教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

シティ株

2010-04-12 00:04:01 | 経済/経済/社会
ちょいと前にシティ株を買ってみた。

とはいえニューヨーク証券取引所から買ってきたわけではない。
なぜか東証に上場している(8710)ので、そっちからフツーに買ってきた。

昔は東証外国もたくさん上場していたらしいけど、いまはもうさっぱりだね。
なぜか東証に上場しているというか、なぜかまだ東証に上場していると言ったほうがいいのかも(笑)。
まあそれはいいとして。



さて、そうこうしているうちに株主用の資料が届いたわけだが、総勢600ページを上回るようなとんでもないゴツい資料が来ておどろいた。
国内企業だったらこんなに詳しい資料は出さないよな。
アメちゃんの株主重視姿勢ってのがこういうことなんだろうか。

中身をちらっと見ても、さすがアメちゃんというか何というかで、
「○○のとき○○という予期しない損失が発生するリスクがあります」
とか、
「○○については当社のモデルにより適正な価格で計上してあります」
とか、
とにかく言い訳がましいというか、訴えられないようにとりあえず網羅的に書いておいたのがありありというか、なかなかに興味深く読ませてもらった。
そんなんが多いのでページ数分に見合う情報量は無いような気はするが。



あと、読んでみていろいろと興味深い。
アメリカの経済情報の代表例の1つとして、日本語の説明つきでアメリカ経済の状態が数字で読めるのだ。
たとえば110ページ(米国個人向け融資の項)には

> フロリダ州には更新時のLTV比率が100パーセントを超える第一順位抵当貸付ポートフォリオが55パーセントあります

なんてのがサラッと書いてある。
ちょっと待ておい、何だそれは(笑)。
(ちなみにアメリカではノンリコースローンがふつうなので、担保割れのヤバさは日本の比ではない。)

不動産バブルがはじけて悪い悪いと言っていたのを聞いてはいたけど、こうやって数字で見てみるとえらいこっちゃなのが良くわかるよな。
かといってがんばって英語の記事をしょっちゅう読むのもだるいし、思いのほかいい読みものが来たのではないかという気もする。



2万円で1単位買えるので、みなさんも面白半分にでも買ってみてはいかがだろう。