論にこだわりすぎると、理念を実現できなくなる。
なにかが当然に行き詰まる。

そうなったら、とりあえずアメリカの軍事力をもってすれば米軍の兵士はほとんど戦死ぜず一方的にボコりまくれるような発展途上国の小国をターゲットにして一触即発の事態が発生、悪ければ実際のドンパチが発生するだろう。

まあ大本営発表としては
「〇〇国では深刻な人権侵害が発生しており、正義の味方のアメリカとしては到底看過できるものではなく、話し合いに応じてもらえなかったため弱者救済のためやむを得ず軍事介入せざるを得なくなった」
ということになるはずだが。

そもそも弾薬には賞味期限があるので、定期的に在庫処分セールがあったほうがありがたい人が多い。
米軍の兵士がたくさん死ぬと支持率が下がるのでごめんだが、大義名分のもとに弾薬の在庫処分セールを実施でき、しかも悪の帝国を正義の力で叩き潰してスカッとすれば支持率も上がるという寸法だ。
アフリカを見れば信長の野望状態の国はいくらもあるので、着眼点がボコれるターゲットを探すというところであればいくらも見つかる。

そして中国の蛮行はほっとかれる。
ここ重要。

では、なにかが当然に行き詰まる、とはいったい何か?

多くの人が懸念しているように、アメリカはもはや右派と左派で和解困難だ。
バイデンは融和を謳っているが、それを喝采するのはバイデンの側だけだけだ。

左派主催のデモでは火の手が上がり店舗の略奪があっても平和的デモということになり、このまえのワシントンでの右派のデモは火災も店舗の略奪もない平和的デモだったというのに暴力デモということにされた。
トランプの飯の食い方まで中傷する下品なメディアはのさばり、いっぽうトランプは平和的なデモを訴えただけで言論の自由を奪われた。
右派はそう見るだろう。
これでバイデンが融和といっても、右派からはキンペーの言葉と同じくらいの信用しか得られないだろう。

そして民主党はその状況すらも見誤っている。

民主党は、
「倫理的観点からいってトランプに圧勝してしかるべき我々がなぜ辛勝に終わったのか?」
という問いに対し、
「我々のマイノリティー救済の看板が足りなかったからだ。もっともっとマイノリティー救済を声高に宣伝しなければ。そのためには我々の理念に反対する悪党どもを徹底的に撃退せねば」
とか
「我々の支持者は都市部に偏りすぎている。我々は高学歴で高収入の職についているエリートだだから鼻持ちならないと思われている。だから徳の高い我々が啓蒙活動により凡夫どもの蒙昧な価値観が非道徳的であるということを世に知らせねば」
とかいう感じだ。

我輩もタイム誌のバイデンの記事を見たが赤旗新聞かと見まごうようなベタ褒めで吐きそうになった。
YouTubeで、大学で政治学を専攻したという日本語ペラペラの白人の民主党員のおっさんの動画を見たが、
「黒人の人権のために戦っているのが民主党です。差別主義者のトランプに投票するならあなたも差別主義者のクソ人間です」
と言っていた。我輩、アメリカはヤバイと思ったものだ。

バイデンの融和が効かないのは、トランプ支持者が陰謀論を信じすぎているせいでも、白人至上主義者だからでも、トランプがカリスマ的な扇動力を発揮して分断をあおっているからでもない。
とうぶんの間モメる。

この状況で、いまはバイデンのほうがやや優勢ではなるが、細かな失政が重なって支持率が落ちてきたとき、民主党と同じくらい超強硬で非融和的な共和党急進派が増長してきたらどうなんのよっと。

そしてこの、実情から次善の手を考えるのではなく理念を優先しすぎるところとか、民主党の方法論にこだわりすぎるところとかは、とうぜん日本にも他の同盟国にも災いをもたらす。

たとえば、
「法律で同性婚を認めな日本は差別主義者! アメリカは正義のために制裁します!」
とか
「天皇に男系しか認めな日本は差別主義者! アメリカは正義のために制裁します!」
とか言い出しそうなのは民主党のほうだ。
まだそこまではいかないと思うけれど。

他の同盟国でいえば、ツイッターがトランプの言論を封鎖したことで、フランス政府もドイツ政府もこいつらヤベエだろと言いはじめた。

アメリカ国内でトランプが分断をあおったとかいいながら自分が分断をあおっている民主党陣営の扇動が諸外国まで飛び火する日は近い。

父上とロシアの話をしたら話がまるでかみ合わない件

2020-01-04 01:17:02 | オタネタ全般
父「どこに旅行に行ったの?」
俺「いやだからロシアだって」
父「なんでロシア?」
俺「言葉が通じないとこ行くの怖いじゃん」
父「なんで?」
俺「なんでとは?」
父「ロシアなら言葉通じるの?」
俺「少しはね」
父「ロシアって英語通じるの?」
俺「どうやら日本より通じないって話だけど」
父「どういうこと?」
俺「ロシアで英語が通じないのがフシギに思うってこと?」
父「どうやって会話するの?」
俺「どうやってとは?」
父「英語通じないんでしょ?」
俺「あんまり通じないね」
父「どうやって会話してるの?」
俺「そりゃーもちろんロシアなんだからロシア語でしょうに」
父「ロシア語で?」
俺「そうだよ」
父「本当に?」
俺「本当にとは?」
父「ロシア語できるの?」
俺「英語より話せるよ」
父「なんで?」
俺「なんでとは?」
父「なんでロシア語を話せるの?」
俺「ねえ、その質問って意味があると思う?」
父「ロシア語を勉強したの?」
俺「少しづつね」
父「本当に?」
俺「本当にとは?」
父「どうやって?」
俺「自宅で」
父「本当に?」
俺「本当にとは?」

貨幣博物館に行ってきた

2019-12-28 23:53:49 | オタネタ全般




貨幣博物館に行ってきた。
三越本店のすぐ近く、東京駅から徒歩圏という、これ以上は無理というくらい好立地の博物館である。

なぜ行ったのか?

今なら多少わかると思ったからだ。







まずここへ行く前に準備を推奨する。
この本を手にいれよう。

なぜか?

読んで字のごとく、日本の貨幣のカタログ、というか相場表である。
ということで、この本があると、展示物がどんくらいの値段するのかがすぐにわかるのだ。
実際、1000万円するであろうコインとか展示されているが、多少知識がないとそれはわからんので。



展示内容はどうかというと……

見るものはいろいろある。

多くの人がウワサでは知っているが見たことはない例のアレ、南の島で使われていた巨大な石の硬貨。
もちろん本物。

和同開珎より古い富本銭。
貨幣カタログにすら記載のないので価格がつかないほどレアなのだろう。

最初期にのみ作られた銀貨版のこれまた激レアな和同開珎。
ちなみに何でもいいから和同開珎っていうなら10万だせばたぶん手にはいる。

先の1000万円するであろうと書いた明治初期の金貨。
額面は20円だけど(笑)。

紙の質が悪くてすぐにボロボロになる戦前の紙幣のほぼ新品同様品という、どうやって入手できたのか不思議なものがズラリ。

……恐るべし。
しかしそれも多少の知識がないとようわからんのだ。

実際、謎発言する見学者も散見された。



数十万円するであろう明治の紙幣のコーナーにて。
とある親子連れのパパかく語る。

「これお爺ちゃんとお婆ちゃんの家にたくさんある」

マジですか。
あなたさまの家ひょっとして旧華族の名門でござろうか。



目の不自由な人むけの細工が施された紙幣のコーナーにて。
とある親子連れのパパ(さきほどとは別人かも?)かく語る。

「ロシアのお金だって。こうやって穴あけて目が見えない人でもわかるようにしてあるんだよ」

いや待て。
その穴はキリル文字で見本(образец)って書いてあるでござる。



公式サイトには見学時間30分から1時間とあるが、我輩2時間以上いたような。

30分で十分なほど見るものがないと思うか、
2時間以上いるくらい楽しめるか、
それはあなた次第。

ノボデルの意味は?(ロシア, アンティークコイン)

2019-10-21 00:49:26 | オタネタ全般
日本最大のコインオークションであるオークションワールド主催の第18回オークション(フロア&e-ライブオークション)。
たとえばここでロシアコインにノボデル金貨という単語が出てくる。





オークション,RUSSIA ロシア Novodel 4Ducats ND NGC-MS66
https://www.auction-world.co/xpai/lot_18-3854.html

> Fr-27 ミハエル(1613~45) ノボデル金貨(10.63g) 状態の良い品,いくらお金があっても1ノボデル以外殆ど入手不可。比較的ノボデル貨は、状態が良い品があるとは言っても、ここまで状態が良いと...... ちなみに、このタイプでは無論 Finest graded最高状態ⓇⓇ



このノボデルとはいったい何であるか?

ググってみればわかるが、日本語ではネット上に情報がわずかしか落ちてない。

じゃあどうすんの?

……とはならない。

ロシアコインなんだからロシア語でググればすぐにわかる。

んなことできるかーーー!!!

ってなるので、我輩がここで解説したい。



новодел:

「新しい」を意味するновыйから派生した「新しい」という意味を付加する接頭語「ново-」と、英語でいうところの「ディール/deal」と同じ語源と思われるделоを組み合わせた単語であろう。

カタカナでは「ノボデル」と書いてあるが、現地語読みは「ナヴァディェル」くらいのほうが近い。
だが当記事ではノボデルで統一する。

詳しい解説はロシア語のウィキペディアに書いてあるので、冒頭を訳して紹介する。





Новодел (монета) — Википедия
https://ru.wikipedia.org/wiki/%D0%9D%D0%BE%D0%B2%D0%BE%D0%B4%D0%B5%D0%BB_(%D0%BC%D0%BE%D0%BD%D0%B5%D1%82%D0%B0)

> Новодельная монета, англ. restrike, нем. Neuschlag/Neuprägung — монетовидный знак, отчеканенный по прототипу существующей монеты для коллекционеров-нумизматов.

貨幣学用語で、新しくなしたコイン。
英語ではrestrike(リストライク)。
ドイツ語ではNeuschlag/Neuprägung(訳注:ドイツ語は読めないから知らん)。
古銭収集のコレクターのために現に存在するプロトタイプため鋳造されたコイン。

> Чеканится либо подлинными, либо вновь изготовленными штемпелями на государственном монетном дворе позднее, чем изготавливалась настоящая монета.

本物として、あるいは政府の造幣局で本物のコインの製造より後になって再びスタンプ製造で鋳造されている。

> Иногда для отличия новодела от оригинала его снабжали специальными изменениями в рисунке монеты.

時々、オリジナルからノボデルの違いためにコインの絵にスペシャルな変更をつけられた。



まとめ。
ノボデルとはロシアコインのリストライクのことである。



用語集|ダルマコインショップ
https://www.darumacoins.co.jp/user_data/coin/glossary.php

> 再鋳貨 RESTRIKE(リストライク)
> 従来発行されていたコインを再度、新しい極印を作り再発行したコインをいいます。
> メキシコ50ペソ金貨1947年銘
> オーストリア100コロナ金貨 1915年銘 他
> これら再鋳貨は大量に発行されることが多く金、銀貨は地金の価値にて取引されます。再鋳貨でも発行枚数の少ないものは珍品として驚くほどの価格が付きます。
> アメリカ1ドル 1804年プルーフ 4億円

コミックマーケット96(2019夏3日目)戦果報告

2019-08-13 00:02:16 | オタネタ全般
コミックマーケット96!
2019年の夏、しかも3日目、今年も夏は熱かった!

我々は、毎度おなじみ地獄のような暑さ(※南館サークル入場者除く)に耐え、そしてそこでしか得られないさらに熱いモノを手にいれてきた。
今年の戦果をここで記したい。





本日のお目当て、Monochrome Sweets枠で登場した、ロシアのリアル初音ミクことSaya Scarletちゃん本人が直販するサインいりコスプレ本。





しかもロシア語で買い物した我輩だけ特製のロシア語追記バージョン!

書いても読めない人にはたぶん書いてはくれんだろう。
ロシア語ができるといいことあるんだな。

Sayaちゃんは固定ファンがついているので、ある種のファンミーティングの同窓会みたくなっていた。





おそらく1980年代、我々はメカと美少女という黄金比を発明した。
しかし、それはまだ到達の途中の過程でしかなかったことに我々は気がついた。
その先にある真の到達点、それは「メカと美少女」ではなく「メカで美少女」である。

上記は、AF_KURO先生、恋文気化器、少女発動機。





よー清水先生のイラスト本。
巨大な広がりを持つ世界の中の人々、みたいな感じ。
進撃の巨人のイラストなぞ、もうこれが公式でいいじゃん的なすばらしさ。





阿桜先生、AsakuraG+のイラスト本。
滅びゆく世界のなかに唯一いる美少女みたいなヤツ。
ロシアスキーならこのテーマに惹かれる意味はわかるだろう。





Yuh先生、ホウロウノートのイラスト本。
ゲーム会社所属のデザイナーらしい。
かつて日本にあったファンタジー全盛期(ドラクエ1,2,3/イース1,2,3/ロードス島戦記の時代)に育った我々の魂の故郷はここにある。





休符先生、同人ゲーム「水瓶上のフェルマータ」のアートワーク集らしい。
本人いわく
> 90年代後半から2000年代前半にかけてのゲームグラフィックに強く影響を受けました。
と記してあり、これが全てを表す。独特の世界観。
STEINS;GATE 8bitと同じ、ある種のレトロフューチャーかもしれぬ。





ガチ勢はここまでにして。
本日の狂気、第1弾!
ひのまる呉服店による、艦これのデータを多変量解析にかけて何らかの知見は得られんだろうか?……というヤツ。
たとえばどんな結論が得られるかというと、大人の女性は雷装があると恥ずかしい、とかなそうな。おい。

ひとむかし前ならニコニコで「変態に技術を与えた結果がこれだよ!」ってタグがつくやつですな。
我輩ももかつて流体力学でおっぱい解析したことがあるが、同類のニオイを感じたでござる。
こういうヘンタ……、ゲフンゲフン、紳士がいなければコミケは片手落ちなのだよ!





本日の狂気、第2弾!
バーバラ・アスカ氏とのぶきちひろ氏によるソビエトロシア的なマンガ。
みんな大好きアネクドート。
美少女ホーネッカーも才女なトロツキーもでてくるよ!





本日の狂気、第3弾!
これなんとグルメコーナーで売ってたんですが。
すばらしい! こういう狂気を我々は待っていた!

韓国にGSOMIAを破棄させる方法

2019-08-10 21:39:15 | オタネタ全般
【韓国にGSOMIAを破棄させる方法】

×:GSOMIAの破棄について韓国と交渉する

△:GSOMIAを維持するようお願いする

〇:GSOMIAの維持は重要であるという政府見解を出す

◎:韓国政府はGSOMIAの重要性を国民に周知すべきと上から目線で政府見解を出す






いまさらあえて言うまでもないが、
韓国政府は自国の利益の最大化をめざして意思決定するわけではなく、
いかに日本の足を引っぱるかを最重視して意思決定している。

そして、日本より自分たちのほうが格上だと思いたくてしかたがないため、
日本が韓国を格下あつかいすると猛烈に反発する。

このアルゴリズムさえわかっていれば、韓国政府の意思決定に介入するなどたやすい。

Мешок(ロシアオークション)参戦記(ロシアコイン)

2019-02-17 16:08:59 | オタネタ全般
Мешокなるロシアのオークションでコインを買ってみた。
読みはミショークかな。

https://meshok.net/




Историческая серия: Окно в Европу: Деяния Петра I
歴史シリーズ:ヨーロッパへの窓:ピョートル1世の行為



このコインはだな、すごいんだよ。
スペックを書いてみよう。



額面 : 200ルーブル(340円)
品質 : プルーフ
金属, 試料 : 銀900/1000
一般的な重量 : 3342.390(±9.056)g
最低純金属含有量 : 3000.0g
直径 : 130.0(+0.45)(-0.10)mm
厚さ : 27.50(±0.50)
発行枚数 : 300
製造年月日 : 2003年1月31日
カタログ番号 : 5119-0002



で、何がすごいかっていうとだな。
純銀で3kgもありやがり、300個限定、しかも1個づつにシリアルナンバーが刻印されているのだ。

上の写真の右下に映ってるやつ、あの小さいのが500円玉ですぜ。
純銀で3kgってあんた、地金の価値だけで15万円以上しますぜ。
300個限定、この数なら、日本にあるのは我が家にあるこれ1個だけかもしれませんぜ。

詳しいことはロシア語だが以下のサイトを参照されたし。
発行元のロシア連邦中央銀行のサイトなので、いくらロシア語のサイトとはいえ危険なことはないはずだ。

Деяния Петра I | Банк России
http://cbr.ru/Bank-notes_coins/coins_base/ShowCoins/?cat_num=5119-0002



ロシアの中央銀行は日銀以上に頻繁に記念硬貨を発行している。
中には発行枚数1億枚なんてのもあり、それもう記念硬貨じゃなくてふつうに流通するヤツやんって話だが、少ないヤツは15枚とかまである。

このコインの類似品で1kgのもあるのだが、こっちは3kg品の1桁以上の種類があり、かつ発行枚数も1桁多い。
そして1kgのコインはМешокでもebayでもいくらでも売っていて、もっと小さいのだと「無数に」というくらいたくさんある。
近年のコインだと数100枚以下でないと希少価値に値段はつかないだろうと思ってこれにした。
日本には我が家にしかないなんての最高でないですか!



とはいえ。

これパチモンじゃねえの? おまえ騙されてねえ?

……と心配される方もいるかもしれないが。
その可能性はかなり低い。

なぜか?

まず第1に。
数百年以上前のアンティークコインの場合、技術の未熟さ故か、あまり精巧に作られていないので、パチモンの型も作りやすい。
比較的新しいコインは精巧すぎてパチモンには向いていない。

第2に。
このコインは1個づつにシリアルナンバーが刻印されている。
つまり1個づつ個別対応でこのシリアルナンバーの刻印まで偽造する必要があるということだ。

第3に。
コインの希少価値によって地金の何十倍にもなっているコインであれば、そりゃー偽造するインセンティブも大きかろう。
しかしこのコインはそこまで高くない。
つまり、少なくとも材料にホンモノと同じ純銀を使って偽造しようとする限りにおいて、このコインを偽造してもあんまり儲からないことを意味する。

第4に。
上の写真だとよくわからんと思われるが、このコインはヘアライン(磨き傷)があるとことで安く売られていた。
パチモン屋ならそんなことはせんだろう。

第5に。
日本のヤフオクではパチモンだらけ、一説によると半分パチモンだという。
だがロシアではパチモン専用のカテゴリが用意されている。
だからパチモンカテゴリ以外が安全だということではないが、少なくともパチモンカテゴリで流通が確認されているコインはヤバいということだ。
日本のヤフオクで買うときにもМешокのパチモンカテゴリは大いに参考になる。

第6に。
出品者が高解像度の写真を公開している。
これは大変重要なことだ。
昭和天皇御在位60年記念10万円金貨みたいなホンモノから型をおこして純金を使用した極めて精巧なパチモンを除けば、細部が何かおかしいコインは案外よくあるので、高解像度の写真どおしをにらめっこして照合してからでないと大金払うのは恐ろしい。

最大の問題は、出展者がちゃんと送ってくれるんだかどうなんだかというところだったが、まあなんとかなったのであった。







ちなみに裏面はこんな感じ。
一見ヨーロッパテイストだが、そこはかとなく武骨な感じがする。
まさにロシアという感じ。

これ買うのは大変だった。
あたりまえだが、ロシアのオークションなのでロシア語。

やりとり↓こんなんだぜ。







自分でもマジようやったと思うわ。
ロシア国内の店でないと手に入らない/手に入りにくい/やたら高額になる物はいくらでもあると思われるが、そのかわりМешокで買い物にするにはロシア必須。
ロシアは日本より英語通じないと言われている。
敷居はとてつもなく高かった。

それから、海外送金。
これもかなりめんどうだった。
Аоироさんとsayaちゃんにちょっとだけ相談にのってもらった。その節は感謝。

海外送金がすんで小包が郵便局に放り込まれる。
昨今はありがたいことにネット上から追跡できるようになっているので見てみよう。



日本の側から見るとこんな感じ。
https://www.post.japanpost.jp/int/ems/delivery/





ロシアの側から見るとこんな感じ。
https://www.pochta.ru/emspost/





5日もたってまだモスクワ近郊から出てないんかいっ!ってツッコミ入れないように。
場所代が安いロシアでは在庫を貯めて大きなバッチで処理するほうが低コストにできるのかもしれないし。
というか、冬にロシアから日本のサイトで買い物すると届くのに1か月かかると複数の証言を聞いたことがあり、1週間ちょいで届いたのは驚くべき早さといっていいだろう。

このご時世、なぜか貨物がロシアにあるときはロシアの追跡サイトのほうが情報が早く更新され、なぜか貨物が日本にあるときは日本の追跡サイトのほうが情報が早く更新される。
そんなに通信コスト高くねえだろと思うのだが、両方見ればいいのを知っていればどうということはない。







ちなみに付加価値税20%のロシア国内の店舗販売で↑こんなの見つけた。

52万ルーブル(86万円)。
高い!!!

いくらなんでもこんな値段じゃ買うヤツいねえだろ。

日本だと、銀座にある某あおり系コイン商と言われるヤツがシロウトの資産家をだまくらかしてアンティークコインを相場の倍の値段で売っているのはわりと有名な話だが、ロシアにもあおり系コイン商ってあるんですかね……?

今日こんな値段にならなくてもいいから、いつの日かこんなぐあいにプレミアがつくのをずーーーっと待っていよう。
そもそもコインとは20年かそれ以上のスパンで楽しむものである。

【旅行記】ItaCafeロシア旅行2018

2018-08-01 17:09:53 | オタネタ全般




今年もやってまいりましたItacafeロシア旅行の第二弾。

今回はItacafeのエース、サーシャちゃんとsayaちゃんの2名、社長を加えると3名も運営側を投入するという、運営側にとって非常に固定費のかかる大変なリスクを負ったツアーとなった。

2月ごろは社長さんが
「次は20万円くらいにしたい」
と話していた。
これは、Itacafeロシア旅行の第一弾のときに料金が高すぎてやむなく申し込みをあきらめた人たちも来てくれれば……という思いからだと思われる。

だが、
「海にいったらバーベキューはしたいよねー
ロシアでバーベキューといったら、やっぱりシャスルィクしたいよねー」
という感じでちょっとづつコストが上がっていき、より楽しくなった半面、20万円からだいぶ超過してしまっている。

最低決行人数は10人。
たとえ10人きっかりだとしても、運営側のメンツの費用は我々が払うので、1人あたり1.3人分も旅費を負担しなければならない。

はたして最低人数の10人は集まるのか!?

sayaちゃんの人気をもってすれば10人は軽く集まるのでは?

……という思いが錯綜した中、まあなんとか10人は集まったのであった。

前回で渡航直前に諸事情で参加できなかった1名を含めて5人中4人がリピーターという、とてつもなくリピート率が高いツアーである。
それだけ前回の旅行に皆が満足したということだ。

さて今回は……






【2018年7月26日(1日目)】







我輩、空港につく。
自分が乗る便が表示されているとやはり気分が盛り上がる。

ところが!
ここで早くも大事件が!!

sayaちゃん体調不良で参加できず!!!







その場で苦情を言う者はいなかった。
そりゃー、まあ、体調不良なんだからやむを無いさ。

けどね。
この時点で旅行の目的の半分を失った者もいるのだよ。







まあ幸いなことに、sayaちゃんは夕方には出かけられるほど元気になったっぽい。







空港のカウンターでチェックイン。

行きはJALとロシアのS7とのコードシェア便で、S7側の機体ある。
社長さん、JALじゃあつまらんので乗った瞬間に異国情緒を味わえる現地の航空会社を使いたいという方針の模様。
どっちが快適かどうかはともかくとして、たしかにそのほうが楽しいのは間違いないところ。

我輩、JALの職員らしきカウンターへ。
パスポートを見せる。

我「Здравствуйте!」
係「?」
我「ロシア語でもいいですか?」
係「すいません、私はロシア語できないもので。ちょっとロシアの係の者を呼んできます!」
我「あーーちょっと待ってください! 言ってみただけです!!」

我輩、はやくも自分で自分の墓の穴を掘りそうになるw







飛行機は前回使ったいつものS7カラー。
いいねー。







座席に座ったところ。
ロシアのS7とはいえ、ボーイングかエアバスである。
しかしJALと違って液晶は無し。
我輩なら、こういうところもロシア的な武骨さを堪能できてワクワクするのだが、なかには快適装備が足りなくて不満に思う人はいるかもしれない。

あとそれから、モスクワ→サンクトペテルブルク便では客室乗務員はガタイのいいロシア人のアニキで、
「これ絶対テロ対策だよね」
みたいに異国情緒を楽しんで見ていたのだが、今回の成田→ウラジオストック便はロシア人の女性だった。
あれ、ふつうじゃん。







ロシアに到着。
滑走路と飛行機の写真は無い。
写真とろうとしたらガタイのいい係り員のアニキがやってきて
「フォトデリート」
と注意して去っていく。
まあ、軍用機あるし。

ここはあずけた荷物の受け取り。
左奥でえらいことになっていた。

中国人団体が巨大な段ボールを預けていて、それが周回できなくて途中で詰まっていて、そのおかげで後続の荷物は全部そこで転がり落ちてしまっていた。
なんちゅう迷惑なw

サーシャちゃんは携帯で現地の人とひっきりなしに連絡をとっていて話しかけられるような状況になく、
現地ガイドさんは入れるところではなく、
社長さんは英語でビジネスできるくらいペラペラだがロシア語は話せない。

写真はとりたいが、しかし写真をとっていいのかわからない。

ロシア人の職員からいったいどうやってそれを聞き出すよ?

さあどうする?

我輩の出番ではないかwww

……ということで単身乗り込んでいったわけだ。

結果。

「こっちから向こうは写真撮影禁止。こっち側はたぶん大丈夫じゃないかな。知らんけど。ってロシア語で言ってたよ」
と同じ旅行の同行メンバーに伝えた。

その瞬間、なぜか我輩はロシア語ペラペラなすごいヤツになったらしい。
そんなわけあるかwwwwww

ちなみにこれ、意訳しすぎているわけでもなく、本当に「たぶん大丈夫じゃないかな。知らんけど」ってロシア語で言ってた。
後にして思えば、もうこのあたりからロシア的なテキトーさを我々は満喫しはじめていたのだった。

この写真をとっていたあと、さきほど聞きにいったロシア人の職員が再度やってきて、写真撮影禁止だったというので止めに来た。
つまりこれは貴重な1枚である。







ようやく外に出られてゴキゲンのサーシャちゃん。







空港はこんな感じ。
国際便離発着可能ではあるがハブではないのでそんなに大きくはない。







バスで移動開始。

バスが韓国製。
エアコンが効きすぎていてやたら寒いのだが、ONかOFFかしか調整する方法がないそうな。
おい。

郊外にあるウラジオストック空港からウラジオストック市内へ、ではなく、ナホトカ市内へ。
ググったら186.1kmなのだとか。大坂から名古屋くらいの距離。
バスで4時間。

これ、日本の田舎と田舎を結ぶような山の間を不規則に左右に走る感じで、ロシア的な雄大さは全くない。
あえて言えば、これだけ走ってもデカい街を経由しないというのは日本ではありえないというくらいの違いか。

ただ、道はだいぶ違う。
あちこち道路が陥没している。
山の間を不規則に左右に走る感じで、しかも夜で視界が悪く、うっすら霧も出ているし、しかも対向車はけっこう通る。
そんな状況下で、道路に穴を見つけたら、減速してゆっくり通るのか、反対車線まで出てよけるのか、少しよければ大丈夫な程度なのか、どうしようもないからそのまま通過するのか、それを一瞬で判断しなければならない。
これは日本人には運転できないかもしれない。

その上、後ろからバンバンに抜いていくんだぜ。
これで追い抜きとか難易度高すぎるわ。

……と思っていたところ。
帰り道には正面衝突した事故現場に出くわしたのであった。
日本は国土が狭いせいで道路の整備はとてもやりやすいという副次的なメリットがあったようだ。







ガリゾントなるホテルへ到着。









外国人はどこのホテルに泊まったのかを出国でチェックされ、
ホテルは外国人を泊めてもいいように政府にチェックされるので、
我々が泊まれるホテルは多分それなりのグレードのホテルしかない。
ようするに旧ソ連の高官が出張で泊まっていたとかいうようなホテルだろう。

これ、なかなかにオシャレなのだが。
しかし、しばらく見ていると、そこはかとなく武骨さを感じる。
そこがロシア的な良いところであり、逆に言うとそれがなければ単なるヨーロッパのデッドコピーにすぎないのだ。





部屋はこんな感じ。
なかなかにスペースをゴージャスに使っていらっしゃる。
……と思っていたところだな。







TVの後ろはこんなにスペースをゴージャスにとってるんだぜ。
なんという贅沢!
日本ではこんな贅沢は絶対できない!!







サンクトペテルブルクと違ってナホトカは風呂の水も綺麗だった。
意味がわからない人は2017年の旅行記を参照されたし。







ちなみにロシアのコンセントはこれだ。
これが単体で存在していればコンセントとわかるだろう。
けどな、同じ外枠で照明のスイッチの場合があるんだよ。
それが並んでいると、このコンセントは何かがモゲた跡なんかと勘違いして延々とコンセントを探し続けるハメになる。






【2018年7月27日(2日目)】







朝食。
下は5ルーブル(10円)から上は120ルーブル(240円)まで、最頻値は20~60ルーブル(40~120円)くらいか、それを300ルーブルのクーポンの中でやりくりしてオーダーする。
やたら細かい。

卵とかサラダとかはまだわかるのだが、何が入っているのかまではまったくわからん。
テキトーに頼んだら海藻サラダだった。

なお日本から電波時計の目覚ましを持って行ったのだが。
なんとウラジオストックで日本の電波を勝手に受信して勝手に日本時間に戻しやがる。
そんな便利機能いらないからwww







ホテルの部屋からの景色はこんな感じ。
わりとどこでもこんな感じで、次のホテルでもこんな感じ。







しかし。
たまにこんなんがある。
サーシャちゃんによると「あれはヤバい人が住んでいる」とのこと。
ソ連崩壊とともにメンテナンスできなくなった建物とかなんだろうなー、きっと。







風景の観光で有名なところ、らしい。
ナホトカの岬の先端?







軍港のためかつて外国人出入り禁止だったウラジオストックに対し、
ナホトカは石炭の積み出しで前から外国と付き合いがあった街らしい。
こんなん日本には無いだろうね。
ちなみに女性陣は見物する気がなくてバスから出てこなかった。







モールでショッピング!
いろんなものがすごく安い!!

ロシアは日本と比べて所得は1/4で物価は1/2、みたいな感じだろうか。
単にショッピングが趣味というのはいただけない感じもしなくはいが、異国の地で売ってるものを見てまわるのは、それはそれで楽しいものだ。







ここのモールの本屋さんその他でいくつか本を買ってきた。

ロシア人の生徒が使う地理の参考書
ロシア人の生徒が使う歴史の教科書
ロシア人の子供むけのロシア語辞書
ウラジオストックの風景の絵葉書
ウラジオストックの海の大自然系の写真集

写真集だけはやたら高くて1500ルーブル(3000円)もしやがったのだが、
ロシア語辞書なんて315ルーブル(630円)しかしない。
こんなんナウカで買ったら4000円くらいするだろう。

それから、地理は日本語の書物でマトモなのがないから辞書がわりに手に入れておきたかった。
歴史は日本人から見たものと現地人から見たものでイデオロギー的な理由により解釈が違う面が多々ありそうだからいつか読んでみたいとは思う。今はとても読めるレベルにはないけれど。







海だー!







バーベキュー!!







スイカ割り!!!

スイカ、2つあった。
本当はもう1つはsayaちゃん用だったんだろうなー、なんて思うと、ちょっぴりせつない。

いやもう、まだ旅行が始まってから24時間もたっていないとは思えないほど満喫したよ。
少なくとも、海パン、水中メガネ、サンダルを日本から持ち込んでガッツリ海で泳いだ我輩ら数名は。







しかし!
ここで衝撃の事実がサーシャちゃんより明かされる!!

サーシャちゃん、いまの歌の学校を1年間休学としており、このままロシアに残り、1年間そのままサンクトペテルブルクのsayaちゃんのところでいっしょに暮らすのだとか。







まあたしかに、パンフレットには
「ItaCafeメイドと一緒に行く」
とは書いてあったが、
「ItaCafeメイドと一緒に行って帰る」
とは書いてないしな。
ウソはついてはいない。

歌の学校が毎日夜9時半まであって、やりたいこと何もできないから、という理由だそうな。
スカイプでロシア語授業とかネットで物品販売とかやる予定の模様。

飛行機が嫌いだから電車で行こうかと言っていた。
なかなかガッツのあるナイスガイだぜ。







これか。
読んだときにはそういう意味になるとは理解できんかった。
答えがわかってもようわからん。







ナホトカからウラジオストックへ、また4時間のバスの旅。

途中にある道の駅でこのチェリーを買った。
1割くらい食ったあとだが、これだけギッシリ入っていて50ルーブル(100円)。

安い!!!!!!!!!

我輩、これが100円だったら、木からとってきて水洗いして箱詰めするだけですらやりたくないだろうよ。
日本で買ったら10倍だな。
どんだけ安いんだこれ。



あと渡航者へ重要な情報を。

金曜夕方にウラジオストックからナホトカへ行こうとした場合、
近くの街まで車で1時間などという全くなにもないところで狂気じみた長さの渋滞に巻き込まれる。
(本旅行の我々とは逆方向)

その逆も恐らく同様で、
日曜夕方にナホトカからウラジオストックへ行こうとした場合、
近くの街まで車で1時間などという全くなにもないところで狂気じみた長さの渋滞に巻き込まれる、と推定される。

まあ、ウラジオストックならまだしも、ナホトカへ行こうなどという日本人はそうはいないかと思われるが。







かろうじて明るい間にホテルに到着。

一等地の歴史ある建物で運営されているヴェルサイユなるホテル。
これも旧ソ連高官が泊まるようないいホテルなんだろう。

……と思いきや。

部屋にトイレットペーパーがないヤツ、
風呂でお湯が出ないヤツ、
掛け布団が1枚ないヤツ、
我輩の部屋は便器とバスルームの床とのスキマから水がにじみ出て常にバスルームが濡れているという謎仕様、
などなど、けっこうロシア的テキトーさの味わえるホテルなのだった。

まああれだ。「ロシアだし」ってやつ。
ロシアはある種のテキトーさを許容できる人でないと楽しめない感じはする。

そしていつものように、エアコンは弱にしても寒い。
本物のロシア人のサーシャちゃんですら寒いらしい。
我輩部屋は、我輩の持ってきた時計についている温度計によると18℃だったのだが、他の部屋で15℃ってのがあった模様。
もはやセーター欲しいレベル。

サンクトペテルブルクではバスルームに石鹸しかアメニティーがなかったが、ここでは日本の宿と変わらない程度にアメニティーが充実していた。
その点はすばらしい。

まあ。
何はともあれ、ここで英気を養って。
……と思いきや。







夜の観光開始!!

今回の旅は過酷だと社長さんが最初に忠告した通り。







ウラジオストックの夜景はいい感じだった。

ここのすぐ近くでサーシャちゃんの旧友のアニキと会う。
スケボーしてるガチのストリート系のナイスガイだった。
こんなガチ勢を見てしまうと、渋谷のストリート系なんて、なにそれストリート系「風味」ですか?という感じすらしてくる。



このあと皆様で夜食&飲みにいったようなのだが、我輩は23:30で撤退。

先は長い。
100%の体力を使ってしまうと翌日以降持たないから90%のところでやめておいた。
我輩も前回の旅で体力温存の大切さを学んだよ。






【2018年7月28日(3日目)】







朝飯。
サンクトペテルブルクのホテルの朝食によく似た内容のバイキング形式。
ただ個人的には、セリョートカ(ニシンの塩漬け)がなかったのだけ若干不満。







朝9時に集合。

そのまま潜水艦博物館へ行く予定だったが、潜水艦博物館が10時からなので、いったん予定を変更して開店までにトカレフスキー灯台へ。

社長さんによると、ロシアは予定が狂うようなことが多々あり、スケジュールをガッチリ決めてその通りにしようとするとストレスがたまるとのこと。
逆に言うと、社長さんはこの手の臨機応変さは得意とするところか。

……ところが。
サーシャちゃんおよび他のメンバーが体調不良を訴える。







今回の旅は、いや今回の旅も過酷ですわ。
最終的に旅行中ずっと体調不良の人はいなかったのが幸いか。







トカレフスキー灯台。
潮がひいているときでないと近くまで来れないというバクチ仕様だが、まあ来れてよかった。

ここ、ホテルから5kmの距離にある。
ただ、平日の朝にタクシーで来ようとすると通勤渋滞にハマったら2時間は軽くかかるかもしれんという、これまた別の意味でバクチ仕様らしい。







潜水艦博物館。
実際に戦争で使われた潜水艦の中がそのまま博物館になっているというオシャレ仕様。

……だが。
中国人観光客が長蛇の列をなしていて、いつ入れるかわかりゃしない。
とりあえず後回し。









極東艦隊博物館!

上は、ソ連の最初期ごろの戦車、МС-1。

下は、人間が操縦して敵のすぐ近くまでいって工作して帰る兵器で、ロシア人の管理人は
「日本でいう回天だ」
と言っていた。
回天じゃなくて甲標的だね。

日本みたいに「触らないでください」なんてのはほとんどない。
触り放題なのは最高ですわ。



そしてふたたび潜水艦博物館へ。
だが同じく中国人観光客が長蛇の列をなしていて、いつ入れるかわかりゃしない。
さらに後回し。











要塞博物館!

上は、入り口に飾ってある高射砲(だと思われる)。

次は、要塞の構造が発展していった経緯を説明してある模型。
まず要塞本体の外周を掘って、さらにそこに敵が隠れないように横から機銃掃射できる部屋を作って、そしてそれもヤバくなったらトンネル経由で上に戻れるように、なんてことをガイドさんから教えてもらった。
構造のリクツがわかるとおもしろい。

最後、これは触らないでくださいと書いてあったのだが、これじゃないヤツのホンモノを触れるのがある。
引き金を引くとガチンッ!といい音するのがしびれた。









昼食。
ホテルから徒歩数分のところにあるサーシャちゃんがかつてバイトしていた和食処「tokyo kawaii」。
なんか秋葉原で……デジャブが……。

このときだけ、サーシャちゃん他、体調のすぐれない数名も合流。

全くノーマークだったのだが、生うにが超うまかった。
これ3割くらい食ったあとの写真だが、これでたしか800円くらいだったような。
たしかに東京の物価の半分というところか。











潜水艦博物館!

「これから潜水艦博物館に行きたいですか?」
「もちろん!」

しかし人数は半分にまで減っていた。



前半はふつうの博物館。
なんか知らんけど偉人の写真とか飾ってあるのだが、失礼ながら正直どーでもいい。

すばらしいのは後半である。

潜水艦そのまんま。
通路を通るとき、当時そのままの円形のハッチを通って進まなければならない。
タイヤのついたスーツケースは持って入るとデッドロックになるよ。

ここでも日本みたいに「触らないでください」なんてのはほとんどない。
触り放題なのをいいことに、当時の兵士が寝ていたベッドに勝手に寝転がって写真を撮る。
ちなみにこの右側のヤツ、これ魚雷ですわ。



出口に土産物屋。

店「ニーハオ」
俺「俺は中国人じゃねえw」
店「日本人?」
俺「日本人だ」
店「ロシア語は話せる?」
俺「ほとんど話せない」
店「おまえいま話してるだろw」
俺「はっはっはー」
店「これどうだ」
俺「いらん。この帽子いくら?」
店「1500ルーブル」
俺「600」
店「1100」
俺「いらんな」

みたいな会話してきた。
若干でも話せるとちょっとうれしい。







ロシアのミリタリーショップ。
中は撮影禁止なので外観だけ。
ロシア軍横流し品のジャンクとか大量に置いてあるのかと思いきや、グッズ屋さんだった。若干思ってたのと違う感。







我輩、ここともう1つのミリタリーショップでキリル文字の書いてある何だかよくわからない(だいたい読めるけど)Tシャツを購入。
だいたい350~800ルーブル(700~1600円)ほど。
単なるTシャツとして見ると日本で買うより若干割高だが、グッズ物としてはかなり安いんじゃないだろうか。







某氏、日本のミリタリーショップ店員というガチ勢だが、こんな顔してすごい量を買って帰った。
とてつもなく安かったらしい。







すでに日が暮れつつあるが、この日はまだまだ全然終わらない。



翌日の観艦式の舞台を横目に……







地元のアニメフリークが集まるイベントに直行。







社長さん、もう次の話してる。
この人いったい何をしようとしているかというとだな。







このホロのコスプレをした女子大生、日本に呼ぼうとしているのだ。
行動力ハンパなし!



本当はこのあと浜辺で花火する予定だったのだが、踊り狂ってて楽しそうなのでそのままこのクラブに居続けることに。
先行組は23:30で撤退。
踊ってる人たちは2:00までいた模様。






【2018年7月29日(4日目)】







メインイベントの観艦式。

楽しめた人にとっては
「日本のイベントは安全に配慮しすぎていてここまで迫力がない」
ということだが。

基本的には関係者用来賓席の前で演奏している時間が大部分で、
我輩にとっては艦が何かするまで待っているのがけっこうダルかった。

楽しめる人がいたならよかった。
開始2時間半前から場所取りしていた方がた、大変お疲れ様でした。

なおサーシャちゃん見物しもせずホテルへ帰る。







レストランへの道中。

ウラジオストックで最初にできたマンションで、当時は政府高官や鉄道関連のエンジニアやらが住んでいたそうな。
築90年と言ってたような。

100万ルーブルくらいで買えるらしい。
ふつうのマンションは数100万ルーブルくらいだそうな。
ふつうに買えてしまうのが恐ろしいw







わざわざロシアにきてロシア人が考えた和食見たさにわざわざ和食処に入る好事家の我々だが、今回はロシア料理屋へ。

ボルシチ(ビーツというダイコンスープ)とペリメニ(餃子)。
これで腹はたまるんかと思ったが、案外ちょうどよかった。

ボルシチは付属の黒パンがないヤツとか、
我輩のは黒パンに隠れててニンニクがないように見えただとか、
コップが足りないだとか、
トイレはバルブが壊れてて水が流れっぱなしとか、
店内はオシャレなのに営業形態はロシア的なテキトーさ全開だった。
まあこれで顔をしかめるようなヤツはロシアにはいかないほうが吉か。

ロシア語には、とある頻出フレーズがある。
「よくある。気にするな」









有料オプションツアーの

> ※オプショナル: 今ロシアで流行っている『リアル脱出ゲーム』

なるものへ参加。



これ、靴をぬいで専用の足袋をはくのだが。

日本だと
「ご自由にお使いください」

「ご使用済みはこちらにお入れください」
だよな。

一方ロシアでは
「きれい」

「きたない」
だった。

我輩たまたま読めたからよかったもの、読めないヤツはどうすんだおい。
もちろん英語ないよ。



全3部。
我輩はうち1つだけに参加した。
だがサーシャちゃんは全部に参加したうえ、あらゆる案内はロシア語しかないので全部を翻訳する係をつとめ、しかも本来いるはずのsayaちゃんはいない。

こりゃー疲れそうだな、と思っていたところ。







やっぱりかなり疲れたらしい。
おつかれさま、そしてありがと。







年寄りがメインの一般ツアーならここで
「お疲れでしょう。ささ、ホテルにお戻り、じっくりお休みください」
となるが、この過酷なツアーはまだまだ全く終わる気配は感じない。

夜の花火まで自由行動なので元気なヤツだけ遊び回る。









ウラジオストック駅で電車を見物。

機関車はアメリカ製らしい。
日本の機関車よりタンクが上のほうにあってどうも重心高そうな気がする。

客車には動力がついておらず、電気機関車で引っぱる方式らしい。
なので客車の下はガラガラ。
見物にいったタイミングが良くなかったのか、残念ながら電気機関車を間近で見る機会なし。







駅の近くのレーニン像を見物して本屋へ。







だんだん日が暮れつつあるが、日が暮れてもいないのにまだ終わるわけがない。
海岸沿いの遊歩道、デートコースっぽいところを見物。









アイスクリームの出店がそこら中にあり、あっちゃこっちゃで買い食いしていたのだが、アイスクリームはうまいけど日本人から見ても高かった。

しかしノーマークだったこのポテトフライがうまいこと!

注文したら目の前で生のジャガイモをスライスしてくれ、目の前で揚げ、塩と香辛料をかけてかぶりつく。
しかもこれ50ルーブル(100円)。
安いのにうまくて店員さん美人!!!

ちなみに写真右端のジャガイモの先端部分だが、そこはヘリカル状に伸ばしてないので半生だった。
ロシア的テキトーさをここでも味わえるとはw

ちな、夜食でレストランで同じものを注文したが、そっちは高いのにうまくなかったよ……。
食うなら屋台!









全員集合して花火へ。

で、ここで判明したのだが、夕方に行ったところと同じ場所じゃねえか。

サーシャちゃん
「ほら、ショボかったでしょ」
というが、デコレーションした軍艦のすぐそばで花火やってる異世界感はナイスだぜ。

「あれイルカのデコレーションしてるけど、昼間に機銃ぶっぱなしてた魚雷艇か何かだよな、あれ」
みたいなw







花火が終わって夜食。
2日目に皆で夜食にいったところと同じところらしい。

我輩、ロシアでははちみつが有名なので、はちみつ入りのクラフトビールを頼んだのだが。
なんとこれコップ1杯340ルーブル(680円)。
他のビールの倍以上の値段しやがる。
高いwww

それから、ヘリカル状じゃがいも揚げを頼んだが、これまた高いのにふつうだった。
んーーー。

元気なヤツはさらにそのあと夜の街の見物に行ったらしいのだが、24:30のため我輩はもうここでホテルへ。

翌日午前中は自由行動なのだが、サーシャちゃんここでお別れ。
社長さんですら空港に見送りには来てくれると思っていたっぽいが。
さすがサーシャちゃん、フリーダムっすな。

後日追記:
どうもこのあたりには、サーシャちゃんがはじめから決めていた予定と、社長さん、我々一般参加者との間の相互不理解があるようだ。
サーシャちゃんが途中で放り投げたわけではないと追記しておく。






【2018年7月30日(5日目)】







みなさんお疲れで朝食に来たヤツが少なかった。
我輩は単身で鷲の巣展望台へ向けて出発。
ほかのみなさんは近場のスーパーで買い物して過ごした人が多かったっぽい。







ケーブルカー!

料金は14ルーブル(28円)。
安い!!!

しかも扉は開放したまま運行するというロシア的テキトーさを満喫。
日本だったらこれ絶対「本日は車両のトラブルのため運行を見合わせます」だよな。

どこがケーブルカーの駅なのか迷ったが、この風情、乗ったかいはあった。

必要もないのに帰りも乗った。







展望台。
眺めがよかったのはたしかなのだが……







ケーブルカーは使わずに近くまでバスで乗り付けた中国人の団体がユビキタスにあふれかえっていた。
我輩、滞在時間5分で帰った。









中央広場を経由してホテルへ。
本当は休みの日なら中央広場で生鮮食料品の市場をやっているのだが、この日は何もない。
何か知らんけど教会っぽいの建造中なので、近いうちに観光名所がもう1個増えるのでは。




帰りに食料品店に寄ったのだが、店員のおっさんにからまれた。

奴「いい帽子持ってるな。かぶらせて」
俺「いいね」
奴「これくれ」
俺「は?」
奴「これくれ」
俺「は?」
奴「だからくれよ」
俺「俺、ロシア語ほとんど話せない」
奴「だからくれよ」
俺「わからない」
奴「だからくれよ」
俺「わからない」
奴「もういいからいけ」
俺「なんだって?」
奴「もういいからいけ」

とまあ、こんな感じ。
あとでガイドさんに聞いたところ、最近はそんなのはめずらしいようだが、強く「NO!」と言えばよかったらしい。







観光はおしまい。
空港へ向かうバスの中だが……。

どんだけ行儀悪いんすかwww







空港。
ロシア語、英語、中国語、朝鮮語の4つ。
日本語はない。

朝鮮語とはいっても、北朝鮮の連中(バッジをつけているので見ればすぐわかるらしい)がかなり大量に空港でウロウロしているっぽいので、どっち用かはわからない。








案内板に時計があるのだが。
ウラジオストックの時間しか合ってねえwww











軍用機がたくさん来ていて写真撮ったのだが、「フォトデリート」と言って回る係の人がいない。
こんなんでいいんか。








帰りは大韓航空だったのでいろいろあった。
予定どおり「ではなく」日本へ到着。
これはロシアには関係ないので別の記事にして近いうちに。

みなさまお疲れ様でした。

社長さんとサーシャちゃんありがとう!






【2018年7月31日(6日目)】

深夜着だったので家に帰りつけない。
上野で宿泊して昼前まで寝たのち、秋葉原で遊んで帰る。

異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術で見つけたすばらしいおっぱい

2018-07-06 22:34:51 | オタネタ全般
2018年春。

残業が多くてあんまりアニメを見れていなかったのもあるが、
それでも見れるアニメを見ていて面白くないわではなないのだが、
何か満足感が足りないような気がしていた。

そして今日までそれが何なのかはよくわからなかった。

しかし。
それはわかったのだ。







シェラ・L・グリーンウッド。
通称「無駄肉エルフ」。

これはいらんな。
そしてこんなんばかりだから我輩は満足感で満たされないのだ。







それに反して登場したのがこれ。
レム・ガレウ。
シェラを無駄肉エルフよばわりしたちっぱい担当。







そしてもう1つ用意されたちっぱい大活躍シーン。

2018年春は我輩の満足のゆくおっぱいとの出会いが無かった。
満足感が足りないのはこれが原因だったのだ。



すばらしい!

一般人から見れば、鑑賞すべきは無駄肉エルフのおっぱいプルンプルンかもしれん。
たしかにおっぱいプルンプルンだけで作画の枚数をかなり使うから見どころの1つにしようとしているのは間違いない。

しかしだな。
ちっぱい星人から見た世界はそうじゃないのよ。

無駄肉エルフのおっぱいプルンプルンはただの噛ませ犬だ。
誰がどう反論しようと第一話で活躍したおっぱいはちっぱいほうである。
中の人、貴様よくわかっておるなと褒めてつかわす(笑)。

グランクレスト戦記 第21話「粛清」

2018-06-02 23:16:02 | オタネタ全般
グランクレスト戦記 第21話「粛清」。

まあ誰かしら裏切り者だかスパイだかが出てきそうな展開ではあったが。
結果これでしたな。







おっぱい!

……ではないぞ(笑)。

安心してほしい。
我輩はちっぱい星人である。
本来ならスルー推奨だ。

もちろん見るべきはそこではない。

逆らったら心臓発作(?)で死ぬ呪いの魔法陣の模様。

これはどうなのか?

実はこれ、スパイを操る手段としては下策中の下策!
話にならん。

もしやるならこうだ。

「あなた、これまでさんざん御馳走してあげましたよね。
いえいえ、これは私どもが勝手にやったことですので、別にあなたが恩をお感じになることはございませんよ。
ただね、あなたが私にちょっとだけ協力してくれると、あなたにとってもこんなにいいことがありますよ。
どうですかね?」

スパイのリクルーターはこうあるべきなのだ。

なぜか?




https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784492533383

> CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる
> J.C.カールソン/夏目大
> 価格 ¥1,620(本体¥1,500)
> 東洋経済新報社(2014/07発売)



この本を読めばそれはわかる。

人は、無理やり何かを強いられても、ロクな働きをしない。

それより積極的に働きたくなるように欲求をくすぐって操るほうが遥かに働いてくれる。

最近はCIAというと、グアンタナモで拷問して遊んでいるロクでもない組織とでもいうヤツが現れそうだが、CIAのリクルーターはそんなウワサ話より遥かに先を行っているのだ。



さて、魔法師協会はどうだ?

攻撃力はたしかに高い。
とてつもなく高い。

だがダメだ。
どれだけ優れた遠隔通信器を開発しようと、スパイを操る能力は下の下である。

いやむしろ、それだけ無能なことをしてでも使わなければならないほどスパイの球数が限られていたのだろう。

もし仮にCIA諜報員が駆使するテクニックを応用するとすればだな。
「もしあなたがテオを自らの手のみで倒せば、魔法師協会はあなたをテオに代わって信託統治者に任命しましょう。
そうすれば、あなたのお父様と同格、いやそれを上回る地位になりましょう。
あなたはお父様から見て庇護下である娘ではなくなります。
そのときあなたは何を望みますか?」
とまあ、こんな感じだろうか。

それができなかったのはマスタースパイ(スパイの上司)の人材不足だろうか。



戦争になると最もぜい弱な部分から瓦解していくというが、我々はこの先まさにそれを見ることになるだろうね。