Cafe & Magazine 「旅遊亭」 of エセ男爵

志すは21世紀的ドンキホーテ?
はたまた車寅次郎先生を師に地球を迷走?
気儘な旅人の「三文オペラ」創作ノート

出てきたお宝(2)

2007-10-25 09:45:15 | 趣味の話&本と雑学メモ
 「?!!……」

 また、出た!!!

 先週末のよく晴れた朝の事、探しものがあって倉庫に入ったら、またまた「お宝」(添付画像の通り)が出てきたのでご報告したい!

 
『故事・ことわざの辞典(定価:4,650.-)』
1986年1月1日  第一版第一刷発行
1990年1月10日 第一版第十二刷発行
          編集 小学館尚学図書
          発行所 株式会社小学館


 いかにも、ごっつい! 1277ページの圧巻である。

 先の記事にて案内した「広辞苑」と同じく、一度もページを捲られたことなく倉庫に眠っていた一冊、今の我輩にとっては、まさに「お宝」なのだ。
 
 想えば、過去40数年の長きに渡り国語を莫迦にし続け、日本語を粗略に扱い日本文化に親しみのなかった我輩にして、『故事・ことわざの辞典』の発掘は、まさに天の声とも言うべき発見なのである。

「・・・?」

 実を申し上げれば、我が国の歴史に疎く且つ日本伝統文化の素養浅き我輩は、このところ、あらためて日本語学習の重要性と必要性に開眼する。 つまり、古典や漢文を包括する国語学習に真摯に取組み、ひいては日本の文化や伝統をより深く知ってみたい、という小児的欲望の沸々と湧き上がってくる今日この頃、この一冊の発見はまさに青天の霹靂、且ついかにもタイムリーな出来事であるか。

 今日、来年のことを言うと「鬼が笑う」かもしれないけれど、一つ、来年は一年がかりで、この「一冊」を写経ならぬ写諺にて『手書き模写』してみたくなった。

 そう、一年かけて読破し、あわせて

    「これ!と思う、気になる諺」

を、(万年筆でもって、真面目に!)書き写してみたい。

 以下、さっそく今朝は寝起き掛けに「本書」の前書きならぬ「発刊挨拶?」文を書き写してみたので、以下に掲載しておく。

-------------------------------------

故事ことわざの辞典
尚学図書
小学館

このアイテムの詳細を見る
      

 『発刊にあたって』

 「ことわざ」の「こと」は言葉で、「わざ」は、神業、離れわざ、などの「わざ」と同源で、行為やはたらきを意味するものと思われます。「言葉のわざ」、それが「ことわざ」の本義でありましょう。

 だからこそ、たった数語のかたまりが、人を動かしたり、勇気づけたりする力を持っているわけです。時には鋭く、時にはやさしく、また、時には素直に、時には皮肉に、はたらきかけます。それと同時に、ことわざは、人を傷つけたり、しりごみさせたりする力を持っていることを忘れてはならないと思います。

 長い歳月の中で育まれ、大勢の人々によって様々な場面で使われてきたことわざは、これからも微妙に変化していくに違いありません。それは、世の中の移り変わりによることはもとより、私たちみんなの使い方にも左右されるものと思います。私たちは、このことも心して、ことわざを的確に使いたいと思います。そのためには、まず、ことわざのよってきたるところや、意味、用法をよく理解する必要があります。また、その多様さを知っておくことも有益かと思います。この辞書の本文と索引とを活用していただいて、ことわざの理解を深め、ことわざの世界を広げていただければ幸いであります。


  昭和六十年十一月

小学館 尚学図書 


                (以上、本書本文より引用・転載する)


最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。