教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

豊洲の維持費が1日600万の理由

2017-10-29 12:54:10 | 経済/経済/社会
> 豊洲の維持費が1日600万というのは事実でしょうか?
> 排除発言よりそちらが気になります。






豊洲の維持費が1日600万という件。
これは恐らく、かなりの部分が減価償却費ではないかとわたしはふんでいます。

減価償却費というのは、設備や建物はしばらくするとボロっちくなって価値がちょっとづつ減っていくぶんを会計処理するぶんのことです。
試しにここで超ざっくり見積もりしてみましょうか。

仮に鉄骨だとして、その法定耐用年数が19年。
0.06億円/day×365.25day/年×19年=416億円

これが何を意味するかというと……
もし土地代をふくまない建物代だけで416億円かかっていたとすると、全額が減価償却費になります。
まあそんなことはないでしょうけど、仮に参考値を併記するとしたら、丸の内や西新宿の高層ビル1本が安いときでも2000億円以上(土地代込み)という感覚です。
(注:詳しい読者さん、設備の定率償却のぶんを考慮してないとか、細かいツッコミはしないようにw)



で、この1日600万が無駄だからいますぐやめろというとどうなるかといいますと……
「残り19年分まとめて費用計上するから、今年度はめっちゃ赤字になるけどヨロシク!」
というだけのことで、本質的にはそれほど変わりません。
たんにいつ損失計上するかどうかの帳簿上の話だけです。
(もし、ぜんぶが減価償却だとして、売却もせず取り壊すのであれば、本質的には「全く」変わりません)

これと同じ例でいいますと、ひところシャープが潰れそうになっていたころ大赤字でしたが、これは工場建てちゃった分とその中のハイテク生産設備の減価償却費が致命的に効いていた結果でした。
もし工場の操業を停止してもこの減価償却費の発生は停止できません、という意味においても、豊洲と同じです。
実はよくあるパターンなんです。
(このへんはがんばって決算短信を読めばわかります)

これ、ちゃんと調べた結果そう判断したわけではありません。
たぶんそうだろう的なものですのでご注意。



じゃこれどうすればいいかといいますと……。

途中までやっちゃったあとに移転するとかしないとかモメはじめて、両方とも他に転用できない宙ぶらりんな状態だからこうなるわけです。
費用が発生するのをどっちか片方だけにしてもう片方はさっさと片づける、
または両方あってもいいから両方からベネフィットを得られる使いかたをする、
というのが正解ですね、あたりまえですけど。

前原の思惑

2017-10-28 11:44:32 | 経済/経済/社会
> 初めまして。ほぼ毎日訪問させていただいておりますが、
> 今回は思いきってコメントさせていただきます。
>
> 直球ですみません。前原誠司さんの思惑とは 何ですか?
> インタビューで隠しきれない笑みを浮かべていました。「裏の思惑」を達成する目処が付いたのでしょうか。青山繁晴参議院議員が前原さんとは親友だとおっしゃっていましたので、改憲に一肌脱ぐ以外の思惑がわかりません。
> ご意見お聞かせ願えれば幸いです。






ご質問にお答えする前に、補足説明からはいります。

中国を例に、権力の構造を記しておきます。
権力とは、3階層の人間により維持されます。

1.親分
習近平

2.親分の権力を維持するために必要な子分
共産党幹部、とくに習近平派

3.搾取される側
一般人

親分がいくら恐怖政治をやったとしても、子分が一斉に反旗を翻すと、権力は維持できません。
子分から見たときに、こいつに親分やってもらってたほうが自分の分け前がたくさんもらえると思わせるくらいでないと、権力は維持できません。
中国でいうと、汚職しほうだいの役職に子分を優先配置し、そいつらだけは汚職に見て見ぬふりをするというヤツですね。

日本だと普通選挙がありますので、与党からすると有効投票数の半分(2000~3000万人くらい?)は分け前を与えてやる必要のある間接的なみなし子分の末端となります。
まあそれはいいとして。

ここまでが前提です。



で、前原の話にもどります。

前原の目的、それは、党内で上記権力構造の親分に立つことが目的だっただろうと私は見ています。
もうちょい具体的にいうと、党内を自分の一存で好きなように操れる真の権力者を目指していたということです。
これには党首の首を自分の意向だけで入れ替えられるという意味も含み、必ずしも名目上の親分たる党首に自分がなることまでは含みません。
日本の実例でいうと、金丸信がいちばん近いですね。中国だと鄧小平でしょうか。

そうすると、極左の枝野ファミリー(いまの立憲民主党)をパージした(というかパージするために民進党を解体した)のも、中国でいう太子党(江沢民ファミリーで習近平のいうことを聞かない人たち)だけ狙い撃ちで汚職摘発したのと同じものとして理解できます。

この権力構造の親分に立つのに必要なのは子分からの支持なわけで、
直接的な子分とは党内の国会議員であり、
その子分からの支持を得るためには分け前をやる必要があり、
子分が切実に欲している分け前とは子分が選挙に勝って国会議員を続けられることで、
子分が国会議員を続けるために前原は一芝居デカいバクチをうったという寸法でしょう。

改憲について、およびその他のイデオロギー的な何やかんやについては、個人的な重要課題とは思っていないのではないかと私は見ています。
つまり、選挙で勝てそうかどうかを判断材料に、そのときしだいで改憲派にも護憲派にもなりうるといいますか。
この人は、大臣時代に「JALは潰さない」と言っておきながら翌月に倒産するとか、わりと先に行動してから後で修正するという感じで、私から見るとイデオロギー的に固執している感はありません。
本来なら、イデオロギー的に広範囲から支持されていて政策実行力がありそうな人が親分をやるのが理想の1つなんですが、目的と手段が逆とでもいいましょうか……。

青山氏のほうは自分のイデオロギーを政策に反映させるほうが選挙で勝つことより優先という感じなので、それとは正反対ですね。



これら前原の目的については仮説にすぎませんが、そう仮定すれば選挙前の一連の流れは全て説明がつきます。

ただ選挙後を見ると、希望の党への合流見直しだとか、希望の党と民進党の双方から前原降ろしがはじまっただとか、私が思っていたほどうまくやれていない感はありますが。

前回の投稿とだいぶ内容がかぶった感じになってしまいましたが、私の見ているものはこんなところとなります。



追伸:
ここはただの個人blogなので、思いきってでなくて、気軽に好きなこと書いててくださいな。

案外うまくやっている希望の党、いや前原党

2017-10-21 17:11:31 | 経済/経済/社会
希望の党なるナゾの政党。
こいつが今回の衆院選の鍵なわけだが。

なんと選挙がはじまる前までにすでに馬脚を露してしまい、失速した。

しかし!

我輩はそこそこうまくやっているのではないかという気がしている。

なぜか?

目的が何なのかを考えれば、実は裏の事情が透けて見える。
順を追って説明しよう。



希望の党のキーパーソンは誰か?

小池と答えた人、50点。

答えは前原である。

希望の党が民進党を吸収合併したように見えるが、実は違う。

中身は民進党。
ガワは希望の党。
これが実態である。

中国企業がアメリカの上場企業を買い、法的には自分が吸収合併されるようにし、遵法精神が希薄な中国企業だと絶対通らないアメリカで行われる審査をせずにニューヨーク証券取引所に上場するという裏ワザがある。
ようはこれだ。

買収される側のニューヨーク証券取引所に上場している中小企業が希望の党。
インチキ臭い巨大資本の中国企業が民進党というわけだ。



では。
希望の党のキーパーソンたる前原の思惑は何か?

アベの独裁政治を終わらせることと答えた人、3点。

政権奪還と答えた人、30点。

前原は、民進党の中で自分のいうことを絶対聞きそうにない極左の枝野ファミリーをパージしたうえで、かつ自分の配下の者の切実な問題を解決してやることで、恩を売って、さらに強力な親分として君臨することである。

では、自分の配下の者の切実な問題とは何か?

就職先である。
ようするに、つぎの選挙で当選し、衆議院議員を続けられること。

そして前原は、当選した元民進党の議員からは選挙で何とかしてくれる頼れる人物ということになり、マスコミにボロカス言われる役割は小池に押し付け、自分は金丸信のごとく裏で操り人形を動かすのだ。



なかにはこれを読んで
「自分の生活のために国会議員をやるなんて許せない!」
なんて言う人もいるかもしれない。

それは感想としては3点だ。

権力というのは恐怖政治や善意だけでは維持できない。
自分の権力を維持するために囲っているファミリーに対してベネフィットをくれてやらなければ、権力は維持できない。

仮にその事実に絶望して北朝鮮へ亡命したとしても、そこでも同じことが行われている。
残念ながら人間社会はそういうものだ。



衆院の解散が決まったとき、状況はどうだっただろうか?

このまま選挙に突入すれば、民進党は激減し、共産党がバックミラーで見えるくらいになっていたろう。

事実、民進党の野田佳彦幹事長(当時)だって
「どうせ民進党はなくなる」
と言っていた。

蓮舫が降りたときだって、世評は
「蓮舫を降ろしたら有能なヤツが党首になってしまうじゃないか!」
というものだったのを憶えている人も多かったろう。

その民進党議員の絶望的状況を救ったのが前原の奇策である。



ここでもまた意見があろう。
「そんなにコロコロ政党を変えて、おまえらには信念というものは無いのか!?」
と。

これはそれで大変ごもっとも。50点。

だが、よく考えてほしい。
こいつらの目的が何なのかを、だ。

こいつらの1番の目的、それは選挙で勝って衆議院議員を続けることである。
自分のイデオロギーを国政に反映させることは、よくて2番の目的でしかない。
そこがわかっていれば、コロコロ政党を変えることに信念上の違和感など無い。

ただし、人間として信頼できないのも間違いない。
そこは我々が選挙で鉄槌を下すのだ。



では前原は、ファウンダーである小池から権力をかすめとれるのか?

ここ1週間の動きを見てみればいい。
小池人気が低下してきたことで、さっそく造反して「護憲!」などと言いだした元民進党の候補がそこかしこにいるではないか。
小池式では自分がベネフィットを得られないとわかったヤツらは、あっという間に小池に見切りをつけはじめた。
当然これは、小池が用意した隠れキリシタン発見用の踏み絵をガッツリ踏んだあとでの話である。



前原は、アベの独裁政治を許さない!などとは考えていない。
これは単にアタマの弱い人むけのキャッチコピーである。
本気でそう思っている人、あなたは周囲からシールズのようなアタマの弱い極左だと思われていることを自覚したほうがいい。

前原は、起きている最中は政権奪取などという寝言は考えていない。
少なくとも今のところは非現実的なのは誰が見ても明らかである。
まあ、状況によっては自民と連立するという選択肢はありうるくらいには考えていよう。

だが。
前原は、裏に隠された自分の目的を達成しつつある。
実際のところどうなるかは、選挙後しばらくしてみないとわからないが。

sugoi kawaii で遊ぶロシア語

2017-10-15 23:35:42 | オタネタ全般
俺「なんか飲むかい?」
奴「日本語よくわからない」
俺「えっと……、Ты хочешь пить?」(なんか飲むかい?)
奴「Oh!!! Вы говорите по-русски?」(あなたロシア語を話すのか?)
俺「えっと、もう1回」
奴「Вы говорите по-русски?」
俺「Очень немного.」(ほんのちょっと)
奴「******************?」
俺「ごめん、わからん」
奴「どうしてロシア語を勉強しようとしたの?」
俺「Я хоту говорить что ………………」
奴「что 何?」
俺「えっと………………、ごめん、説明できない」
奴「ロシア語難しいからね」
俺「食べるもの何がある?」
奴「これと、これと、これ」
俺「Дайте пожалуйста fish and chips.」(fish and chipsをくださいな)
奴「Goooood!」



やはりというか、リーディングよりスピーキングは各段に難しい。
戦場では体で覚えたことしか使えないというが、まさにそれだった。
脳の言語ステートマシンが考えないといけない状態に入った時点ですでに負けである。



メイドさんは
「ItacafeはなくなったからItacafeの人はもういない」
と言っていたにもかかわらず10分後にはウサギちゃんが来たし、

前に別のメイドさんによると
「ミラちゃんは今度来る」
と言っていたにもかかわらず、今日聞いたら
「ミラちゃんは月1回くらいしか来ない」
と言っていた。

ナスチャんは出席率高いようだが、我輩がいるときにだけ毎回いない。
Itacafeのときも夜番だったので、そのときから我輩がいるときには毎回いなかった。

Itacafeは消滅したが、どうやらロシア語で遊ぶのをあきらめる必要はないようだ。

【レビュー】プーチンの国―ある地方都市に暮らす人々の記録

2017-10-09 00:14:46 | 経済/経済/社会

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784562054190



プーチンの国―ある地方都市に暮らす人々の記録
ギャレルズ,アン【著】〈Garrels,Anne〉/築地 誠子【訳】
価格 ¥2,700(本体¥2,500)
原書房(2017/07発売)






これ、チェリャビンスクというロシアの地方都市、日本でいうと広島や仙台くらいの位置づけの都市だが、そこで暮らす人々の状況を記したドキュメンタリーである。

ロシア人YouTuberのアシヤ氏がちょうどいま帰省しているのがこのチェリャビンスクのようだ。
まあそれはいいとして。

実はこの本、最初のほうはおもしろかったが、最後のほうになるともう読むのやめようかと思うようになっていった。

なぜか?

内容があまりに水戸黄門的なのだ。



この本には登場人物は4種類しか存在しない。

・プーチンの犬で汚職に手を染めて富を手に入れた政府筋の悪党

・政府の不正や汚職と戦い無実の罪で投獄されても不屈の精神で善良な一般市民のために戦いつづけるスーパーヒーロー

・そこそこ学がありプーチンに不満をいだくが何もする気がない極めて大人しすぎる一般市民

・学がなく政府報道を鵜呑みにしプーチンを絶賛するアタマの悪い一般市民

水戸黄門の第n話と第n+1話でビミョーに話が異なるのと同じくらい各章で内容が異なるだけで、金太郎飴のごとくどこをとっても展開は同じだ。
最初と最後の章をのぞく16章もそれなのだから、うんざりして読むのやめようかと思うようになるのはわたしだけではないと思うのだが、どうなんだろうね。
きっと本の厚さが1/3だったら我輩もいい本だったとここに書いてるだろうよ、たぶん。



でだ。
この本を読んでジャーナリズムの本質の悪い側面について気がついてしまったような気がするわけ。

「ロシアはこんなにステキな国なんです!」
と書いても誰も注目してくれない。
とくにロシアを敵対視しているアメリカならなおさらだ。

「ロシアはこんなに酷い国なんです! 政府の犬の悪党がこんなにのさばり、善良な一般市民はこんなに苦しめられているんです!」
と書いておけばジャーナリズムは銭になる。

嫌な世界だね。

この本にはロシアのいいところは1つも書いていない。
いや、あえていえば、善良な一般市民は存在するというくらいのことは良いところとして書いてあるといっていいかもしれないが、その程度だ。



本のオビには

> 「ウォールストリートジャーナル」「ニューヨーカー」ほか、各紙誌で絶賛!

と書いてあるのだが、どうなんよこれは。

投資マンションのキャッチセールスの統計をとってわかったこと

2017-10-07 22:37:00 | 経済/経済/社会
投資マンションのキャッチセールスの統計をとってわかったこと

投資マンションのキャッチセールスが迷惑なのはみなさんご存じのとおり。

今年は景気がいいからなのか、
「マンション買いませんか」
はあまりかかってこず、
「マンション売りませんか」
が非常にたくさんかかってくる。

だいたい休みの日に1日中家にいれば1日1回は必ずかかってくるという頻度だ。

でだ。
あまりに多いのでしばらくバックデータをとって統計的な傾向を見ることにした。
わかったことを以下に記す。






ほとんどの不動産屋の電話営業担当は「一度勧誘を断った消費者への再勧誘を禁止する規定」を知っているが、稀に知らないヤツもいる。

しかも知らないヤツはそれを説明しても理解できるだけの知能がない。
理解できるだけの知能がないかどうかは不動産屋にはよらない。同じ不動産屋でも知っている人物がかけてくる場合がある。

理解できるだけの知能がない人物が再度かけてきた場合、会社に対してこちらから電話し、人物名をあげて上記宅建業法違反により次やったら国土交通省に相談すると脅かせば、その知能がない人物からは電話がかかってこなくなる。諭旨退職にでもなったのかもしれないね。
理解できるだけの知能がない人物のいる会社の場合、知っている人物が電話してきた場合に何度もそれを伝えることでようやくかかってこなくなる場合がある。



【上記規定を守らない&理解できない担当者のいる会社、かつ何度も伝える必要のある会社の例】
みなと住販






1か月に1回以上の高頻度で電話をかけてくる業者と、4か月間に1~2回または1回かぎりの低頻度の業者と、きっぱり2通りに分かれる。
この少数の高頻度の業者だけ排除してしまえば電話がかかってくる頻度を大幅に減らせる。



【高頻度業者の例】
グランディア(月2~4回)






高頻度で電話をかけてくる業者は、あらかじめ録音してあるものを再生するかのごとく毎回必ず同じことしか言わない。
このケースは例外なく必ず当てはまる。

初見の業者でのみ、比較的マトモに会話できる知識を持つ好人物に当たることがある。
話を聞いてみると、このケースでは普段は電話営業をしない人物がたまたまその日だけ電話営業をしていたというケースが目立つ。



【毎回必ず同じことしか言わない業者の例】
グランディア
みなと住販
ランドネット






高頻度で電話をかけてくる業者には、地元の同業のあいだで極めて評判の悪い会社を含む。



【地元の同業のあいだで極めて評判の悪い業者の例】
ランドネット






ここまで見てもらえばすぐにわかるように、特に酷い例としてここで挙げるような業者は、複数の項目で特に酷い。






ここで名前を出した会社の方へ。
わたしの手元には日付つきで手書きのバックデータありますから、文句があるなら国土交通省を交えてお話しましょうか。

ニューズウィーク、ニューヨークタイムズにつづいて狂ったか

2017-10-07 19:32:57 | 経済/経済/社会
キューバ米大使館に対する「音響攻撃」説の真実味
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/10/post-8606_1.php

> ソ連はこの時期、通信システムを無線信号からマイクロ波通信に切り替えていた。

> 私がボストン・グローブ紙の防衛担当記者だった80年代、国防総省高官に彼らの部屋でインタビューしたとき、室内にBGMが流れていたことが何度かあった。高官の1人に理由を尋ねると、彼は大きな窓を指さし、ソ連の工作員がポトマック川の向こうからマイクロ波ビームを窓に照射して会話を盗聴している可能性があると言った。BGMには、ビームを撹乱させる効果があるとのことだった。






このニューズウィークなるマスメディア、マジで終わってるわ。
上記引用1行目はどうにかこうにか本来の意味を推測できるが、引用2行目に関してはもはやデタラメすぎて本来の意味を推測することすら不可能である。
ニューズウィークはもはや信用に値しない。

これ、技術系でないとどこがおかしいのか気がつかないかもしれない。
もし例えるならば、
「白装束をまとえば人体に有害なスカラー電磁波から身を守れる」
と主張するパナウェーブ研究所と同じくらいデタラメと言えばおわかりいただけるだろうか。
パナウェーブ研究所の教義を朝日新聞が鵜呑みにして新聞の記事にしたくらいデタラメなのだ、これは。

技術のことがトンチンカンなのはやむを得ない。
それにしても、さも正しそうにトンチンカンなことを記事にするのはやめていただきたいと心底思う。



……と、ここまで書いたところで、似たようなことを数か月前に見た覚えがあることに気がついた。
それは↓これだ。






Donald Trump vs. the Food Snobs
https://www.nytimes.com/2017/03/04/opinion/sunday/donald-trump-vs-the-food-snobs.html






ちょうどうまい具合に引用できるところがないので要約して書くと、

「トランプは熟成肉をウェルダンにして、しかもケチャップをかけて食べるようなヤツだ」

と批判している。

まあそれも2chならそんなもんだろうで流せるかもしれない。
けどな、これニューヨークタイムズだぜ。

ついにトランプ憎しで狂ったかニューヨークタイムズ!

そしてニューヨークタイムズと大変仲良しの朝日新聞。
こいつは
「安倍は3500円のカツカレーを食べるような庶民感覚のないヤツだ!」
と大騒ぎした。
そのくせ、朝日新聞の社内食堂アラスカでは3675円のスペシャルビーフカレーを提供しているというオチがついた。

我輩は当時これを読んで狂ったかと思ったし、今もなお狂ったのかという仮説は覆せないでいる。



大手マスメディアは
「ネットのニュースはウソばかりで信用できない。TVや新聞はやっぱり大事だね」
と言い続ける。

しかしだね。
自分で自分の評判を落としておいて片腹痛いと言わざるを得ない。

人手不足倒産を目の当たりにした

2017-10-04 21:51:32 | 経済/経済/社会
人手不足倒産。

倒産という字面だけ見れば、まあかわいそうに…というところだが。

わたしはそんなもん潰れて当然であると思っている。

なぜか?

人手不足になるほど景気が良くなり、かつ従業員が他で働いたほうが待遇がいいと思うから辞める。
それを引き留められる好条件の待遇を提示できないほど利幅が少ないような商売は、もはや日本でやるのに適していない。
つまりそういう意味だと思っている。

しかし!

実際に人手不足倒産を目の当たりにしたとき、考えを変えざるを得ないと思うにいたった。
以下にその詳細を書く。






とあるカフェのことだ。

そのカフェは、とある特定の国籍の人がホール要員をやっていて、しかも全員美女だというので評判になっていた。
我輩もこういう奇天烈なコンセプトの超個性的な店はおもしろいと思ったし、実際何度も行っていた。

ところがだな。
メンバーがどんどん抜けていき、そして最後に中核メンバーまでいなくなることが確定し、もうこれ以上減ると店が回らないから…というので閉店とあいなった。
つい先日のことである。

なぜこうなったかというのには1つの仮説がある。
ボスキャラ格で看板娘のНさんと、辞めることになり閉店のきっかけとなったСさんが、実は仲が悪かったとすると、非常に多くのことで合点がいくことに気がついてしまったのだ。

なおこのことをママ友間の抗争に疲れている別のヤツにチラッと話したところ、
「そんなんあたりまえじゃん。女が5人も集まって全員仲がいいとかありえん」
と言われてしまった。
あな恐ろしき惨事の世界、そう思ったわけよ。



そういえば、小林よしのりが一枚噛んでいたAKB48デッドコピーのアイドルユニットだか何だかも、内部で抗争がはじまっていじめでグジャグジャになり、
「ええいっ! もうどうにでもなりやがれー!」
的な終わりかたをしたんだったような記憶がある。

そう考えると、耐用年数を超過して劣化した部品や、プリクラ流出など粗相して偶発不良となった部品、そして研修生なる予備部品ストックによりカンタンに交換できるようにシステムをこさえたAKB48。
こいつはビジネスモデルとして大変すばらしいと感心せざるを得ませんな。

まあそれはいいとして。



で、最初の話にもどる。

こんな状況だと、さすがに

> それを引き留められる好条件の待遇を提示できないほど利幅が少ないような商売は、もはや日本でやるのに適していない。

というのとはだいぶ違う感じだ。

じゃあ何がいけなかったのか?

> とある特定の国籍の人がホール要員をやっていて、しかも全員美女

という、この極めて強い制約がついた求職者をかき集めることができなかったのが敗因かもしれないと思っている。
ってか、残念ながら閉店とはなったものの、よく開店当初に7人も集められたものだと社長の人脈を尊敬する。



まあ、実はだな。
この人手不足倒産のケースは世に数多くあることに気がついた。

たとえば不動産屋。
本店や支店では宅建の資格ホルダーがいないといけないことになっていて、そいつがいなくなったら30日以内に補充しないといけないことになっている。
そして補充できなくなって免許取り消しになる不動産屋はかなりたくさんいる。

国土交通省ネガティブ情報等検索システム
http://www.mlit.go.jp/nega-inf/cgi-bin/searchmenu.cgi?jigyoubunya=takuti

↑これを見れば、その条件で人手不足倒産してるヤツらが世間にクソほどいるのはおわかりいただけよう。

これはガソリンスタンドでも同じで、危険物乙種ホルダーがやめてしまい名義貸しで実質無免許営業してる店舗がときどきあるだとか、怪しいのはけっこう多いのだ。



カンタンにやめてしまうバイトやパートの属性や能力や資格に全面的に依存する商売、これはもう補充に難があれば薄氷を踏むほど潰れやすい、つまりそういうことなのかもしれないな。

不動産屋の場合は
「おまえ不動産屋やるんだったら自分で宅建とるくらいしろよ」
とピシャッと言ってしまっていい。

零細企業でなくもっとデカい会社なら
「宅建ホルダーやとえるくらい給料だせばいいじゃん」
とピシャッと言ってしまっていい。

だけどね。
さすがにカフェの社長のおっさんに
「あなた自身がロシア人の美少女になれば営業続けられますよ」
とは言えんからな。

Itacafeメイド卒業式

2017-10-01 13:33:13 | オタネタ全般
Itacafe最後の日、2017/9/30メイド卒業式にいってきた。

まず浅草のSensing Touch of Earthというカフェで集合。
参加者は20人はいなかった。




https://www.facebook.com/pg/SToEcoffee/photos/?ref=page_internal



カフェ自体はお休みの模様で、シャッター半開き状態。
このシャッター半開きの店に入るんかいっ!ってので、この時点ですでに難易度高い。

このSensing Touch of Earthなるカフェの中に入ると、なんとパラゴンが置いてある。
これ、30年以上前に作られたJBLなるスピーカーメーカーの作ったスピーカーの名器であり、現代のスピーカーではほとんど採用されない臨場感重視の構造になっている。
いま中古で買っても300万以上するというものだ。
ちなみに↓これ。







だれもこのスピーカーに関心を払っていなかったし、おまけに店の公式Facebookにすらパラゴンの写真がないのだが、我輩だけこの時点ですでに驚いた。

マスターによると
「今日はやってないので大したものかけてない」
とのこと。
こんどまた行って聞いてこようと心に決めた。



で、時間になったので2階に案内され、映画鑑賞。

……とはいっても、ガチ映画館ではなく、貸し出し用シアタールームみたいなもので、借りた人がよきにはからってくれという部屋だけあるスタイル。
それはそんなもんだろう。

で、Itacafeの社長みずから上映の段取りをはじめていた。
どうせロシアかどっかでBDだか何かを買ってきてそれを上映するのだろうと思いきや、
ロシアかどっかのキリル文字で書かれている有料映画配信サイトからストリーミングで上映するものだった。

しかもそれが途中でプツプツ切れる。

さすがロシア!

ホンモノの映画鑑賞だったらお客はブチ切れるところだが、ここにはそんなヤツは一人もいない。
珍妙なトラブルが起きるのもエンターテイメントのうちみたいなもんで、みんな爆笑して楽しんで見ていた。
なんというか、ある種の連帯感みたいなのを感じたよ。



映画は2本上映。
1本目は「Небесный(天空の) замок(城) Лапута(ラピュタ)」
もちろんロシア語。

我輩、
シータ「Меня зовут Сита.」(私の名はシータ)
とか、
パズー「Откройте!」(開けろ!)
とか、ほんのわずかしか聞き取れない。

でもまあラピュタならいい。

ちなみに原語である日本語では「ラピュタ」だが、
ロシア語での「Лапута」をカタカナにするとラプータであり、
それがработа(ラボータ:働く)に聞こえて「ん?」て思うこと多数。

だいたいネットに落ちているdouble(現地語吹き替え)の日本製アニメは、メインヒロインでさえおっさんが声を当てているものすら多数あり、声が見れたもんでないほど超々クソなのがグローバルスタンダード(笑)である。
だが、このラピュタに関しては違和感ないレベルの吹き替えに仕上がっていた。驚きである。



さて2本目。
当初は2本ともジブリ作品の予定だった。

しかし
「2本ともジブリだとちょっと……なので」
とのロシア人のメイドさんの提案により、ハリーでポッターなヤツに急きょ変更。

メイドさん、日本式のはっきり言わずに察しろ的な言い回しを使いこなしており、カンペキに日本語を使いこなしていらっしゃるご様子。
なお知らん映画なので日本語のタイトルはわからん。

上映開始。
ラピュタとは違ってほぼ常に早口でしゃべりまくっており、かつシリーズ含めて1度も見たこともない映画で、ラピュタよりさらにまるでわからない。
ロシア人はところどころ声出して笑っていたのだが、日本人だれもわからず。

そんななか、途中でプツプツ切れるのはいつものことだが、こんどは途中で電気がついた。

「そんなトラブルまであんのかよw」
と思っていたところ、映画館の貸しきり時間が過ぎたということらしい。

どうやら映画を変更したことで時間配分をしくじった模様。
2本目の映画はそこで終わり。

そんなところまでロシアっぽいんかいっ!



つぎに場所を移動して飲み会。
正確には、この飲み会をしてItacafe卒業式という。
銀座の俺のイタリアンにて。



そもそもなぜ卒業式になったかというとだ。

わたしが聞いて仕入れた範囲内でいうと、
前は7人体制だったところ、
アーニャちゃんとナスチャさん(この2名は我輩見たこと無し)が抜けて、
ナスチャん・ありょセンパイ・うさぎちゃん・サーシャちゃん・ミラちゃんの5人体制になり、
さらに今月でありょセンパイとサーシャちゃんの2名が抜けることが確定し、
3人体制ではさすがに店が回らない(というかナスチャんは最近夜しか来ないので実質2名体制)というので
……ということのようだ。

いちおう卒業式という銘が打たれてはいる。
だが廃校記念式典に近いやもしれぬ。

9/30夜の時点で、社長も来月(翌日)からどうなるかわからないと言っていた。
うさぎちゃんもミラちゃんもsugoi kawaiiにいるかどうかも本人すらわからない模様。
ナスチャんだけは「私は卒業しない」と言っていたからsugoi kawaiiにいてくれるんだろう、たぶん。

俺のイタリアンでは、残念ながらメイドさんだけ固まって座っていたが、そこで知り合った同志たちと話が合って楽しかった。



せっかく出会えた同士たちとの別れ、そして皆の愛したItacafeの終焉を皆が惜しんでいた。
メイドさんも、どうやって持って帰ろうかというほど多くの贈り物を手に抱えて帰って行った。
我輩が家についたとき、すでに23時を過ぎていた。

かつてそこにあったItacafe。
20人に満たない我々はそれを忘れない。